【三次創作】HITMAN『世界線を超えて』-Alternative Edition- 作:◆xXUOeG5OIg
今回のお話は『世界線を超えて』の記念すべき第一話であるHITMAN「提督業はもうおしまい」の別アプローチとなります。
『ごきげんよう、47。今回の目的地は日本の横須賀よ』
『今回のターゲットは横須賀第3鎮守府の最高権力者、アドミラル・ロクロウ閣下。世間一般には数々の戦いを経て最高司令官に上り詰めた、叩き上げの軍人と噂されているわ。しかし、その実態は金と暴力に裏打ちされた汚職に次ぐ汚職によって、他の司令官から手柄を横取りした結果なの。さらに言えば彼は艦娘に対して非常にセクハラが多く、すでに多くの艦娘が彼の魔の手にかかり“育児休暇”の名目で退役させられているわ。軍人どころか男の風上にも置けない男ね』
『勿論この事態を黙ってみているわけではないわ。けれど、なまじ優秀な提督となっている上に戦力としては大規模な配下を従えているために、大本営は迂闊に更迭するわけにもいかず、対処に困っていたわ』
『クライアントはその大本営ではなく、彼の麾下の艦娘だった一人。彼女もまた、育児休暇の名目で退役させられていたの。依頼は、このアドミラル・ロクロウの抹殺と、彼の悪行の数々が書かれたメモリーカードの奪取よ。彼を抹殺し、また悪行の数々を世間の目に晒させることによって名誉も失墜させること、それがクライアントの出した条件』
『深海棲艦という脅威に対抗するための艦娘に、あろうことか人間の側が、地位や権力で害を成しているなど到底許されるはずがない。これは、単なる暗殺ではなく、日本国の安全保障と彼女達の名誉・貞操をも守ることになる任務よ』
『準備は一任するわ』
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『横須賀へようこそ、47』
『アドミラル・ロクロウ率いる横須賀第三鎮守府は先日大規模な作戦に参戦し、今はその休養と艦艇の修復に追われている。その為、鎮守府内には多くの軍人や艦娘が入り乱れて仕事をしていると推測されるわ。潜り込むには最適な環境ね。ターゲットであるアドミラル・ロクロウも鎮守府のどこかで仕事をしているでしょう』
『サブターゲットであるメモリーについては、おそらく鎮守府の提督の執務室や記録室にあると推測されるわ。侵入する際には憲兵やセキュリティーに注意して頂戴』
『幸運を祈るわ』
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現在私がいるのは横須賀第三鎮守府の近くの海浜公園だ。近くといっても、軍事施設という特性から数百メートルは離れており、鎮守府周辺は厳重に警備がなされ、侵入が出来そうな所には有刺鉄線付きのフェンスが張り巡らされ、監視カメラまで設置され、侵入者を拒む構えだ。さらに内側にはコンクリートと思われる障壁が作られており、警備員の詰め所と思われる建物まで見えている。よってここから侵入することは難しいと判断できた。
ここから入り込むのも良いが、危険を冒す必要はないと判断した私はいったん鎮守府の近くに広がる街に向かい情報収集を行うことにした。
横須賀の街はにぎわっている。この世界の日本国は全体としてやや暗い雰囲気があるのであるが、最前線基地があることで安心感があるのだろう。また、鎮守府の関係者を始め海軍の人間を相手にした商売がこの地域の経済を支えているのかもしれない。そしてやはり、ちらほらと特徴的な容姿の少女達、艦娘の姿も見受けられた。やはり自分達を守ってくれる戦乙女に対して、一般市民は信頼を寄せているらしく、ひっきりなしに声を掛けられている。
その中で、何人もの艦娘がまとまって鎮守府の方から歩いてくるのを確認した私は、静かにその集団を追いかけることにした。軍属ではあるが、彼女らのメンタルや思考などは年相応の少女そのもの。賑やかにしゃべりながら歩く姿は人間とほとんど変わらない。
「んー、非番って感じね!鎮守府の外の空気はおいしいわ!」
「陽炎、あくまでも非番ですが、非常時には招集がかかることをお忘れなく」
「もー、ぬいぬいはすぐに現実を突きつけるー。せっかく鎮守府の外でのんびりできるんだから。もっとリラックスしないと!それに、鎮守府の中だといやらしい目で提督から見られるのって嫌なのよねー」
