正直ロボット物は初めてなので、稚拙認識不足などありますが、広い心で見ていただけると嬉しいです
そして更に感想やアドバイスを貰えるとなお嬉しいです
プロローグ
プロローグ 進化の光 フラスコの世界へ
薄暗い靄に包まれた摩天楼の中を我が物顔で闊歩する異様な影。手足が機械の装甲で覆われ、胴体と頭部は恐竜を思わせる強固な鱗と牙を持つ異形の怪物……それはメカザウルスと呼ばれる生物であり、機械と言う異形の兵器の姿だった。ビルを砕き、車を踏み潰し闊歩するメカザウルスの背後から蛇のように伸びる触手のような腕。それは蛇の様にメカザウルスの巨体に巻きつき、尋常ではない力でその巨体を持ち上げる。
「大雪山おろしいいいいいいいッ!!!!」
生命の気配のない摩天楼に響き渡る青年の叫び。それと共にメカザウルスを締め上げていた腕は高速で回転し、凄まじい嵐を巻き起こす。腕に捕らえられていたメカザウルスは、嵐に巻き込まれ上空へ、上空へと跳ね上げられながら、嵐の中で渦巻く真空の刃で、その手足を引き裂さかれ絶命する。その直後キャタピラの音を響かせ、巨大なロボが摩天楼の間から姿を見せる。戦車のような白い下半身に、赤い胴体、そして黄色の頭部を落ち、触手のような黄色い腕を持つロボ……ゲッター3は即座に機体を反転させ頭部からミサイルを放つ。
「ゲッターミサイルッ!!!」
「ギギャアアアアア!!!」
そのロボから放たれたミサイルは、ビルの屋上から自身を狙っていたメカザウルスを捕らえ爆散させる。その爆風でビルは砕け、横転していた車を吹き飛ばし別のビルへと追突させる。
「ギギャアアアアア!!!」
だが敵の数はゲッター3に対して圧倒的に多かった。今2体のメカザウルスを屠ったゲッター3だが、即座に上空から降下して来た2体のメカザウルスのミサイルの雨に飲み込まれ爆風の中に消える。
「ギャアアア」
「グオオオオ」
爆発の中に消えたゲッター3の残骸を確認しようとメカザウルスが煙を突っ切り、ゲッター3がいた場所に向かうがそこには巨大な穴が1つ空いているだけだった。ゲッター3の姿がないことに困惑するメカザウルスの足元から何かを砕く音が響き、次の瞬間地面から突き出したドリルがメカザウルスの身体を貫く。アスファルトに穴を空けながら姿を見せたのはゲッター3とは異なる細身の姿。右腕は万力のようなマニュピレーター、左腕はドリルと言う異形の姿をしたロボット……ゲッター3とは似ても似つかない姿だが、このロボットもまたゲッターロボだった。ゲッターロボとは3つの戦闘機によって構成されたスーパーロボットであり、変形・合体によってその姿と能力を変える。ゲッター線の権威である早乙女博士が作り上げたスーパーロボット……それがゲッターロボだ。
「長かった……」
たった1体で大勢のメカザウルスと互角以上に戦うゲッターロボを見つめる異形の3つの人影……恐竜帝国の支配者である地底魔王ゴール、メカザウルスを作り上げたガリレイ、そしてメカザウルスの指揮官であるバット将軍の姿が4つの首を持つメカザウルスの頭部の上にあった。
「太古の昔、天から降り注ぐゲッター線によって地の底に追いやられ幾世紀……叫び、吼え、呪い、のたうち、過去の栄光と地上の生活を夢見て死んでいった同胞達……愚かなる人類に変わり、今こそ我ら爬虫人類が地上に楽園を築くのだ!」
「行け!メカザウルス!」
「我ら恐竜帝国の輝かしい未来を創造するのだ!!!」
ゴール、ガリレイ、バットの3人の叫びに呼応するかのように大量のメカザウルス達が空を舞う。
「黙れええええええッ!!!」
ゲッター2……いや、本来は3人で操縦するゲッターロボ。それを1人で操縦していた巴武蔵は叫びながらゲッター2を走らせ、ドリルアームを突き出しメカザウルスの群れの中へと突っ込んでいく。
