一夏がシャアに拾われた件について   作:ロドニー

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レゾナンスで買い物と完成した専用機

 

 

 クラス対抗戦も無事に終えたとは言い難いが終了し、俺達に平穏が戻って来たのだ。

 

 「イチカ、私の下着類がないから、何処かにお店は無い?」

 

 転入前だが、寮に入る事になったシャーロットは着の身着のままだった為に着替えと言えるのは、軍支給品の今着ている下着とタンクトップと事情を話して学園から支給された制服のみだった。無論、購買では下着や普段着を買ったが、サイズの合うブラが無く断念していた。

 

 しかも、身長は鈴は150センチ、アンは153センチ、シャーロットは178センチとシャーロットが着れるお出掛け用の普段着が無かった。

 

 そして、スリーサイズも圧倒的にシャーロットがあり、たわわに実る果実は二人のブラでさえ納まらない。

 

 無論、千冬姉のブラでも小さくて不可能だった。

 

 「それなら、学園を出た隣町に総合商業施設のレゾナンスが在るぞ?」

 

 「何それ!?

 

 あたしも行きたい!!」

 

 「なら、あたしも行くわ。

 

 アンとシャーロットの二人に一夏と一緒に行かしたら絶対に死人が出るわ」

 

 「「鈴、酷い‼」」

 

 鈴の意見に、俺も賛成だった。

 

 今は、やっとだがアンのレーザーガンを抜く癖は改善されて来ているが、アンの次はシャーロットもだった。

 

 その翌日の夜、箒が反省房へ2ヶ月の謹慎処分となったのだが、箒が再び脱走して俺達の部屋のドアを叩きながら怒鳴りに来た。  

 

 「何故、結婚相手が日本人じゃない!!

 

 結婚するなら、日本人にしろ!!」

 

 確かに、妻達は日本に帰化した鈴以外は外国人だ。

 

 アンは束さんの悪友のメアリーさんに頼み、向こうでは実家が在ったイギリス国籍を入手し、シャーロットは千冬姉に頼み、父親がかつて住んでいたドイツ国籍を入手していた。

 

 無論、三人が結婚するのに国籍証明が必要な為に入手したのだ。今の俺は無国籍であり、結婚後は三人共に無国籍扱いになっている。

 

 話を戻すが、その事にキレたのはアルマオイルの香りでリラックスして、俺のマッサージで気持ち良く昇天して眠る鈴ではなく、順番待ちしていたアンとシャーロットのジオンの元軍人コンビだった。

 

 「イチカとこれから、ベッドで楽しい事するのにうるさい!!」

 

 ドッゴォ

 

 「がっ!?」

 

 「アンと同じ意見ね!!」

 

 ビュン

 

 「ギャァァァ!?」

 

 ドアを開けて、二人で入口で出迎えてアンが箒にアッパーで顎へと全力で殴り飛ばして廊下へと吹き飛ばし、シャーロットは脱走して来たのだから撃たれる覚悟があると思い、逃亡防止の為に箒の腿をレーザーガンで撃ち抜いたのだ。

 

 無論、廊下を隔てた3つ隣の部屋は寮長室だ。

 

 「貴様ら何を騒いでいる!!」

 

 「「「千冬姉(義姉さん)!?」」」

 

 スッパァァァァン

 

 

 「「「あっだぁ!?」」」

 

 「まだ、織斑先生だ!!

 

 ひとまずは、掃除用具を囚人房に放り投げて来るから、一夏は戻った私にマッサージしてくれ」

 

 千冬姉により、箒は再び捕縛されて反省房では脱走する為に地下の囚人房へ移動となったが、千冬姉が再び戻りマッサージを御所望したのは言うまでも無かった。

 

 そして、日曜日になると四人で出掛ける事になり、モノレールの駅の構内と駅前では一悶着が起きていた。

 

 夫婦であっても、デート気分を味わいたいからと、三人とは駅前の噴水前広場で待ち合わとなったのだが、駅に着いて駅前の噴水前広場の光景を見て唖然となった。

 

 

 シャーロットの場合

 

 私は私服が無いから、学園の制服でのお出かけとなった。

 

 早く、待ち遠しくてイチカとみんなと待ち合わせした噴水前広場へと一人向かったのだ。

 

 だけど、私の大玉スイカの様な巨大な胸と高い身長のバランスが取れたモデルの様なスタイルに女性からの嫉妬の視線は気にならないが、男性からの胸へのエロい視線はイライラのボルテージを高めて行く事になったのだ。

 

 そんな時、たまたま一人の男子高生だろう。

 

 その男子高生がナンパして来たのだった。

 

 「ねぇ、そこの可愛い銀髪の娘、IS学園の生徒でしょ?

 

 良かったら、俺とデートしない?」

 

 「夫待ちですので結構です!!」

 

 「はぁぁ!?

 

 学生で結婚って!?」

 

 これで引き下がってくれたらと思うが、諦めずにナンパしてくる男。

 

 はっきり言ってウザかった。

 

 「そんな夫より、楽しい事ができるよ?」

 

 あんたがイチカをそんな呼ばわりする事に段々イライラして来たのだ。だが、イチカ達と決めた待ち合わせ時間より、早く来たのは私だ。

 

 「……ウザいから、消えろ」

 

 「んだと!!

