一夏がシャアに拾われた件について   作:ロドニー

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その後とイチカの目覚め

 

 

 ソロモンの決戦から数日が経ち、薄暗い部屋の中黒いゴシックドレス姿をした旧オリムラ中隊の女性隊員にそっくりな女性が、一人の老いた男性に近付き話し掛ける。

 

 「あら、サイド2への攻撃は成功したのにソロモンへの核攻撃は残念だったわね」

 

 「何だと!?」

 

 「人質まで使って向かわせたロンド・ベル隊は壊滅したし、アムロは捕虜として捕まったわよ」

 

 「貴様は拾った恩すら捨てて、私を消す気か!!」

 

 「あら、私はアナタなんかに拾われたつもりは無いし、抱かれたい男が居るから身体を時間を掛けて癒やしただけよ。ジャミトフ閣下?」

 

 「きさ…」

 

 パンパン…

 

 豊満な胸の谷間から出した拳銃で乾いた音を出しながらジャミトフの額へと放ち射殺する。

 

 「早く、イチカを抱き締めたいなぁ…」

 

 豊満な胸を腕で抱き押しつぶしながらイチカを思いを馳せるのだったが、彼女の頭の中はお花畑の最中であり、束さん並みのダイナマイトボディに成長した身体をイチカにどう味合わせながら搾り取ろうかと思考する辺りはイチカの嫁達と同じく肉食系女子である。

 

 勿論、イチカ達は彼女が生きていたなんて予想すらしていなし、精神世界にシャア達の未来となるこの世界を構築した本人である彼女は気付いていない。ただ、彼女のニュータイプの力も後僅かであり、イチカを元の世界へ戻した後に彼女も向こうで目覚める為に力を行使すれば、カプセルで再び眠るしか道は無かった。

 

 彼女はジオン公国の記録では正式には戦死していたが、ノーマルスーツ姿で瀕死の重症で漂って所を占領したア・バオア・クー近辺を哨戒していたマゼランに座乗していたバスクに拾われ、治療ついでに身体検査の結果はニュータイプの素質が高かった為に回復次第、オーガスタ研究所に送られニュータイプの波動を調べる為の生体ポッドの中に入れられて人体実験の為だけに眠らされたまま使われる。

 

 しかし、オーガスタ研究所の地下深くに仕舞われていた生体ポッドはグレミー・トトのオーガスタ研究所の襲撃にも発見されずに済み、彼女が完全に目覚めたのはロンド・ベル隊がソロモンへの侵攻してアムロが敗北した後だった。

 

 彼女は眠りならも、ニュータイプの波動を使い生体ポッドによるニュータイプの波動を増幅させて、イチカを二度も助けていた。

 

 「フフフ…さて、頼れるお姉さんの最後の仕事は、イチカを元の世界に戻しながら、あちらの私もオーガスタ研究所の地下に眠っているから目覚めさせてソロモンに向かわせないとね。全く、アンとシャロは抜け駆けしてイチカと結婚してるし、妻や子供も沢山居るみたいだから、イチカの妻達には少しお仕置きを考えないとね♪」

 

 ジャミトフを射殺した彼女はニッコリと笑い、ジャミトフへのトドメに谷間から出した手榴弾のピンを抜き胸に抱かせる様にセットすると、ニューヨークシティの高級住宅から抜け出して、再び眠る為に旧オーガスタ研究所へと姿を消したのだった。

 

 

 彼女が目覚めたとは知らないイチカ達だったが、アムロはアンとシャロに謝罪はしたのだが、二人はアムロの胸倉を掴んだ上で往復ビンタした後に許したが、アムロの妻であるチェーンは二人を睨むが、アナハイムの元職員だった事を知るイリアに捕まり尋問の末、ガンダムMK-Ⅴの横流しの件を認めた上で処罰としてアクシズの技術最高副顧問のニナ・ガトー大尉のアシスタントとして働かせる事になる。

 

