一夏がシャアに拾われた件について   作:ロドニー

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モビルスーツ泥棒とマジギレの白星

 

 私は白星。

 

 イチカをイチコロにすべく、漸く肉体を手に入れたと思ったのだが、イチカの自室に籠もる匂いとベッドの惨状には目を瞑りたくなる。

 

 「あっはぁ!!」

 

 「シャロ、これ以上は…」

 

 「イチカ、萎れても出るから大丈夫よ!!」

 

 「マジ、死ぬから!?」

 

 イチカの妻の中では最強とも言える色欲魔のシャーロットさんはイチカに跨り腰を振る。無論、アンさんと鈴さんはベッド上で全裸であられも無い姿で気絶しており、エマさんとクリスは満足して寝息を立てていた。

 

 「さぁ、さっさと逝きn…グッべぇ!?」

 

 「白星!?」

  

 なんか、ムカついたからシャロに当身を首に当てて気絶させる。無論、イチカは驚愕の表情をしながら私を見るのだが関係無い。ワンピースを脱ぎ捨てながらイチカに妖艶な笑みを浮かべながらベッドへと侵入を果たしたのだが、タイミング悪くツキノから通信が入る。

 

 「ちぃ…(くっ、イチカをまた食べ損ねたわ…)」

 

 『イチカ大佐、シャングリラに近付きつつありますのでブリッジへお越し下さい』

 

 「ふぅ…今、行く(ある意味、助かった…)」

 

 二人の内心は違えど、白星が更に機嫌が悪くなったのは言うまでも無かった。

 

 

 同じ頃、シャングリラの学校から抜け出したジュドー達はとある噂を耳にする。

 

 「ジュドー、聞いたか?」

 

 「ビーチャ、何の話だよ?」

 

 「えっ、ジュドーでも知らないの!?」

 

 「エルまでなんだよ?」

 

 「僕の父親の話を聞いたんだけど、シャングリラにアクシズの最強部隊の戦艦が入港するらしいんだよ」

 

 「公社に出入りするイーノの父親からの話かよ。ビーチャ、まさか?」

 

 「最新鋭のモビルスーツを扱う部隊らしいから、母艦に忍び込んでやろって話だよ」

 

 「ビーチャ、止めときなさいよ。あの部隊のクルー全員って海兵隊出身じゃなかった?」

 

 「エル、詳しく」

 

 「あたしも気になったから調べたけど、アクシズのオリムラ中隊の母艦で間違いはないし、機体は最新鋭のモビルスーツも間違えない。でも、クルーは海兵隊のシーマ艦隊の女性隊員で特殊任務すら出来る連中みたいね」

 

 「エル、その話はマジか?」

 

 「あたし達みたいな素人が侵入出来る程、警備が笊じゃ無いわね。でも、近所の食料関係のおじさんの話だと食料の大量買い付けが在ったみたいだし、トラックに侵入すれば可能じゃない?」

 

 エルとイーノの情報から、シャングリラに来るのはアクシズが誇る精鋭中の精鋭のオリムラ中隊だと知る。

 

 無論、情報が足りない。

 

 「なぁ、ビーチャが俺を呼び出したのはまさか?」

 

 「勿論、作業用ポッドで偵察だな」

 

 ビーチャの一言に殴りたくなる。

 

 「何でだよ!?」

 

 「おっ、モンドの奴、上手くやったな」

 

 「モンドが居ないが、どうしたんだよ?」

 

 「モンドなら港での公社との騒ぎを聞いて、先に港に向かわせたんだよ。ほら、ムサシと公社で入港に纏わる事で揉めてるってモンドから情報が来たぞ」

 

 確かに、モンドからの最新の情報だと宇宙港の入港に纏わる事で揉めてるいるのは確かだった。無論、普通なら宇宙港への入港なら俺達からしたら高額かも知れないが多少は金を支払う。しかし、腐り切ったシャングリラのコロニー公社の連中なら高額の支払いを要求するのは明確だった。そして、作業用ポッドでムサシを偵察した後にエルが発案して押さえた食料物資の運搬用のトラックの荷台の中に紛れ込み宇宙港へと向かったのだ。

 

 

 シャングリラの宇宙港を前にシーマが青筋を何本も浮かべ、コロニー公社の豚の様に肥った役人と通信モニターを挟み揉めていた。

 

 「アクシズの財力なら、ジェラルミンケース換算にして金塊で8ケースは可能でしょ?」

 

 「舐めんじゃないさね!!

