魔法少女リリカルなのは~二天龍を従えし者~【本編完結】   作:眠らずの夜想曲

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第9話~始めるよ~

―――???。

 

 

「我、目覚めるは」

 

「覇の理を神より奪いし二天龍なり」

 

「無限を嗤い、夢幻を憂う」

 

「我、赤き龍の覇王と成りて」

 

「汝を紅蓮の煉獄に沈めよう」

 

『Juggernaut Drive!!!!!』

 

 

なんだあれ?

空には巨大なエネルギーを感じる船が浮かんでいる。

 

あそこにいるのか……?ヴィヴィオ……

 

考えていてもしかたない、あの船に乗り込もう。絶対に何かあるはずだ。

俺はドラゴンの翼を展開して、船に向かって神速で飛んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――船。

 

 

「ォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」

 

 

船の周りにはガジェットがうじゃうじゃいた。

だが関係ない。

 

壊して、壊し尽くす。

 

簡単だ。だって何も考えずにぶち壊せばいいんだから。

それにしても面倒だ。

 

 

「一気に決めるか……」

 

 

俺は空中に完全停止する。

ガジェットが攻撃してくるが、ATフィールドに邪魔されて俺まで攻撃が届かない。

 

そろそろか……

 

今の俺は仙人モードだ。

目の周りには隈取りがある。

 

 

「一気に決めるぞ……」

 

 

俺の手のひらに、チャクラが渦を巻きながら出現していく。

それは徐々に手裏剣の形に変わっていく。

 

 

『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!!』

 

 

瞬時に十回の倍化。

それのおかげで、手裏剣はものすごい大きさになる。

 

 

「くらえ……風遁・螺旋手裏剣(ふうとん・らせんしゅりけん)!!」

 

 

ギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリ!!!!!

 

周りにあったガジェットが吹き飛んでいく。

 

 

「んじゃまぁ……潜入と行きましょうか」

 

 

俺はニヤリと笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――船内。

 

 

しばらくすると、何か聞こえてきた。

この声は……フェイトか!?

俺は声の元に走る。

 

そこには、赤い紐のようなものに縛られているフェイトと……女が二人。

さらに……

 

 

「ジェイル………スカリエッティ」

 

 

クソ野郎がいた。

いた。

いたぞ。

見つけた。

 

 

「見つけたぞォォォォォォォォォ!!」

 

 

俺は思いっきり床を踏み抜き、特攻する。

 

 

「誰だ!!」「何者だ!!」

 

 

女が声をかけてくるが気にしない。

 

 

「ォォォォォォォオオオオオオオオオオオ!!!」

 

 

そのままの速度を維持して、思いっきりクソ野郎を蹴りぬく。

 

 

「ゴボォ」

 

 

クソ野郎の口から血が出る。

だが関係ない。

 

 

「俺の娘……ヴィヴィオは何処だ?」

 

 

俺は足を引き抜き、クソ野郎の血を止めながら聞く。

 

 

「ガハァ……」

 

 

震えながら指をさすクソ野郎。

向こうか……

 

 

「フェイト……お前は地上の援護に行け。ここは俺に任せろ」

「わ、わかった」

 

 

すなおにしたがってくれたか……

 

じゃあ……いくか。

 

ブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンブン

 

俺は新しい武器(クソ野郎)で壁をぶち壊しながら進む。

途中でなにか聞こえたが気にしない。

 

そろそろか……

 

ドガアァァァァァァァァァァン

 

壊した壁の向こうには……

 

 

「ずいぶんと成長したな……ヴィヴィオ」

「パ………パ?パパなの?」

「え!?」

 

 

なのはもいたのか。

なのははすごく驚いているようだけど、どうしたんだ?

あぁ、はいはい、理解しました。

成長したヴィヴィオがなのはをママと認識しなかったんだな。

でも、俺のことをパパと認識したから驚いているんだ。

 

 

「パパ!!」

 

 

テテテテテテテテテテテ

 

と寄ってきて抱き着いてきた。

 

 

「安心しろ……もう眠っていいぞ」

「う……ん……」

 

 

俺は写輪眼でヴィヴィオに幻術をかけて眠らせた。

 

 

「うし……なのは、なんでそんなにボロボロなんだ?」

「へ?えへ、えへへ……油断しちゃって……」

 

 

そうか……無事ならそれでいい。

それより……

 

ヴィヴィオだ。

眠らせたら、元の大きさになぜか戻った。

今確認してみたが、特に異常はない。

ならいいか。

 

 

「帰るか」

「そうだね」

 

 

俺となのはは、船のハッチまで移動した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――船、ハッチ。

 

 

「刃くん、私もう魔力なくて飛べないんだけど……」

「だと、思った。安心しろ、俺の妹を呼ぶ」

「妹って……まさか」

「そうだ。おいで……紅」

 

 

紅の魔法陣が展開される。

そして、そこから出てきたのは……

 

 

「お兄ちゃーん!!」

 

 

俺に抱き着いて顔をスリスリしてくる。

かわいい……

 

おっと今はそれどころではない。

 

 

「紅、龍化して俺らを送ってくれ」

「はいはーい!!いっくよー!!」

 

 

紅はハッチから飛び出して、落ちていく。

そして……

 

グォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!

 

 

「きたか……ほれ、行くぞ」

「う、うん……キャッ///」

 

 

俺はヴィヴィオとなのはを抱き上げて紅の背中に飛び乗る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――紅、背中。

 

 

「すごーい!!」

 

 

ヴィヴィオはキャッキャッと喜んでいる。

 

よーし。

 

 

「紅、あそこにいるなんかキモイやつを吹き飛ばせ!!」

『わかった!!それ!!』

 

 

ゴォォォォォォォォォォォォ!!

 

軽い返事で返してくれたのに、すさまじい攻撃をありがとう。

キモイやつはおろか、後ろのビルも吹き飛ばしていた。

 

 

「……刃くん、あれどうするの?」

「時間を戻せばもーんだーいないさー」

 

 

俺は『時間を操る程度の能力』の能力を使って、ビルを元に戻す。

 

 

「これにて、一件落着か」

 

 

こうして、俺はヴィヴィオを取り戻した。

 

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