進化の光 フラスコの世界へ   作:混沌の魔法使い

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第24話 地獄

第24話 地獄

 

ゲッター線の海の中を進むゲッターエンペラー船団、それぞれのゲッターエンペラーの艦長の声が宇宙に木霊する。

 

『ゲッターエンペラー、武蔵が袋小路に迷い込んだようですがどうしますか?』

 

『想定外だったな。我らの中で正しく進化できず、邪悪へと成り果てたゲッターの支配する世界か』

 

『……ドラゴンはやはり未知数が過ぎる』

 

『武蔵を回収し、艦長にすること提案する』

 

『却下する。まだ武蔵のゲッター線適合率は上がる。まだその時ではない』

 

『だが、あの世界を見れば武蔵はゲッターに対して嫌悪感を抱くかもしれない』

 

『然り、だが世界が変われば『武蔵』の出す結論も変わる』

 

『ゲッターと永久に戦うことを良しとした武蔵』

 

『ゲッターを危険とし、排除する事を良しとした武蔵』

 

『ゲッターと共に死んだ武蔵』

 

『ならば、あの武蔵にも選択する自由と権利がある』

 

『だがあの世界のドラゴンは魂を求めている。武蔵が危険だ』

 

『心配は無い、あいつがいる』

 

『……異端の竜馬か……』

 

『だがそれこそ武蔵がゲッターから決別するかもしれない』

 

『それも是だ。我らはただ見守るのみ……』

 

ゲッターエンペラー達はゲッター線の光に包まれ、ゲッター線に埋め尽くされた地球の前から消え去るのだった。

 

 

 

 

 

ボロボロの廃墟の上に振る翡翠色の流星……それは真っ直ぐに墜落し、ビルをいくつも砕きやっとその勢いを殺した。

 

「いってええええーーーッ!! 頭が割れそうな位いてぇッ!!!」

 

廃墟の中に響くその声は武蔵のもので、翡翠色の流星はゲッターポセイドン2だった。ベーオウルフとアクセルと共に戦い、最後に転移した武蔵は何の因果か最狂のゲッターの支配する未来世界に流れ着いていた。

 

「いちち……んあ? なんだこりゃあ……またオイラは戻って来ちまったのか?」

 

荒廃した大地、ゲッター線の光に包まれた空……その光景は竜馬達と分かれた世界を武蔵に思い出させていた。

 

「そうだそうだ、エキドナさん……エキドナさん……? ん、んんんッ!?」

 

ライガー号の中にいるはずのエキドナに声を掛けても反応がない、もう一度声を掛けて武蔵はやっと自分の身体に起きている異変に気付いた。

 

「ちょいちょい!! ちょっと待てッ! オイラの身体は何処に行っちまったんだ!?」

 

ポセイドン2は武蔵にとって手足のように動かせるゲッターロボだ。だが武蔵が手を上げればポセイドンの手が上がり、足を上げればポセイドンの足が上がる……。

 

「……オイラは今ゲッターの目で見ている……んで」

 

自分の身体を動かす感覚で腕を上げるとポセイドンの腕も上がる……それをあたらめて認識し、武蔵の額から汗が流れた。

 

「オイラはゲッターの目で見ている……オイラはゲッターロボと融合しちまったのか!?」

 

一緒に乗っていたはずのエキドナの気配も無い、そして自分の身体が何処にも無い事に激しく混乱する武蔵。

 

「……なんだあ、ありゃあ……」

 

豆粒のような何かが空を飛んでいる……その事に気付いた瞬間、背後から殺気を感じ武蔵は反射的に裏拳を振るった。鉄同士がぶつかり合う激しい金属音が響く中、武蔵は驚きに目を見開いた。

 

『へえ、流石は完成品。やるなあ?』

 

『はっははッ!! 良いぜ良いぜ、こいつの部品を貰えば、俺達も完成するってもんだッ!!』

 

襲撃者……それはゲッター1だった、だが顔の半分は骨格が剥き出し、ベアー号も左足の装甲が無く素体が丸見えだった。唯一完成しているのはジャガー号だけだが、白銀の装甲は何故か赤や黄色のパーツも組み込まれていた。

