『くそっ!!
ちょこまかとっ!!』
▽
『誰が簡単に当たるかよっ!!』
『レミリアお嬢様、
連絡はいかかですか。』
ミラーに映る弾幕は、
ゲームの紅魔郷の咲夜さんその物、
ナイフと光球の複合弾幕
『来た!』
※今、近辺に居て
援護に向かえる
最速が向かっています
『最速、
花映塚組、
もしくはダブルスポイラーかな?』
『だぶ?』
『あれ?美鈴さんは知らないんですか?』
『寝てるしね。』
『寝てるからね。』
『はぅ~、ゴメンナサイ~。』
てか、前に何か蒼い何かがせまってぇえっ!?
『自衛隊のF-2だとぉおっ!?』
《幻想郷最速ただいま参上っ!!
こんにちわ、
そして
死ね~っ!!》
『うひぃいっ!?』
咄嗟に減速し出口に滑り込む。
▽
暫く走り、ガソリンスタンドを見つけ、
エンジンを休めるとついでに
給油をする。
『・・・無理させたな、
ごめん。』
愛車に謝る。
かき集めた通帳資金で
初めて“自分の金”買った車だ
側面に数えられない程に傷が付いていた
『お兄様、
ごちそうさま。』
給油中にしれっと血を吸われていたが、
レミリアよりも少なく、
貧血の感覚も軽い。
『フランお嬢様は、
レミリアお嬢様よりも
小食なのですか?』
『違うわ。』
〈いい?これは貴方にしか聞こえない念話よ〉
『そうですか、
なら、どこかで作戦会議も兼ねて、
昼食を取りましょう、
レミリアお嬢様、
近隣に誰かいませんか?』
『・・・ちょっとまって、
今、橙と電話中よ。』
『あはは、すいません。』
〈貴方の血の中に、
お姉さまの魔力が混ざっていたわ、
意図的にそうしたのでしょうね〉
『美鈴さん、
怪我の具合はどうですか?』
『えぇ、こちらの世界の傷薬は凄いですね、
滲みた時に痛かったですケド。』
〈これなら、フルパワーで、
弾幕とオマケが使えるわ〉
『滲みて痛みを感じるならまだ大丈夫ですよ、
神経が生きている証拠ですから。』
『こ、怖い事言いますね。』
『あははは、これだけ巻き込まれれば、
そう言う冗談も言いたくなりますよ。』
〈さっきの奴の気配も覚えたから、
奇襲はされにくいと思うけど
ちゃんと警戒はするわ〉
『では、給油も終わり、
エンジンも大分冷めたので、
出発しましょうか。』
『そうだ、レミリアお嬢様、
少しお時間を下さい。』
『?いいわよ?
フラン?フォーオブアカインドで、
分身を作りなさい?』
『えぇ、よろしくてよお姉さま。』
▽
『あれ?
私、トイレに行くって。』
『どう言うつもりだ?
“うつしみ”』
『・・・どうして?』
『まぁ、フランの
“アイツの気配は”
で、少し疑問に思ってな、
本物の美鈴はどこだ?』
『そこまでバレてるなら、
なぜ殺さないのですか?』
『・・・お前は、
美鈴の強い意志に引っ張られて、
“フランドール”を
殺す事が出来なかった、
本心から、
フランを守りたいと思ってしまった、
違うか?』
『・・・あはは、
その通りです、
安心してください、
美鈴さんは“私が責任を持って”
万全にしてから、
“入れ替わります”
そこで、私は消えてしまうでしょうけど。』
『あの咲夜さんの姿を模した“うつしみ”とは
別個体・・・失礼、
別人格に近いのかな?』
『えぇ、
元は一つでしたが、
私達は
“甘めの性格だったので
切り離されました”
だからですかね、
元の人物に強く引っ張られて
苦しんでいる筈です。』
『難儀な性格だな、
フランを騙している以上、
気配も完璧なんだろう、
ま、レミリアは
気づいてない振りをしていたな。』
『あちゃぁ~、
お嬢様には無理でしたか、
でも、
“消えてしまうその一瞬まで”
紅・美鈴、
レミリアお嬢様、
妹様にお仕えします。』
『・・・馬鹿野郎、
死ぬんじゃねえよ、
お前はお前だ、
死んでもいい存在なんかじゃない。』
『卑怯者ですね、
てか、
よくそんなこっぱずかしいセリフ言えますね?』
『・・・ぁ~。』
『あぁ、これは本心ですね、
貴方を好きになってしまったと、
でも、叶えられないと、
辛いですねぇ~。』
『遅かったじゃない、
って、美鈴?
貴女、なんで泣いてたの?』
『美鈴っ!?どうしたのっ!?』
『いえ、ちょっと
“兄”さんに
慰めて貰ってたので、アハハハ。』
『おい、
二人共、
物騒な物は仕舞ってくれ、
ここじゃ爆発に巻き込まれて、
全員お陀仏だぞ?』
『『ちっ。』』
『アハハハ。』
『アハハハ、じゃねぇよ。』