 無論、ソロモンの技術部のブラック振りは健在だったらしく、束博士が残した大量の技術の解析する作業の多忙さにチェーンは、調査で多忙を極めるアムロとベルトチーカを混ぜながらのイチャ付きながらの子作りの暇すら無い事にニナ大尉に泣き付いたらしい。無論、ロンドンにアムロが来た際に抜け駆けして当たりを引いたらしくアムロとの子を宿しているとは、チェーンに言えないでいるベルトチーカだった。

 

 そのアムロだが、シャアの直属の配下となったらしくムサカを母艦に与えられて、束博士が提唱した小型高性能機の所有の疑惑のある新サイドのフロンティア1のとある企業への調査に向かわされたとハマーンは語る。

 

 シャアとハマーンだが、ナタリーが長女を出産したらしく、チャンスだと何時も以上にイチャラブするのだが、もう一人欲しいと寝室に突入して来たナタリーからハマーンはお預けとなる所が、二人で寝ようと言ったのが運の尽きでシャアは二人からこってり搾り尽くされたらしい。

 

 俺だが、アン達に精神世界を案内されて元に戻る事が出来たのだが、暫く休んだ後に体力が戻ると、暫くお預け状態だった妻達は静かに眠る俺の部屋へと目掛けて全員が突入を果たして淫獣化して一斉に食われ、ミイラの様に干乾びた為に緊急搬送され入院したのは別の話だったりする。

 

 そして…

 

 「一夏!!」

 

 「お兄ちゃん!!」

 

 「グッェ!?」

 

 妻達から数日程、こってり絞られて再入院した後に退院してからはIS学園に復学したのだが、マドカと千冬姉にこの様に大泣きされながら抱き締められて窒息しそうになっている。

 

 無論、束さんは千冬姉に土下座して謝りながら俺の娘を妊娠したと報告したのだが、いつの間にか増えた妻の挨拶やら娘達の紹介に理解が追い付かずにビールの缶を持ったまま気絶したのだと妻のクリスが言う。

 

 そして、俺が目覚めてから2ヶ月後、ホワイトラビット社の秘密ドックにはアクシズの強襲揚陸戦艦ムサシが入っており、宇宙世紀の世界へと行くために縮退機関を積む改修が施されて大量の物資と弾薬が積み込まれている作業の真最中だった。

 

 「全く、いっくんは…」

 

 娘で産まれたばかりの春香を抱きながら、未だに修理中のいっくんのブルーローズMK-Ⅱを見ながら積み込み作業の監督をしていた。無論、クーちゃんは一緒に行くと聞かずに社長をスコールに任せて秘密ドックで手伝いをしている。

 

 「束さん、暇だから来たわよ」

 

 「あら、アンちゃん。

 

 今は、学園のタッグトーナメントの最中なのにどうしたのかな?」

 

 「あぁ、アレね。

 

 あたし達が出ると出来レースになるから出場はしないでくれって、学園長に言われて暇なのよ」

 

 暇そうにしながら、アンとシャロの二人が秘密ドックへと来ていた事に驚きながらも、事情を聞けばホワイトラビット社の面々は出場が学園長から認められずにお休みとなったらしい。シャロは、束さんの愛娘をあやしながら抱えており、束さんに例外なく大きい胸が好きなのかシャロの胸を鷲掴みしながら遊ぶ。

 

 「物資の積み込み作業って事は、束さん?」

 

 「うん、いっくんに言われた通りに向こうに行くよ。ハマーンちゃんのお姉さんもだし、いっくんの美味しい料理の決め手となる産地は守りたいからね」

 

 「まぁ、あたしもイチカの料理は好きだからね」

 

 「へぇ、あたしの料理より一夏の料理が楽しみだと?」

 

 「「うん、そうそう…って……鈴(ちゃん)!?」」

 

 不意に後ろから声を掛けられた質問に素直に答えるアンと束さんは機械油の切れたブリキの様に振り向くと、こめかみに青筋を浮かべ腰に両手を当てながら立つ鈴がいたのだ。

 

