こんばんは!
失踪しかけましたが往生際悪く戻ってきました。
投稿頻度は本当に申し訳ありません。
主の頭ではシナリオが思いつかないのです。
それと、今回は視点変更多用注意です。
罪悪感:「これは、お前が始めた二次創作だろ。」
(うーん……よく見えないけど、襲撃するヴィランの数は変わっていないみたいね)
二日目の夜、皆が風呂に入っているタイミングで宿を抜け出した純狐は、ヴィランたちの立つ高台のさらに上から見降ろしていた。勿論“隠”への純化はしている。人の視線には気を付けているヴィランたちも、さすがに“隠”に純化されてはどうしようもない。だが、見つからない保証が無いのに堂々と崖の上でかっこつけているのはさすがにどうかと思う。
(まあ後から合流するのもいるみたいだし、まだ断定するわけにはいかないわね。もし強敵が現れたらどうしましょうか。オールマイトはそれを聞きつけたらほぼ確実に来るでしょうし……)
オールマイトが来たからと言って特に何かあるわけでは無い。しかし、この世界の原作とのずれを把握するためにオールマイトのマッスルフォームの持続時間を参考にしているため、原作と違う戦闘をなるべくさせたくはない、というのが純狐の考えだ。
もし保須レベルの奴が出てくれば、オールマイトが死力を尽くさなくてはいけなくなってしまう。そうなると、この後のオールフォーワンとの戦闘や、純狐が帰った後の世界でどんな影響が出るか分からない。自分が帰った後もあまり荒れずにストーリーを進めてくれることを望んでいる純狐としては困るのだ。
「作戦の詳細に関しては後から確かめるとして………あの化け物どうするの?」
やっと恰好つけるのに飽きたのか、トガが森の中に移動しながら襲撃のリーダーである荼毘に尋ねる。彼らはヴィランとして欠点は多々あるが、今まで捕まっていないことから分かるように馬鹿ではない。もし綿密な襲撃の計画があったとしても、純狐という化け物がいるようなところに自ら突っ込むような行為はただの馬鹿である。
「その辺納得したからこの組織に入ったんじゃないのかお前ら?」
呆れた表情をする荼毘だが、トガは気にした様子がない。彼女やスピナーはステインがいたというだけでヴィラン連合に入っているので、細かいところまでは覚えていない。先程馬鹿ではないといったが、やはり彼女たちは馬鹿なのかもしれない。
「俺も詳しくは話してやれないが、落月に関してはあまり考えなくてもいい。」
「誰がそう言った?」
情報のソースを出さない荼毘に不信感を抱いたマスキュラーは少し怒気の混じった声を出す。マスキュラーは戦闘狂ではあるが、それはあくまで自分よりも弱いものを嬲り殺すという方向である。わざわざ負け確定の戦闘をするのは自分の身の危険があると同時に性に合わない。
「……秘密だ。どうしても聞きたかったら帰って死柄木に連絡しろ。」
適当にあしらってもよかったが、ここで戦闘になってしまうのは最悪である。マスキュラーの気を紛らわせるためにも、あくまで自分の口からは言えない、という体にしておく。
「ここじゃどこに目があるか分かりませんし、拠点に帰りましょう。」
「そうだな。じゃあ拠点で落ち合おう。」
ヴィランたちはそう言うと、それぞれが四方八方に走り去っていく。アジトを特定されないためだろうが、皆が集まっているところで気配を悟られないような者を撒くことが果たしてできるのだろうか、と純狐は疑問に思った。
(もしかして、ここまでの会話は私が見ていることを想定したブラフの話だったのかしら。今の死柄木の有能さを見るとそっちの方が可能性高い気がしてきたわね。それともヘカーティアがまた何か手を貸したのかしら)
あまりにもお粗末なヴィランたちの行動を見て、純狐はその行動自体を疑い始めていた。“隠”に純化してしまえば、警戒すべきだと考えていてもその対象が何なのか理解できないため、対策は困難だ。しかし、期末試験でエンデヴァーがやったように、マニュアルを作るというのは“隠”への純化への有効な対策となる。
(彼らの拠点に興味は無いし、今日は帰ろうかしら。)
「ねえ、純狐。今話しても大丈夫?」
これ以上面白そうなこともないので純狐が帰ろうとしていると、久しぶりに鍵穴から声が聞こえた。ヘカーティアは体育祭の頃から露骨にヴィラン側に回って純狐を妨害していたため、今まで直接の連絡はあまり無かった。このタイミングで連絡して来たというのは、やはりこの世界での旅の終わりが近いからだろうか。
「いいけど、どうかしたの?」
「これと言った用は無いのだけれど……今回の襲撃、あなた手を出さず観戦するのはどう?原作通りの敵だと弱すぎるし、私が追加で用意した奴と戦っても、ワンパターンで飽きたでしょ。」
