現代生活4日目
私、犬走 椛は、
心の中で、そう嘆いてしまった。
高校生
成人前の人間が
“自己、または強制的に”
受けねばならない
寺子屋の上・・・らしい。
正直、紫様が弄った知識に対応するのに、
もう少し日数が欲しかったが、
そうも言ってられなくなってしまった。
八坂様からの情報収集には色々あり、
1・幻想郷の住人達の捜索
2・現代に一刻も早く慣れる為
3・“映姿身(うつしみ)”が、
この高校に紛れていると言う事
『・・・はぁ。』
正直、無茶振りも良い所だ
弾幕はおろか、愛刀すら手元に無い
能力の“千里先を見通す程度の能力”は
なんら問題なく発動出来る
泣きたい・・・
『はい、白狼さん、
ここが貴女のクラスになります。』
偽名・白狼 朱音(はくろう あかね)
もう少し名前は
どうにかならなかったのだろうか?
『ありがとうございます。』
▽
あぁ、五月蠅い
同性の女子からは綺麗だの可愛いだの
男子・・・けっ、天狗のオス同様
嫌らしい目をして来る
弾幕や、愛刀が有れば刻んでやるのに
『白狼 朱音です、
先天性アルビノでして、
白髪と、赤い目をしていますが、
生活には支障ありません、
これから3年間、
よろしくお願いします。』
▽
あぁ、早くHRが終わればいいのに
あれこれ質問攻めで嫌になる
授業は弄られた知識により、
及第点と少し上を取れる。
怪しまれはしないだろう、
しかし、
この中から“映姿身(うつしみ)”を探し
あまつさえ、幻想郷の住人を探せだと?
『・・・はぁ。』
つい、授業中だろうと、溜息をついてしまう。
そう言えば、ウザ巫女は大丈夫なのだろうか?
レポートなり、
必要課題も間に合っていないとか言っていたが。
『ねぇ?白狼さん?』
『な・・・何でしょうか?』
危ない、幻想郷のように、
人間に対して、
高圧的な返事をしてしまう所だった。
『写真部に入らない?』
なんだ勧誘か、しかし、
写真か、文さんが居るなら兎も角、
・・・まてよ?
『初心者でもいいの?』
もしかしたら、この感があっていれば
“アレ”が居る筈だ。
▽
あぁ、居た、
見るな、言うな、触るな、
てか。
『はたてっ!!
いい加減にして下さいっ!!』
『だってぇえええっ!?』
引き戸を開け
顔を合わせた瞬間すっ飛んで来た。
『え~?
はたて先輩と知り合いなの?白狼さん?』
『え?』
なんだと?!
コレが先輩っ!?
てか、最近、幻想郷の
何時もの部屋から姿を消していたが、
既にこの高校に通っていたのか・・・
『え、えぇ、
小さい頃によく遊んで貰っていたので。』
話を合わせろや、このクソ天狗っ!!
『う、うん、
しっかし、更に美人になったねぇ~。』
ひぃっ!?そんなに怒らないでよっ!?
小話
『えぇっ!?
“映姿身(うつしみ)”が、
この学校にいるのっ!?』
『はい、八坂様から依頼されたので、
無下にできず。』
『ん~、この2年間普通に生活してたけど、
特に怪しい子なんて
『どうせ、
この部屋に引き込ってたんでしょう?』
・・・ぅん。』
はぁ、早く幻想郷に戻りたい。