「そうやなぁ。司令はんの目ぇはちょっと気になるわー、やらしー目なんよ」
「黒潮もそう思うでしょ?だから外出って好きなのよ」
陽炎、不知火、黒潮。いずれも気象や自然現象のそれで、たしか駆逐艦などに付けられる名称だ。間違いなく彼女らは第三鎮守府の艦娘ということになる。
「にしても、今日の司令はんはなんやそわそわしとったなぁ?何かあるん?」
「そういえば大淀さんが昨日から色々と準備をしていました。何でも赤レンガから重要なお客が来るのだとか」
「ふーん、ついでに普段の提督の態度についてビシッと言ってくれないかしらね?」
####情報を入手####
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『艦娘たちの話によると、大本営から来た軍人がこの横須賀の第三鎮守府を目指しているようね。詳細は不明だけれど、鎮守府の中に入り込むには利用できるかもしれないわ』
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情報を得た私は彼女らの尾行をやめ、その軍人を探すことにする。
軍港があるとはいえ、早々に軍人が市街地に繰り出していることはほとんどないだろう。そもそも今の時間帯は勤務あるいは訓練などがある筈であり、艦娘のような存在を除けば、目的の軍人を探すのはたやすいことだった。いくつかの店や露天商を覗き、観光客に紛れて軍人を探す。
「ふー……すこし、休憩をしていくかな」
いた。少し草臥れた様子の軍人が、カフェの前に置かれた看板を覗きこみながらメニューを選んでいた。
件の、第三鎮守府に向かう軍人なのかどうかは確かめなければならない。私は彼を追うようにしてカフェの店内へと入ると、コーヒーを注文して静かに観察を続けた。
その軍人は厳重に鍵の施されたアタッシュケースを持っており、階級も階級章から見るにそれなりに高いものだった。だが、まだ足りない、もうひと押し彼が目的の軍人であるかどうかの確信が欲しい。しばらく観察をしているとやがて店主が席に腰かけた軍人の傍にいって話しかけた。
「やあ、軍人さん。今日は非番出来ているんです?」
「いや、今日も仕事だ。しかもとびっきり重要な仕事があってね」
「そりゃまた…」
「本当はあんまり言っちゃいけないんだが、まあ、この後第三鎮守府まで行かなくてはならなくてね。大本営の使い走りって奴なんだ。ちょっとした仕事なんだが、これがまた面倒でね」
「へぇー、あの嫌な噂の絶えない第三鎮守府に?軍人さんも大変だね」
「まあ、いくら黒い噂があっても仕事は仕事だ。きちんと手渡して赤レンガからの通達を伝えなきゃならん」
####アプローチを発見####
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『ターゲットであるアドミラル・ロクロウ閣下は、どうやら今日大本営からの書類を受け取るようね。しかも、重要なものだから艦娘や他の人間を介することなく、大本営の人員から直接手渡される機密の高いものらしいわ。汚職や横領などをしているアドミラルにとっては、自分が大本営からどう見られているのかは気になって仕方がないでしょう。それに、貴方と彼は外見が似ているし、これはチャンスかもね』
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大本営から来た軍人は暫く時間をここで潰すようで、新聞を読みながらコーヒーを傾けている。申し訳ないことだが、彼には衣服を『譲って』もらう必要がありそうだ。その為には、彼を一人きりにする必要がある。
私は席を立って会計を済ませると、店を出て店の裏側をめざす。案の定というべきか、人気の少ない裏路地にカフェの裏口があった。賑やかな表通りとは異なり、こちらは閑散とし、あまり人が通っていないようだ。それにエアコンの室外機や木箱などが置かれており、死角には事欠かない。そのおかげで気取られることなくロックピックで裏口を開け、内部に進入する。
内部のバックヤードには休憩中と思われるカフェの店員がスマートフォンを眺めていた。都合よく一人きりであるし、人を隠せそうなロッカーもあった。
「ふんふーん…うぐっ!?」
