第112話 地獄門 その5
蚩尤塚に向けて出撃したのはブリット達の方が早かったが、位置や気流などの関係で先に蚩尤塚に到着したのはアーチボルドの駆る変異を繰り返しドラゴンの特徴を得始めているゲッターノワールを先頭にしたノイエDC部隊だった。
「くっ……間に合わなかった」
「仕方あるまい、相手の方が早かったわい。というよりもこっちの情報が流れとるな」
タウゼントフェスラーのコックピットに座っていたシキシマが冷静に呟くのを見てエリは少し驚いた。
「ゲッターロボがいるのに落ち着いているのね」
「ふん、あんな紛い物に興味はないわい」
ゲッターノワールを見て不機嫌そうにシキシマは鼻を鳴らした。確かにゲッター線レーダーは反応している、それでもシキシマにとってはゲッターノワールは紛い物のゲッターロボに過ぎなかった。
「アンザイ博士、シキシマ博士はシートに座ってベルトを締めてくださいッ! 敵が陣を敷く前に突破しますッ!」
タウザントフェスラーのパイロットがそう叫び、操縦桿を握り締める。
「待って! 今は動いたら!」
「馬鹿者! 状況を見極めんか!」
エリとシキシマが静止するが、パイロットの指示を聞いて護衛をしていた連邦軍は既に動き出してしまっていた。
『アンザイ博士達はその場で待機してください!』
『我々が突破口を開きますッ!』
護衛をしていたゲシュペンスト・MK-Ⅲ、そして量産型ゲッターロボが完全に動き出す前にブーストドライブで切り込んできたガーリオン達にコックピットをピンポイントで破壊されタウザントフェスラーの護衛機は一瞬で沈黙し、そのままガーリオン達に取り囲まれ動きを完全に封じ込められてしまった。
「くっ……ッ!」
目の前で爆発したゲシュペンスト・MK-Ⅲのパイロット達はエリにとっては何日も顔を見合わせた者達だ。しかも自分達を守る為に死んだという光景はあくまで考古学者のエリには即座に受け入れられる物ではなかった。
「落ち着けエリ」
「……何を言っているんですかッ! 目の前で人が死んだんですよ!?」
目の前で人が死んだと叫ぶエリにシキシマは懐から取り出した拳銃を突きつけた。黒光りする拳銃と見た事のないシキシマの気配にエリは息を呑んで、腰から崩れ落ちるように椅子に腰掛けた。
「ヒステリックに叫ぶな、ドアホウ。人はどうせ死ぬ、それが遅いか早いかの違いしかない。蛮勇で勇んだあいつらが悪いんじゃ」
「どうしてそんなことを言えるのですか……私達を助けてくれたのに」
シキシマの言葉に彼らの死を悼む感情はない、むしろ無駄死にだったと言わんばかりの冷たさ……それを感じ取り、責めるような口調でエリが問いかける。
「こうして生きておるからじゃ、あやつらはワシ等を殺すつもりが無い。動かねば死ぬ事もなかっただろうに……馬鹿な奴らじゃ」
『んんーッ! 流石はシキシマ博士。クールですね』
タウゼントフェスラーのモニターがハッキングされ、アーチボルドの顔が映し出される。
「その顔……グリムズの所の倅のアー坊か、元気にしておったか?」
「シキシマ博士!?」
まさか情報の漏出者はシキシマかとタウゼントフェスラーのパイロットとエリが声を上げる。
「勘違いするな馬鹿タレ、こやつとはもう何十年も会っておらんわ」
『ええ、最後にお会いしたのはシキシマ博士が投獄される前でしたからね。博士もおかわりが無いようで何よりです、それと僕もいい年なのでアー坊は止めて貰えませんかね?』
「嘘を言え嘘を、ワシとエリに何のようじゃ? ン? アー坊」
アー坊という親しみさえ感じさせる呼び名、だがシキシマの目は鋭く、重い空気を纏っている。
(これがあのシキシマ博士なの?)
