まさかとは思うまい
そのファミレスも
罠だったなんて
火焔猫 燐
(かえんびょう りん)
ウェイター姿がこれまた似合っている
『おやおや、
お客様二名様でいらっしゃいますか?』
『あぁ、それと。』
アイコンタクトと、指差しで、
レミリアを指す。
『あぁ、わかりましたにゃ、
お嬢さん、ちょっとこっちね~。』
『ふぇっ!?』
『行っといで~。』
▽
『ふぅ。』
メニューをパラパラめくり、
適当な物を頼んでおく、
この3日でそこまで大食いではなく、
どちらかと言えば小食なレミリア
そう判断し、ハンバーグセットだが、
一番小さいサイズで注文して置く
『・・・その、
助かったわ。』
『そいつはどうも。』
『やや?もう注文されたのですかにゃ?』
『あぁ、お燐さん、
悪いね、もう頼んでるから、
タイミングが合えば
持って来て貰えるかな?』
『了解したにゃ、
それと、これがうちら
“地霊殿組”のラ〇ンですにゃ。』
しれっとメモ帳を渡して来る
適応能力高くねぇか?
『ねぇ?』
『あいよ?』
あ、パフェを指してる。
『あ、お燐さん、追加で、
DXパフェを食後で。』
『はいにゃ~!』
▽
これで、自機組の、
博麗・霊夢、霧雨・魔理沙、
地霊殿組、
守谷組もとい風神録組の
河城・にとり
妖々夢組の
“八雲・橙(ちぇん)”
しかし、
残りは未だに不明の割には、
“慌てていない”
『その辺の常識も、
紫さんが弄ったのかな?』
『どう言う事かしら?』
運転中とは言え、
多少の会話は出来る。
『いや、レミリアは兎も角、
地霊殿のお燐は、
4日目にしては、
この世界に馴染んでいた、
あの霊夢ですらだ、
一体、幻想郷に何があったんだ?』
『わからない、
ただ、
屋敷を壊され、
少なくても、博麗神社に向かって
飛んでいた筈なの、
みんな、散り散りに・・・
どこに行ったの・・・
フラン、咲夜、パチェ、
メーリン、こあ。』
あ~ぁ、全く。
すこし裏路地に車を止め、
抱き寄せ、頭を撫でる。
『・・・見つけような、
みんなを。』
『・・・ぅん。』
『見つけて、みんなで帰ろうな。』
『ぅん。』
泣き止むまで待っていたら
えらく遅くなってしまい、
両親からしこたま怒られた
おかしいな、ちゃんと遅くなるって、
メールはしてるのに
▽
『なぁ?』
『なに?』
“弟”は友達の家に泊まりに行っており居ない
『俺の両親も
“弄った”のかな?』
『紫ね、
恐らくだけど、
あれだけの幻想郷の妖怪達が
違和感がなく
そして、この世界の住人達が
誰一人“おかしい”と感じてない。』
『そこなんだよ、
なぜ?
“八雲・橙”なんだ?
確か、橙は、
“八雲・藍”の式神だろ?
八雲の性は名乗って無かった筈だ。』
『・・・そうだったの?』
『え?』
『いえ、最近の幻想郷の出来事は
覚えてるのだけれど、
来た当初の事が
思い出せないのよ。』
『・・・明日、
もう少し遠出しよう。』
『どこに?』
『アキバ。』
『・・・不安しか感じないわね。』
『それに明日は曇りだ、
そこまで日光を気にしなくて良いだろうよ。』
『・・・わかったわ。』
『お休み、レミリア。』
『お嬢様が抜けてるわよ。』
『お休みなさいませ、お嬢様。』
『えぇ、お休み。』
小話
『き、気づかれた。』
『ちぇん?』
『藍様、
あのレミリア様の従者に
私の違和感に気づかれた模様です。』
『・・・やはり、
“誰よりもこの世界に不適合な人間は”
厄介だな、
いずれ殺すにしても、
不味いな、
霊夢達にそれなりに監視させねば。』
※どうせ俺を処分しようとしてるんだろ?
『!?
わ、私にも気づいたのか。』
※紫さん、どれだけヤバいんだ?
『~っ、如何しましょうか?』
『・・・大丈夫だと、返信して置いてくれ。』
『はい、藍さま。』