一夏がシャアに拾われた件について   作:ロドニー

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入学と生徒会長惨状!!

 

 

 3月に入り、IS学園から試験結果を記した通知書がホワイトラビット社の本社に届いた。

 

 「おっ、全員合格だね♪

 

 いっくんとアンちゃんは主席だね♪」

 

 社長室で通知書を観ながらご満悦の束さん。そして、まさかの俺とアンの二人での主席での合格。その後に臨時ボーナスが俺達四人に出たのは嬉しい収入だった。

 

 今は、白式は実技試験で無理をした為に今年に入ってから実に八回目の関節交換だった。特に白式の反応速度以上に俺が反応する為に関節部の消耗が酷かったらしく、関節部品は全て交換となった。

 

 つなぎ服姿でウインチで白式から外した腕を吊るして摩耗した関節を外し、新しい関節パーツを組み込む作業をしなから、今更だが遠い目をしながら思ってしまう。

 

 「まさか、アンと鈴を嫁さんにするなんてな…」

 

 

 

 アンと鈴と入籍する羽目になったのは、ドズル閣下の前でアンが『一夏の女宣言』をした時の音声をテープレコーダーに録音していたのを隠し持っていて、部屋の引出しにはSDカードに保存したまま入れっぱなしにしたのをゴミ部屋化になり掛けていたのを見てしまった鈴が、アンの部屋を掃除をしている最中に偶然にも見つけてしまったに過ぎない。

 

 素早くアンの部屋の掃除を済ませた鈴は、見付けたSDカードを興味本位で再生プレイヤーでアレを再生して聞いてしまい、アンに問い詰めようとして二人は言い合いの喧嘩に発展した。

 

 喧嘩する二人の仲裁に入った、束さんのたった一言で二人の喧嘩が一気に解決したのだ。

 

 「今のいっくんは無国籍だから、結婚年齢は存在しないのだ!!」

 

 「「!?」」

 

 「ねぇ、二人共どうしたの?全くの無反応は束さんは悲しく…」

 

 「「それよ!!」」

 

 「へっ?」

 

 そう、この一言より鈴とアンは膳は急げと二人の反応に呆ける束さんの前から走り去り、何故か武器庫から各々の獲物を持ち出し装備して、俺の部屋に某合衆国の海兵隊顔負けの突入を再びしたのだ。

 

 「逝くわよ…」

 

 「鈴、字が違うわよ?」

 

 「別に良いじゃない。それ!!」

 

 カチィ……ズッガン…

 

 「あっ、火薬の量を間違えた…」

 

 「アン、あんたねぇ!!

 

 まぁ、良いわ。

 

 突入!!」

 

 二人がドアノブに仕掛けたプラスチック爆弾は火薬の量が多かったのか、再び粉々に吹き飛ぶ俺の部屋の防弾仕様のドア。

 

 「「イチカ!!

 

 あたしと鈴(アン)と今直に結婚しなさい!!」」

 

 フル装備した迷彩服姿の二人が銃剣付きアサルトライフルを構えながら叫び部屋へと突入する。

 

 「へっ?」

 

 「あんた、今は無国籍じゃない!!

 

 なら、年齢関係なく結婚が出来るわ!」

 

 「もし、断ったら?」

 

 「「コレでOHANASHIよ!!」」

 

 「ヒッ!?マジかよ…」

 

 二人が装備する海兵隊仕様の銃剣付きアサルトライフルの銃剣を喉元に突き付けられ、両手を上げて降参して二人の要求に屈した俺だった。

 

 こうして、二人が俺の部屋へと突入してから数秒の制圧劇であり、背中に銃剣付きアサルトライフルの銃剣を突き付けられて二人に監視の中で婚姻届にサインをして入籍する事となり、二人(恐妻家)の尻に轢かれる運命になったのは言うまでもない。

 

 そして、二人の性格が全く似ているせいで、二人して過激になっているのを気のせいではないと判った瞬間だった。

 

 蛇足だが、一部始終を観て爆笑していた兎と雨に秋の三人には、夕飯時に出すお酒と夕飯として水で10倍に薄めた日本酒と塩だけを出し、キッチンでの全権を全て握る俺を怒らせたらどうなるかを判らせたのだ。

 

