進化の光 フラスコの世界へ   作:混沌の魔法使い

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第43話 戦う理由 その1

第43話 戦う理由 その1

 

リンに指定された工場の捜索を終えた武蔵とカーウァイは捜索の結果をリンへと報告する為、工場街を脱出し、再び繁華街へと潜り込んでいた。

 

『そうか、その工場ではそれらしい痕跡はないのか……』

 

指定された全工場8箇所の内3箇所を昨晩の深夜から正午までのほぼ1日かけて調べたが、それらしい痕跡は発見出来なかったと聞いてリンは明らかに気落ちした様子を見せる。

 

「相手もそう簡単に尻尾を見せることはないだろう。だが確かに怪しい資材の流れは確認出来た」

 

完成したであろう部品等の証拠を手にする事は出来なかった武蔵とカーウァイだが、製造されている部品よりも遥かに多い資材の空きコンテナなどを確認していた。それから導き出される答えは1つしかない、既に作られた部品は別の工場に搬入されているか、その工場内にある隠し通路から別の場所に隠されているか、もしくは賄賂を積まれて抱え込まれている軍人によって巡回時に別の場所に運び込まれているかの3つの可能性があるという事を示していた。

 

『判った。こっちからもイスルギ重工のトラックの経路を調べてみる』

 

「そうしてくれ、私はこのまま工場に張りこんで様子を見てみる、怪しいトラックの動きがあれば連絡する」

 

リンへの報告を終えカーウァイは武蔵へと視線を向けた。

 

「と言う訳だ、私は工場の方に戻る。武蔵は暫く休んでいると良い」

 

「いや、良いっすよ? オイラも付き添いますって」

 

休んでいろと言われた武蔵だが、そこまで疲れていると言うことも無くカーウァイに付き合いますよと返事を返したが、カーウァイはその言葉に首を左右に振った。

 

「2人も工場の近くでうろうろしていたら余計に怪しまれる。後ろめたい事をしている連中はそういう所が目聡いからな、遠慮せずに休んでいてくれ。私が無理だと判断したら、通信機で連絡する。そこで交代しよう」

 

「順番で監視って事ですね。判りました」

 

武蔵の性格上自分1人で休んでいろと言われたら相手の事を気遣って休むことをしようとしないが、順番で監視をする為に先に休んでいろと言われれば次の事を考えて判ったと返事を返すしかなかった。

 

「ビアンからカードを預かっている。買い物はこれでしてくれて構わないが、常識の範疇で頼むぞ」

 

武蔵の尋常じゃない食欲を知るカーウァイは武蔵にそう釘を刺して、工場へと引き返す。

 

(私の勘だと、ここが1番怪しい)

 

宇宙軍の為のリオンやガーリオンを製造している筈の工場なのに、やけに警備が厳重な工場が1箇所だけあった。

 

(やはりか……ここも押さえておくか)

 

気配を殺して工場の様子を窺い始めて2時間ほど……連邦軍の制服を着た男が乗った黒塗りの高級車が顔パスでイスルギ重工に入っていく姿を見てカーウァイは自分の勘が間違いでは無かったと確信した。

 

(腕章から見て大佐か……なるほど、セレヴィスシティの連邦軍の駐在兵は信用出来ないと言ったリンの気持ちが判る)

 

大佐クラスの軍人がイスルギ重工と癒着していれば、セレヴィスシティの雇用の大半を占めるマオ社のリンの依頼であっても大佐の権限で握りつぶされてしまうだろう。

 

(清廉潔白そうだからな)

 

リン・マオと話した時間は短いが、カーウァイはその性格、気質を十分に理解していた。リン・マオという女性は己にも他人にも厳しく、そして賄賂などを嫌う清廉潔白な性格で賄賂等を贈ることも無い、いや、もしかすると遠まわしに賄賂を要求されてそれを蹴った可能性もある。マオ社の社長であるリンの要請が通らないのも納得だなと思いながら車がイスルギ重工に入っていく瞬間を写真に収めるカーウァイ。しかしすぐにその顔を険しく引き締めた。

 

(……なるほど、思った以上に厳重だな)

 

フラッシュも焚かなかったが、すぐに警備兵が動き出すのを見て何らかの盗撮対策をしていたかと呟き、カーウァイはすぐに気配を殺して移動を始めた。最初の工場では武蔵が研究員を殴って昏倒させるという事をしている。その事が原因で工場の警備のレベルが上がっていると見て間違いないとカーウァイは考えていた。

 

(制服は警備員の物だが……こいつらは違うな。金で抱え込んだか……)

 

明らかに表の人間とは違う気配を纏っている警備員。暗殺者や工作員、もしくは軍のブラックゾーンを担う裏の人間が何十人も巡回をしている。その姿を見てカーウァイはこの工場が当たりだと確信した……だが侵入する事は諦めざるを得なかった。

 