 

「ここは何処なんだッ! お前は何者なんだッ!!!」

 

ゾンビのように見えるゲッター1に向かって武蔵は叫ぶ。だが武蔵の言葉にゲッター1は嘲笑を上げた。

 

『おいおい。こいつは寝ぼけてるぜ?』

 

『なら目を覚ます前に始末するとするか!!』

 

「ま、待て……うぐうッ!?」

 

背中から伸びてきた豪腕に殴り付けられポセイドン……いや、武蔵は膝をついた。

 

『『ゲッタァアアアーービームッ!!!』』

 

「おおおおおおおーーーッ!?」

 

咄嗟に顔は庇ったがゲッタービームの衝撃と熱に苦悶の声をあげ、武蔵は背中からビルに叩きつけられる。

 

『なんだ、随分とあっけなかったな』

 

『そうだよな、完成品だからもっとやると思ったが……けけけけ、とんだ雑魚だったな』

 

瓦礫の山に埋もれた武蔵を探して歩き出すゲッター1。その指先からは牙が生えた触手が伸び、武蔵を食い千切ろうと瓦礫の中を這いずり回っていた。

 

「ゲッタァアアアサイクロンッ!!!」

 

瓦礫を吹き飛ばしながら放たれた暴風がゲッター1を呑み込み、宙に打ち上げる。武蔵は瓦礫の中でゲッター1が自分に近づいてくるのをジッと待っていたのだ。

 

「ゲッターに似てるから、話を聞こうと思ったが……攻撃してくるなら容赦しねえッ!!! フィンガーネットッ!!!」

 

打ち上げたゲッター1をフィンガーネットで絡めとり、腕を振り回す武蔵。普段の操縦の感覚と違うのに、不思議なほどにポセイドン2と化した己の身体を操る事が出来ていた。

 

「大ッ! 雪ッ!! 山ッ!!! おろしいいいいいッ!!!」

 

『『う、ウガアアアアアーーッ!?』』

 

真空の刃に切り裂かれ、ゲッター1のパイロット達が悲鳴を上げるが武蔵は攻撃の手を緩めない。

 

「ストロングミサイルッ!!!」

 

投げ飛ばされ宙を舞うゲッター1にストロングミサイルが命中し、右腕、左足が吹き飛んだゲッター1に再びフィンガーネットが巻きつき、今度はジャイアントスイングの要領で振り回される。その遠心力に耐え切れず、ゲッター1の角と残された左腕が千切れ飛んだ所で武蔵は振り回すのを止め、フィンガーネットを回収しゲッター1の頭部を両腕で挟みあげる。

 

「もう一度聞く! ここはどこで、お前達は何なんだッ!!」

 

『が、があああああーーッ! 判った! 言う、言うからやめてくれえッ!!!』

 

頭部ごと押し潰されかけたパイロットが泣き叫ぶので武蔵はその場にゲッター1を投げ捨てた。

 

『や、やるなあ……あんた、悪かった。俺達の負けだ』

 

「ッ!?」

 

ゲッター1のコックピットから顔を出したのは芋虫のような、アインストのような蔦のような物体に人の顔が2つ張り付いたおぞましい生き物だった。それを見た武蔵も流石にその顔を驚愕に歪めた……だがゲッターから出てきた生き物は楽しそうに笑う。

 

『お前さんなら行けるぜ。俺達はまた1から頑張る事にする』

 

「行ける? どこへ、何処へ行くって言うんだ!?」

 

『あん? お前だって外に行く為にその身体を作ったんだろ? 見ろよ、この世界を! ボロボロでゲッター線に汚染されててここはもう駄目だ! だけどあそこに行けば! あいつに認められればッ!!』

 

『俺達は宇宙……別の惑星……いや極楽にだって行けるんだぜ!』

 

興奮した面持ちの生き物が腕を上げるとボロボロのゲッターの腕が動き、空を指差す。

 

『見えるだろ? あそこにこの星の支配者がいる』

 

雲の中に見える巨大なゲッター線の渦。それを見つめていると次々何が墜落しているのが見えた武蔵は足元の生き物に尋ねた。

 

「あの落ちてる奴は何だ?」

 

