社会不適合?それがなにか?   作:扶桑畝傍

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休みの日

レミリアの日用品を買う為に

支度を進めている

ま、何かは起きるだろう、と、

少なからず覚悟を決める。
 



休みの日の騒動・その1

 

が、しかし

10時30分に

起きてしまう習慣は

仕事を呪いたくなってしまう

 

『ん~・・・なぁにぃ~?』

 

3日目

相変わらず添い寝している脇から

身丈に見合わない妖艶な甘い声が聞こえる

 

『いや、買い物だろ?』

 

『・・・ぁ~、まだ3時間~。』

 

いや、時間に余裕は無いんだ

行動が遅れれば

渋滞に巻き込まれ

無駄に時間が掛かってしまう

 

『お嬢様?

 主たる者、

 周りに示しの付く行動を

 心がけて貰わないと困ります。』

 

『・・・なんか、キモイ。』

 

どこで覚えた?

このちんちくりんお嬢様は?

 

『あのなぁ、

 幾ら主従関係でも、

 “着替えは自分で

  やってくれなきゃ困るんだ”

 じゃなきゃ、“血”はあげない。』

 

『直ぐに着替えるわっ!!』

 

がばっと起きて、

一階に降りて行く。

 

『・・・なぁ、アニキ。』

 

『んだよ?』

 

『まじで何も手ぇ出してないの?』

 

『ねぇよ。』

 

『すげぇ。』

 

『そうか?』

 

あの二人に会えるなら

真面目に死んでもいいのだが?

 

 

うん、正直“妹”には

言ってなかったが、

スカートが似合わなかったのだ。

だが、どうだ?

それに見合う素質、容姿、動作

やはり、“お嬢様”なんだと、

考えを改める。

 

『なによ?

 どこか変なのかしら?』

 

『・・・いえ、

 お嬢様のその姿を

 この従者、拝謁させていただき、

 至極感激の極み。』

 

ちなみに、“妹”には

レミリアを居候させている事を言っていない。

 

『本気でアニキ、大丈夫なのか?』

 

『大丈夫ならこんな言葉はでねぇよ。』

 

『ダメなのか。』

 

『あぁ。』

 

『それで?

 外は“雨”なのだけれども?』

 

『ご心配なく、

 車で移動しますので

 今暫くお待ちください。』

 

あ、この動作なり、

執事風味を醸し出せるのは

“あのドS執事”からだ。

アニメは正直一期でお腹一杯になったが。

 

 

助手席にレミリアを乗せ、

軽快に車を走らせる。

 

『凄いわね、車の数。』

 

『ん?酔ったか?』

 

『いえ、呆れていたのよ。』

 

カルチャーショックなり、

乗り物酔いをするかと思っていたのだが、

普段から

空中で弾幕をたしなむ

幻想郷の住人にとっては問題ないようだ。

 

『河童達がはしゃぎそうね。』

 

『あぁ、例の守谷組の一人だっけ、

 多分、どこかでキュウリに釣られて

 見つかってんじゃないのか?』

 

『流石に・・・ない、

 かもしれない。』

 

『あぁ、かもしれないな。』

 

大した距離を走る訳では無いのだが

コンビニに立ち寄り

“飲み物”を買うつもりで寄ったのが

一つ目の騒動だった。

 

 

『ひゅいっ!?』

 

何処かの小学生と一緒に、

その“守谷組の一人”は居た

 

『あ、にとり姉ちゃん、

 避けてっ!!』

 

『あぁっ!?』

 

あぁ、懐かしい

モン〇ンじゃないか

てか、何してんだ?

“河城・にとり”

 

『・・・釣られてたわね。』

 

『あぁ、釣りあげられて

 餌付けされてたな。』

 

どうやらレミリアのスマホは、

紫さんから依頼で、

俺のをモデルに全員に振り分けるように

にとりに“三日”で作らせたそうだ

河童の技術屋魂、侮りがたし

 

事情を聴くと、

その少年とモン〇ンで意気投合

ちゃっかりその少年の家に

居候しているそうだ

 

たくましいな、幻想郷の住人は。

 

 

連絡先を交換し、

何でも魔改造出来るよっ!!

と、物凄い剣幕で迫って来たが、

また今度にして貰った。

 

『ねぇ?』

 

『言うな。』

 

二人して思うのは

この買い物で

どれだけの幻想郷住人に

出会うのか

不安と、厄介事以外、

創造出来なかったからだ。

 

 




 
小話

『それにしても、
 丁寧な運転ね?』

『ん?そうか?』

『さっきから、
 無理矢理追い越しや、
 あんなにぴったり後ろに張り付いたり、
 急な車線変更、
 危ないってわかっててやってるのかしら?』

『・・・わかってないよ、
 わかってるなら、
 “当事者になりたくない”
 って、自制が働く筈だからね。』

あら?
そんなにも憎たらしい目を出来るのね。
 
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