背後に回って一瞬で絞め落とし、気絶させてロッカーに身体をしまうと、いつものように服を借りる。これで問題なく店内を歩き回れるだろう。ついでにバックヤードの片隅にあった殺鼠剤を拝借してポケットに入れて準備を整える。
店内の方をドアの隙間から観察すると、丁度良く店員が何か店長に指示されて店から出て行ったところであった。これで店長と私、そして軍人と数人の客以外は店内にいないことになる。店長には先程店に入った後に顔を見られているので、すぐには軍人のところには向かわずに私は流し台を磨くふりをしなが機を窺う。軍人の方はあいかわらずゆったりとコーヒーカップを傾けながら新聞を読みふけっている。だが、徐々にであるがその中身は減ってきている。うまくタイミングが合えば、彼に一服盛ることができるのだが。
カランコロン…
「いらっしゃいませ!3名様でいらっしゃいますね!」
暫くして新たな客が店内に入ってきた。店長がそちらの方に向かったのを確認すると、私は軍人の方へと近寄る。
「ああ、丁度良かった。君、おかわりを頼めるかな?」
「はい、かしこまりました」
おいてあった伝票を確認すると、カップを回収して調理スペースであらかじめ用意されていた容器からおかわりを注ぐ。その時に殺鼠剤をそっと混ぜておくことも忘れない。
「お待たせしました」
「ありがとう」
これであとは軍人がトイレに駆け込むのを待つだけだ。この店ではトイレの巡視も兼ねて客と従業員が同じトイレを使うらしく、店の奥側に並んで設置されている。早速カップを傾けた軍人を見た私は、調理スペースに入ってきた店長の目を棚の合間に入って躱すと、先んじてトイレの中で待機する。
「うう…悪い豆でも混じっていたのか…?」
暫くすると、件の軍人が腹を抱えてトイレに駆け込んできた。私には目もくれず個室に向かうと、胃の中身をぶちまけ始めた。扉を閉める余裕もないようだ。そのおかげで、難なく背後に回り、気絶させることができる。そしていつもの通り服を借りると、彼の体をトイレのロッカーの中に入れて隠した。
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『似合っているわ、47。さあ、これで第三鎮守府の内部に問題なく入ることができるわね』
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私は手早く会計を済ませると、席に置かれていたアタッシュケースを手にして第三鎮守府の方へと向かった。
第三鎮守府にはほんの十分程度でついた。格好のおかげもあって、正規の手段で入ることは非常に楽だった。正門から堂々と入り、目的を守衛室の人間に伝えればほぼそのまま内部へと通された。
「ご苦労様です」
私の外見が似ていることもそうであるし、大本営、ひいては海軍軍令部という地位をかざせば向こうは反射的に態度を改め、緊張を強いられてこちらの細かい外見を気にする余裕をなくすためだ。内部に案内される途中で監視カメラに映ってしまったが、後で記録を隠滅すればいいだろう。書類を渡すついでに第三鎮守府の内部を視察するといえば、断られないはずだ。
ともあれ、今はターゲットに近づくことが重要だ。案内役の艦娘---たしか、大淀といったか---の後を追いかけながら、執務室を目指す。
提督の執務室は第三鎮守府の建物の上階にあった。憲兵や警備員もいたが、大淀が案内する大本営の人間ということもあり、問題なく通過できた。問題は、鎮守府の各所にいる彼等や艦娘達の目を如何にかいくぐって暗殺するかという点だけである。この書類を引き渡す際には人払いをすることになっているらしいので、そこで何とかするしかないだろう。
やがて、執務室の前に到着する。大淀がドアをノックして入室の許可を求める。
「失礼します、提督。軍令部よりお客様がお見えです」
「わかった、通せ」
室内には軍人が一人と、艦娘が二人いた。
指揮を執るための部屋らしく書類を納めた棚が並び、日本を中心とした世界地図や深海棲艦の写真などが張られたホワイトボードなどが置かれている。そして、勲章や賞状などが目立つように飾られている執務室の机に、その男はいた。
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『彼がアドミラル・ロクロウ。欲望に塗れた経歴の提督よ。今日で終幕にしてあげましょう』