ゲッターロボを採掘する時の狂気に満ちた様子はない、普段のふざけた様子も無い。血の通っていない人間とは思えない表情にエリは息を飲んだ。
『もうアー坊って言われる年ではないですよ。シキシマ博士』
「ふん、ワシから見ればお前はまだまだ洟垂れ小僧よ。しかも……鬼になんぞなりおって、そんなにも力が欲しかったか?」
シキシマの言葉にアーチボルドが獰猛な笑みを浮かべ髪をかきあげる。そこには人間にはない硬質な角が存在していた。
『何故お分かりに?』
「新西暦の人間がゲッターロボに乗れるかよ。投薬、対G防御、あるいは身体強化――それで考えれば鬼しかなかろう」
『流石、シキシマ博士ですね。おみそれしました、もっと貴方達と話がしたい。僕達に従ってくれますよね?』
ガーリオン達がその手にしている銃器をタウザントフェスラーに向ける。何時銃弾が放たれるかもしれないと言う恐怖にエリが声を上げた。
「あ、貴方達は一体何が目的で……ッ! ここはただの採掘現場ですよ!」
『とぼけて貰っては困りますねえ、アンザイ博士。僕達は貴女達が超機人の発掘に成功した事を知っているんですよ?』
アーチボルドの言葉にエリが動きを止めた。その動きを見ればアーチボルドの言葉が真実であるという事を現していた。
「エリ、もう少し腹芸を覚えぬか、んで。アー坊、お前に情報を流したのは誰じゃ? ン? あのいけ好かない大統領補佐官か? それともイスルギの女狐か? それとも異星人か?」
『ふっふ、シキシマ博士のご想像に任せますよ。それにシキシマ博士が居られるから僕としても紳士的な方法を取るつもりだったのですよ? ですが都合がありましてね、こんな暴力的な方法になってすみません』
「嘘ばかり言いおって、その目が殺したいと言っておるぞ」
エリも連邦の兵士もこの場にいるが、脇役に過ぎなかった。この場の主役はシキシマとアーチボルドのみ、エリ達は見ていることしか出来なかった。
『んんー否定はしませんがシキシマ博士とアンザイ博士を殺すつもりはありませんよ。色々事情がありましてねぇ、超機人も僕の乗っているノワールももっともっと強くしたいんですよ。だから貴方達の手が借りたいんです。さ、 僕の所へ来て貰いましょうか。 美味しい紅茶を用意しますよ、ああ、シキシマ博士にはきんつばとほうじ茶をご用意していますよ』
さて返答はいかに? とにこやかに言うアーチボルド。周りのガーリオンが武器を再び構える音が響き、パイロットとエリはびくりと体を竦めたが、シキシマは平然と、いやむしろつまらなそうな顔をした。
「のう、アー坊。ワシがお前に何を言ったか覚えておるかの?」
『……はて? なんですかな?』
「ワシは死ぬ時は脳味噌をぶちまけて、眼を抉り出され、胸から下を獣に食い千切られた人とも思えぬ姿で死にたいと言った筈じゃぞ」
「……あの、シキシマ博士、突然何を言っているのですか?」
この状況で言うような言葉ではないとエリが引き攣った顔で言うが、シキシマは楽しそうに笑うだけだ。
『あ、あーそんな事を言っておりましたね。本気だったんですか?』
「本気も本気よ、ワシは死ぬならその死に方しか受け入れんつもりじゃ、つまりなんじゃな……アー坊。お前の時間切れじゃ」
『は?』
困惑するアーチボルドの耳に監視をしていたノイエDCの兵士の言葉が響いた。
『少佐、 こちらへ接近してくる機体をキャッチしました!』
『やってくれましたねぇ、シキシマ博士。時間を稼がれるとは思っても見ませんでしたよ』
「カカカッ! 年の功と言って貰おうかのうッ!』
アーチボルド達とタウゼントフェスラーを挟むように現れたグルンガスト参式とヒュッケバインガンナー・タイプMを見てシキシマはカカカっと大声で笑い出すのだった。
ブリット達が蚩尤塚に辿り着いた時には既にエリ達の乗っているタウゼントフェスラーはノイエDCによって確保されていた。
『ああっ、輸送機がッ!』
『アンザイ博士とシキシマ博士はあそこに……ッ!? ドラゴンッ!? いや、ゲッターロボッ!? どっちだ』
ガーリオンに取り囲まれている輸送機を見てリョウトとリオが悲鳴をあげ、ブリットはノイエDCの機体の奥にいる漆黒のゲッターロボに視線を奪われた。
「クスハッ! ヒリュウ改には連絡したか!?」
『え、ええ! すぐにこっちに急行してくれるって!』
クスハからの返事を聞いてブリットは蚩尤塚にいる敵機の姿を確認し、その中でも一際異彩を放つ機体にその眉を細めた。
「あれはリクセントに現れたって奴かッ!」
リクセント奪還戦で武蔵のゲッターD2と互角に戦ったという漆黒のゲッターロボ――ゲッターノワールの姿を見て思わず叫び声を上げた。そのシルエットはゲッター1だが、肩や頭部にドラゴンの意匠が現れ、ドラゴンとゲッター1が融合したような不気味なシルエットをしている。しかしブリット達を驚愕させたのはその内部――ドロドロとした醜悪でおぞましい念に満ちており、良くもゲッターロボをあんな姿にしてくれたなという怒りがブリットの中に込み上げてくる。その瞬間だった――ブリットとクスハの脳裏に念動力の共鳴現象が起きたのは……。
「うッ!」
『あうっ!!』
今まで感じた事の無い強烈な念にブリットとクスハは揃って声を上げた。
『クスハッ!? ブリット君もどうしたの!?』」
『こ、これは……ッ!何かが……私達を呼んでる……ッ!』
『え!?』
『もしかして、 超機人が……ッ!? で、でもなんでクスハとブリットだけが……』
この場にいる念動力者は4人――いや正しくは6人。その6人の中で超機人の呼び声を聞いたのはブリット、クスハの2人だけだった。
「り、理由は判らない。だけどあいつらにアンザイ博士と超機人を渡す訳には行かないッ!」
ブリットがそう叫びグルンガスト参式に無銘を抜かせる。その構えを見てアーチボルドとユウキの2人はグルンガスト参式のパイロットが誰かを悟った。何度も戦っていれば、その癖を見れば何者かは簡単に読み取れた。
(……助かった、ブルックリン・ラックフィールドッ!)
