私はただのカルデア職員です!!   作:与麻奴良 カクヤ

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イベントやなんやかんやで忘れてました!!申し訳ございません!12月の更新です。
何時も通りグダグダ注意


519 九節「夢」

 意識が微睡んでいます。

 あやふやで感覚がなく、ただ画面を見ているだけ。

 私はこれがなんのか知っています。というか、偶に見ます。

 

 そうこれは夢だ。

 

 

 

「良いかいキャスター君は間違いなく最強のサーヴァントだ」

 

「それは俺が一番理解している。ただ、白撃戦は他のクラスよりも劣っているぞ」

 

 

 2人の男の人が見える。

 多分、見たことのありそうな魔術師と、全く見たことのない魔術師です。

 

 

「もちろん、それは重々承知だとも。前衛を務める者が必要だね」

 

「オイまさか!マスター自らが戦闘に参加しようってつもりじゃないだろうな?幾ら俺でも守りきる自信がないぞ」

 

「やはりダメですか。武術にも少々嗜んでいるのですが……」

 

「相手は歴史に名を残す英雄。嗜む程度じゃ殺される」

 

「そうですか。では、ボク以外で前衛を用意しましょうか」

 

「英霊召喚をもう一度行うつもりなのか?それはルール違反なのでは?」

 

「いえ。私が召喚するのではないのですよ。キャスターに召喚してもらうのです」

 

 

 英霊召喚という単語が聞こえきました。ならば、この夢は冬木の聖杯戦争と関わりが?

 

 場面が飛びます。

 どうやら、キャスターが英霊召喚を行なっている様です。

 でも、サーヴァントがサーヴァントを召喚するってありなのでしょうか?

 聖杯戦争を調べている我がロズベルト家でもその様な情報は……

 

 

 

 

「ーーーーー天秤の守り手よ!!」

 

「どうやら成功したみたいですね」

 

「わ、私を召喚するって…あ、やっぱり###君だ」

 

 

 召喚されたのは私と同い年くらいの女の子。

 女の子なのにって思うけど、その英霊が全盛期の姿で召喚されるので、年齢はあてにできない。

 

 

 

 と、今回の夢はここで終わり。

 意識が浮上して行きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 目を開けると、知ってるような知らない様な天井でした。

 

 清潔なベッドの上です。

 ピ、ピ、ピ、ピ、と電子音の音も聞こえて来ます。

 

 ここはどこででしょうか?

 例の爆破事件により、カルデアの一部昨日は停止しています。

 爆破に巻き込まれなかった部屋のどこかでしょう。が、にしては機材が多い様な……。

 

 

(おはようマスター。起き心地はどう?)

 

「(キャスター……私は倒れたんですか?)」

 

(あぁ、そうだね。多分、極度の疲労と魔力枯渇によるものだろう)

 

 

 「これでも高位の魔術師だからね」とキャスターは言います。

 なるほど。疲労と魔力枯渇が一度に来たのですか……。

 

 とその時、部屋のドアが開きました。

 入ってきたのはロマニさんです。そういえば、医学班のトップでした。

 

 

「起きてくれたかい?」

 

「すみませんでした!!」

 

 

 ロマニさんが入って来るなり、私は必死に頭を下げました。

 たった一人ですが、今が人材が足りていない状況。こんな中、倒れた私は皆さんに途轍もない苦労をおかけしたことでしょう。




今回は夢です。キャスターに関しては大体設定がまとまりました。後は名前のみ!!

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