『完成品さ。だけどパワーが足りないからあいつに近づけないのよ』

 

『だから俺達は部品とゲッターエネルギーを集めているのさ。だけど……お前なら行けるぜ』

 

「……あそこには何がいるんだ?」

 

武蔵の問いかけに生き物は2重に重なる声を張り上げた……。

 

『『聖獣ドラゴン……ゲッターセイントドラゴンがいるのさッ!!!』』

 

恐れながら、それでも敬う素振りを見せている生き物に感謝を告げ武蔵はそのゲッター線の渦へと向かった。

 

「ここになにがある! 何が起きていると言うんだッ!」

 

色んなゲッターのパーツを持つ継ぎ接ぎが稲妻に打ち抜かれ墜落していく、その残骸の横をゲッターD2で通り過ぎながら、武蔵は降り注

ぐゲッター線の稲妻を避け、渦の中心にいたゲッターの前に辿り着いた……いや、辿り着いてしまった……。

 

「なんだ、なんだよ……これはぁ……こんな、こんな化け物がゲッターロボだっていうのかよぉッ!!!」

 

それは化け物だった。巨大なゲッタードラゴンの頭部……だがそれは生物的な意匠があり、目が動き回り武蔵を見つめているのが判る。胴体にはまるで飲み込まれたかのような、ドラゴン、ライガー、ポセイドンの姿があった。爬虫人類、真ドラゴン、インベーダー、アインストと数多の化け物を見てきた武蔵でさえも動きを止めるおぞましい生き物の姿がそこにはあった。

 

『む……さし……むさしむさしむさし武蔵いいいいッ!!』

 

武蔵の名を叫んだゲッターセイントドラゴンの装甲の各所から触手が伸び、武蔵を捕えようと迫る。嫌悪感を与える触手をダブルトマホークで切り払い、必死に武蔵は逃げ回る。

 

「っ! くそ! なんだよッ!」

 

空中で旋回や蜻蛉を切り、伸びる触手をかわし続ける武蔵だが徐々にその数が増え、切り裂いた触手から更に触手が伸び、それを切り払わなければと武蔵が思った瞬間ゲッターセイントドラゴンの口から伸びた無数の触手がゲッターD2を飲み込んだ。

 

『むさしむさしむさし、最初の使徒……武蔵武蔵武蔵ッ! 我に足りないのはお前だ! 我はお前を待っていたぁ!!!』

 

「止めろぉッ! オイラに触るなぁッ!!」

 

触手に全身をまさぐられる嫌悪感、そして狂気に満ちた声に武蔵は恐怖し、触手を引きちぎろうともがくが触手は増え続け、武蔵の全身が触手に飲み込まれようとしたその時ッ!!!

 

『ゲッタァアアアビィィイイイムッ!!!!』

 

男の雄叫びが響き、上空から放たれたゲッタービームが触手を薙ぎ払った。

 

『漸く見つけたぜ、この化け物がぁッ!! てめえはこの俺がぶっ殺すッ!!!』

 

それは紛れも無いゲッター1、そして竜馬の声だった。

 

「りょ、竜馬?」

 

『てめえもぐずぐずしてんじゃねえ、この化け物をぶっ殺すために協力しなあッ!』

 

確かにその声は竜馬だ。だが武蔵の知る竜馬よりも、声のトーンが低く、そして武蔵でさえも息を呑むような殺気を全身に纏っていた。

 

「ま、待ってくれ、竜馬……リョウなのか!?」

 

『ぐだぐだ話してる暇はねえッ! あの化け物をぶっ潰すのを手伝わないのなら離れてろッ!!!』

 

『愚かなり……流竜馬……ゲッター線の真髄を知らぬ者よ……我が腕の中で果てるがいいッ!!! ゲッタァアアーービィィイイイムッ!!!』

 

ゲッターセイントドラゴンの口から放たれた極大のゲッタービーム――それは竜馬と武蔵を呑み込み、照射が終わった時上空にはゲッター1もゲッターD2の姿も何処にも存在していないのだった……。

 

 

武蔵が辿り着いた世界……それはゲッターが辿り着く1つの可能性。だがこの出会いは武蔵の心に僅かな影を落とす事になる。

 