そしてその姿を見てユウキは人知れず安堵した。アーチボルドが鬼となりクロガネとの――いや、ビアン達との連絡手段は限られてしまった。鬼となったアーチボルドの索敵能力が判らず、更に言えばリクセントでの裏切り行為で監視状態にあったユウキはビアン達と連絡を取る術が無く、この蚩尤塚にアーチボルドが訪れるという事を伝える事が出来なかった……その中でブリットの存在はユウキにとって確かな希望だった。しかしアーチボルドの行動はユウキのそんな希望を退ける冷酷な物だった……。
『アンザイ博士とシキシマ博士は僕達の手中にあります。と言う訳で……どうです? 僕と取り引きをしませんか?』
アーチボルドの出した指示は戦闘命令ではなく、ブリット達に取引をしませんかと言う物だった。
「取り引きだとッ!?」
『ええ。アンザイ博士とシキシマ博士の命を保証する代わりに、貴方達の機体をいただきましょう』
それは普通の連邦の兵士ならば聞き入れるはずの無い取引――だが甘いハガネやヒリュウ改のクルーには抜群の効果を持つ言葉だった。しかしブリットはその言葉を蹴った、その理由は超機人を解析する為にエリが生きている必要があると考えたからだ。
「冗談じゃないッ! 誰がお前と取引なんてするかッ!」
『おや? 博士の命が惜しくないんですか?』
「脅迫したって無駄だ! お前にはアンザイ博士達を殺す気なんて無い筈だろうッ!」
ブリットの考えはあくまで正論だった。しかしアーチボルドにはその正論は何の意味も無かった。タウゼントフェスラーに向かって殆どノーモーションで放たれたゲッターノワールのクイックドロウがタウゼントフェスラーを掠め大きく爆発する。
『きゃあああっ!!』
『ぬうっ!?』
シキシマ博士とエリの悲鳴がゲッターノワールから響き、リョウト達はその顔色を変えた。
『脅しじゃありませんよ。 別に博士がいなくても超機人の解析は可能ですからね……それにどちらかと言えば、彼女達を犠牲にしてでも君達の機体が欲しい所です』
その言葉に嘘は無かった。どこまでも冷酷な、真実を語る口調がそこにはあった。
「少佐! ちょっと少佐! ユウ! 通信が通じないよッ!」
「くそっ! あちらの方から通信をきっているのかッ!」
機体同士の通信が効かないと判るとユウキは広域通信、そして外部スピーカーへと切り替える。
『アーチボルド少佐! そのような真似が許されると思っているのですかッ!』
『勿論ですよ。超機人だけでなく、連邦の新型機も手に入れれば……リクセント公国での失態を取り返せますしね。と言うかユウキ君、君は何時まで僕に逆らってくれるんですか? ユウキ君、リクセント公国の時のように、僕が民間人を殺すのを邪魔したら殺しますよ? アンザイ博士と一緒にね』
ゲッターノワールのゲッタードラグーンの銃口はユウキの乗るラーズアングリフに向けられており、下手に動けばその瞬間に殺されるという事をユウキに悟らせるのは十分で、そしてそれは奇しくもアーチボルドの独断であると言う事をブリット達に知らせる事になった。
『さて、皆さん……ご返答はいかに? 言っておきますが、僕は気が長いほうではありませんよ?』
ヒリュウ改が来るまでの時間稼ぎはさせないと言うアーチボルドの声を聞いてブリットは決断をくださぜるを得なかった。
「……判った。俺達の機体を渡す」
それはエリとシキシマの命を守る為に、自分達の機体をアーチボルドへと差し出す事だった。
「そのかわり約束しろ。アンザイ博士達を殺さないと……」
『勿論ですよ。超機人と新型機が手に入るのならば十分ですよ。それに僕としてもシキシマ博士は死んだ父の友人ですし、殺すには些か抵抗がありますし』
アーチボルドの言葉は真実だった。自分の残酷性を知りつつも、それを受け入れ話を聞いてくれたシキシマはアーチボルドの数少ない理解者だ。目的の為に殺す事は覚悟していたが、それはあくまでも最終手段。出来れば取りたくない手段でもあった……鬼となった事で欲望に忠実になったからこそ、シキシマを殺す事にアーチボルドは躊躇いを覚えたのだ。
「ああ、今から武装を解除する。機体を取りに来い」
『結構です、ではユウキ君とカーラ君に頼みますかねぇ』
近づいてくるランドリオンとラーズアングリフを見ながらブリットはリョウト達に通信を繋げる。
「リョウト悪いが、俺とお前だけ出る。クスハとリオはそのままコックピットに残ってくれ」
『そういうことか……でもかなり分が悪いよ?』
2人乗りという事を明らかにしていない。ここでブリットとリョウトの2人が出ることで機体を動かないと思わせ、隙を窺う作戦だった。