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「これはこれは、ようこそ横須賀第三鎮守府へ」
「どうも、ロクロウ閣下。先だっての大規模作戦ではご活躍だったそうで」
「いや何、軍人としての務めをしただけですよ。それに、部下たちも良くやってくれましたからね」
「それは結構なことで」
こびへつらうような嫌な笑みを浮かべ、愛想よく振る舞っている。秘書艦と副指令と思われる艦娘が微妙な顔をしていることから、明らかに普段はかぶっていない猫を被っているようだ。事前の情報ではこの男の勤務態度などはあまりよろしくはないとあったのだが、やはり大本営の、軍令部の人間には頭があがらないらしい。如何に賄賂や恐喝などの犯罪に手を染めた汚職塗れの人間でも、手が届かない所というのは存在するということか。
「長話もいいですが、早速本題に入ろうかと思いますがよろしいでしょうか?」
「ええ、ええ。構いません。お互い忙しい身ですからね。長門、鹿島、しばらくはずせ。誰も入れるなよ?」
「はい、分かりました提督さん」
「了解した」
艦娘二人が出ていき、これで室内は二人っきりになった。
####アプローチ完了####
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『第三鎮守府の中央部への侵入とターゲットとの面談の特等席の確保に成功。さあ、舞台は整ったわね』
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応接用のソファーに腰かけ、持ってきた書類を広げる。
軍といえども役所仕事なのか、格式ばった書類が大半を占めている。流石にそれに目を通すターゲットの表情は緊張し、引き締まっているように見える。汚職をしているとはいえ、それを隠し通せるだけの狡猾さもあるということだろうか。私は書類を順に見せながら、形式通り通達事項を伝え、確認作業を行っていく。私は真似をしているだけなのだが、相手が几帳面にも合わせて反応してくれるから楽なものだ。
「続きまして、こちらが先だっての作戦での第三鎮守府の働きについての評価となります」
「……承りましょう」
そして、書類も終盤に差し掛かった。内容は先だっての大規模作戦での評価と今後の働きについての意見書だ。意見書という体をとってはいるが、もっと言えば鎮守府の運営そのものについての事細かな通達事項も含まれていると言ってもよい。ターゲットにとっては一番気になることであろう。
「すいません、すこしお時間を頂いでも?」
「ええ、構いません」
緊張で汗をかいているのか、ターゲットはハンカチで顔をぬぐいつつ、慎重に書類の束をめくっていく。時折手が淹れてあるお茶に伸び、中身を煽っている。相当気がかりだというのは本当のようだ。
「は、はい。確かに」
「こちらの鎮守府は優れた武勲を立てておられるようです。大本営としても注目をしておりますので、今後もより一層の奮起を期待しております」
「身に余るお言葉です。日本国の安全のため、これからも身を粉にして働く所存です」
一式の書類を引き渡し、私はタイミングを窺いながらも退出する準備を始める。緊張が徐々に緩んできたのか、ターゲットの顔色も心なしかよくなっていった。後生大事に引き渡した書類を手にしており、ちらちらと視線を送っている。
「それでは失礼」
「は、それでは武運長久をお祈り申し上げます」
踵を返しながらちらりと後ろを見ればターゲットは窓際に移動しながら書類を読みふけっている。
その窓は大きくあけられており、何かに集中してして寄り掛かったら「うっかり」堕ちてしまいそうだった。
「な、なに…う…!?!?」
私は静かに向きを変え、音をたてないようにそっと忍び寄った。そして抵抗させることなく首の骨を一瞬で折り、提督の体を後ろから押す。鈍い音共に地面に叩きつけられたターゲットは頭がザクロのように砕け、ピクリとも動かず地面に寝転がっている。ついでに書類もばら撒かれてしまったが、これは提督が転落死したように見えるので問題ないだろう。
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『お見事、47。ターゲットの死亡を確認したわ。あとはメモリーの回収だけね』