言われてみれば、と純狐は思う。ヘカーティアが純狐の妨害に夢中になっていたという事もあり、成長した皆の戦いぶりをしっかりと見たことは無い。いつかは見てみたいと考えていたのだが、期末試験などの機会は色々あって無くなってしまったためだ。
「でも何もしないってのも物足りないわ。そうしなければならない理由でもあるなら納得できるけど。」
だが、あくまでこの世界の登場人物の一人になりたい純狐は、何もしないことをよしとはしない。今までなんだかんだ言ってヘカーティアの妨害を無視せず、まともに対処していたのもそういう理由である。
「うーん、特に考えてないなぁ。クラウンピース呼んで周辺の町のヒーローを狂わせる?」
「却下よ。」
こんなとんでもないことを言っていながらも、ヘカーティアはむやみに被害者を増やすようなことはしないだろう。大々的に世界を荒らすとその後処理は結局この世界の支配者であるヘカーティアに回ってくるからだ。
「じゃあ、あなたがヒーローサイドの邪魔をしてみる?ほら、敵に洗脳された~って感じで。」
考えようによってはそれも面白そうだなと思う純狐。しかし、面白そうな妨害が思い浮かばない。そもそも今回の林間合宿はヴィラン側が目標を達成し、ヒーローサイドが敗北するシナリオだ。そこでさらに純狐までヴィランを支援すれば、見るも無残な結果となることは必至であり、最悪死人が出る。
「今回の……何だっけ、開闢行動隊?は殺しも平気でする連中もいるし、チェンソーマンみたいな殺傷能力高い脳無もいるし、下手に手出しできないのよね。だからまあ、そうね……。」
少し考え込んだ後、何か思いついたのか純狐は立ち上がってヴィランたちの消えていった方向を見る。既にヴィランたちは散っておりそこに姿は無い。しかし、月光が森を照らす角度が変わると、そこにはいくつかの光るものが見えた。
「なる程、警戒はしていたのね。」
よく見ないと分からないが、その光るものは超小型のカメラだ。もし純狐がヴィランたちの潜伏先を暴こうと尾行していれば、これに気づくことはできなかっただろう。そして、これはおそらく死柄木の策ではない。
「荼毘でしょうね。あなたへの対策じゃなくて、死柄木の発言を信じてもいいかってことを確かめたかったのでしょう。」
鍵穴の先のヘカーティアは純狐の行動を見守る。ヘカーティアには何の思惑も無い。ただ飽きたので純狐の観戦を促しているので、これから純狐が何かするのであればそれを止めはしないだろう。
「することは決まったわ。あなたからすれば面白くないかもしれないけど、今回は我慢してね。」
純狐はそう言うと、カメラの死角に入りながら宿舎まで戻って行くのだった。
◇ ◇ ◇
純狐が森から帰ってきている頃、麗日は出久、飯田、そしてたまたま付いて来た轟と物陰で話をしていた。
「つまり、落月は出久と死柄木の接触に気づいていながら見て見ぬふりをしたってことか?」
「いや、見間違えかもしれないからそうとは言い切れないんだけど……。」
麗日が言う事には、ショッピングモールで出久と死柄木が接触した時、純狐がそれを見ていたような気がしたというのだ。麗日は、出久が死柄木と一緒にいるところを見るその少し前、人込みの中から出久を探そうとあたりを見渡していた。その時、たまたま二階で本を読んでいる純狐が視界に入った。
直接出久を見つけるよりも、純狐に聞いた方が確実だと考えた麗日は、とりあえず純狐と合流しようと移動し始めた。少し近づき、純狐の方を再び見た時、純狐の目線が一瞬本から離れ、一階の広場の方に向いた気がしたのだ。それにつられて、麗日が広場のベンチを見ると、そこに出久と死柄木がいた。
「うーん、見間違えの可能性が高い、としか言えないな。一瞬だったのだろう?」
「そもそも何で僕たちにそのことを?」
純狐が自分たちにとって不利となる行動をする理由が分からないため、皆は麗日が何故急にこのことを話しだしたのか理解できない。そして、それは麗日も同じであった。何故自分がこの出来事をただの偶然、勘違いと割り切れずにいるのか、答えが出ない。
「私もただの偶然だと思ってるよ。ただ、なんとなく割り切ることができないの。」
自信なさそうに言う麗日に、皆は何を言うことも出来ず俯いてしまう。入学してまだ数か月しか経っていないが、純狐と過ごすことは多かった4人だ。麗日の言葉にならない違和感に共感できる部分もあるのだろう。
「……確かに、俺から見てもあいつは一人行動が多いし、その間何をしているのか語らないことがよくある。体育祭のブラックボックス、職場体験での脳無、期末試験の話は尋ねてもはぐらかされる。」
