社会不適合?それがなにか?   作:扶桑畝傍

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写真部に入部するも

幻想郷内では所詮ザコ扱いの
“姫海棠
(ひめかいどう) はたて”が一匹

駄目だ、せめて愛刀の変わりが欲しい。
 



大口真神(おいぬ様)

 

『剣道部?

 無くはないけど、

 白狼さんやった事あるの?』

 

『いえ、興味もありますし、

 精神を鍛える為にもいいかなって。』

 

『へ~、考えてるんだ~、

 私も見に行って良い?』

 

『え?あ、はい、

 大丈夫ですよ?』

 

このような女が普通なのだろうか?

 

 

ばしーん

 

丁度、試合形式の稽古していた用だ。

 

『すみません、

 見学しても良いでしょうか?』

 

『え?あ、はい、女の子が?』

 

『いえいえ、私は付き添いで、

 こっちの。』

 

『白狼 朱音です、

 昨日転入してきまして、

 文化部は写真部に入部しまして、

 掛け持ちも出来ると聞いて、

 剣道部にて、精神を鍛えるのに

 いいかなって。』

 

『いいですよ?

 お前ら、

 整列!!』

 

オスっ!!

 

あれ?真面目にオスの声だけだ、

失敗したかな?

 

『コイツが現主将の

 “犬走(けんそう)

  拓哉(たくや)”だ。』

 

え?

 

『犬走 拓哉です、

 白狼さん、で、よろしいでしょうか?』

 

『へぁっ!?

 あ、はい、そうです。』

 

柄にもない声を上げてしまった。

焦った、

まさか、読み違いの“人間”が居るとは。

 

『うし、一通りの稽古を見せてやれ。』

 

オスっ!!

 

読み違いの“人間”は

落ち着いていて

がっしりした体つきで

真っすぐな瞳

・・・え?

 

はて?私は何を見ているのだろうか?

確かに、

読み違いの“人間”を見ている筈なのに

“後ろに立って熱心に見ているお方は”

一体誰なのだろう?

 

『やめっ!!

 どうだ?白狼さんが良ければ

 仮入部で『やります』お?』

 

『本入部でお願いします。』

 

『いいねぇ!

 次いでと言っちゃアレなんだが、

 マネージャーも兼任して貰えないか?』

 

『はいはい!

 それなら私やります!!』

 

付き添いに来た女子が手を上げる。

 

『えぇっ!?

 良いのかいっ?!

 よし、直ぐに手続きをしよう!!』

 

 

その日は、手続きと

活動曜日の

確認だけをして解散となった。

 

『へぇ、

 “後ろで熱心に見ているお方”か。』

 

うん、大人モードの諏訪子様は、

物凄い違和感がある

正直、身内だけなら、

普段の小さい状態であって欲しい

 

『はい、しかも神格もかなり上位の方かと。』

 

『かなりってか、

 椛ちゃんが一番関わる神様でしょ?

 じゃなきゃ見えないだろうし。』

 

『私?』

 

『まぁ、こっちの世界じゃ、

 絶滅した、

 “ニホンオオカミ”を神格にした、

 大口真神(おいぬ様)

 真神(まかみ)様と言えば、

 わかるかな?』

 

は?私自身、白狼天狗ではあるが、

オオカミである以上、

信仰対象の中でも最上位のあのお方がっ!?

 

『なんであんな所に

 いらっしゃるのですかっ!?』

 

『大声ださないでよ、

 それに八百万も神様がいるんだから、

 誰かに役割を分割しているのか、

 その男の子に“神童”としての

 素質か資格があるから、

 熱心に見てるんじゃないの?』

 

喋っている間に、小さくなられた。

これなら

何時も通りなので、話しやすい。

 

『・・・しかも、

 読み違いの名前なんです。』

 

『犬走?

 え?

 いや・・・

 それは、ぅ~ん、

 神奈子はまだ戻って来れないし、

 霊夢は“アホみたいに目立って”

 他の住人に注意が

 行かない様にしてるから、

 あれ以上には動けないし、

 椛、注意して観察してくれるかな?

 万が一、

 “神童”の関係なら、

 協力を仰ぎたいし、

 椛にも、

 “神格”から、加護を得られるだろうし、

 少しでも、力を蓄えなきゃいけないから、

 ・・・いっその事、

 その“拓哉君”と、

 既成事実でも作っちゃおうか?』

 

・・・あ、

愛刀が恋しいとこれ程思う事は初めてだ。

 

『諏訪子様、

 貴女様が人妻だと理解していますが、

 私自身の身の振り方を、

 勝手に決めないで貰えますか?』

 

『え?

 ダメなの?

 満更でも無いくせに~

『切りますよ?』

 冗談冗談ww』

 

紫様、ありがとうございます。

正直、そこら辺の

包丁でも良いかと思っていました。

 

愛刀を横に置き

 

『良いですか?

 悪魔で八坂様からの“依頼”として、

 動いているのです、

 正直、関わりたくないんです、

 迷惑以外ありませんでしたから。』

 

『あはは~。』

 

 




 
小話

『なぁ?』

『なんだ?』

『白狼さん、
 お前の事っと見てたけど、
 知り合いか?』

『いや?』

『じゃぁ、俺予約~ww』

『・・・ほぅ、
 稽古したりないか。』

『え゛っ!?』

『めーんっ!!』

『うひゃぁっ!?あぶねえよっ!?』
 
『めん!!面!!面!!』

『じょ!?じょうだんじゃ』ばしん

『ふっ、
 また詰まらぬモノを
 叩いてしまった。』
 
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