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まだ提督が転落死したことは広まっていないだろうが直に気が付くことだろう。出来れば発見される前にここを離れなくては。すぐに執務室内にある書類を納めたロッカーを調べることにする。どうやら大規模作戦の後ということもあって、頻繁に書類の出入りがあったのだろう、鍵などはかけられておらず、調べるのは容易だった。
ほどなく、隅に隠されていた目的のメモリーを発見する。提督に手を付けられた艦娘の置き土産なのだろうか、一カ所にまとめられていたほか、何やら他の書類まで一緒に添付されている。どうやら、中身はここの提督の汚職の記録らしい。これが全てというわけではないようだが、紛れもない証拠となるだろう。依頼内容からしても、これを回収してしかるべきところにつきだすのが良いだろうと判断し、それらをまとめてアタッシュケースの中に入れ、鍵をかけておく。ついでに、執務室の隣の部屋に監視カメラの記録装置を発見したので証拠を隠滅しておく。
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『良い手際ね。あとはそこから脱出するだけよ』
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目的は果たしたので、執務室を後にし、憲兵や艦娘達に見送られながら私は鎮守府内を歩いていく。
階段を下りて鎮守府の一階に降りたあたりで、何やら大声で叫ぶのが聞こえた。おそらく、提督が発見されたのだろう。
しかし、まだ混乱は全体には広がっていないらしい。その隙を利用させてもらい、素早く私は正門から脱出した。表の守衛たちも何が鎮守府内部で起こっているのかはまだ把握していないのか、すんなり私を鎮守府の外へと送り出してくれた。彼らが何が起こったかを把握した時には、私は既にいないだろう。
途中で本物の軍人がいるカフェに寄り、制服を軍人へと返しておき、ついでに汚職の証拠品の入ったアタッシュケースを置いておく。これで依頼通り汚職の実態が暴露されることになるだろう。その後、店のバックヤードで愛用のスーツへと戻る。これでほとんどの証拠が無くなったも同然だ。
再び表通りに出ると丁度良くタクシーが来ていたので、それに乗って街を後にした。もうこの街に用はない。
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---3日後
「ええ、大騒ぎですよ。ロクロウについては内々の始末も検討されていましたが、その前に死ぬとは…」
「情報が漏れていた可能性も考えられますが、我々ではない第三者が違う目的で消した可能性も」
「……はい、はい。第三鎮守府での汚職について大本営が大々的に証拠をつかんでしまったのも、何者かの意図を感じます」
「事故死など信じられません。不審な点がいくつかありますので」
「おかげで第三鎮守府の内部に手を突っ込んで緘口令を敷く羽目になりました。後始末もまだ時間がかかりそうです」
「引き続き調査を続けます。報告は逐次上げていきます」
「では失礼いたします、蔵本閣下……」
「ふーっ…」
「一体どこの誰が…どうして、どうやって…ともあれ、新任の提督を割り当てなくてはな」
ミッションコンプリート
評価:☆ ☆ ☆ ☆ ☆:サイレントアサシン
・重要事項の通達 +3000 『大本営の軍人に変装してターゲットと会う』
・栄光の凋落 +5000 『書類を読んでいる最中のターゲットを突き落として殺害する』
・本日の最高の一杯 +2000 『飲み物に毒を盛って気分を悪くさせる』
・立つ鳥の汚した跡 +2000 『汚職の証拠を発見し、大本営の軍人に暴露する』
艦これは単冠湾泊地に属しております。
HITMANの方はPS4の「HITMAN」から始めたプレイヤーではありますが、HITMANへの愛は熱いと自負しております。スーパープレーはできませんが、ミッションをサクサクこなせる程度の腕はなんとかあります。
好評を頂けるようでしたら、本家様の別アプローチ、もしくは新しい世界(クロスオーバー先)へエージェント47がお仕事をしに行くかもしれません。
最後にあらためてではありますが、三次創作の投稿を許可してくださったふもふも早苗氏に改めてお礼を申し上げます。