「厳しいと思うけど、リオとクスハ……後は頼む。その間に俺達は博士達を救出する」
『無茶よ! 向こうに機体データが漏れてる可能性だってあるのよ!?』
連邦の情報の多くがノイエDC、そして百鬼帝国に流れているグルンガスト参式、そしてヒュッケバインガンナー・タイプMが2人乗りというのもバレているかもしれないとリオが声を上げるが、ブリットは小さく笑った。
「判ってる。 キョウスケ中尉じゃないけど、分の悪い賭けって奴さ、悪いなリョウト貧乏くじを引かせる」
『でも、今の状況じゃ それしか方法がないみたいだね……僕なら大丈夫だよ』
リョウトとブリットが覚悟を決めているのを知り、クスハとリオはもう止める事が無理なのだと悟った。
『ブリット君。気をつけて』
『リョウト君もよ』
2人に出来たのはブリットとリョウトに気をつけてと口にし、自分達の存在を悟られないように息を潜める事だけだった。武装を解除し、機体から降りようとしたブリットとリョウトだったが、シキシマの時間稼ぎはここでも大きな効果を発揮した。
『待ちなよ』
「さ、サイバスター?」
『ヴァルシオーネにも似てる……』
突如響いた第3者の声に誰もが顔を上げた。雲を切り裂き、雷鳴と共に現れた細身の人型の機体――どこと無くサイバスター、そしてヴァルシオーネに似ている百鬼獣――風神鬼から響いた女の声が待てを掛けた。
『風蘭さん、何故僕の邪魔をするんです?』
『邪魔じゃないよ、あんた達が気付いてないから警告してやるのさ』
気付いてない、警告の言葉にブリット達は自分達の作戦がばれたか? と冷や汗を流したが、そうではなかった。
『来るよ、悪い風だ……あんたがたらたらしてるから悪いんだよ。いや、それとも時間を奪いきった爺さんの勝ちかな?』
風蘭がそう笑うとこの場にいる全員の機体のコックピットに警報が鳴り響き、空間にガラスのような亀裂が走った……。
「何だ!?」
『こ、これは転移反応かッ!? カーラ離れろッ!』
『わ、判ったッ!』
『何が出て来るのよ……』
空間に亀裂が走り、高エネルギー反応が感知された……それが意味するのはただ1つ空間転移反応。
【【【【アアアアアアアーーッ!!!】】】】
おぞましい叫び声と共にその亀裂から飛び出した触手やエネルギー弾、ビームの嵐が周囲を薙ぎ払うのと、ブリット達が亀裂の前から離脱するのはほぼ同じタイミングなのだった……。
以前蚩尤塚で出現したアインストクノッヘン、アインストグリートの大群が亀裂を大きく開きながら這い出るように姿を見せる。
【【【……】】】
意志を感じさせない無機質な瞳で周囲を見渡すと同時に再び骨をブーメランのように飛ばし、あるいはビームを打ち出しながら蚩尤塚へと移動を始める。
(あれがアインストか……つまらないねぇ)
戦闘力は確かに高いだろう……だがそれだけ風蘭の心を震わせるような闘志を感じられず、詰まらないと風蘭は小さく呟いた。
『風蘭さんは手伝ってくれるのですか?』
「暇つぶし程度なら手伝ってやるよ、アーチボルド」
立ち上がると同時にゲッタードラグーンを拾い上げるゲッターノワールを見下しながら風蘭はそう返事を返す。
『それで結構です。向こうもどうも新しい札を切ってきたようですしねぇ、戦力は多い方が良いですから』
「あんな人形見たいのが怖いのね」
風蘭の言葉に耳が痛いですねぇとアーチボルドが呟いた。本物の鬼と鬼になったばかりの人間――その精神の差と言ってもいい、数は多く、おぞましい姿をしていたとしてもそれに動揺する風蘭ではなく、熱が無いアインストは脅威とは映らなかったのだ。鎧のアインスト――アインストゲミュートが出現しても、少し強そうなのが出てきたか位で脅威とは判断していなかった。
「はっ! そんなのが私に当たるかよッ!!」
開かれた翼から粒子を撒き散らしながら風神鬼が舞うように動き出し、クノッヘンの放ったブーメランを蹴り返し、グリートの伸ばした触手を手にした剣で切り払い、身体を分離させて飛んで来たゲミュートを踏みつけて地面に叩きつける。
『つ、強い……ッ!』
『リョウト! あいつは気にするなッ! 今がチャンスだ! 今の内に輸送機に取り付くぞ!』
アインストの出現によってタウゼントフェスラーの回りのガーリオン達も大きく引き離されている。混乱している今がチャンスだとブリットが叫び、ノイエDCの機体を無視してタイゼントフェスラーへとグルンガスト参式を走らせ、それに続くようにヒュッケバインガンナー・タイプMも宙に浮かび上がりタウゼントフェスラーへと向かう。
『いけません! アンザイ博士とシキシマ博士を確保してください! ユウキ君とカーラ君は超機人の確保を!』