「ギャア!?」
「グガアアア!!」
本来空を飛ぶことに適応していないゲッター2だが、背部、そして脚部のブースターを全開にすることで擬似的な飛行を可能にしていた。その爆発的な推進力によってロケットのような勢いでメカザウルスを貫き、粉砕していく……
「「「キシャアア!!!」」」
だがゲッター2が飛行に適さないのは武蔵だけではなく、恐竜帝国も把握していた。バットが指を鳴らすと地面から胴体に無数の羽根を持つ3体のメカザウルスが姿を現し、暴風を放ちながらゲッター2へと向かっていく。
「くっ、ぬおおおおおおッ!?!?」
その突進攻撃に気付き、両腕をクロスさせ防御態勢に入る。だがメカザウルスの狙いは攻撃ではなく、その暴風にあった。本来飛行に適していないゲッター2はその暴風にあおられ、姿勢を崩し、頭から真っ逆さまに地面に向かって落下する……地響きを上げて地面に落下したゲッター2の姿が瓦礫と共に地下へと消える。
「うおおおおおッ!!!ゲッタァァッ!!!ミサイルッ!!!」
メカザウルス、そしてゲッターロボの戦いであちこちに穴が空いていたアスファルトから赤、白、黄色の戦闘機がミサイルを発射しながら瓦礫の中から姿を見せる。この戦闘機「ゲットマシン」イーグル号、ジャガー号、ベアー号が合体しゲットマシンは無敵のスーパーロボット「ゲッターロボ」へと合体するのだ。
「チェーンジッ!!ゲッターワンッ!!」
ジャガー号から骨組みの両腕が姿を現し、装甲版が装甲を作り上げていく……そして加速してきたベアー号がジャガー号と合体し脚部へと変形する。人型のシルエットとなったジャガー号とベアー号の前をイーグル号が追い抜いて行き、バレルロールをしながら胴体と合体する。鬼を思わせる2本の角を持ち、ゲッター2、ゲッター3と異なり完全な人型であるゲッター1が合体を完了させアスファルトの上に降り立つ。メカザウルスとの戦いにより、あちこち破損していたがその姿は覇気に満ちていた。
「ゲッターウィングッ!!!」
武蔵の力強い叫びと共にゲッター1の背中にマントが現れ、ゲッター1はマントを翻し上空へと飛び上がり、向かってくるメカザウルスへと突進していく。
「うおおおおおおッ!!!」
武蔵の雄叫びが響き、両腕についている刃……ゲッターレザーで向かってきたメカザウルスの頭を引き裂く。凄まじい勢いの体当たりも合わさり7体ものメカザウルスを粉砕するが、上空に飛翔することでその体当たりを回避していたメカザウルスが胴体から鉄球を打ち出す。
「ぐうっ!?」
胴体に命中し、姿勢を崩したゲッター1に追撃の鉄球が放たれる。2発連続で命中し、姿勢を大きく崩すゲッター1だが空中で何とか姿勢を持ち直し、腹部のレンズをメカザウルスへと向ける。だがそれよりも早く、再び放たれた鉄球がゲッターの左角を砕く。
「……ゲッタァアアア、ビィイイイイムッ!!!!」
腹部から放たれたゲッタービームはさらに追撃にと放たれていた鉄球を融解させ、そのままメカザウルスを破壊した。だが前方の敵に注意を向けていたゲッターの背後から放たれた巨大な槍が、ゲッター1を背後から貫く。
「うぐああっ!?」
奇襲による攻撃、そして武蔵が操縦するベアー号のコックピットに近い部分が破壊されたこともあり、一時的にコントロールを失ったゲッターロボはその衝撃で地面へと叩きつけられる。自らの仇敵の満身創痍の姿にゴールは嘲笑しながら倒れているゲッターロボに言葉を投げかける。
「降伏しろ。この帝王ゴールに頭を下げ、許しを請うのだッ!!」
