ソロモンの防御衛星の起動により、ロンド・ベル隊のモビルスーツ隊は歓迎の洗礼を受ける事になる。
「うっわぁ!?」
数機のジェガンが防御衛星から大量に放たれた兎印の人参型のドリルミサイルを食らい、ジェガンはドリルミサイルより機体が穴だらけとなりながら四散する被害を出しながらもジェガン隊はソロモンへと向かう。
無論、後方のロンド・ベル隊の艦隊もミサイルやメガ粒子砲を衛星へと放つのだが、作った本人である束博士の性格の質の悪さが遺憾なく発揮された衛星には対ビーム兵器の防御用に積まれたアンチビーム爆雷が自動的にばら撒かれて艦隊からのメガ粒子砲は無効化され、クラップ級の一隻が防衛衛星から反撃された際にドリルミサイルを大量に大浴びるように食らい、クラップ級は大破や轟沈する以前にクルーが全員がミンチとなり死亡して漂流し、反撃にでたラー・カイラムから放たれたミサイルの直撃には耐え切れずに数基の防御衛星は四散する。
しかし、防御衛星を抜けたとしても、抜けた先にはソロモンの周りにアクシズのモビルスーツ隊や艦隊が配備されて待ち構えた状態であり、ロンド・ベル隊のモビルスーツのパイロット達は悪夢がこれからだとは知らない。
そんな最中、いち早く2つのモビルスーツ隊が防御衛星からの洗礼を無傷で通り抜けて行きながら防御衛星を破壊したモビルスーツはケーラの乗るガンダムMK-Ⅴと補充要員としてロンド・ベル隊に合流した元ティターンズのパイロットだったライラ大尉の乗るリ・ガズィカスタムとジェガン改を率いた部隊だった。
「ほら、チマチマしてたら置いて行くよ!!」
「ライラ大尉、先走らないで下さい!!」
勿論、アムロの乗るHi-νガンダムが率いるジェガン隊も防御衛星を破壊しながら抜けており、アクシズの前衛部隊であるギラ・ドーガ隊と交戦中だった。
「ちぃ、ソロモンに向かうには敵の数が多過ぎる!!」
ビームライフルを放ちながらギラ・ドーガを撃破するが、アムロが率いたジェガン隊はギラ・ドーガの数の暴力に曝され囲まれながら各個撃破されて数を減らして行くが、アムロ隊は逆襲してギラ・ドーガ隊を撃破して母艦であるムサカ級のタカオとアタゴを撃沈しながら侵攻する。
アン大佐を小隊長機としながら、カミーユと鈴にクェスの小隊とイチカ大佐を隊長機としたシャロとイリアにギュネイの小隊は第一防衛ラインを敷くギラ・ドーガ隊の後方に母艦で旗艦のミョウコウと随伴するアシガラとハグロにナチのムサカ級とソロモン防衛大隊第三中隊のブラックローズⅡ隊と共に第二防衛ラインを敷きながら抜けて来た連邦軍のモビルスーツ隊の迎撃に当っていた。
「遅いわよ!!」
「グッワァ!?」
アンが抜けて来たジェガンへと肉薄しながら接近するとビームサーベルを抜きながら切り裂いて撃破し、カミーユとクェスは前衛でビーム兵装を乱射してリフレクターインコムで反射させながら暴れ周る鈴のEx-Sガンダムをファンネルで支援しながら撃破して行く。
「アン、二時方向から敵機が来たわよ!!」
「あれは…戦後にアクシズのモビルスーツデッキで回収した筈のガンダムMK-Ⅴですって!?