この乱戦の状況でアーチボルドの殆ど薄れ掛けていた人間性が露呈し、風蘭は風神鬼のコックピットで小さく笑った。
「良いさ、超機人が欲しければくれてやれば良いさ」
『な、何をッ!?』
「龍王鬼様が超機人と戦いたいだってさ、どの道私らに超機人が協力してくれるとは思えないんだ。そんな無駄な事の労力を使ってるくらいなら……目の前の敵に集中しなよ。アーチボルド……じゃないと死ぬよ」
亀裂が更に拡大し、そこから姿を見せた2体のアインストを見て、風蘭は牙を剥き出しにして笑った。
『ぐっ!?』
『カーラ! 下がれッ!』
放たれたエネルギー弾に弾かれたカーラのラーズグリーズを庇うようにユウキのラーズアングリフが盾を構える。その瞬間に突き刺さるVの金属片が破裂し、一撃で盾を粉砕する。
【!】
その瞬間に漆黒のアインストが生物的なシルエットの背部ブースターを吹かし、凄まじい勢いでラーズグリーズとラーズアングリフに迫るのを見た風蘭は風神鬼を反転させユウキとカーラの前に立ち塞がる。
「はッ!!」
【!!!】
風神鬼の振るった刃と漆黒のアインストが手にするエネルギー刃がぶつかり合い、凄まじい火花を衝撃を周囲に撒き散らす。
「舐めるなよッ!!」
ノーモーションの前蹴りが漆黒のアインストの胴を貫き後方へと蹴り飛ばす。
『僕は諦めません、諦めませんよ!』
超機人を手に入れると蚩尤塚に向かったゲッターノワールだが、上空から打ち込まれた特大のビームに飲み込まれ地面に叩きつけられた。
宙に浮かぶ巨大な砲塔は風蘭の見ている前で白銀の人型アインストへ姿を変えた。
「上等ッ! 面白くなって来たじゃないか!」
アーチボルドの虐殺を止める為に風蘭は姿を消してアーチボルドに同行していた。しかし、こんな桁違いに強いアインストと戦えるのならばそれも良いと笑った。
【……】
風神鬼と向き合う漆黒のアインスト――骨のような骨格と蔦で出来た関節部、そしてバイザー型のカメラアイと背部に背負った巨大なキャノン砲――ゲシュペンスト・タイプSを模造したアインスト・ゲシュペンストS。
【……】
骨をベースにした骨格をしたアインスト・ゲシュペンストSと異なり、光を反射するゲミュートと良く似た装甲を持ち、紫色のバイザーをし、腕や足は触手が形作っている。アインスト・R-SWORD。
あちら側の世界で何度もベーオウルフ、アインストノイヴォルフの前に立ち塞がったゲシュペンスト・タイプSとR-SWORDを元に作り出された「あちら側」のアインストはそのバイザーアイを輝かせ、音や声として認識出来ない耳障りな咆哮を上げるのだった……。
アインスト・ゲシュペンストS、そしてアインスト・R-SWORDを生み出したのはアルフィミィではない、そしてノイ・レジセイアでもない、あちら側からこちら側へ続く空間の狭間に落ち込んだアインスト・ヴォルフが何度も自分の邪魔をした武蔵、カーウァイ、イングラムの3人への恨み、復讐心によって生み出されたワンオフのアインスト――カーウァイ、イングラムと比べればその能力は大きく劣る、だがアインスト・ヴォルフの細胞を持った2体のアインストは「成長」するアインストだった。
『こいつ……私の技術を吸収しているのか!?」
【……】
戦えば、戦うほどにその力を、その技術を成長させる。そしてその成長は蚩尤塚にいる周囲のアインストにも伝播していく……。
『は、はやく……うあッ!?』
『リオッ!? き、気絶しているのかッ! こ、このおおおッ!!!!!』
クノッヘン達の姿が白銀、あるいは漆黒へとその色を変える。そしてその能力を大幅に変化させる誘導ビームと変化したアインストグリートの弧を描く一撃を受け、意識を失ったリオを守る為にリョウトは吠え、必死に高度を保とうとする。だがリョウトの目の前に広がったのは無慈悲なビームの光……。
『の、伸びてッ!?』
グリートの触手が無数に枝分かれし、そこから同時に放たれる光弾の嵐を前にリョウトはヒュっと息を呑んだ。避けられない、死を覚悟した、だが自分が死ぬだけではない、リオも死ぬ……それを悟ったリョウトは躊躇う事無くコックピットの中にあるガラスに覆われた赤いボタンを殴りつけた。ガラスが砕け、血が吹き出る。それは脱出装置にあらず、それはリミッター……決して解除するなと言われていた最後の安全装置。
『うう……うおおおおおおおッ!!!!』
ヒュッケバインMK-Ⅲ・タイプMが大きく鼓動した……いや、正しくはその動力、PTという器の中に閉じ込められたメカザウルスの心臓が大きく呼応し、フェイスパーツが展開される。
『邪魔をするなアアアアアアアアッ!!!!!』