 

 夫より楽しい事出来るって誘ってんだぞ!!」

 

 「結構だ、と言っても判んない?」

 

 ドッゴォ

 

 「へっぶらぁ!?」

 

 また、私はナンパ男にやってしまった。

 

 そう、噴水の池の中にはナンパ男達の墓標の様に、彼らが頭から突き刺さっていたのだった。 

 

 

 鈴の場合

 

 シャーロットが制服なら、あたしも普段着でも構わないけど制服で行こう。

 

 イチカが部屋から出たのを確認してから、あたしは自分用のクローゼットから新しく新調し改造した清楚系の落ち着いたワンピース型の制服を着る事にしたのだ。

 

 無論、アンにも秘密だった。

 

 あたしは、結婚したのだから子供の様なツインテールを辞めようと思った。思い切りって、ツインテールだった髪をリボンを外して長い髪を下ろし、コテ型のアイロンを当てながら整えたロングのストレートヘアにしてワンポイントに桜の花が可愛いヘアピンを飾りにして準備は完了した。

 

 そうして準備が完了し、イチカが乗ったモノレールに急ぎ乗り込んだ。

 

 「あっ、鈴お姉ちゃん!!

 

 どうしたの、その髪型!?」

 

 「まさか、乱!?」

 

 まさか、私服姿の乱とのエンカウントだった。

 

 あたしは、レゾナンスがある駅に着くまでは、乱から髪型を変えた事や色んな事を根掘り葉掘り聞かれて一夏と駅の構内で会うまで疲れたのだった。

 

 アンの場合

 

 あたしは別に準備は要らなかった。

 

 イチカが部屋を出たのと同じくして、学園で出た所で『偶然だね』をやれば良い。

 

 「お茶でも…ヘッブラァ!?」

 

 バッキィ

 

 「うっさい、このフニャ■■野郎!!」

 

 そして、子連れの親子に見られながら、ナンパ男はごみ箱へと頭から落ちたのだった。

 

 「ねぇ、ママ。

 

 しつこい、ナンパ男はああやってごみ箱に捨てるの?」

 

 「……(あぁ、なんて娘に言ったらいいか判んないわ…)」

 

 ところが、モノレールの駅に行ってもイチカとは会えず、小煩いナンパ男達があたしをナンパしてくる為にイチカに出逢えない憂さ晴らしにごみ箱へと全力で殴り飛ばしながら噴水前広場へと着いたのだが、シャーロットの後ろの噴水の中には男達がオブジェクトの様に頭から刺さる光景があるのだった。

 

 「あんた、何やってんのよ…」

 

 「ナンパ男がウザくて、殴り飛ばした」

 

 ジオン軍の若い男性兵士が密かにやっていた、お嫁さんにしたくない女性軍人のTOP10に入っていたあたしとシャーロット。

 

 無論、男性兵士をぶっ飛ばして聞き出したあたし達二人への理由は、『絶対に、あの二人は鬼嫁になるだろ』だった。

 

 因みに、毎年ながらランキングはキシリア閣下が1位をキープし、あたしとシャーロットが5位と6位だった。

 

 ただ、納得出来ないのがシーマ大佐で、見た目に反して超家庭的らしくお嫁さんにしたいランキングでは堂々の10位を果たして、アイナ・サハリン中尉が1位だった事だった。

 

 そんな、二人(鬼嫁)が夫を持ち、ナンパして来た男達がどうなるかと言えば、駅の構内のごみ箱の中に殴り飛ばしてナンパ男達を捨てたり、待ち合わせ場所の噴水前広場で噴水の中に殴り飛ばしたナンパ男達の刺さったオブジェクトが異様に増える光景は、あたし自身が予想していた通りになったなど口が裂けても言えないだろう。

 

 無論、待ち合わせで目の前に居るイチカと鈴は、私達二人を見て唖然または呆れているに違いない。

 

 「あたしの予想通りに成ったわよ…」

 

 「もしかて、駅の構内のごみ箱もか?」

 

 「十中八九、犯人はアンね」

 

 あたし達、二人がイチカと鈴の場所に行くと、呆れていたのだった。

 

 

 

 総合商業施設レゾナンスはあるゆる物を売っているお店が点在して、無い物はないと言わしめる程に品物が豊富に売られていた。

 

 「イチカ、あたしはコレ欲しい!!」

 

 「これ、S&Wの44マグナムじゃないか!?」

 

 アンはやはり、アメリカから出店している銃火器専門店のガラスケース内の、アンの居た宇宙世紀では骨董品扱いになるS&W社製の44口径のリボルバー式拳銃の44マグナムに眼を輝かせていた。

 

 「それと、面白い物が在ったから、一括払いで買っちゃた」

 

 「うっげぇ、へカートⅡ!?」

 

 そして、アンが買って握っている大きいケースの中身は、フル装備仕様のPGMのへカートⅡだった。それだけで無く、専用の実弾である12.7ミリ弾を3箱にマガジンが8つ、更に高性能のスコープまで買っていた。