 そして、同じく笑っていた妹のマドカには嫌いなピーマンを大量に入れて野菜と一緒に炒めた野菜炒めをおかずとして出したのだった。

 

 

 

 さて、4月になり入学式が終わりると、クラス分けは俺とアンが一組で鈴は二組、マドカは三組になっていた。

 

 アンと一緒に一組のクラスに入ると、千冬姉との盛大なISでの大喧嘩で怪我をした俺の顔中にはガーゼが貼られていて腕に包帯をしている事が原因なのか、女性からの視線に釘付けとなり居心地が悪かった。

 

 でも、席は名前の順で並び、俺の席の裏はアンだったので気は楽だった。

 

 「うぇぇ、見られ過ぎて居づらい…」

 

 「イチカ、仕方ないわよ。

 

 男性初のISの操縦者だし、非公式とは言っても千冬義姉さんに勝ったのは大きなニュースになったからね」

 

 確かに、千冬姉に勝ったのは大きなニュースになった。だが、暮桜ではない千冬姉に勝ったとしても白式との性能差が大いに在ったのだ。

 

 不本意だが、俺自身は千冬姉からの勝利には全く納得していない。

 

 「さぁ、皆さんIS学園に入学、おめでとうございます。

 

 私は副担任の山田真耶です。

 

 最初は皆さんの自己紹介をして貰いますね」

 

 山田先生が教室へと入りSHRを始めて、クラスメイト達の自己紹介を始めていた。クラスメイトの自己紹介を聴きながら、あの日の事を思い出す。

 

 

 

 

 あの日、入学試験後に迎えに来た束さんを仲裁役に入れての千冬姉と和解する為にアン達三人には外で待ってて貰い、三人で相談室で話し合いとなった。

 

 無論、この話を持ち出したのは束さんだった。

 

 「ちーちゃんが全て悪いのは判るけど、いっくんは一度はちーちゃんと話し合うべきだよ」

 

 「だけど!!」

 

 束さんの意見にキレそうになるが、束さんは姉の様に優しく語り、血が上った俺は段々と冷めて行く。

 

 「いっくんが、過去の事でちーちゃんを恨むのは判る。

 でも、束さんみたいに箒ちゃんと啀み合って欲しくないな。まぁ、一方的に絡むのは箒ちゃんだけどね。

 

 もう、箒ちゃんとは修復不可能な姉妹関係だから、いっくんとちーちゃんには束さんの様になって欲しくないし、束さんが見る限りは関係の修復出来るよ」

 

 束さんに説得され、千冬姉と話し合う事になったのだ。相談室に呼んだ千冬姉に最初に話し掛けたのは束さんだった。

  

 「やぁ、ちーちゃん久しぶりだね」

 

 「たっ、束!?」

 

 元の茶髪とスーツ姿に驚くちーちゃん。

 

 「何故、束が学園に居る!!」

 

 「だって、いっくん達は束さんの会社の企業代表だよ?

 

 それに、社長である束さんが社員を迎えに来ても、何の問題はないのだよ」

 

 「国際指名手配はどうした!!」

 

 「アレなら、日本の国家代表選手用の専用機と代表候補生の専用機を、ホワイトラビット社で合計3機を無償で造る事と、本社を日本に置く事の条件で解除して貰ったよ」

 

 「束は私に何の用だ?」

 

 「それはね、いっくんとの仲裁に来たんだよ。

 

 ちーちゃんの事情は判る。

 

 いっくんが頑なに、ちーちゃんにあんな態度になっているのも判っている。

 

 だから、ちーちゃんも弟離れをしなくちゃいけないんだよ」

 

 「…」

 

 束さんから千冬姉に、俺が誘拐されてから束さんに無人島で保護された時までを全てを話した上で説得し、俺と千冬姉は相談室で徹底的に話し合った。

 

 途中、意見が合わなかったり二人の食い違いで何度も殴り合いの喧嘩になり掛けたが、束さんが千冬姉に間違いを指摘したり俺の勘違いを指摘して二人を宥める。

 

 そして、俺と千冬姉は話し合いの結果的には、一応のお互いの妥協点が見付かり和解が成立したのだ。

 

 そして、アンと鈴の二人が最も望んだのが千冬姉へ、俺と入籍した事への挨拶だったのを知っている。

 