咆哮と共に放たれた熱波がビームを相殺し、アインストを、ノイエDCを、そしてグルンガスト参式を……この場にいる全てを焼いた。
「くっ!?」
『クスハ!? 大丈夫かッ!』
グルンガスト参式はゲッター炉心、そしてトロニウムエンジンを搭載する為に熱には強くなっている。それ故に耐える事が出来た、関節が悲鳴を上げようと、装甲が解けようがグルンガスト参式はまだ動く事が出来た。
『はぁはぁ……ブリット! クスハッ! 何してる! もう持たないぞッ! 動けッ!!! アンザイ博士達を助けろッ!』
普段のリョウトとは思えぬ荒々しい言動、タイプMの展開されたフェイスパーツが閉じ、機体の各所から冷却された煙が放出される。マグマ原子炉が緊急停止し、予備動力に切り替わったヒュッケバインガンナー・タイプMはもう動かない、あの熱波の衝撃から立ち直られたらもう打つ手はない。今の内に動けとリョウトが叫んだ。その声に突き動かされるようにグルンガスト参式を操り、タウゼントフェスラーにグルンガスト参式が取り付いた。
「アンザイ博士! シキシマ博士! 乗り移ってください!」
『急いで時間が無いッ!』
ブリット達は理解していた。最早この場で戦い続けるのは不可能だ、超機人も守れない。だがエリとシキシマの2人は助けられると……手を差し出して、乗り移れとクスハとブリットが叫んだ瞬間。強烈な念動力がブリット達を襲った……それは超機人の物ではない。
『御機嫌よう。皆様お元気そうで何よりですわ』
空間が裂け姿を現したのはペルゼイン・リヒカイト、そしてアルフィミィだった。
(……異なる始祖の系譜ですのね……面白くありませんこと……)
アインスト・ゲシュペンストS、そしてアインスト・R-SWORDとは指揮系統が違う。自分の言う事を聞かない2体のアインストを一瞥し、アルフィミィは蚩尤塚に視線を向け確信した。前にこの地に現れたときよりも、超機人の念が強まっていると……
(……守護者の僕……その目覚めが近いようですのね……ですが、今なら……素材として使えるかも知れませんの)
本来ならば超機人はアインストに侵される事はない。だが目覚める瞬間の――弱っている今ならばその限りではない。
「お、女の子……が取り込まれてる。ッ!?」
初めてペルゼイン・リヒカイト、そしてアルフィミィを見たクスハは人間がアインストに取り込まれていると感じた。
『クスハ違う! あいつはアインストだ! 人間じゃないッ!』
人間じゃないと断じたブリットの声を聞いてアルフィミィはむっと眉を細めた。
『今はまだ……ですのよ』
言わなくても良いことをアルフィミィは口にしてしまっていた。その声を聞いて説明しろというブリットの声を聞いてアルフィミィは自分のミスを悟ったが、やる事は変わらないのだ。
『答える必要はございませんの。 それに……貴方達にはここで眠っていただきますので。永遠に……』
冷たい殺気がペルゼイン・リヒカイトから放たれ、それを感じ取ったブリット達は息を呑んだ。
『お前がこいつらのリーダーって所ね?』
その殺気を受け流し普通に動いているのは風蘭だけだった。互いに観察するような視線を向け同時に目を逸らした。「今」はまだ戦う時ではないからと……風蘭はアインスト・ゲシュペンストSの攻撃が激しさを増し、そちらに意識を向けなければならなかったからだ。
(でも好都合ですの、時間を掛けている時間はありませんから……)
超機人の念は今もどんどん増している。覚醒する瞬間を逃し敵に回られるわけには行かないとアルフィミィは超機人の念と同調している念動力者を探す。
(……人の思念……より強い……念の力……守護者の僕はそれに……反応している……そして……この中で最も強い力は……)
自分を人間ではないと断じた男の乗るグルンガスト参式からそれを発せらていることを感じ取ると、ペルゼイン・リヒカイトは虚空から刀を取り出して構えた。
『貴方……レディに対する態度も悪いですし……ここでお仕置きしてあげますのッ』
弾丸のような勢いで切り込んでくるペルゼイン・リヒカイトを見てブリットはグルンガスト参式を反転させる。
『リョウト、リオ! 何とかしてお前達は博士達を助け出してくれ! あいつは俺達で食い止める! クスハ行くぞッ!』
「う、うんッ!!」
ヒュッケバインガンナー・タイプMが動けないのは判っている。だがペルゼイン・リヒカイトがグルンガスト参式を狙っている以上自分達で救出は無理だと叫び、ブリットとクスハはペルゼイン・リヒカイトと対峙した。
『行きますわよ?』
少女の口調とは打って変わって一撃で命を刈り取りに来る刃にブリットは必死に対応していた。
(早い! それに重いッ!)