(これだけ証拠を集めれば十分。離脱するか)

 

無理に侵入するにはリスクがある。表の人間ではない警備員達――そしてバンが怪我をしたのはゼンガーと同じ声をした男。名前は思い出せないが、エキドナと同様上位のWナンバーズ――イスルギ重工がシャドウミラーと手を組んでるのは明らかであり、もしも自分達の存在を確認されればそれこそセレヴィスシティごと工場を破壊して証拠隠滅をしかねない。カーウァイはこの街に住んでいる住人と証拠を掴む事を秤にかけて住人を優先した。イスルギの工場に入った連邦の軍人――腕章して大佐クラスが護衛も付けず隠れるように工場に入った事、そして明らかに裏の筋の警備員の姿は写真に収めた。後は監視カメラ等を利用して情報を集めればいいと判断し、カーウァイはその場を後にするのだった。

 

 

 

 

 

人通りの少ない公園の近くを青年――「アラド・バランガ」はとぼとぼと歩いていた。

 

「どうしろって言うんだよ」

 

はぁっと深い溜め息を吐いてアラドはどうしてこうなったんだろうと思い返していた。

 

「え? 俺マオ社に入れないんっすか!?」

 

「ええ、すいません。どうも駐在している連邦軍の大佐が駄目だと言っておりまして、私達もドッグで待機になりそうなんです。今レイカー司令に連絡を取ってますから、なんとかなるとは思うんですけど、少しの間ここに足止めされそうなんです」

 

マオ社のラーダに診察して貰う予定だったアラドなのだが、セレヴィスシティに駐在している連邦軍の大佐からのやっかみが入ってアラドはマオ社に入る事が出来なかったのだ。

 

「で、でもヒリュウ改はマオ社のドッグに入るっすよね? 俺、どうしたら?」

 

ヒリュウ改はマオ社のドッグでメンテを受けるので、マオ社に入る事を許可されていないアラドは当然ヒリュウ改の中で待っている事も出来ない。許可が下りるまでどうすればいいんですか? とアラドが尋ねる。

 

「セレヴィスシティで散歩でもしていてください」

 

「はい?」

 

「散歩でもどうですか?」

 

「いや、聞こえなかった訳じゃないっス、え? 良いんすか? 俺一応捕虜ですけど?」

 

捕虜を散歩させるというとんでも無い事を提案するレフィーナにアラドがそう尋ね返す。

 

「逃走やスパイ活動をするおつもりですか?」

 

「いや。そんな事しないっスけど……」

 

「なら大丈夫ですね。1時間もあれば許可も下りると思うので、近くの公園で息抜きをしていてください」

 

半分追い出されるようにヒリュウ改を出たアラド。ドッグで待っている事も出来ない、マオ社の敷地内にいる訳にも行かず、アラドはガイドMAPに従って公園でヒリュウ改のクルーが迎えに来るのを待つことになったのだ。

 

「L5戦役の英雄でもしがらみには勝てないんだなあ……しかし腹減った」

 

ぐぐうっと鳴き声を上げる己の腹に涙しながらアラドは公園の中に足を踏み入れた。

 

「うめえ、いやあ、こういうの良いなあッ!」

 

水でも飲んで空腹を凌ごうと思っていたアラドだったが、聞こえてきた美味いと言う声に振り返ってしまった。ベンチに腰掛け、大量のホットドッグの包みとコーラの瓶を手にしているふくよかな青年が美味そうにホットドッグを頬張っている姿を見て、アラドも美味そうだなと思い思わずその姿をガン見してしまった。

 

「ん?」

 

あまりにジッと見つめていたせいで青年がアラドに気付いた。大口を開けて齧りつこうとしていたホットドッグとアラドを交互に見て、にかっと笑った青年はアラドに手招きする。

 

「おおーい、お前腹減ってるのか? それなら来いよ」

 

後に誰かいるのか? と思い後ろを見たアラドだが、誰もおらず思わず自分を指差しながら青年に尋ねた。

 

「俺っスか?」

 

「お前以外に誰がいるんだよ? 腹減ってるんだろ? 来いよ」

 

ちょいちょいと手招きされながら大声で呼ばれ、アラドは恥ずかしいと思いながら青年の隣に腰掛けた。

 

「ほい、コーラとホットドッグ」

 

「いや、俺金なくて」

 

「良いって、飯は1人で食うより誰かと食う方が美味いだろ? ほれ、食え食え」

 

最初は断ろうとしたアラドだが、無理やり渡されありがとうございますと頭を下げて、ホットドッグの包みを開けて齧り付いた。

 

「うまッ!!」

 

「だろ? いやあ、この美味さで250円って安いよなあ」

 