 

 これは、アクシズとコロニー公社との不可侵条約に対する違反さね!!」

 

 「いやいや、私共は下っ端役人故にねぇ」

 

 シーマが公社の連中と話し合いとなった理由は、シーマが一番階級が上だったのもあるが、コロニー公社と不可侵条約を結んで来た本人が出たほうが早いとのシーマの話だったが、月面を本拠地とするコロニー公社なら素直に話は進むだろうが、相手は腐り切ったコロニー公社の下っ端の役人だったのが、シーマが計算が狂った原因だと言えた。

 

 しかし、不可侵条約下のコロニーへの入港は金塊を入れたジェラルミンケースで一つと決められており、明らかに請求が高過ぎで、シーマはニヤリと笑いながら最強のカードを切ったのだ。

 

 「おやおや、このシーマ様に喧嘩を売る気なのかい?」

 

 「入港出来なくて困るのは、そちらでは?」

 

 「なら、コロニー公社から受けた、コロニー公社の役人からの不正請求に対する逮捕権を行使されても文句は言えないさね?」

 

 「おっ、脅しだ!?」

 

 「おやおや、多額の請求をしたのはそちらさね。

 

 ムサシの警備科に通達!!

 

 装備はA装備でこの馬鹿共を逮捕しな!!」

 

 シーマの叫びにツキノは、警備科へと通達され2分後のモビルスーツデッキにはノーマルスーツを着込んだ警備科の60名が海兵隊のA装備をして待機していた。

 

 「アンタ達、公社の役人への殺しはご法度さね!!

 

 突入次第、指揮所とコントロールルームの即時制圧!!」

 

 「了解!!」

 

 10人乗りのランチに6機に分譲して乗り込んだ海兵隊隊員の女性クルー達はシャングリラの港のコントロールルームへと突入して行き無殺傷にて制圧して行く。無論、女性クルー達が独立戦争時のラバウル戦線では『シーマ艦隊のアマゾネス』と言われた由縁通りに指揮所とコントロールルームを素早い動きで一時間もしない内に完全掌握して制圧したのだった。

 

 無論、艦長ながら突入メンバーの先陣を切りながら突き進んだツキノ中佐だったが、アサルトライフルを乱射して反撃する公社の役人達を低姿勢で突入しながらグーパン一撃で沈める光景はコロニー内部側から覗いていたモンドが縮こまる程に怖かったらしい。

 

 コントロールルームを制圧後に入港したムサシは係留されて機関部の修理が真っ先に始まり、物資の搬入やジャンク屋から材料を買い付ける為に束さんとシャロとアンがトラックに乗り向かい、機体があるパイロット達は待機所にて待機となる。

 

 そんな公社側の混乱を利用して侵入に成功させた悪ガキ達は補給物資を積んたトラックに紛れながらムサシのクルーにバレる事なくドック内へと侵入していた。

 

 「まさか、公社の連中が捕まるなんてな」

 

 「私服を肥やしていたんだから自業自得じゃない」

 

 エルは辛口に公社の連中を切り捨てながら、補給物資を積んだトラックから下車してムサシの昇降ハッチへと近づく事に成功する。無論、ムサシの機関部の修理で警備が疎かになっていたのが幸いでジュドー達はムサシ艦内へと侵入したのだった。

 

 

 しかし、ジュドー達の侵入は思わない方向でバレて捕まる事になる。

 

 エル&ビーチャの場合

 

 スクラップ屋からモビルスーツのジャンクを買い付けに向かったシャロとアンに束さんの三人はムサシの外装の装甲板と同じガンダリウム合金複合材を使用するソロモン製のモビルスーツの残骸を大量確保に成功してホクホク顔な束さんと共にムサシへと戻る。

 

 「これだけ在れば、外装だけでなく皆の機体も直せるかな」

 

 「束さん、買い過ぎですよ」

 

 「私も同じ意見ですよ」

 

 「えぇ…アンちゃんはモビルスーツが無いと不便じゃ無いのかな?」

 

 「うっぐぅ!?

 

 あたしの機体は撃墜されて、失くしてたわ…」

 

 「シャロちゃんも外装系の装甲だって被弾箇所が多いから装甲の交換だったよね?」

 

 「くっ、アンを連れて逃げるのに被弾してたわ…」

 

 「でも、何でイチカの世界で修理しなかったのよ?」

 

 「アンちゃん、いっくんの世界でガンダリウム合金が精製出来ると思うかな?

