スターウォーズ In one galaxy   作:丸亀導師
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第10話 真実と別れ

side 彰三

 

あれから随分歩いた気がする。通常のトルーパーと違う

アーマーを纏った、彼に着いていっているが、やはり通常のトルーパー達と遭遇しないように慎重に内部を進んでいる。私は、この船の機関を破壊しなければならないのだ。隠れているなど、そんな悠長な時間は無いのだが。

 

「急いでくれ、機関を破壊するには今しかないのだ!」

 

「何か勘違いをされているようですね、私は機関室にあなたを案内している訳では、ありません。今私たちは艦橋に向かっているのです。」

 

は?何で艦橋に行くのだ。艦橋に行ったところで、船の構造上、艦橋が無くとも船は沈まないものだろ。

 

「それでは、この船を破壊できないでは無いか。なぜもっと早くに言わないんだ?私は、道を戻る!」

 

「焦らないで、我々は現在この艦の内部で反乱を起こしています。この艦の乗組員では、我々クローントルーパーを倒すことはできません。ジェダイか、シスでもいない限りストームトルーパーなど物の数ではありません。」

 

船を乗っ取るだと?

 

「では、君たちはこの船の操縦方法を知っているのか?」

 

「はい、我々は全員同じような訓練をされてきました。故に、全員専門職ほどではないにしろ、艦の操縦方法を熟知しております。では、艦橋に行きましょう。もうそろそろ占拠が完了する頃です。」

 

だと良いんだがな。

 

 

 

sideアスナ

 

艦橋へ向けて進んでいくと、戦闘に遭遇してしまった。トルーパー同士の戦いなんて、私は、見たことが無かったから、非常に新鮮な見方を体験していた。そんななかアレクは、率先して前に出ていってしまった。

 

「コマンダーから話は聞いている。加勢しよう。」

 

「ジェネラルジェダイ、お待ちしておりました。現在敵は通路を完全に封鎖しております。扉のコードも、書き換えられてしまっているために、開けるのに時間がかかります。解除中こちらは無防備となりますのです。どうか、ジェダイの力を貸していただきたい。」

 

本当にジェダイは、頼られていたんだ。と初めてジェダイの事に感心が向いた。こんなに凄い力を持っているのに、何で偉そうにしないのだろうか?そこでもまた、彼に聞きたい疑問ができた。

 

そして、私の目の前で彼は、戦う。まるでバターでも切っているような感覚で、いとも容易く扉を切断して行く。それどころか、ブラスターがまるで効いていない。本当にジェダイは、彼は凄い。私にその力が合ったならママは、死ななかったのだろうか。

 

「良し、総員前進!!艦橋を確保せよ。アスナ、呆けて無いで早く来なよ。」

 

「うん、ちょっと待ってて。」

 

ふと、目を後ろに向けると。大嫌いなあの人が立っていた。

 

「アスナ、どうしてここにいるんだ。君は、今は基地にいるんじゃなかったのか?」

 

どうして、なぜいるの?まさか、この船の指揮官に媚を売ってたの?

 

「やはりあなたがいましたか。あのとき以来ですね。」

 

「ああ、あなたがあの時いなかったら今頃娘の命は無かっただろう。本当にありがとう。」

 

何を言っているの?この人が、パパが、そんな人にものを頼む訳がないじゃない。それが、どうして?

 

「アスナ、君の命を助けたのは、彼にお願いされたからだ。今まで私は、帝国から逃げていた。それを彼は、立ち向かう方向へと変えてくれた。そういう意味では、私の恩人でもある。」

 

「今は解らなくても良い。いずれわかってくれるならただそれだけで。」

 

解らなくても良いってそれは、諦めてるの?私だってちょっと考えればわかるよ。でも秘密にされていた事は悲しいな。

 

「私は、艦橋にようが合った訳ではないのだが!!」

 

パパが、私を突き飛ばす。ブラスターが、パパに直撃する。

 

「くそっ!!遅かったか。まさか、ドロイドにまでストームトルーパーの格好をさせるとは。」

 

そんな、待ってまだ楽しいお話聞いてすらいないのに。

 

「アスナ…泣くな。君は強い子だろ?私は、アスナにごめんなさいも言えなかった。許してくれるか?許してくれるならありがた…い。」

 

崩れるように手に力が無くなる。私の目の前で、パパが死んだ。一生のお別れなんて嫌だ。

 

「すまない、アスナ。僕の実力が足りなかった。」

 

「泣いてなんていられないじゃない?早く艦橋に到着しましょう!!そして、この無意味な戦いに終止符を撃とう。」

 

悲しかったでも、涙は一滴も出なかった。



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