パンは柔らかくてふわふわ、ソーセージはパリパリに焼かれていて齧り付くとパキっと言う音を立てて耳を楽しませてくれる。そしてジューシーな肉汁に負けない刺激の強いマスタード……シンプルだが、シンプルゆえにどこまでも突き詰めれば味を高めてくれる。空腹だったこともあり、3口ほどでホットドッグを食べ終えたアラドは青年に向かって頭を下げる。

 

「いやあ、美味しかったです。ありがと……「ほれ」え、えっとお?」

 

「足りねえんだろ? 遠慮すんなよ。食え食え」

 

満腹には程遠い上に、少し食べた事で余計に腹が空いた。もっと食べたいと思ったのだが青年に悪いと思い、その場を後にしようとしたアラドだったが、青年はアラドにホットドッグを向けて笑っている。

 

「あんたの分が」

 

「良いって足りなかったらまた買えば良いんだよ。屋台も公園にあるからまた買えるからさ、遠慮しないで食えよ。奢ってやるからさ」

 

「あ、ありがとうございますッ!」

 

遠慮するなと豪快に笑いながらホットドッグを齧りながら奢ってやると言う青年につられ、アラドも笑いながらホットドッグに齧りつくのだった。

 

「へえ、お前今ヒリュウ改に乗ってんのか」

 

「もしかして退役軍人とかっスか?」

 

青年とホットドッグを食べている内にアラドは青年に心を許し、自分が今何をしているのかを話していた。青年の鍛えられた肉体を見て、軍人かもしかするとセレヴィスシティの軍人かとアラドは思ったのだ。

 

「んーオイラは軍属じゃねえなあ、でもL5戦役の時はハガネに乗ってたぜ?」

 

「マジっすか!? えっともしかして整備兵とか?」

 

「いや、ちゃんと機体に乗って戦ってたよ。整備班の真似事もしたけどな。しかしそっかあ……お前……えーっと「アラドっス。アラド・バランガ」おう、悪いな。アラドはヒリュウ改に乗ってるのかぁ」

 

ヒリュウ改に乗っていると聞いた青年が何かを考え込む素振りを見せる。その姿を見たアラドは自然に口を開いていた。

 

「もし知り合いがいるなら伝言を伝えますよ?」

 

「良いのか?」

 

「任せてください、これだけ奢って貰ったんですからそれくらい引き受けますよ!」

 

屋台のホットドッグを殆ど2人で食べ尽くした青年とアラド。これだけ御馳走して貰ったんだから伝言くらい伝えますよとアラドが言うと、青年は悪いなあと言って笑った。

 

「じゃあ、リュウセイとリョウトにまた今度って伝えておいてくれないか? ちょいと訳ありで会いに行きにくててなあ」

 

「リュウセイとリョウトですね! 判りました。ちゃんと伝えておきますね!」

 

その親しい感じから同期とかそういうのだと思い。また今度という言葉の中にあるのが、食事に行こうとか、遊びに行こうという言葉だと思ったのかアラドは深くその言葉の意味を尋ねる事は無かった。

 

「ハガネを降りたのって怪我をしたとか、そういうのですか?」

 

「んん? いや、民間協力って奴だな。戦いが終わったから降りたのさ」

 

「やっぱり怖かったっスか?」

 

戦いが終わったから降りたと聞いて、アラドが思わずそう尋ねると青年は少しだけ真剣な顔になった。

 

「んなもん、怖いに決まってる。戦いなんてない方が良い、アラドは違うのか?」

 

逆にそう尋ねられ、アラドの脳裏を過ぎったのは民間人の虐殺を趣味と言い切ったアーチボルドの姿だった。

 

「嫌っス。俺も戦いなんてないほうが良い」

 

「だよなあ、平和が1番さ。だけどな……男なら戦わなきゃいけねえ時がある。オイラに取っちゃあDC戦争、L5戦役の時がそうだったのさ」

 

「戦いはやっぱり怖かったですか?」

 

アースクレイドルでずっと訓練を積んでいたが、実戦経験は殆ど無かったアラドはDC戦争、L5戦役を潜り抜けたという青年にそう問いかけた。

 

「怖いさ、何時だって戦いは怖いし、恐ろしいもんだ。だけどよ、戦わないと大事な物が自分の手から零れ落ちるんだ。それが嫌だったら悲しくても、怖くても、歯を食いしばって戦わなきゃなんねえ。アラド――お前にはないのか? てめえの命より大事なもんがさ」

 

そう言われアラドの脳裏を過ぎったのはオウカ、そしてゼオラとラトゥーニの自分と同じくスクールの生き残りの姿だった。

 

「あります。死んでも助けたい人がいます」

 

「そうかい、じゃあ。オイラから1つアドバイスだ。死んでもなんて言葉は口にするな、たとえてめえの命よりも大事な者を守るためでも死んでもいいなんて思うんじゃねえ。自分が死んで相手がどう思うかそれを考えろ。大事な奴も助ける、自分も死なない。生き残って皆で笑い合うんだ」

 