 

 束さん的には可能だったよ。

 

 でも、真空で尚かつ月の重力下で無ければ精製が難しいガンダリウム合金と材料のチタンを大量購入なんてしたら軍事転用の容疑でIS委員会に監査されて終わってたよ?」

 

 束さんの論破により二人は沈み、廊下を曲がるとシャロと束さんは見慣れない二人がぶつかる。

 

 「「「「キャア!?」」」」

 

 ボッフ

 

 「なっ、なんだ?

 

 めっちゃ、柔らかい?」

 

 「私の胸を揉むなぁ!?」

 

 「へっ、この柔らかさが女の胸!?」

 

 「こっ、このぉぉぉ変態!!私の胸を揉んで良いのはイチカだけよ!!」

 

 ドッゴォォォン

 

 「ゲッフゥ!?」

 

 ビーチャが衝突した際にシャロを押し倒してしまい、シャロのスイカ級の胸を両手で掴みながら揉んだのが運の尽きであり、怒り爆発のシャロに太股で首を挟まれたビーチャはシャロがスカートだったのが悪いのだが、シャロの黒いレースのパンツが丸見えな状態で挟まれながら甘い香りに包まれた一瞬だけ、年頃なのかエロガキ状態のビーチャは幸せそうな顔になるが、まさかの首投げを食らうとは予想出来ずに床とファーストキスをする事になるは思いもよらなかった。

 

 同じく、エルも束さんのスイカ級の胸に顔面から突っ込んでいたが、束さんに抱かれていたのだ。

 

 「あら、可愛いくて元気だねぇ」

 

 「わっぷぅ、はっ、離せ!!

 

 このおっぱいお化けがぁぁぁぁ!!」

 

 アンは死んだ魚の眼になりながらも束さんの沈む胸に社会的格差を感じて睨むが、この時だけは無い物同士のエルを同情したのは言うまでも無かった。

 

 「ねぇ、アンちゃん。

 

 この元気娘を束さんと娘の専属のメイドにしても良いかな?」

 

 「構いませんが、クロエが嫉妬するわよ?」

 

 エルが叫びながら暴れるが、肉体レベルで人外の束さんから逃げられる訳では無く、次第にエルは束さんの巨大な胸に埋められて行き、二人の会話が終わる頃には窒息していつの間にか気絶していたのだった。

 

 無論、束さんに気に入られたエルは娘の専属のメイドにさせられたのは別の話だったりする。

 

 

 イーノとモンドの場合。

 

 侵入して直ぐに良い匂いに釣られた二人が向かった先は厨房だった。無論、厨房では鈴の他にはマウアーが監視をしながら首輪を嵌められた刀奈が強制労働中であった。

 

 「ほら、さっさと仕事しないと昼飯を抜くわよ!!」

 

 「ひぇぇぇ!?」

 

 鈴が刀奈に叫びながらも、昼に向けて大量の仕込みと調理に大忙しだが、佐官級の食堂は鈴が牛耳る為に下士官は食べに来れないがオリムラ家の家族は別だった。

 

 勿論、食堂には娘達全員が集まり勉強したりしており、母親である鈴に監視され素直に勉強するのだった。

 

 しかし、勉強する娘に甘いのが鈴であり合間を縫って作り上げたマンゴープリンやドーナツは娘達のおやつの代表格だった。

 

 「ほら、千秋達のおやつよ!!」

 

 「はァァァい!!」

 

 「美味そうなドーナツ…」

 

 「モンド、子供のだから駄目だよ?」

 

 千秋を呼び、今日のおやつであるドーナツを載せたお盆を受け取る。千秋は慎重に運びながら姉妹のいるテーブルへと運んだのだが、物影から覗きながら匂いに我慢できなかったモンドが千秋が持つお盆からドーナツを奪い食べようとしたのが運の尽きだった。

 

 「もう、我慢出来ない!!」

 

 「あっ、私達のおやつが!?