 

 因みに、総合計の値段は限定版のスバルのラリー仕様のインプレッサが一台買える値段だと言って置く。

 

 そして、シャーロットもグロスフスMG42と言われる、ドイツのグロスフス社製のグロスフスMG42機関銃を三脚やドラム式マガジンに専用の実弾までもセットで買い、二人は余りの重量から学園に送ったのは言うまでもない。

 

 だが、俺の認識が甘かった。

 

 「一夏、二人が銃火器を買うなら、あたしも買ってきたわよ」

 

 とレシートを観て鈴が買ったのは業物の青龍刀だった。

 

 「一体、何処に戦争を仕掛けんだよ…」

 

 と呆れて、何も言えない俺だった。

 

 これには一気に疲れたが、三人からの受難は続き、三人はランジェリーショップへと足を運ぶ。

 

 シャーロットは自分に合うサイズのブラを見付けたが、棚の下で探していた鈴とアンに災難が降り注いだのだ。

 

 「大きいからって、高い位置に!!

 

 あっ…」

 

 掛けられた位置が高く、シャーロットが辛うじてブラを取り、脚立から降りようとしたら下に居た二人にブラが落ちたのだった。

 

 パッサァ

 

 「「!?」」

 

 下に居た二人の頭に収まる様に落ちたブラは見事に二人の頭に被さり、二人はシャーロットが取ったブラを手に取り叫ぶ。

 

 「「うっなぁ!?」」

 

 「ごめん、落とした」

 

 「えっ…Hの120…」

 

 「シャーロットが配属された当初は、あたしと変わらなかったのに…」

 

 「アンも鈴も大丈夫?」

 

 「「どんだけ、デカいのよ!!」」

 

 「鈴!?」

 

 「「ウッガァァ!!」」

 

 「アンまで!?」

 

 自分のブラのサイズを何度も見比べてから圧倒的な社会的格差を目の当たりした二人はシャーロットにキレて、シャーロットはキレた二人から胸を鷲掴みにされ、もみくちゃにされた後は息を絶え絶えになるのだった。

 

 三人の下着や普段着となる私服を買い、ファミレスで昼食を済ますと、束さんから連絡が入る。

 

 

 『いっくん、シャーロットちゃんの専用機が出来たから、皆で本社に来て』

 

 「まだ、時間が有るので行きますよ」

 

 『整備室に居るからね』

 

 束さんからの電話を切り、みんなに話して行く事になった。

 

 本社は元倉持技研が在った場所にある。

 

 そして、俺の白式とアンの蒼式は三世代型の量産機を目的に開発された専用機だった。

 

 「束さん居るか?」

 

 「やぁやぁ、みんな来たね。

 

 じゃあ、シャーロットちゃんの専用機のお披露目なのだ。専用機の名前は翡翠で単機強襲襲撃型の機体なのだ」

 

 整備室のハンガーには布が掛けられ、束さんがロープを引っ張って現れた機体は緑色の機体だった。

 

 「束さん、まさか…」

 

 「いっくんが思っている機体なのだよ」

 

 記憶が確かなら、この機体の元になった機体は統合整備計画のMS-14Jに並ぶ機体だったはずだ。

 

 「まさか、イチカ。

 

 これって、パパの部隊に1機だけ配属された機体だよね」

 

 「イチカ、何が元になっているのよ?」

 

 「一夏?」

 

 そう、元になった機体はア・バオア・クー工廠で一度だけ見た事があるMS-18Eケンプファーのバリエーション機で、ビーム兵器を中心に装備したタイプのMS-18Fケンプファーだった。

 

 武装は記憶が確かなら、ビームバズーカとビームショットライフル、ビームサーベルに60ミリバルカン、シュルムファウストなどを重装備する強襲型のモビルスーツだった。

 

 「あぁ、ア・バオア・クー工廠で見たケンプファーだ」

 

 「束さんでも、回収したシャーロットちゃんのリゲルグのビームサーベルを解析したけど、技術的に難しいからE型のパッケージにしてあるよ」

 

 「じゃあ、まさか…」

 

 アンの予想が当たっていた。

 

 「今はE型だけど、パッケージとしてF型も作るよ」

 

 ハンガーに掛かっている武装は貫通能力を高めてあり、ISの装甲材と同じ弾を使用するショットガン。

 

 アンの専用機にも装備している、改良型のジャイアントバズーカと近接用にレーザーサーベル。

 

 そして、近接武器で一発限りだが最強のチェーンマインが装備されていたのだった。

 

 そして、ビームサーベルの解析が完了次第に蒼式と白式に翡翠にもビーム兵器への移行を行うらしい。

 

 だだ、C型のレーザーキャノンの手持ち化した、大出力のレーザーバズーカはエネルギーの大量消費の問題から、追加装備は見送られたのだった。

 

 シャーロットの専用機、翡翠を受け取り学園へと戻ったのだ。

 

 ただ、俺は知らない。

 

 アンが重火器が大好きである事を全員が見落とし、密かにレーザーバズーカを蒼式にインストールして装備しており、ドイツからの転入生が来て衝突して使用するまでは知らなかった。

 

 

 

 

 

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