 「アンタ達、死にたい訳?」

 

 「「すっませんした!!」」

 

 一斉に土下座して謝る光景は何時もの光景になりつつあるのだが、秘密ドックから出撃する3日前となる朝にまた事件が起こる。

 

 「ふぁぁぁぁ、よく寝たな…って、デジャヴだな…」

 

 「すぅ…すぅ…すぅ…すぅ…」

 

 「マジか…」

 

 昨日の夜は妻達のローテーションにより、俺が一人で眠る日でありぐっすりと眠れる夜だったりする。しかし、昨日の眠る前に飲む水を飲んでからは一切の記憶すら無く、気怠さから目が覚めると床には脱ぎ散らかった服とシーツには赤い染みと俺の腕を抱き枕にして眠る全裸姿のクェスの姿だった。

 

 「っん……あっ、おはようイチカ…」

 

 俺が部屋から逃げ出す以前にクェスが覚めてしまう。

 

 「何故、クェスがいるんだ!?」

 

 「う〜ん、インドの山で修行中に黒い穴に落ちたと思ったら、イチカの眠る部屋だった?」

 

 どうやら、修行中に宇宙世紀の世界から来たらしい。

 

 「何故、全裸なんだよ!!」

 

 「えぇぇ、イチカがソレを聞くの?

 

 ……イチカのえっち」

 

 「グッハァ!?」

 

 クェスの上目遣いからの『イチカのえっち』にかなりの破壊力があるのに気付くが、どうやら俺が寝ている内に食べたらしい。確か、鈴からやるなよと言われた筈だったが…

 

 「だって、言われたのは精神世界の私であって、私は言われてないもん!!」

 

 「マジか…」

 

 クェスが俺の思考を読んでいたらしく説明してくれたが、これを鈴達にどう説明すれば良いのやら解らん。

 

 だが、そうは問屋が許さないのはお約束だろう。

 

 「はっ、クェスの波動を感じるですって!?

 

 まっ、まさか!?」

 

 ドッ、ドドドドド

 

 バッァァァァァン

 

 クェスのニュータイプの波動を感じて鈴の走る足音が響きながら部屋前に来ると俺の部屋の扉が吹き飛び、鈴が部屋へと入り叫ぶ。

 

 「くっ、クェス!?」

 

 「テッヘェ、来ちゃった♪♪」

 

 「あんたねぇ、来ちゃったじゃなァァァァい!!」

 

 「ついでに、イチカに初めて上げちゃった♪♪」

 

 まさかの事実に鈴も驚愕しながらも額には何本もの青筋が浮かび上がり、怒りを顕にする。

 

 「何ですって!?

 

 アンタ、まさか精神世界で言われたのを破る気!!」

 

 「えぇぇ、言われたのは向こうの私じゃん」

 

 「くっ、確かにそうね!!

 

 でも、確かに向こうの世界でしたら許さないとも言ったわよ!!」

 

 「でも、癖になちゃったから食べちゃった♪」

 

 「ぬっぐぐぐ」

 

 クェスが楽しそうに鈴をからかい、鈴は逆にクェスに遊ばるれる状況にゲンナリしながら部屋から逃げようとするのだが、更に部屋へと向かう足音に気付いた俺は寮の廊下の窓ガラスを突き破り、三階から飛び降りると一目散に逃げるのだった。  

 

 「あっ、イチカが逃げた!?」

 

 「イリア、イチカを追うわよ!!」

 

 「げっ、アンまで追い掛けて来るのかよ!?」

 

 「イチカ、待ちなさァァァァい!!」

 

 「私もチャンスね!!」

 

 「あっ、クェスが逃げた!?」

 

 そして、俺を学園内を追い回すアンとイリアにクェスを捕獲しようとするクリスとエマ達率いる妻達のデス・マーチが始まったのは言うまでも無かった。 

 

 

 

 

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