おかしい
ここでの生活に
慣れ過ぎている
『レミリア。』
『えぇ、
これは、不味いわね。』
別な日の休みの日
ここはアキバ
おかしい、
あの事件以来、
祝日か、日曜日しか、
ホコ天をしていなかった筈なのに
『平日でホコ天はおかしい。』
『いや、そうじゃなくて
これだけの人、
どうかしてると思わないの?』
『・・・まぁ、普通。』
『これが、普通?
異常にしか見えないわ。』
幻想郷の人里の人間達を合わせても
絶対にこの密度にはならない
『ま、言えて妙だよな、
“木の葉隠すなら森の中”
人を隠すなら人の中、だろ?』
『えぇ、そうですわ。』
これが十六夜・咲夜の時を止めるアレか
確かに誰も動いてない。
『咲夜っ!』
『お嬢様っ!!』
お~、抱きしめ合って
泣き出してるわ~
てか俺が動けるのって、
おかしいだろう?
『貴様がお嬢様を。』
ま、ナイフを向けられますわ。
『臨時従者の“兄”です、
既に3週間ほど
お世話をさせて頂いています、
メイド長である貴女が、
随分遅い到着ですね。』
3週間とは、
結局、先の提案のアキバに
なかなかたどり着けず、
途中の人込みで、
レミリアが倒れてしまったのだ。
『それは貴方が知る必要の無い事、
お嬢様、これからは私、咲夜がおま』ぱちん
『おい、レミリア、
どうしたんんだ?』
『貴女は誰?
私の従者の咲夜は
“ここまで血生臭くは無いわ”』
『あら?
いとも簡単にバレてしまいましたか、
では、隠す必要も無いですね。』
姿が咲夜さんのまま、
明らかに敵対意識を向けられる。
『私は“映姿身(うつしみ)”
幻想郷から貴女を追って来た者です、
さぁ、貴女を“うつさして”下さいますか?』
『嫌だといったら?』
『力ずくでも。』
まぁ、3週間も在れば
そこそこの覚悟と、
護身用の何かしらは持ち歩くわなぁ。
ガスブローバック銃で容赦なく顔面を狙う。
『ちょっと、
無粋ですよっ!?』
『ただの弾じゃねぇんだよ。』
ぐいっと、レミリアを抱え、
兎に角距離を空ける。
『ちょっ?!』
▽
痛い~、と、叫び声が聞こえるが、
聞こえる範囲と言う事は、
大して距離を空けられなかったと言う事
『貴方、なにを撃ったの?』
『デスソースを固めたBB弾、
正直、ここまで効果が在るとは
思ってなかったけどな。』
『でっ!?』
『レミリア、
この時止めの効果は時間制限があるのか?』
『いえ、
発動した本人が解除しない限り
“常時発動”よ、
それに、咲夜よりも正確に止めているわ。』
『・・・時間切れは適応されていない、か。』
『まさか、スペルカードだと言うの?』
『あわよくばってね、
こんな時に、
フランが居てくれれば
“きゅっとして、ぼかーん”で、
打開の一つや二つで・・・き。』
『え?』
『お嬢様っ!?』
『メイリンっ!?フランっ!?』
『お姉さまっ!!』
小話
『美鈴、どこ行ってたのよっ!!』
『そう言うお嬢様こそ、
こちらの世界で
随分と可愛いらしいお召し物を、
堪能されていますね。』
『ずっる~い!!
そこの従者!!
私にも買いなさいっ!!』
『・・・まぁ、御揃いなら、
何とか買えるかな?』
財布の中身を見ながら言う。