死んでも助けたい言ったアラドにそれは駄目だと青年は強い口調で言って、アラドの前に拳を突き出した。

 

「男の拳って言うのはな、自分も守る、大切な人も守る為にあるんだ。だから捨て鉢になるんじゃねえ、死んでもいい、命と引き換えなんて思うんじゃねえぞ。生きてよ、またこうやって楽しく飯を食おうぜ?」

 

「……はいっ! えっと、貴方の名前は?」

 

「武蔵ッ! 行くぞッ!!」

 

自分に真摯に向き合ってアドバイスをくれた青年の名前を尋ねようとした時。公園の入り口の方から武蔵と青年の名を呼ぶ声が響き、初めて自分にホットドッグを奢ってくれた人物の名前が武蔵だとアラドは知ることになった。

 

「っと、わりぃな! 呼ばれてるからオイラは行くぜ。じゃな、アラド! またどっかで会おうぜ!」

 

「は、はい! 武蔵さん! ホットドッグありがとうございました! 美味かったです!」

 

「おう! また飯を食おうなッ!」

 

逆光になっていて見えにくかったが、くすんだ金髪にアイスブルーの瞳をした青年に呼ばれ、走り去っていく武蔵の背中をアラドは見送った所でふと気付いた。

 

「あれ? 武蔵ってゲッターロボのパイロットの……はは、まさかな?」

 

L5戦役の中で敵と戦い消息不明となっているゲッターロボのパイロットの名前――それが武蔵だったような? とアラドが首を傾げていると今度はアラドを呼ぶ声がし、アラドも公園の外に向かって走り出すのだった……。

 

 

 

 

 

レイカーからのセレヴィスシティの駐在軍への抗議の連絡が入り、やっとレフィーナとリンは顔を見合わせる事が出来ていた。

 

「ようこそ、 マオ・インダストリー社へ。 レフィーナ・エンフィールド中佐。お疲れ様でした」

 

駐在軍のいらないやっかみで結局3時間もヒリュウ改はドッグで缶詰になってしまっていた。リンからの苦情を一切受け取らず、レイカー及びジュネーブの作戦本部からの命令があってやっと駐在軍はヒリュウ改の入港を認めたのだ。リンからの労いの言葉にレフィーナは苦笑しつつもその顔に笑みを浮かべた。

 

「慣れたい訳ではないですが、私もヒリュウ改のクルーもある程度こういう扱いには慣れてしまいましたよ」

 

「そういう嫌がらせをする連中はL5戦役に参加しなかった腰抜けですからなあ。何を言われても私達は気にしていませんよ」

 

L5戦役で華々しい戦果を上げたが、それゆえに疎まれている。セレヴィスシティの駐在軍はL5戦役に参加せず、しかしセレヴィスシティの守りに回ったわけでもなく、民間人の保護という名目でシェルターに避難してしまっていた。自分達の行動を棚に上げて、嫌がらせをする。地上でも宇宙でもそういう軍人は少数だが存在するというのが今の連邦軍の現実だった。

 

「リン社長もお疲れの所申し訳無いですが、搬入作業の方をよろしくお願い致します。3時間も足止めを受けたので、出来れば急いでお願いしたいのです」

 

キルモール作戦に合流しなければならないリュウセイ達やカチーナを初めとするオクトパス小隊を早く降下班と合流させなければならず、急いで搬入作業を行なってほしいとレフィーナがリンに頼むがリンの表情は暗い物だった。

 

「その事なのだが……申し訳無い、正式型のヒュッケバイン・Mk-Ⅲとビルガーのロールアウトが予定より遅れてしまっている」

 

「やはり……ですか?」

 

「仕方ありませんな。無理に納期を繰り上げたのはこちらの方ですから」

 

キルモール作戦にビルガーと量産型ではないエース仕様のヒュッケバイン・MK-Ⅲ、そしてR-1を投入する予定は本来無かったのだ。ヒリュウ改に回収に向かわせたが、受け取れる段階ではないと言うのは容易に想像が付いていた。だがリンは申し訳なさそうな顔をして謝罪の言葉を口にする。

 

「申し訳ない……常務、状況の説明を」

 

「はい、R-1に関してはゲッター合金による強化も完了しておりますので、リュウセイ少尉に合わせてT-LINKシステムを調整すれば直ぐにでもお渡し出来ると思います。ファルケンのタイプLは、新OSへの書き換えと装甲の一部換装が終了次第お渡し出来ます」

 

「新OSと装甲の変更をこのタイミングでですか?」

 

ビルトファルケンのOSを書き換えならばまだ判る。ヒッカムでファルケンのタイプRが奪取されたのでTC-OSの解析がされている可能性はある。そうなればただの的になりかねないから書き換えるというのは判る。しかし装甲まで手を加えると聞いてレフィーナが思わずそう尋ねると、ユアンは手にしていた端末をレフィーナの座る机の前に置いて変更点等の説明を始める。