 特にアンは、一年戦争で家族を全員を無くして俺と出会うまでは独りぼっちだった。

 

 だから、家族を無くし独りぼっちだったアンは、家族を誰よりも欲していて温かい家族への憧れは強かったかも知れない。

 

 まぁ、その後にアンと鈴にマドカの三人が揃って相談室に入り込み、アンと鈴の二人から挨拶され、俺から二人と入籍した事を聞いた千冬姉は心底驚いていた。

 

 そして、償いだと言いながら懐から出した封筒を渡されたのだ。

 

 「一夏、せめてもの償いだ。コレを使え」

  

 俺への償いとして渡された封筒の中身には、俺の名前が入ったブラックカードを作っていた事に逆に驚かされたのだ。

 

 

 

 

 

 「お、織斑君!!」

 

 山田先生が俺を呼ぶ。

 

 「すいません。

 

 少し、考えごとをしてました」

 

 「いっ、いえ!?

 

 大丈夫です。

 

 あで始まり、おですので自己紹介をお願いしますね」

 

 自己紹介の途中だと思い出しながら席を立つ。

 

 「織斑一夏です。

 

 趣味は機械整備と料理です。

 

 ホワイトラビット社の企業代表を務めてます。

 

 皆さん、よろしくお願いします」

 

 自己紹介が終わり、クラスメイトの反応はと言えば

 

 『キャァァァァァ!!』

 

 「イケメンで家庭的!?」

 

 「超優良物件よ!!」

 

 「私と結婚して!!」

 

 とクラスメイトの女子が騒ぐ事態となったのだ。

 

 そして、クラスに遅れて入って来て顔がガーゼだらけで右腕にはギプスをはめた女性は千冬姉だった。

 

 「山田先生、遅れてすまない。

 

 職員会議が長引いて遅れた」

 

 「織斑先生、大丈夫ですよ」

 

 千冬姉を見て、再びクラスメイトが騒ぐ。

 

 『キャァァァァァァ!!』

 

 「本物の千冬様よ!!」

 

 「千冬様に会う為に九州から来ました!!」

 

 「私に罵って!!」

 

 千冬姉は頭を抱えながらボヤく。

 

 「どうして、毎年だが私のクラスには、こうも問題児が集まる。私に対する嫌味か?」

 

 「織斑先生、私に言われましても…」

 

 「山田先生、そうだったな。

 

 諸君、一年間で使える様に鍛える。

 

 私が言う事には『はい』と答える様に

 

 それと、織斑が二人居るから一夏とアンと呼ぶ。

 

 先に言って置くが、一夏はこのクラスのアンと二組の鈴音とは夫婦関係だ。今更だが諦めろ」

 

 千冬姉の落とした爆弾にクラスメイト達は一斉に地獄へと転落して落ち込んだのだ。

 

 『なっ、何だってぇぇぇぇ!?』

 

 「しかも、重婚!?」

 

 「かっ、神は死んだ…」

 

 「では、アン。自己紹介を続けろ」

 

 「はい、織斑先生。

 

 あたしは織斑アンです。

 

 趣味は紅茶と銃器の整備です。

 

 それと、イチカはあたしと鈴の夫だから手を出したら、皆さんは賢明だから判りますね?」

 

 いつの間にか出した、実弾を装填済の海兵隊仕様の銃剣付きアサルトライフルを肩に担ぎクラスメイトを睨んだのだ。

 

 流石にクラスメイトは銃剣付きアサルトライフルを見て顔を真っ青にして首を壊れたブリキの様に黙って縦に振っていたが、二人の生徒は首を縦には振らずに一人の金髪の生徒は俺を睨み、一人は黒髪でポニーテールの生徒はアンを泥棒猫の様に睨んでいたのだった。 

 

 一人は判る。

 

 束さんの妹の篠ノ之箒だった。

 

 千冬姉は代表選手として多数の遠征で費用が掛かり、生活が苦しいとは千冬姉には言えず、少しでも生活費を稼ぐ為にバイトしていたが、両立が難しくて剣道を辞めた時に猛反発して、『何故、辞める!!バイトばかりで弛んでいる心を叩き直す!』と叫びながら竹刀で叩き暴力を振るったのが彼女だった。