『今乙女に重いって思いましたの? 本当に礼儀知らずの人ですのッ!』
ペルゼイン・リヒカイトから感じる圧力が増し、鍔迫り合いになれば両断されると判断し、ブリットは決死の表情でその一撃を横に弾き距離を取ろうとするが、距離が開けば即座に鬼面から光線が放たれ、グルンガスト参式の装甲を容赦なく溶解させる。攻め込むチャンスだが、ペルゼイン・リヒカイトは自身の獲物を見て動きを止めていた。
「きゃあッ!」
『クスハ! 大丈夫かッ!?』
「う、うん!」
しかしクスハとブリットも動きを止めている間に離脱する事は出来なかった。ライゴウエの熱と衝撃、そしてヒュッケバインガンナー・タイプMの熱の放出でダメージを受けており、コックピットで小さな爆発が連続して発生していたからだ。
『……その剣、ゲッター合金ですのね?』
無銘を見て目を細めるアルフィミィ。PT・特機の為に開発された無銘はゲッター合金とゾル・オリハルコニウム製だ。ゲッター炉心が無くともゲッター合金と言うだけで対アインストには絶大な効果を発揮する。
『……少し本気で行きますのよ』
無銘がゲッター合金で出来ていると悟ったアルフィミィは油断をしていたら致命傷を受けると判断し、一気にグルンガスト参式を破壊する事を決め、両肩の鬼面を分離させ鬼人を召喚し、3体で同時にグルンガスト参式へと襲い掛かるのだった……。
ペルゼイン・リヒカイト、グルンガスト参式。そしてアインスト・ゲシュペンストS、R-SWORDとそれに影響を受けて凶暴化しているアインストの攻撃は凄まじく、誰も蚩尤塚に近づく事は出来ず、完全な均衡状態に陥っていた。
「……なかなか……頑張りますのね」
それはアルフィミィの嘘偽りの無い感想だった。ペルゼイン・リヒカイト、そして2体の鬼面を相手にし、グルンガスト参式はまだ人型を保っていた。それは十分に賞賛に値し、それと同時にここで殺さなければならないと決意させるには十分だった。
(……反応が強まって来たようですのね……、人の念を取り込む前に……事を終えてしまわないと…面倒な事に……なるやもしれないですの……)
念動力は窮地によって覚醒する、ここまで粘られてしまうのは計算外であり、そしてアルフィミィにとって都合の悪い流れだった。
「人の念が無ければ、僕は御しやすくなる筈ですの……だから……ここで死んで欲しいですの」
グルンガスト参式を襲っていた鬼面2体を肩に戻し、即座にライゴウエを繰り出すアルフィミィ。剣での間合いの取り合いから急に遠距離攻撃へと切り替えた事で必中を確信していたアルフィミィだが、ブリットはグルンガスト参式を見事に操って見せ、ライゴウエを避けてみせる。
『お前の思い通りにさせるかッ!!』
しかもそれで終わらずオメガブラスターでの反撃さえして見せた。これにはアルフィミィも反応出来ず、オメガブラスターの光に飲み込まれた。
「お見事ですの……僕が反応するだけの事はございますのね」
ペルゼイン・リヒカイトを撃墜するにはパワー不足は否めなかったが、あの反撃は流石のアルフィミィも少しは驚いた。
「さっきので終わりじゃないッ! 続けて行くぞッ!!』
無銘を構え突撃してくるグルンガスト参式。守りから反撃に出るチャンスを見出し攻撃に出た。攻撃こそ最大の防御を体現する武蔵とゲッターロボを近くで見ていたからこその行動だが、それは悪手だった。
「お若いですのね……ならば利用させていただきますの。 その機体の……受信機を」
T-LINKシステムは念動力を感知するシステム――それはパイロットであるブリットとクスハの念を感じ取り機体の出力を向上させるが、あくまでT-LINKシステムは受信機であり、増幅する念を識別する事は出来なかった。
『ぐあッ!?』
『あぐっ!?』
アルフィミィの強烈な念にブリットとクスハは強烈な頭痛を感じ呻き声を上げ、許容範囲を超える念動力を叩きつけられたグルンガスト参式は機体の各所から黒煙を上げ、ペルゼイン・リヒカイトの目前でその動きを止めた。
「その2つの受信機は……私の思念をも増幅してくれますのよ? つまりそれは……両刃の剣という事なのですの……」
その言葉と共にペルゼイン・リヒカイトの両肩の鬼面が分離し、再び異形の日本刀を手にした鬼となり、動けないグルンガスト参式へと迫る。
「大丈夫ですのよ? 優しく、優しく致しますの」
アルフィミィの優しげで儚げな言葉とは違う鬼の雄叫びが響き渡り、その異形の日本刀を力任せに何度も何度もグルンガスト参式に叩きつける。