 

「ええ。レフィーナ中佐もご存知の通り、タイプRが奪取されたこともあり、TC-OSに改良を加えたのですが……マリオン博士がその……ええ、暴走しまして……こんな風になっております」

 

「「ファルケンですか? これ?」」

 

頭部や胸部には面影があるが、両腕・脚部・背部が完全な別物になっている。装甲の一部換装とユアンは言っていたが、完全にフレームから手を加えられているのは明らかだった。

 

「これは可変式のウィングですかね?」

 

元々ファルケンには可変式の折り畳まれる1対の翼があるのだが、それよりも遥かに肥大し、鋭利になっている翼を見て、それに続いて原形を留めていないほどに改造された両手足を見てショーンが眉を細める。

 

「……アルトアイゼンのリボルビング・ステークですか?」

 

「いえ、これはビームバンカーを打ち込むビームステークですね、両腕と両足に内蔵されています。ヴァイスリッターの改造中に思いついたらしくて……気が付いたら搭載されてました」

 

先に納入されたビルトファルケンの面影なんて何処にもないマ改造されたファルケンにレフィーナとショーンは絶句した。

 

「すまない、ヴァイスリッターの改造中に閃いたらしくてな……性能は優秀だ。性能は」

 

「ただノーマルのOSでは動かせないのでカスタムタイプのOSが必要になったんです」

 

性能は良いが、まともに動かせないPT――正しくマ改造ですな。とショーンは呟き口髭を摩る。

 

「まぁ改造されたファルケンの方はカチーナ中尉にでも任せるとして、正式採用ヒュッケバインMk-Ⅲの方は?」

 

ピーキー過ぎて操縦出来ないのならば、試作機・実験機を望んでいるカチーナに預ければいいと言って、本題の1つであるヒュッケバイン・MK-Ⅲの事を尋ねるショーン。

 

「すでにノーマルエンジン搭載型のタイプRがロールアウトしておりますが……トロニウム・エンジン搭載型のタイプL、マグマ原子炉搭載のタイプMと3種類のAMパーツの仕上げに手間取っております」

 

連邦本部が求めているのはノーマルタイプのヒュッケバイン・MK-Ⅲではなく、トロニウム・エンジン搭載型のタイプLと、ゲシュペンスト・リバイブの情報を元に調整したメカザウルスから摘出したマグマ原子炉を搭載したタイプMの2機が求められている。レイオスプランで小型化されたSRXを目指し改造されているヒュッケバイン・MK-Ⅲは戦場に投入できれば、1機で戦況を引っくり返す可能性を秘めていた。ただし、ロールアウト出来ればの話なのだが……。

 

「タイプLとタイプMのロールアウトまでの時間は?」

 

「タイプLに関しては2週間ほどで何とかありますが、タイプMに関してはまるで目処が立っておりません」

 

調整が難しいトロニウムエンジンを安定稼動させるには時間が足りず、失敗すれば周囲を吹き飛ばすマグマ原子炉搭載型のタイプMに関してはまるで完成の目処が立っていないと聞いてレフィーナは小さく溜め息を吐いた。

 

「タイプRはどうですか? もしも搬入出来るのならば受け取りますが……」

 

「すいませんタイプRに関してはレイカー司令の許可を得て、今実戦でのデータ取得中となっておりますので……今ここにはないのです」

 

「やはり無理な計画だったのですね。判りました、R-1とビルトファルケン改のみの搬入で結構です」

 

タイプRもマオ社には無く、正式版のヒュッケバイン・MK-Ⅲを受け取るのは物理的に不可能と言うのが明らかになった。

 

「我々が引き取りを命じられたのは、タイプLとタイプMですからな。 上も文句は言いますまい、そう御気になさらずにユアン常務」

 

元々無理な計画だったのだ。受け取れないのも仕方ないと判っていたので気にしなくて良いとショーンが言うとユアンは安心する所か、ますます申し訳なさそうな顔をした。

 

「ビルガーなのですが、そちらも多分無理なのです、その完成間近なのですが……パリからの通達でラドム博士達が量産型ゲッターロボを改造するように命じられて、そっちに向かってしまいまして……」

 

「「え?」」

 

そんな命令はレフィーナ達は聞いておらず、思わずそう尋ね返すとリンとユアンは天を仰いだ。

 

「社長……」

 

「言うな、あいつめ。ブライ議員達の判が押してある書類があると言っていたが嵌められたか……」

 

偽造の司令書……いや、改造依頼は確かに出ていたであろうが、納入予定日を偽装された書類に踊らされている事に気付き、リンは改めて謝罪の言葉を口にするのだった……。

 

 

 

 

やっとヒリュウ改からマオ社の格納庫に足を踏み入れたリュウセイ達だったが、格納庫に固定されている機体を見て足を止めていた。

 