 

 それにより腕を骨折して、千冬姉から預かった貯蓄を治療の為に削る羽目になってからは、俺は箒を幼馴染とは一切思っていない。

 

 だが、彼女はそれ以降も他の暴力事件が引き金となり他校へ引越すまでは、俺を見る度に暴力を振るい、暴力を振るう事に度々注意する束さんと啀み合う原因となった。

 

 SHRも終わり休み時間になり、アンから夕飯のオーダーを聞いていた時だった。

 

 「アンは夕飯は何が食べたい?」

 

 「う〜ん、あたしはイチカが作る牛テールのワイン煮込みかな。最近は鈴の作る中華が多かったし」

 

 「ちょっと、良いか?」

 

 声を掛けて来たのは箒だった。

 

 「う〜ん、牛テールのワイン煮込みか…」

 

 「イチカが作ったのが、た・べ・た・い・な♡」

 

 「判った、夕飯に作るから上目遣いはやめ…」

 

 だが、俺とアンはピンク色空間を全開にしながら無視して話を進める。

 

 「私の話を無視するなぁぁぁ!!」

 

 何処からか木刀を持ち出して、俺では無くアンを標的に殴り掛かる。

 

 箒はアンを狙ったが無駄だと思った。

 

 何故なら、アンはジオン軍の士官学校で学ぶ軍隊式格闘術では校内の女性士官候補生では2位の実力者だった。因みに1位は同期のアイナ・サハリンだったりする。

 

 「夫婦の時間を邪魔しないでくれるかな?」

 

 ビュン

 

 「なっ!?」

 

 アンは腰のベルトのホルダーに挿してあるレーザーガンを抜き、木刀を振り下ろす瞬間を狙って天井に向けてレーザーガンを撃ったのだ。

 

 レーザーは木刀を貫き天井には穴が開いたが、木刀は貫かれた際に柄から先が砕けたのだ。そして、アンは瞬時に立ち上がりジオン軍の軍隊式格闘術で身柄を一気に拘束してからバンドで手足を固定して箒を床に放置したのだった。

 

 「はっ、離せ!!

 

 銃を使うなんて卑怯だぞ!!」

 

 だが、先に手を出したのは箒であり、自己紹介ではアンはクラスメイトには警告をしていたのだ。

 

 この一部始終とアンが護身用のレーザーガンを抜き撃った事にクラスは一時騒然となるが、アンからの警告を守っていたクラスメイトは、逆に先に手を出した箒を冷やかな目で見ながら自業自得と思いながら放置されて休み時間を終えたのだった。

 

 無論、拘束されて放置中の箒は傷害未遂で授業に来た千冬姉に連行され反省房に2日程謹慎処分をされたのは言うまでもない。

 

 そして、初日が終わり鈴とアンの三人で寮へと戻る。

 

 「一夏、聞いてよ。

 

 二組にあたしを陥れた中国の代表候補生がいたのよ。

 

 初日から絡まれて模擬戦になって勝ったけど、紅式を寄越せって言い寄って来るし嫌になるわよ」

 

 「鈴、そうだったんだ。束さんに言って中国に企業からの抗議を入れてもらうよ」

 

 「お願いね、一夏」

 

 「あたしもイチカの過去で暴力を振るっていた例の束さんの妹が居たのよ‼

 

 で、夕飯の事を話していたら木刀であたしに殴り掛かるから、レーザーガンをつい撃っちゃった」

 

 「で、夕飯は何よ?」

 

 モップの事より、鈴は夕飯のメニューに眼を輝かせる。

 

 「イチカ特製の牛テールのワイン煮込み」

 

 「女としてはどうかと思うけど、一夏特製なら楽しみだわ」

 

 鈴はガッツポーズしながら喜び、購買に寄って牛テールのワイン煮込みの材料やその他の材料も一緒を買い、紙袋を抱えて私達の寮の部屋に戻ったのだ。

 

 ただ、三人の円満夫婦のやり取りにあちこちで女子生徒が壁を殴っていたのが見えたが気のせいだと俺は思いたい。

 

 私達に用意された部屋の番号は1122号室で『良い夫婦』とロゴも良い部屋だった。部屋も三人部屋で二部屋を使用して作られた部屋でも在った。勿論、シャワー室には三人で余裕で入れるお風呂が完備されている。