はっ、はさか…
また、アナハイムは横流しをやりがったなぁぁぁ!!」
鈴の叫びにアンが反応すると、アンはアナハイムがガンダムMK-Ⅴを連邦に横流しした事にキレながら叫び、敵機はケーラの乗るガンダムMK-Ⅴとライラ大尉の乗るリ・ガズィカスタムが率いるジェガン改のモビルスーツ隊だった。
「アン隊長、あのゼータタイプは設計した責任を取りたいから、俺にやらせて貰っても良いですか?」
「アン、あたしもあのガンダムMK-Ⅴのパイロットにコケにされた因縁が有るからやるわ」
「はぁ…カミーユも鈴も…仕方無いわね。
ジェガン隊はあたしとクェスが引き受けたわ。
ブラックローズⅡ隊はあたしに続きなさい!!」
カミーユはリ・ガズィカスタムを見ながら、Z計画の初期設計をした責任からやると言い引かず、鈴は前回の戦いでコケにされた雪辱を果たすからと二人揃って頑固になり、その2機は譲らないと言い切る為にアンはクェスを引き連れ、鈴とカミーユに任せながらジェガン隊へと向かったのだった。
「セッヤァァァァァ!!」
「ちぃ!?」
「躱すのなんて、判ってたわよ!!」
「しつこい!?」
ガンダムMK-Ⅴへとスラスターを全開にしながら肉迫した鈴はビームサーベルを抜きなが斬り掛かるが寸の所で躱される。しかし、ケーラもビームライフルを放ちながら距離を取るが、そのまま突っ込んで来るEX-SガンダムのIフィールドにビームは阻まれてしまい鈴の接近を許す。
「前回の借りを返しに来たわよ!!」
「その声、まさか!?
あたしの恋人のアストナージを殺した、あの時のパイロット!!」
鈴は、これには記憶に覚えが在った。
レズン隊の救援の際にロンド・ベル隊の艦隊が対空射撃をする輪陣形内に突入しながらSガンダムブースターユニットのビーム兵装の乱射攻撃した時にラー・カイラムのカタパルトとモビルスーツデッキとの間に新たなモビルスーツが見えた為にビームカノンをジェガン改に直撃させていた。
鈴はまさかだとは思っていた。
事実、準備できたジェガン改の出撃準備でカタパルト付近のモビルスーツデッキに居たアストナージは鈴が放ったビームカノンがジェガン改に直撃した際に四散した大量のモビルスーツの破片を浴び、ノーマルスーツのヘルメットのバイザーが砕けてしまい真空状態の宇宙空間に曝されたアストナージの顔は頭蓋骨内部の内圧に耐え切れずに風船が破裂する様に破裂して即死していた。
無論、アストナージの死亡を知らないケーラはアクシズへの迎撃後にアストナージからの手料理であるチキンソテーとサラダを楽しみにしていた矢先だと言え、ラー・カイラムに戻ると恋人が入る死体袋と共にアストナージの死亡を聞き血の涙を流しながら恋人を殺したパイロットを絶対に殺すと心に強く誓い、チェーンがアナハイムから持参したガンダムMK-Ⅴを受領したのだ。
だが、鈴も同様にコロニーへと核攻撃した地球連邦を許す気は全く無いし、束さんから学んだ南極条約すら守らない連邦に与する彼女が許せなかった。
確かにアストナージとは、三つ巴の戦いの時にソロモンでブラックローズⅡの調整で束さんを交えながら何度か話をした記憶は在った。だけど、出産間近だったのもあり、ケーラと言う女性とアストナージが付き合っていた話は記憶には無かった。
「アストナージの仇だァァァァ!!」
「だからって、核攻撃した連邦に与する事なんかないでしょうが!!」
「アストナージを殺す事は無かったでしょ!!」
ケーラのガンダムMK-Ⅴと鈴のEx-Sガンダムがお互いの怒りをぶつけるかの様に機体を加速し、交差する様にビームサーベルがぶつかり合い何度も斬り合う。
「「あたし(私)等の戦いの邪魔するなァァァ!!」」
無論、二人の戦闘に乱入するギラ・ドーガにはケーラのガンダムMK-Ⅴがマイクロミサイルを放ち数機のギラ・ドーガを血祭りに上げて撃墜し、ジェガンに対しては鈴が四連メガビームカノンを放ち、リフレクターインコムで反射させて直撃させてズタズタにさせながら撃墜する。
キレた二人の戦いを乱入するイコール二人から殺される図式が両軍のパイロット達の認識となり、パイロット達は二人の戦いを関与しない事にある意味の認識の一致したと言えたのだ。
一方、カミーユもリ・ガズィカスタムと戦闘に入り、ビームカノンを乱射しながら数機の量産型ブラックローズⅡを撃墜しなら突入して来るリ・ガズィカスタムにビームシールドでビームを弾きながら肉迫する。