「……ファルケンってこんなのだっけ?」

 

「違うわ……え? 何これ?」

 

「へえ? 良いじゃねえか。あたし好みだぜ、色も赤で景気がいいじゃねえか。あたしの為の機体か?」

 

「い、いえ違うと思いますよ? 中尉」

 

ヒッカムで見たファルケンとはまるで別物を見て絶句するリュウセイとエクセレン。カチーナは自分のパーソナルカラーのファルケンを見て自分の機体か? と呟き笑みを浮かべ、ラッセルに違うと突っ込みを入れられていた。

 

「ま、間違いねえ。こ、こいつはマ改造だぜ……」

 

「……でしょうね。私達の中にこれに乗れる人がいるのかしら?」

 

タスクとレオナはその機体を見て、間違いなくマリオンが暴走した結果というのを一目で悟っていた。

 

「あ、あはは……うん。ラドム博士が暴走しちゃって」

 

「タイプキメラとか言われてるわね」

 

リョウトとリオはビルトファルケン・タイプKを見て声を失っている面子に苦笑いを浮かべながら、搬入予定のR-1の説明を始める。

 

「リュウセイ、R-1の関節部の交換とTFコーティング、それと装甲全面のゲッター合金コーティグは、ハミル博士の指示通りにやっておいたよ。ちょっと慣れるまで大変だと思うけど、機体性能は大幅に上がってると思う」

 

「おう、ありがとよ」

 

久しぶりに見る己の相棒を見上げながらリュウセイが満足そうに笑うとリョウトは更に説明を続ける。

 

「あと、僕の方で変形シーケンスの微調整をしておいたから……変形時のつっかかりが前に比べてマシになってる筈だよ。後は最後にT-LINKシステムの微調整が終わればすぐにでも使えるよ」

 

「判ったぜ、今から調整するのか?」

 

T-LINKシステムの調整が終われば乗れると聞いて、リュウセイが直ぐ調整するのか? と尋ねるとリョウトは首を左右に振った。

 

「最後の微調整が残ってるから、後1時間くらいかな? それよりアルブレードの新しい武装はどうだった?」

 

「おう! 良い感じだったぜ! ブラスト・トンファーはかなり気に入ったぜ!」

 

「そっか、腰部のレールガンとブレードサイはどうだった?」

 

アルブレードに搭載した武装の感想を求めるリョウトにリュウセイは実際に操縦して見た感じを事細かく伝える。

 

「レールガンはやっぱり牽制程度だな、突っ込む前に使う分にはかなり使いやすい、ブレードサイも良い感じだけど、もう少し刀身が長くするか、思いきって短くしてくれたほうが使いやすいと思う」

 

「OK、ありがとう。もう少し調整してみるよ」

 

「それにしても、お前……技術屋がすっかり板についたなぁ」

 

リュウセイの操縦した感覚を聞いて、細かくデータを記録しているリョウトを見て、リュウセイがそう呟くとリョウトは照れたように笑った。

 

「え? そ、そうかな? 僕なんかまだまだだよ」

 

「リョウト君、 ハミル博士やラドム博士の下で頑張ってるものね。今じゃ、SRX計画とレイオスプランの重要な開発スタッフなのよ」

 

謙遜するリョウトに自信を持って良いのよとリオがフォローを入れる。するとリュウセイ達から次々に凄いなという言葉を投げかけられ、リョウトはますます身体を小さくさせて謙遜する。

 

「い、いや……僕なんてまだまだだよ。ラドム博士とミハル博士に怒られてばかりだしね。だから、思い切って軍を辞めて、マオ社に正式に入社しようと思ってるんだ。僕の性にもあっているしね」

 

今は軍からマオ社に出向という扱いのリョウトだが、近況が落ち着いたら軍を辞めてマオ社に正式に入社するつもりなんだとリュウセイ達に打ち明けた。

 

「でも本当に良いの? リョウト君、パイロットとしての腕前も高いのに……」

 

リオは軍を辞めて開発スタッフに加わると聞いて本当に良いのか? と尋ねる。すると話を聞いていたカチーナがリオに声を掛けた。

 

「止めてやれ、自分で決めて自分で決断したんだ。それを迷うような事を言ってやるな、それにマオ社のスタッフになったからってパイロットを完全に引退する訳じゃねえんだからな。そうだろ? リョウト」

 

「は、はい、一応。警部部と開発部の兼任をやるつもりなので、完全にPTから手を引くって訳じゃないです」

 

ちらっとリオを見るリョウト。リオはその視線には気付いていないようだったが、リョウトが軍を辞めるという決断をしたのは軍属だと何時戦場に呼ばれるかも判らない。それならマオ社に所属するリオの側にいたいと思ったのは明らかだった。

 

「リョウト君? どうかした?」

 

「え? あ、ううん。な、なんでもないよ?」

 