『ぐあッ!? うぐっ!?』
『きゃあああッ!!』
斬撃の嵐にグルンガスト参式の左腕が切り落とされ、右胸から左足に掛けて鋭い斬撃の後が刻みつけられ、異形の日本刀を左右から突き立てられ、完全に動きを止めたグルンガスト参式の前に悠々とペルゼイン・リヒカイトが歩みを向ける。
「さよならですの」
『ブリット!』
『ブリット君!』
手にした刀をグルンガスト参式に突き立てようとしている光景を見て、リョウトとリオがブリットの名を叫び、コックピットから外れてくれと願いグラビトンライフルHをペルゼイン・リヒカイトの背中に向かって発射する。
「そんなのじゃ私もリヒカイトも止まりませんのよ? それと邪魔はしないで欲しいですの」
無防備な背中に命中したのにペルゼイン・リヒカイトは動きを止めず、苛立ちを伴った声と共にグルンガスト参式を拘束していた鬼の目からライゴウエが連射で放たれる。
『くっ!?』
『駄目ッ! 近づけないッ!』
ブリット達を助けたいのに近づけない、圧倒的な弾幕の前にヒュッケバインガンナー・タイプMは急上昇を余儀なくされ、なんの妨害も無くなったと確信し、アルフィミィは刀の切っ先をグルンガスト参式に向け、その刃を突き刺そうと1歩前へと踏み出した。
「っと、なんですの?」
今までに比べ物にならない衝撃を背部に受け、コックピットに向けられていた刃は僅かに逸れた。だがグルンガスト参式の動力部を刺し貫き、爆発と共にグルンガスト参式を蚩尤塚近くまで弾き飛ばした。
『可愛い声をしてえぐい事するね』
『あれは……終わりましたね』
アインストと戦っていた風蘭とアーチボルドがもう終わりだと判断するほどに深い傷を受けたグルンガスト参式のカメラアイからは光が途絶えた。
「私の邪魔をしたのは誰ですの?」
邪魔が無ければ確実にグルンガスト参式を破壊できた。それを確信していたアルフィミィは苛立った様子で振り返り、その顔を蒼くさせた。
「……なんですの……ッ」
崩落した地面から無数の手が伸びるその異様な光景にアルフィミィは絶句し動きを止めた。そしてその一瞬がアルフィミィの明暗を分ける事となった。
「うぐっ!?」
穴から放たれた無数の光線に貫かれ、グルンガスト参式にトドメを刺す事も出来ず強引にグルンガストから引き離されてしまった。
「これは……ゲッター線ですの!?」
ただの光線ならば逃げる事は無かった。だがペルゼイン・リヒカイトを襲ったのはゲッタービームだった……溶かされるように溶解している装甲を見てアルフィミィは驚愕の声を上げた。
『あ、あれはッ!?』
『げ、ゲッターロボッ!?』
戦いの中で崩落し、大きな口を開けた採掘現場を覗き込んだアインストだったが、そこから放たれた桃色の光線がアインストを飲み込み消滅させる。そしてまるで地獄の亡者が他の罪人を払い除けてでも地上に出ようとする浅ましさと邪悪さを伴って穴の中から這い出て来たのは無数のゲッターロボだった。
『なにあれ……気持ち悪い……』
『なんだ……何故あんな物がここに眠っていた』
『おやまあ……お宝は超機人だけではありませんでしたか……』
だが頭部が無い、腕が無い、左半身が無い、足が無い、コックピットには鮮血の後が残されている。五体満足の姿をしたものはいない、焼け焦げ、ひび割れ、溶解したボロボロの死人、あるいはゾンビという印象を受けるおぞましい姿をした無数のゲッターロボが蚩尤塚の地下からその姿を現すのだった……。
第113話 地獄門 その6へ続く
こちら側の地獄門から出現したのは、アインスト・ヴォルフから生み出されたゲシュペンスト・タイプSとR-SWORDを真似たアインスト2体、そしてアンデットゲッターロボ軍団でした。まさしくこれは地獄絵図だと思うのですがどうでしょう? ありなしはあると思いますが、個人的にはかなり良い演出になったのではないか? と思っております。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします。
視点が変わる時にそのキャラの視点と言う事を表記するべきか
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サイドまたは視点は必要
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今のままで良い