非常に不味い事になってしまった。
「う~ん。僕としてもこんな事をしたくないんだけどね」
「そこは割り切ってもらわないと困るよ、ロマニ」
「事態の様子が分かんないけど、マシュ。これってどういう状況?」
「はい。起きて来たばかりの先輩には申し訳ないのですが、カルデア内に膨大な魔力が検知されました」
疲れて深夜テンションで英霊召喚を行った私。
召喚陣も触媒もない状態で行ったそれは、何故か成功してしまいました。
それで、管理室にいたロマニさんたちに見つかって、事態を収拾する為に現れたのが、ロマニさん、マシュ、立香ちゃん、そして謎の美女。
私は今、尋問を受けていた。
因みに、ここには私と部屋に駆け込んで来た四人だけだ。
キャスターは部屋が開くと同時に消えて居なくなった。
本で読んだ霊体化と言うやつだろう。
「あの~。一つだけいいですか?」
「何だい?」
「そちらの美女は誰ですか?魔力を感じますが……」
まず質問。
この中で私だけ知らない人がいるのは不公平ですよね!!?
「あぁ紹介が遅れて申し訳ない。私は天才発明家のレオナルド・ダ・ヴィンチ。気軽にダヴィンチちゃんと呼んでくれたまえ」
「ええ英霊!!!!??噓!!!このカルデアに居るとされていた未確認の英霊ですか!!?」
「フィリネ君、気持ちは分かるけど落ち着いてくれ」
「あ、すみません。私、家のせいか英霊には強い憧れがあるんです」
「憧れ?確かに歴史上の偉人ですが……」
「いや、その話は後でいいだろうか?」
「あ、すみませんでした。続きをどうぞ。ダヴィンチちゃん」
なんと!!!
謎の美女の正体は、カルデアの職員の中でも話題になっていた、未確認の召喚成功例の英霊でした。
家の方針で英霊に強い憧れがある私は、英霊をこの目で見れて興奮状態です。
え?キャスター?
まだ実感がないです。
自己紹介が終わって(と言っても向こうは私の事を知っているみたいで一方的)尋問が始まった。
キャスターからは何もアクションがない。
「それで、僕たちが駆けつけて来た理由だけど……。フィリネ君は何か分かるかい?」
「いいえ。まったく分かんないです」
ロマニさんから、この部屋で膨大な魔力を感知して駆けつけて来たと再度説明があった。
再び、この部屋で何かあったのか?と聞かれました。
その問いに、私は何故か分からないと答えていました。
膨大な魔力の感知は四十九英霊召喚です。
ですが、何故隠そうとしたのか私にも分かりません。
でも、一度答えた事をすぐさま撤回したら、更に怪しまれることでしょう。
キャスターも、何故隠れたままですし……。
私の方針は決まりました。
キャスターの存在はバレるまで隠し通すこと!!!
いつまでなのかは分かりません。
ですが、いざという時の切り札はあった方が便利です。
そういえば増税しましね。
買い物を毎日するような者ではないので、増税後の初の買い物が何時になるのやら。
多分、四日発売のワンピースです。
作者がFGO日記みたいな物を書いてます!!
良かったら作者ページから飛んでもらえたら幸いです。
では、また一か月後に!!