しかし余りにジッと見ていたのでリオに気付かれアタフタしているリョウトを見て、リュウセイが助け舟を出した。

 

「それより気になってるんだけどさ、正式版のヒュッケバイン・MK-Ⅲの方はどうなんだ?」

 

量産型ヒュッケバイン・MK-Ⅲは知っているが、正式採用のエース仕様のヒュッケバイン・MK-Ⅲはどうなんだ? と尋ねる。

 

「うん。えっとね、タイプLはもうすぐロールアウトできると思うんだ。だけどタイプMとAMボクサーは時間が掛かると思う」

 

「装着すれば、小型版のSRXになるっていうアレか」

 

カークはトライアウトに落ちる事を見越しており、落ちて直ぐレイオスプラン用のヒュッケバイン・MK-Ⅲの開発に進路を切り替えていた。それが小型化されたSRXをコンセプトにした、ヒュッケバイン・MK-Ⅲ用の強化パーツだった。

 

「うん。RWシリーズ2号機の機体フレームを流用してまで作ってるものなんだけど……やっぱり微調整が難しくてさ」

 

イングラムが行方不明になり、フレームだけ放置されていたR-SWORDをヒュッケバインMK-Ⅲ用に改造するのは当然の事だった。

開発責任者がおらず、図面も無ければ別の機体に流用するしかない。

 

「あのよ、R-SWORDなんだけどよ……俺見たんだ」

 

「見た? R-SWORDの図面を?」

 

「違う、そうじゃねえ。動いている完成形のR-SWORDも見たし、ゲッターロボも、ゲシュペンスト・タイプSも見たんだ」

 

リュウセイの話を聞いてリョウトとリオの顔が輝いた。

 

「それって武蔵君達が生きているっていうことじゃない!」

 

「おう、まだその通信とかが通じてないから生きてるって言う確証はないんだけどな。でも俺は武蔵と教官が生きてるって確信したぜ」

 

「リュウセイ、そろそろ行くわよー?」

 

ついついリョウトとリオと話し込んでいたリュウセイは今行くとエクセレンに返事を返す。

 

「じゃあ、悪いけどR-1の事を頼んだぜ!」

 

「うん、任せておいて」

 

笑顔で言うリョウトにリュウセイも笑みを浮かべ、エクセレン達が待っているもう1つの格納庫に足を向けるのだった。

 

「言わなくて良かったの?」

 

「うん。リュウセイ達が武蔵さんに会ってるなら、きっともうすぐ会えるよ。僕達が見たのはきっと幽霊なんかじゃなかったんだ」

 

自分達に気をつけろと戦力を増やせと告げて消えた武蔵の姿。それを見て、幽霊の可能性を考えていたがリュウセイ達がその姿を見たと言うのならば、きっと武蔵は生きている。だからリョウトは自分が見たのは幽霊ではないと笑い、R-1の搬入作業を再開する。そしてリュウセイ達はRー1、ビルトファルケン・タイプKが固定されている格納庫から別の格納庫に移動したエクセレン達を出迎えたのは細身のPTだった。

 

「わお、あれが噂のビルトビちゃんね?」

 

ビルトファルケンがヴァイスリッターをベースにEOTを搭載した後継機ならば、ビルトビルガーはEOTを流用したアルトアイゼンの後継機だった。エクセレン達はアルトアイゼンの後継機と聞いていたので、重厚なシルエットを想像していたのだが、ハンガーに固定されているビルトビルガーはアルトアイゼンににても似つかない細身のPTだった。

 

「アルトと同じコンセプトって 聞いてたけど、随分と細身ッスね」

 

「そうねぇ。ちょっとスリム過ぎるし……右手に何も付いてないしね」

 

「クレイモアもねえじゃねえか、これで本当にアルトの後継機なのか?」

 

アルトアイゼンと言えば、右手のステーク、そして両肩のクレイモアだ。それが無いのにどうしてこれがアルトアイゼンの後継機なんだ? とカチーナ達が話をしていると格納庫の扉の開く音がした。

 

「やはり、量産型ゲッターロボにはマグマ原子炉をそのまま搭載すればいいのでは?」

 

「それをすればフレームが耐えられないだろう。それにマオ社のマグマ原子炉はヒュッケバイン・MK-Ⅲ・タイプMに使用しているんだぞ」

 

「国連から奪えば良いでしょう?」

 

「それを許可すると思っているのか?」

 

「それを許可しないのならば、量産型ゲッターロボをゲッターロボに近づけるなんて無理難題ですわね。それなら私はビルガーの調整をしたいですわよ」

 

「そんな物は私だって同じだ。やれやれ、何故急にゲッターロボを改造しろなんて言い出したんだ」

 

「全くですわよ」

 

無理な命令を出され、口論していたマリオンとカークだが、エクセレン達の姿を見て口論……いや、無理な命令を出されたことに対する愚痴の言いあいを止めた。

 