 

 マドカの部屋は1025室だったらしい。

 

 ただ、箒と同室だったらしく嫌そうな顔だったが俺に抱き付く事で自分を癒やしていた。

 

 「お兄ちゃん!!」

 

 そして、マドカに聞けば荷物を部屋に置き、部屋着に着替えてから俺達の部屋へと夕飯を食べる予定で部屋の前で待っていたらしい。

 

 そして、夕飯も入学祝いを兼ねて今日は洋食の予定だったのでスープのコーンポタージュは朝に作り鍋に寝かせてあるので温めるだけだった。

 

 だが、俺達の部屋の入口に仕掛けた防諜用にドアに挟んだ紙が廊下に落ちている事に気付く。

 

 「アン、鈴、武装を展開しとけ」

 

 「一夏まさか?」

 

 「やっぱり、誰か居る?」

 

 アンと鈴は銃剣付きアサルトライフルを拡張領域から出して武装し、俺は懐のホルダーからレーザーガンを出す。無論、鈴はアサルトライフルを持ちながらも暴徒鎮圧用のスタングレネードも出していた。

 

 「カウントしてから開けるぞ?」

 

 「イチカ、あたしは準備OKよ」

 

 「一夏、スタングレネードならいつでも行けるわよ」

 

 「じゃあ、行くぞ。3・2・1・GO!」

 

 ガチャリ

 

 「「「へっ?」」」

 

 ドアを開けると水着エプロン姿の痴女が居た。

 

 「おかえりなさいませ、ご主人様。

 

 ご飯にしますか?

 

 それとも、お風呂にしますか?

 

 それとも、わ・た・し?」

 

 一度、ドアを閉めて二人に確認する。

 

 「なぁ、今のさ。水色の癖毛のある女性が水着エプロンで居なかったか?」

 

 「一夏、あんた落ち着きなさい。

 

 疲れて無ければ、居たわよ」

 

 「確かに居たわね…」

 

 「じゃあ、次に開けたらスタングレネードを投入で頼むわ」

 

 「一夏、判ったわ」

 

 そして、再びドアを開けるとやはり水着エプロン姿の女性がいたのだ。

 

 「おかえりなさいませ、ご主人様

 

 私にしますか?

 

 それとも、わ・た・し?

 

 それとも……『ゴッロン』…へっ?」

 

 鈴がスタングレネードを部屋の中に投げ込みドアを閉めて女性が出てこない様にする。

 

 ボッン

 

 「キャァァァァ!?

 

 めっ、目がァァァァ!?

 

 ノォォォォ、耳鳴りがぁぁぁ!?」

 

 閉められ、中に閉じ込められた女性はスタングレネードを諸に喰らい、床でたうち回る声がドア越しに聞こえていた。

 

 「アン、鈴、突入!!」

 

 「「了解!!」」

 

 アサルトライフルを構え、三人同時に部屋へと突入して床でのたうち回る女性を銃床で頭を殴り意識を刈り取るとバンドで固定して拘束したのだった。 

 

 そして、部屋を確認すると夕飯用のコーンポタージュが食い散らかされ、冷蔵庫に冷やして在ったお祝い用のフランス産の高級なシャンパンまでも飲まれて無くなっていたのだった。

 

 「一夏、この女どう処分する?」

 

 「水着でもひん剥いて裸エプロンにしちゃう?」

 

 ゲシゲシと女性を足蹴にしながら半キレ状態の鈴に女性の水着の紐を切ってやろうと軍用のナイフを出して水着の紐を絡めているキレたアンの二人。

 

 結論はアンが水着の紐を全て切り女性の水着をひん剥いて裸エプロンにして、鈴はアンが水着をひん剥いた後に女性をロープで巻いて寮母室に投げ込んで来たのだ。

 

 無論、拘束した女性の全裸がキッチンから見えたが、俺は激おこ状態の二人を静める為に特製ディナーを作ったのだった。

 

 

 裸エプロン姿で拘束され寮母室に投げ込まれた女性は、後で知ったが生徒会長の更識楯無で2年生だったらしい。千冬姉から数時間による説教と俺達の部屋への無断侵入により反省文を200枚書かされたらしい。

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