社会不適合?それがなにか?   作:扶桑畝傍

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正直
失敗だった
両親に警察に通報した方が良いと
散々言われたが
弟が上手い事纏めてくれた


口裏合わせは失敗

 

『いや、俺だって

 正直、マジかよって、

 思ってるよ?』

 

弟は・・・

まぁ、諸事情があり、

家に居る

 

『んな事言っても、

 公園にほっとく訳にも

 いかねえだろうよ?』

 

『そりゃそうだけどさ。』

 

ぺたぺた

 

『あら、ここにいたの。』

 

安心してくれ

ワイシャツ一枚では無い

 

ようやく嫁いだ妹が

残して行った服が有ったので

それを着て貰っている

 

『悪いな、妹の服で、

 近い内に、日用品を買いに行かなきゃな。』

 

『ぁ、ありがとう、

 当然よね、従者なんだから。』

 

そうそう、コレコレ、

お嬢様の雰囲気

 

『え?兄貴が従者?

 つーか、なに?

 このまま居候とかするのかよ?』

 

『え?ダメなのか?』

 

『ダメなの?』

 

あ、弟が頭を抱えてる

 

『アニキー、

 ちょっと手伝いなさい!』

 

『なに~?』

 

『“妹”の部屋片づけて

 そこに父さんの布団移すから~。』

 

『え?俺の布団を移すの?』

 

『何よ?

 起きる時間は違うし、

 吸血鬼なら、

 “遮光カーテン”の

 3階の方が良いでしょうが。』

 

『それなら一階の部屋で。』

 

『レミリアちゃんが

 そうしたいって言うんだから

 お父さんも合わせなさいよ。』

 

『あ、ハイ。』

 

 

ベットの配置を直し、直射日光が

一番当たらない場所に、

レミリアの場所を造る。

 

『ごめんなさい。』

 

『いいって、いいって。』

 

正直、小さい頃の妹が戻って来た感じだ。

 

『・・・。』

 

『なんだよ?』

 

『アニキ、手ぇ、出すのか?』

 

『・・・咲夜さんに刺されるだろ、ソレ。』

 

『・・・ねぇ、

 “この世界”での、

 私達は、どんなキャラクターなのかしら?』

 

『・・・“弟”

 言える範囲で教えた方がいいのか?』

 

『いや、俺としては良くねぇと思うけど。』

 

『だよなぁ。』

 

『いいのよ、それに

 “紫(ゆかり)”が動いていない訳が無いから、

 必ず何処かにヒントなり、

 痕跡を残す筈よ?』

 

『それもそうだ、

 ちょっくらパソコン点けるか。』

 

パイプ椅子に座り

パソコンを立ち上げる

 

ぽす

 

『おい、その位置は正直困る。』

 

『うわぁ~・・・事案まっしぐらな構図だな。』

 

『なによ?いけない?』

 

風呂上りのせいで

ふわっと、いい香りが漂い

柔らかい感触が足に吸い込まれていく

 

『・・・お嬢様?

 いくら従者の膝の上に

 座っているとは言え

 “異性の膝の上にお座りになるのは”

 いささかはしたないかと思われますが?』

 

『うぇ、

 アニキからそんな言葉が出るなんて。』

 

『・・・貴方だけならいいかしら?』

 

『・・・レミリアお嬢様、

 それは“本心ですか?”

 それとも“主人”としてですか?』

 

『・・・主人としてよ、

 これなら文句ないでしょ?』

 

(がんばれ、アニキ)

 

『わかりました、お嬢様、

 ですが私以外には

 決して行わない様に。』

 

正直、誰も居ない一人暮らしなら、

抱きしめてそのまま・・・おっといけない

 

『あぁ、

 やっぱり。』

 

頼りにしていたウィ〇ペ〇ィアさんが

閲覧出来なくなっていた。

 

『つまり?』

 

『はい、幻想郷自体に

 何かが起こっているから、

 このウィ〇ペ〇ィアも閲覧出来ない、

 紫さんも、全力で対処しているでしょう、

 出来る事と言えば、

 こちらに“飛ばされた”であろう

 他のメンバーを集めて

 その時に向けて

 力を蓄えるしかないでしょう。』

 

『えらく冷静なのね?』

 

『いえ、正直、

 お嬢様の溢れ出す魅力に

 自制を効かすのに必死ですよ?』

 

公園で血を吸われていなかったら、

間違いなくそそり立っていたであろう

 

とは言え、翌日は仕事なので

パソコンを落とし、

布団に潜る

 

『え?』

 

『だめ?』

 

『いや、このベットの耐荷重が80㎏なので、

 壊れる。』

 

正直、88㎏になった俺の体重で、

壊れないだけありがたいのだが、

これでとどめが入るのも困るのだ

 

『・・・じゃぁ、命令。』

 

しぶしぶ、布団を敷き直し、

一緒に布団に潜る

 

『どう?』

 

『“弟”変わるか?

 やべぇぞ?』

 

隣でしがみついたまま

寝息を立てるレミリアは

涙を時折り流していた

 

 




 
小話

『紫っ!!』

ダメね、何時もなら直ぐに
スキマを開いて出て来るのに

『あら?何かしら?』

黒い箱を取る

『あぁ、スマホだよ、
 ん?通知が来てるな、
 誰だろ?』
 
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