 

 皆共、私達のおやつを奪った不届き者に掛かれ!!」

 

 「「「「「「「「おぉ!!」」」」」」」

 

 「「ギャァァァァァァ!?」」

 

 「あら、侵入を撃退したのね。千秋達のお手柄ね」

 

 長女の千秋を筆頭に姉妹は、モンドと逃げるイーノへと突撃しながら、鈴直伝の中国拳法を使いモンドとイーノを姉妹達が囲いぶっ飛ばして行く。ただ、別の角度で見たら集団リンチにしか見えなくも無いが、娘達の楽しみだったおやつを奪ったのだからやられても文句は言えないし、食べ物の怨みは恐ろしいと言える典型的な事であるのでモンド達は救いようの無い馬鹿だと言えた。

 

 「あら、侵入者をちゃんとロープで縛り上げるなんて母親としては感動ものね」

 

 「鈴、違うと思うが…」

 

 勿論、娘達にズタボロにされた二人はロープでグルグル巻きにされており、鈴は娘の成長の嬉しさからドーナツの他に杏仁豆腐を付けたのだった。

 

 無論、一部始終を見ていたマウアーと刀奈だったが娘達に中国拳法を教えていた事実に驚き引きながらも、マウアーも娘が産まれたらボクシングを教えようと心に決めたのだった。

 

 そして、ジュドーだけはモビルスーツデッキに侵入する事に成功するが、目を付けたモビルスーツはイチカの専用機のブルーローズMK-Ⅱだった。

 

 「へぇ、これが…」

 

 ジュドーはこれを売り飛ばしたら幾らになるのか末恐ろしくなるが、間違えなくアクシズでは最高単価のモビルスーツである事には変わらない。無論、イチカのブルーローズMK-Ⅱは初期生産型であり量産型ブラックローズⅡが3機作れる値段だとアクシズのとある会計科の職員が語っていたらしい。

 

 「よし、早速頂くぜ!!」

 

 「クンクンスゥハァ…」

 

 ジュドーは見付からない様にブルーローズMK-Ⅱのコクピットへと向かい、ハッチを開けると一人の少女を見付けてしまう。

 

 「「へっ!?」」

 

 無論、少女は下着を降ろしてイチカのシャツを嗅ぎながら下半身のある所を弄って居たらしく、ジュドーに見られてぷるぷる震えながら顔を真っ赤にする。

 

 「どうぞ、ごゆっくり…」

 

 「/////////⬛⬛⬛⬛▲▲▲●●●!?」

 

 少女はコクピット内で言葉に成らない叫びを上げ、ジュドーは見なかった事にする為に開けたコクピットハッチを締めて降りようとした所にブルーローズMK-Ⅱのコクピットハッチが吹き飛ぶ。

 

 バッァァァァァン

 

 「やっべぇ!?」

 

 「はぁはぁ…ぶっ殺す!!」

 

 「見たのは謝るから!?」

 

 「うるさい!!

 

 アンタの頭をスイカの様にぶん殴って破裂させてやる!!」

 

 「いや、食らったら死ぬから!?」

 

 グーパン一撃でコクピットハッチを吹き飛ばした白星は、見ただろうジュドーを追いかけながら叫ぶ。無論、ジュドーも死にたくは無い為に必死に逃げるが、顔を真っ赤にしながら白星はぶん殴る為に必死に追う。

 

 「食らいなさい!!」

 

 「ちょっと、危ねえ!?」

 

 「きぃぃぃ、躱すなぁぁ!!」

 

 白星が瞬時加速でジュドーに追い付き、拳を全力で振るがマトリックスの様な背中を反らしながら躱してジュドーは更に逃げる。

 

 そして、白星に火に油を注ぐ様な出来事が起きる。

 

 「ぶっ殺す!!」

 

 「あっ、危ねえ!?」

 

 ズッルゥ

 

 「「キャア!?」」 

 

 白星か再び全力で殴り掛かるが躱された時にジュドーを巻き込み転倒したのだが、その際にジュドーの両手は白星の胸を掴んでしまったのだ。

 

 「私の胸を揉んだなァァァ!?」

 

 「あっ…やっべぇ…」

 

 咄嗟に逃げるジュドーに埒が明かないとミネバを呼んだのが白星の運の尽きだった。通路の角で隠れてダイヤモンド製のフライパンを握るミネバはジュドーが通るのを待ち伏せする。

 

 「よし、今だ!!」

 

 「あっ、危ねえ!?」

 

 「へっギャン!?」

 

 ジュドーが来たのを機にフライパンをフルスイングしたのだが、ジュドーはフライパンを背中を反らして躱し、殴られた所を殴ってやろうとジュドーに近付いた白星を間違えて殴ってしまったのだ。

 

 勿論、ダイヤモンド製のフライパンは白星の頑丈さに砕けたが、殴られた白星は白目に俯きながら気絶をするのだったが、ジュドーはイチカに見付かり逮捕されたのだった。

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