社会不適合?それがなにか?   作:扶桑畝傍

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朱鷺子

暫定の名札に
そう書かれていた

・・・まぁ、悪くはない
 



あたしゃ、ここにいるよ

 

てか、

朱鷺って、最近話題に上がってるから

私の関係では無いような・・・

 

まぁ、いいか。

 

『貸し出しですね、はい、

 カードと、入館証を提示して下さい。』

 

本に栞を挟み、

最低限の仕事はする。

 

『はい、

 これだね?』

 

おや?

 

『失礼ですが、

 “向こうの方”で?』

 

周囲に誰も居ない、

恐らく、“人払いの結界だ”

 

『おや?

 あんたも“向こうの”かい?』

 

『えぇ、まぁ。』

 

『ふむ、まぁ、いいさ、

 それで?借りれるのかい?』

 

うわ、がっつり“平 将門”がらみの本だ。

 

『はい、上限の3冊ですね、

 期間は一週間ですが、よろしいですか?』

 

『ほぅ、七日も借りれるのかい、

 ならそれで頼めるかな?』

 

『返却は・・・次の土曜日ですね、

 延滞されますと、

 一日に付き、3000円掛かります。』

 

『たかっ!?

 ま、まぁ、気よ付けるよ。』

 

『くれぐれも損傷、濡らしたりなど

 なさいませんように。』

 

『こ、怖い司書さんだね、

 わかってるよ。』

 

『またのご利用お待ちしております。』

 

 

都内某所

 

『ここか。』

 

ん?誰だい?

“人払いの結界”を張りつつ

“時止めの力”を使う阿呆は?

 

 

『ま、言えて妙だよな、

 “木の葉隠すなら森の中”

 人を隠すなら人の中、だろ?』

 

 

おや、アレは紅魔館の吸血鬼に・・・

“擬態モノ”かい

 

 

『私は“映姿身(うつしみ)”

 幻想郷から貴女を追って来た者です、

 さぁ、貴女を“うつさして”下さいますか?』

 

 

お、ちゃんと気づけたね

それにあの人間

随分変わった“弾幕”を操るんだねぇ

これまた、随分古くから居る奴に

目を付けられたねぇ

それに幻想郷に何かが起きたのかぃ

 

『あの子は大丈夫かねぇ。』

 

まぁ、案外しぶといし

あの後、博麗の巫女と仲良くなったから、

“一番安全な所”だね

 

 

人払いの結界が外れた途端、

可愛らしい3人組に声を掛けられた

 

『お姉さんは、

 なにか探し物?』

 

オレンジ髪の女の子が声を掛けて来たねぇ。

 

『ん~、正解半分間違い半分だね。』

 

『こらサニー、

 知らない人に声をかけちゃダメでしょ?』

 

『え?だって、困ってそうに見えたから。』

 

『え?そうなの?』

 

おやおや?

今度は“栗の口”をした女の子が増えたさね。

 

『あ、二人共、

 何してるのよ?』

 

更に増えた。

 

『ん~、まぁ、相談なんだが、

 そこの“あいすくりん”でも、

 食べたいんだがねぇ、

 どれがおススメか教えてくれるかい?』

 

『『『アイスっ!?』』』

 

・・・どれ、がま口の中で買えるかね?

 

『一つずつなら、

 お姉さんがごちそうしてあげよう。』

 

『『『ほんとぉっ!?』』』

 

『あぁ、嘘は“つかないよ”』

 

 

『たはは・・

 なかなかな金額じゃねぇ。』

 

『『『ごっ、ごめんなさぁいっ!!』』』

 

『まぁ、旅費は問題ないからええんよ。』

 

『それにしても、

 随分古風な喋り方なんですね?』

 

『ありゃ、気づかれたかぃ、

 一応“役者の練習中”なのさ、

 ついでと言っちゃアレなんだが、

 頼まれ事をひとつ聞いちゃ貰えないかい?』

 

『はい?

 何でしょうか?』

 

お、まともに聞いてるのは

オレンジ髪の女の子かぃ

 

『うふふ・・・じゃなかった、

 “白黒の魔法使い”に

 手紙を渡して欲しいのさね。』

 

『『『え゛っ!?

   アイツの知り合いなのっ!?』』』

 

なにをしてるんだいあの子は

 

『なぁに、

 昔馴染みなのさ、

 かれこれ・・・そうさ、

 すこし、

 “寂しい”かね

 まぁ、会えたらでいいさ、

 渡して貰えるかぃ?』

 

『・・・わかった。』

 

『『サニーっ!?』』

 

『お、頼もしいねぇ、

 サニーちゃんって言うのかい?』

 

『えぇ、私、サニー ミルク、

 こっちが、ルナ チャイルド、

 そっちが、スター サファイアよ。』

 

『そうかぃ、

 私は・・・

 そうさねぇ。』

 

“白黒の魔法使いの知り合い”

 

『・・・そう言えばわかるよ。』

 

『なんで教えてくれないの?』

 

『ん~、

 極力、面倒事は避けたいのさ、

 “役者”の仕事に響くからね。』

 

 

『それにしても、

 綺麗なお姉さんだったね~。』

 

『え?』

 

『は?』

 

『なによ?』

 

『『サニーは誰と話してたの?』』

 

『え?』

 

 




 
小話

『ぶぇっくしょんっ!?』

『きたなっ!?
 なに?風邪でも引いたの?』

『いや、
 なんか噂されたような、
 無いような・・・ん~?』

『・・・まぁ、
 間違いでは無いかもね。』

『なんだよそれ?』

『何でもないわ。』

関わる気は無い、か、
どうして“こっちに居るのかしらね”

魅魔
 
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