そう、誰も純狐のことに付いて詳しく知らないのだ。それは、それぞれ自分のことで精いっぱいだったこと以上に、純狐が自身の情報を開示しないことに原因があることに、4人とも気づき始めている。
「切島君にも一回声をかけようか。彼は入学直後から落月さんに対して何か感じているようだった。体育祭の時のアレにも同じような何かを感じているようだったし、彼なら何か分かるかもしれない。」
その後、切島とも話に行った4人だったが、得られた収穫はやはり多くなかった。切島が言うには、純狐から感じるのは近寄りがたい雰囲気、そして、それはあまりいいものではないような気がするという事だ。だが、普段の純狐の雰囲気を見ているとどうしても、その良くないものが本質だとは思えない。
知ろうとすればするほど、純狐の人物像はおぼろげになっていく。それは、純狐に探りを入れようとしたもの全てが通った道だ。そして、このことに彼らが気づくのはあまりに遅かった。
◇ ◇ ◇
この四人の話を、相澤は物陰から聞いていた。たまたま通りかかっただけであったが、話しの内容が純狐に関するものだと分かると、悪いと思いながらも聞かずにはいられなかったのだ。
(確かに偶然の可能性が高い。あいつのことだし、戦闘とはいかずとも何かちょっかいは出すだろう)
あのショッピングモールでの騒ぎが相澤に伝わったのは、出久と死柄木が分かれてから約30分後だった。相澤はその時雄英の校舎内にはいなかったので、連絡が伝わるのが少し遅れたのだ。それから色々と事態の収束に動き、生徒たちの安否確認を行うことができたのは2、3時間後だった。
(落月に電話をかけた時は家にいると言っていたな。あいつの家はショッピングモールから比較的近いし妥当だろう。落月には最後に電話をかけたが、何かするにしても3時間ほどしか時間は無い)
ショッピングモールでの死柄木との接触は、その場の状況などから考えて、本当に偶然だったのだろうと教師たちは結論付けた。つまり純狐が何かするにしても計画する時間は無い。
(もし死柄木が来ることが事前に分かっていたとすれば、他の生徒に見つかるリスクを冒すことは無いだろう)
麗日たちの言っている通り、偶然と考えるのが最も合理的だ。だが、昼の純狐の言葉がどうしても引っかかってしまう。
(大きなものと戦えるだけの覚悟があれば止めない、か……。あいつが死柄木をそう判断したのならあるいは……)
◇ ◇ ◇
林間合宿3日目、開闢行動隊が純狐の行動を一応計算に入れたうえで動いていることが分かったため、ほとんど徹夜で警戒していた純狐だったが、特に何もなく朝を迎えた。ちなみにこの日も純狐は基本一人行動である。とは言え、2日目のように遠くに連れ出されるわけでは無く、皆の訓練を見るように言われただけだ。
「君の目から見て、このクラスはどう見える?」
純狐の隣に来たマンダレイは、額の汗を拭いながら話しかける。近くに相澤がいないことから考えるに、今日の監視役なのだろう。マンダレイが二人きりになろうとしないのは、お互いのことをよく知らず、いい話は聞けないと考えたのだろうか。
「私から見てですか……。良いクラスだと思いますよ。お互い切磋琢磨して練度を上げている。雄英でも、1年生でここまで実力のある人が揃っているのは珍しいことでしょう。」
「確かにそうね。私もここまで優秀な生徒の揃った学年を見たことが無いよ。不謹慎だけど、ヴィランの襲撃がいい刺激になったのも事実ね。」
ケラケラと笑うマンダレイには、暗いところなどみじんも感じられない。この後起こることを知っている純狐としてはこの顔が曇るところを見たくないが、ここは我慢して黙って話を聞くことにした。
「あなたがいてこそのこのクラスだとも思うよ。成績上位の生徒たちはあなたに追いつこうと努力してるし、それに引っ張られて全体のレベルも上がっている。それに……これはこのクラスと直接の関係は無いけれど、あなたは既にヴィランに対する抑止力にもなっている。」
どこのデータかは分からないが、体育祭と保須の後、日本の犯罪率は目に見て分かる程減少したらしい。さすがにオールマイトほどとはいかないが、純狐もヴィランにとっては既に脅威と認知されているのだ。
「そんなたいそうな評価を受けるほどのことはまだしてませんけどね。私は力も落ちてきていますし、頼れる仲間がいるのは頼もしいです。」
多分ばれているとは思うが、一応プロヒーローに成る気が無いことを隠す純狐。マンダレイはそんな純狐の言葉を聞くと、そう、と元気よく言って再び訓練をしている皆のもとに帰っていった。
◇ ◇ ◇