「エクセレン少尉……久しぶりですわね。丁度良い所に来てくれましたわ」

 

「丁度良いと言うと、もしかしてヴァイスちゃんの改造プラン?」

 

「ええ、そうですわ。アルト用の換装パーツに合わせてヴァイス用の強化アーマーも作りましたので、それをヴァイスに装備させますわ」

 

「待って、アルトちゃん用の装備パーツってあの呪われた外せない奴?」

 

「呪われたなんて失礼ですわね? 機体性能を飛躍的に上昇させる強化アーマーですわよ? その性能は折り紙付です。良い機会ですから、取り付けておきますわね」

 

エクセレンの意見を聞かず、勝手に話を進めているマリオン。差し出された端末を見て死んだ目をして改造案を確認するエクセレン

 

「可変式のウィング? え、そんなのつけて大丈夫なの?」

 

「大丈夫ですわよ? 空中爆発はしません」

 

「いや、私への負担は?」

 

「大丈夫です。死にはしませんわ」

 

「待って、お願いだから待ってマリオン博士」

 

「30分で装備は完了しますわよ」

 

「違う、そうじゃない。そうじゃないのよ」

 

エクセレンの意見を完全に無視し、ヴァイスリッターへの装着作業を始めるマリオンを見て不安そうにしているエクセレンをリュウセイ達は南無と呟いて手を合わせて見ているのだった……。

 

 

 

一方その頃やっとマオ社に入れたアラドの姿は医務室にあった。

 

「ぐぎゅっ」

 

「あら、どうしたの?」

 

検査の結果が出るまでの間。ラーダにヨガを教わっていたのだが、常人では曲がらない角度に曲げるように言われ、潰されたカエルのようなを出していた。

 

「あ、あの……このポーズ、めっちゃキツいんですけど」

 

「蓮華のアサナよ。 気持ちが落ち着かない?」

 

気を落ち着けるヨガと言われ、ラーダの真似をしていたアラドだったが、気を落ち着ける所ではなく意識を飛ばす寸前だった。

 

「そ、それ所か、マジで落ちそうッス……もう止めて良いっスか?」

 

「あらあら、若いのに身体が固いのね。それじゃ、元に戻していいわ」

 

もう無理だと言うアラドにラーダはしょうがないわねという感じで笑ったが、もし駄目といわれていたら間違いなくアラドはその意識を飛ばしていただろう。助かったと安堵の溜め息を吐いているアラドにラーダは優しく笑いかける。

 

「検査の結果が出るまで、少し待って貰えるかしら?」

 

「はい、判りました」

 

アラドから離れて検査結果を確認するラーダの顔から笑みが消えた。

 

(やはり……脳に調整を受けた形跡がある……。恐らく過去の記憶がないのはそのせい……でも、この反応は……)

 

リマコンをされている可能性があるので精神鑑定を依頼されたラーダはアラドのデータを見てその顔を歪めた。

 

(特脳研のデータにあったものと似ているわ。そして、あのプロジェクトにも……まさかとは思うけど……)

 

かつてラーダは特脳研の被験者だった。その時にある科学者に救われ、研究者側に移ったという経歴がある。アラドに施されているリマコンの処置などの痕跡を見て、自分を救ってくれた研究者の顔が脳裏を過ぎった瞬間。マオ社が大きく揺れ、警報が鳴り響いた。

 

「な、何だ!?」

 

「警報……!? まさか敵の襲撃ッ!?」

 

「ええっ!?」

 

「様子を見てくるわ。 あなたはここにいて」

 

「待って! 待ってください! 俺も行きますッ!」

 

自分も連れて行ってくれというアラドにラーダは迷いの表情を見せた。だがアラドの真剣な眼差しを見て頷いた。

 

「判ったわ、最悪の場合。貴方の力も借りるわよ」

 

「うっすッ!」

 

精神操作や、特定の行動に反応する催眠術が掛けられている様子も無かった。だからラーダはアラドを連れて行く事にし、アラドと共に格納庫に向かって走り出すのだった……。

 

「ここにゲッター線反応があるのか、もしゲッターロボが本当にいるというのならば炙りだしてくれるわ!」

 

セレヴィスシティに襲撃を仕掛ける無人機の背後で巨躯の恐竜を思わせる特機の姿があった。月から発せられる微弱なゲッター線反応――月に潜んでいるゲッターロボを炙りだす為に無人機を送り出し、己が出撃する時を今か今かと待ちわびているのだった……。

 

 

 

 

第44話 戦う理由 その2 へ続く

 

 




今回はシナリオデモがかなり長くなってしまいましたが、次回からは戦闘回を書いて行こうと思います。強化されたR-1やヴァイスリッターの活躍などを書いて行きたいと思います。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします。

視点が変わる時にそのキャラの視点と言う事を表記するべきか

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