だが武蔵はその言葉に返事を返すことはなく、ゲッター1の腹を貫いている槍に手を伸ばし、その槍を強引に引き抜く。引き抜かれた破壊跡からオイルが鮮血のように溢れ出す。左腕で破壊跡を押さえるがその手の隙間からオイルはとめどなく溢れ続ける。
「ガアアアッ!!!」
空を舞うメカザウルスが放った巨大な針が満身創痍のゲッターを襲い、その左腕を肩から破壊する。
「うぐああッ!?」
地響きを立てて左腕が落下する。片腕になったゲッターにトドメを刺そうと2体のメカザウルスが急降下してくる。
「ゲッタートマホークッ!!!」
肩の突起から飛び出した巨大な戦斧を残された右腕で掴むゲッター1はそのまま右腕を振るい、メカザウルスを両断する。だがメカザウルスが近くで爆発した事で一瞬視界を失ったゲッターに全方位からメカザウルスが襲い掛かり、その身体を拘束する。
「ガーハハハッハ!トドメはこの帝王ゴール自らが刺してくれるわ」
ゴールがマントを翻しメカザウルスの上から降りようとしたその時。
「お待ちくださいゴール様。様子が変です」
「なんだと!?」
バットに呼び止められたゴールが目にしたのは、悲鳴を上げながら溶け出しているメカザウルスの姿。
「なんだあれは!?」
「ゲッターが高熱を発しています。完全にオーバーヒートですッ!」
「馬鹿な!マグマの高熱にも耐えるメカザウルスが溶ける筈が無い」
そのありえない光景にゴールが悲鳴にも似た声で叫ぶ中、冷静に状況を見極めていたガリレイは絶句した。
「ゲッター線だ……」
「なにぃ!?」
「御覧なさい、機械だけ残して溶けている!」
満身創痍のゲッターロボを恐れるように叫ぶガリレイ。その視線の先では、空を舞うメカザウルスが突如苦しみ、機械だけを残して落下していき、ゲッター線コーティングを施されているはずのメカザウルスは壊滅的な打撃を受けていた。そんな中ゲッター1は、腹に開いている穴に自ら右腕を突っ込み、その傷跡を大きく開く。
「熱い血潮も涙も流さねえ冷血野郎の蜥蜴共ッ!!!てめえらなんぞにこの地球は渡さんッ!!!」
本来単独操縦ではフルパワーを発揮出来ないゲッターロボ。それがこれだけのメカザウルスを倒す事が出来たのには理由があった……武蔵は死を覚悟し、ゲッターロボの炉心のリミッターを解除していた。炉心から溢れるパワーは単独操縦と言う不利を覆し、数多のメカザウルスを撃破させた。だがその余りに強大なパワーは操縦者である武蔵自身をも蝕んでいた……全身は熱で焼け爛れ、骨すらも見えている。だが武蔵の顔に恐怖も苦痛の色も無かった。自分は死ぬが、早乙女博士が、リョウが、隼人が跡を継いでくれる。命を捨てる覚悟で稼いだ時間は決して無駄じゃない、ゲッターも自分も決して無駄死にではないと思っていたから……激しい破壊音を立てて己の腹から抉り出された炉心を高く掲げるゲッター1。
「貴様らの祖先を滅亡させたエネルギーの源だ!こいつでもう1度滅びやがれッ!!!」
その叫びと共に握り潰された炉心。そこから放たれたゲッター線の光が全てを飲み込む中……武蔵の意識は光の中へと飲み込まれるように消えていくのだった……
第1話へ続く
ゲッターロボが好きなのでノリで書いてみました。ベースは「真ゲッターVSネオゲッター」の冒頭シーンより考えて見ました、ゲッターのファンの人に叩かれるのは怖いですが、助言やアドバイスなどを貰えると嬉しいです。
視点が変わる時にそのキャラの視点と言う事を表記するべきか
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サイドまたは視点は必要
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今のままで良い