三日目の訓練も終わり、約束していた4人との戦闘も終わった頃、ヴィラン連合の精鋭部隊である開闢行動隊は森の中で襲撃の準備をしていた。
「落月は死柄木を信じとけば大丈夫だな!おい、本当に大丈夫なのか!?」
「今のところ手は出してきませんが、奇襲しても彼女に効果があるようには思えませんよ?」
マスキュラーがどこかに行った後、作戦開始が近づいているにも関わらず何の動きも無い純狐を見てトゥワイスとトガは荼毘に話しかける。荼毘は下を向いて目を閉じ、何か考えているようだが、二人に答えを出さない。
「作戦の変更は無しだ。持ち場につけ。」
「……何かあるんですね?信じますよ?」
トガは一歩も引かない荼毘の様子から何か感じ取ったのか、心配しながらも森の中に消えていった。トガが視界から消えると、荼毘はやっと立ち上がり、小さな無線を通して作戦開始を伝える。
「マスタード、ガスを出せ。スピナー、マグネ、ガスに合わせて襲撃だ。トガとMr.はまだ動くな。マスキュラーは……聞いてないな。ムーンフィッシュも、まあ好きにやれ。何か戦闘面で問題があった時は俺に連絡を。脳無を向かわせる。その他の問題は作戦遂行に問題があると思ったときだけ連絡しろ。」
早口で伝えた作戦に対し、各々返事が返ってくる。静かな森に響くのは、雄英の生徒たちの楽しそうな話声のみ。開闢行動隊としてはこれ以上ない条件。
荼毘は、この状況を、わずかな情報で予測した死柄木に感心する。そして、ガスがあたりに充満しだしたのを確認すると、小声でつぶやいた。
「さあ始まりだ。地に堕とせ。ヴィラン連合、開闢行動隊。」
そこで無線を切った荼毘は振り返って木の上を見る。一緒にいるトゥワイスは何をしているのか分からないが、荼毘の表情が若干曇っているところを見て、何か重要なことなのだろうと察した。
そして数秒後、空から影が降ってくる。その影は音を立てずに降り立つと、荼毘とトゥワイスの四肢を氷に閉じ込め行動の自由を封じた。
「……来たか。」
「戦闘の意思は無さそうね。まあ、あなたたちじゃ私に勝てないし当然か。それにしても死柄木君はどこまで話したのかしら。それともオールフォーワン?神?誰でもいいわね。」
この状況を全く想定していなかったトゥワイスは、混乱して言葉が出ない。二人が動けない内に、二人を“硬”の壁に閉じ込めた純狐は、その場に座って荼毘に炎で氷を解かすのを促した。
「こちら荼毘。落月はこちらで確保した。安心して戦え。」
トゥワイスの氷を解かしながら、荼毘は無線を飛ばす。返事は帰ってこないが、心持は軽くなったことを信じて、荼毘は目の前の純狐に向き直った。
「ちなみに、俺はこのことを聞かされていない。お前は戦闘には参加させないようにしていると、死柄木とオールフォーワンから言われただけだ。」
両手を上げて降参のポーズを取りながら、荼毘はあくまで冷静に話す。純狐がここに来ることを思いついたのは昨日の夜だったので、聞かされていないというのは本当だろう。だが、この冷静な様子を見ていると、それも本当なのか疑いたくなる。
「オイオイオイ!俺たちが黙って捕まると思うか?こんな壁ぶち破ってやる!壊せねぇよ……、どうすんだ荼毘!」
「だから落ち着けって。黙って分身に集中しろ。そして落月、お前の目的は何だ?返答によってはできる限り抵抗させてもらうぞ。」
氷の拘束が解け騒ぎ出したトゥワイスを荼毘が炎でけん制し黙らせる。敵の最高戦力が司令部に殴り込みに来たのだ、これが普通の反応なのだろう。荼毘もあくまで冷静さを失わないようにしているが、内心は死柄木に呪詛の言葉を放っていた。
「私から要求することは特に無いわ。作戦終了まで雑談でもさせておいて。」
「何?」
さすがに訳が分からない、と荼毘が表情を崩す。やはり、と言うべきか、死柄木は純狐の本質的なところを話してはいないようだ。純狐はそんな荼毘の問いを無視して話を続けた。
「理由を詳しくは話さないけど、私をあなたたちの拠点まで連れて行きなさい。それだけしてくれれば、あなたたちには特に何もしないわ。」
ちょっと待っていてくれ、と荼毘は純狐に背中を向け、スマホをいじりだす。おそらく死柄木に連絡を取っているのだろう。そして数秒後、荼毘は、ため息をつきながらOKが出たとだけ言って、木にもたれかかった。
「ありがとう。作戦が終わる頃になったら言ってね。」
純狐はそれだけ言うと、荼毘と同じように木にもたれかかり、この襲撃を見守るのだった。
読んでくださりありがとうございます!
矛盾、誤字脱字等のご指摘いただければありがたいです。
正直、初期の頃の設定を忘れてます……
次回、できれば林間合宿終わらせたい