「武蔵、武蔵無事か! 良かった。武蔵?」

 

「いかん、失神しているのか。イングラムッ!!」

 

イングラムとカーウァイに遅れる事数分……時空を引き裂いて現れたゲッターD2に通信を繋げるが、武蔵からの返答は無い。それに気付きイングラムとカーウァイはR-SOWRD、そしてゲシュペンスト・タイプSでゲッターD2を支える

 

「武蔵、武蔵ッ!!! 聞こえるかッ! ハッチを開けるぞ!」

 

ポセイドン号のハッチを開ける。操縦席にもたれるように気絶している武蔵を見て、イングラムとカーウァイはひとまず安堵の溜め息を吐いた。

 

「エキドナはどうする?」

 

「……そうだな、一応。連れ出すか」

 

タイプSの手の上に飛び乗り、カーウァイがライガー号のハッチを外から開ける。

 

「エキドナ……エキドナどうした?」

 

「……え、エキドナ?……そ、それは誰ですか? わ、私は……ここはどこなんですか……?」

 

そこにいたのは自信に満ちた冷静なエキドナの姿ではなく、身体を小さくさせ自分の名前も自分がどこにいるかも判らない記憶喪失のエキドナの姿だった。

 

「……イングラム。エキドナが記憶喪失のようだ」

 

「……そうか、だがまぁ……それはある意味好都合かもしれない」

 

シャドウミラーの構成員だ。これからハガネやヒリュウ改に合流する事もある……それならば記憶は失っている方が良い。

 

「カーウァイ、俺達の戦いはこれからだ」

 

「ああ……そうだな」

 

時空転移システムによってイングラム達は無事に元の世界へ戻る事が出来た。だが、シャドウミラーの姿は何処にも無い……それ所か武蔵が遅れて転移してきたように、シャドウミラー……ヴィンデル達との転移の時間軸もずれている可能性がある。ここからが、イングラム達の戦いの幕開けとなるのだった……。

 

そして武蔵の記憶からあの暗く、重い地獄の記憶は目覚めた時に消えていた……だが、心のどこかでゲッター線が齎す1つの悪夢が根付く事となる。

 

ゲッターと共に戦うのか、それともゲッターを封じるのか……武蔵は何れ、その選択を迫られる事となる。

 

 

 

 

 

一方その頃とグライエン・グラスマンの屋敷の中では……目に隈を浮かべたグライエンが何十、何百と言う書物を調べ、ある存在の元へと辿りついていた。

 

「見つけた、見つけたぞ……ブライに私が感じていた違和感はこれかッ! あの男は……あいつはッ!! 百鬼帝国大帝……ブライだったのかっ!」」

 

グラスマン家に伝わる手記それを読み解いていたグライエン・グラスマンはブライ議員に感じていた違和感の正体……そして危険だと感じた理由に辿り着いていた。手記に挟まれていた手書きのスケッチの人物と自分が協力していた議員の顔が全く同じだと言うことに気付き、グライエンは新西暦で初めて百鬼帝国の存在に気付いた男となった……。

 

「早くこれを伝えなくては、全てが手遅れになる前に……」

 

量産型ゲッターロボによる地球圏防衛計画を考案した相手がゲッターと戦った存在――これ以上ブライに力をつけさせては危険だと手記を手に、屋敷を出ようとした所で背後からグライエン議員に声がかけられた。

 

「良く辿り着いたと褒めてやろう。グライエン・グラスマン」

 

背後の扉が音を立てて閉じた。グライエン議員は背筋に冷たい汗が流れるのを感じた……それは警備を抜けて、自分の前に現れたと言うこともある、だが最大の理由はそれではなかった……。

 

「それが百鬼帝国の技術力と言うことか……」

 

グラスマンの家に伝わってきた手記を服の中にしまいながら振り返ったグライエンの顔は驚愕に染め上げられていた。

 

「その通り、今日から私が「グライエン・グラスマン」になる」

 

そこにいたのは紛れも無くグライエン・グラスマンの姿だった。声も、姿も何もかも同じ……違うのはその口調だけだった。

 