「ちぃ、相手はブルーローズタイプかい!?」
「前に出て来なければ殺られずに済んだのに!!」
「厄介な、ブルーローズMK-Ⅱの方かい!!」
「見える、そこぉぉ!!」
「くっ、小さいだけに!?」
無論、ライラも変形させてモビルスーツ形態になりビームライフルを放つが、両機の大きさは身長差のある機体なだけにカミーユの小型なブルーローズMK-Ⅱはリ・ガズィカスタムの死角に入り易く、ライラは変形するといった判断を誤ったとしか言えない。
「落ちろぉぉぉ!!」
「ちぃ、これがニュータイプの力かい!?」
ビームライフルの放ったビームを寸で躱すブルーローズMK-Ⅱのパイロットはニュータイプだとライラは悟るが既に遅く、パイロットの死角から入ったブルーローズMK-Ⅱに乗るカミーユに懐に入られてしまい、至近距離から展開されたハイパーメガビームランチャーを放たれてしまい、直撃したリ・ガズィカスタムはコクピットに大穴が開きながらもライラは叫びながらビームに飲まれて蒸発して死亡し、直撃したリ・ガズィカスタムは四散する姿をカミーユは呟きながら見届けたのだった。
「アン小隊長に合流するか…」
一方のイチカ達もアムロ隊と接触し戦闘となる。
「コイツは俺が足止めするから、シャロとイリアにギュネイはジェガン隊を迎撃しろ!!」
「「「了解!!」」」
『やはり、君もニュータイプだったか!!』
「まさか、アムロとまた戦うとは思って無かったさ!!」
アムロのHi-νガンダムとイチカのブルーローズMK-Ⅱとの戦闘となり、アムロはイチカが一年戦争を経てニュータイプに覚醒していた事実に驚きながらも、5thルナ攻防時のパイロットはイチカだったとアムロは認識する。しかし、Hi-νガンダムの高い機動力にも関わらず、ブルーローズMK-Ⅱの機動力に追い付くのは困難だと悟り、フィン・ファンネルを展開する。
「「ちぃ、行け!!
(フィン)ファンネル!!」」
しかし、イチカもアムロがファンネルを使うのは、ハマーンとシャアから言われた通り使うのは読んでいたからファンネルを使い、フィン・ファンネルを迎撃する。
「くっ、数の差か!?」
「このまま、押し切らして貰う!!」
「アムロに殺されたミチルや仲間達の仇すら取れずに舐めるなァァァ!!」
「ちぃ、まだ早くなるのか!?」
イチカの叫びにブルーローズMK-Ⅱの頭部に搭載されていたバイオセンサーが反応しながらもサイコフレームと共振しながらブルーローズMK-Ⅱの限界を超えた加速をさする。アムロは堪らずにフィン・ファンネルを自機の周囲に囲いIフィールドを展開してイチカの猛攻を防ぐのだった。
「くっ、やられる!?
なら!!」
そして、イチカからの猛攻から退避すべくアムロが取った行動は、ソロモン側へと退避する選択だった。
無論、アムロが退避した方には純白のブルーローズMK-Ⅱを乗るハマーンと赤く染められたブルーローズMK-Ⅱのシャアが待機していた。
イチカもアムロを追いながら追撃するが、大破しながらもモビルスーツ隊を出撃させたネェル・アーガマから出撃させた2機のゼータプラスが特殊弾頭のミサイルを積み飛行する姿を発見する。
「悪意の波動をあの機体から感じる!?
まさか、あの機体には!!」
悪意の波動を感じたイチカは、アムロの追撃を中断してゼータプラスの迎撃に当たる。無論、ミサイルの弾頭が核ならばと思うと接近戦を避けてファンネルによる遠距離から落とすしか無いと判断してファンネルを展開してゼータプラスへと行かせる。
「殺らせるかよ!!
行け、ファンネル!!」
そして、ファンネルは1機のゼータプラスへと殺到して、ゼータプラスを撃墜する。だが、ビームはミサイルを貫き眩しい光と共に爆発したのだ。
ピッカァ…ドォォォォン
「くっ、やっぱりかよ!?」
ゼータプラスを撃墜すると、もう1機のゼータプラスと数機のジェガンを巻き込みながらミサイルは核爆発を起こす。イチカは悪態を突きながらも母艦を探し当てたのだ。
「取り逃したネェル・アーガマかよ!!
沈めぇぇ!!」
無論、イチカはネェル・アーガマに容赦無くハイパーメガビームランチャーを放ち撃沈したのだった。
「アムロ、決着を着ける!!」
イチカはシャアとハマーンが相手をするアムロが居るだろソロモンへと向かったのだった。