「私がそんな口調で喋るとでも?」

 

「ん、んん。まさか、私はもっと威厳のあるしゃべり方そうだろう? 偽者よ」

 

声のトーンまでも一瞬で似せてきた……その事に驚くのと同時に、最近急に方針を変えた政治家達の事が脳裏を過ぎった。

 

「なるほど、ここまで百鬼帝国の侵攻は進んでいると言うことか……」

 

自分と瓜二つの百鬼帝国の構成員がいる……それは政治中枢や、軍上層部にも百鬼帝国が既に入り込んでいる可能性を示唆していた。

 

「ではさようなら、グライエン・グラス……ッ!!!」

 

銃口を向けられた瞬間凄まじい振動が屋敷全体を襲い、グライエンもグライエンに扮した百鬼帝国の兵士もその場に膝をついた。

 

【グライエン議員、早くこちらへッ!】

 

地震を起こし、グライエンを救った巨大な影から発せられる声に従い、グライエンは背後から撃ち込まれる銃弾に肩を抉られながらも、必死に窓からバルコニーに出る。

 

「こ、これはゲッター2ッ!?」

 

グライエンを救出した謎の影……それは胸元にブランシュタイン家のエンブレムの刻まれた漆黒のゲッター2だった。

 

【早く脱出をッ!】

 

「助かるッ!! おおおおーーッ!!!」

 

「逃がすか、死ねえッ!!!」

 

銃弾に晒されながらグライエンはバルコニーから飛び降りる。地面に叩きつけられるかどうかと言う所でグライエンはイーグル号から顔を出していた男に腕を掴まれ、イーグル号の中に引きずり込まれる。イーグル号から顔を出していた男……それはL5戦役から姿を消していた「ゼンガー・ゾンボルト」の姿だった。

 

【エルザム! グライエン議員は回収した!】

 

【よしッ! この場から離脱するッ!!!】

 

ゲッター2はドリルを地面に突き立て地中へと逃れる。そしてその日グライエン・グラスマンの議員が何者かの襲撃を受け、屋敷が爆破されたが警備によって連れ出され無事であると言う事、そして謎の襲撃者がゲッター2を運用していたと言う記事が世界中にばら撒かれる事となり、量産型ゲッターロボ計画の図面や試作機の強奪、あるいは横流しが疑われ、すべての連邦軍基地、並びに開発に関わっていた全ての企業に査察団が入る事となった。

 

「やぁやぁ、しくじったようだな。ブライ大帝」

 

「ふん、まぁ良いさ。何もかも計画通りでは面白くない、これくらいのイレギュラーはむしろ望む所だ」

 

「さ、流石大帝を名乗る事はあるね、こ、コーウェン君」

 

「そうだね、スティンガー君! ではブライ大帝、また困った事があれば何時でも我らにお声掛けを」

 

「きょ、協力者として、助力に全力を尽くしましょうぞ!!」

 

闇の中にいたコーウェンとスティンガーはそのまま溶けるように姿を消し、1人残されたブライはふんと鼻を鳴らしてその場を後にした。

 

武蔵達がフラスコの世界へ帰還した頃……この世界に蔓延っていた悪意もまた動き出し、武蔵達は再び地球存亡を賭けた戦いに身を投じることとなるのだった……。

 

 

 

OG2本編 暗雲へ続く

 

 

 




次回からOG2編本編開始です。もう最初の段階でOG2の原型は? って言うレベルで話が違いますが、ご了承ください。

オリジナルよりも難易度の上がっている点

その1 政治家・軍上層部に百鬼帝国

その2 インベーダーズ、ヒャッハー中

その3 原作よりもパワーアップしたシャドウミラー

その4 オリキャラ敵の追加。四邪の鬼人、四罪の鬼人 新西暦と旧西暦の技術がミックスされた可変・合体型百鬼獣の追加

その5 平均9000~10000文字前後のボリュームアップ!

でお送りします。正直その5は多すぎだろとか言われるかもしれないと不安ですが、内容的にどうしてもそうなってしまうのです。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします。

視点が変わる時にそのキャラの視点と言う事を表記するべきか

  • サイドまたは視点は必要
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