進化の光 フラスコの世界へ   作:混沌の魔法使い

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第177話 オペレーション・プランタジネット その8

第177話 オペレーション・プランタジネット その8

 

激しい戦闘音が響き続ける中で一際激しい戦闘音を響かせているのはソウルゲインとアルトアイゼン・ギーガの戦いだった。互いに近接特化であり、一撃必殺の攻撃力を持ち合わせている機体同士の戦いは一際激しいものだった。

 

「貰ったッ!! この切っ先触れれば切れるぞッ!!!」

 

アクセルの雄叫びと共に踏み込んだソウルゲインの姿が幾重にもブレ、アルトアイゼン・ギーガを取り囲む。普通のパイロットならば防御を固める事を選択するがキョウスケは違っていた。アクセルの乗るソウルゲインとキョウスケの乗るアルトアイゼン・ギーガはコンセプトこそ白兵戦だが、機動力を生かし拳や肘、足を用いて戦うソウルゲインは柔軟な動きを得意としており、EG装甲による自己修復能力とあわせて継戦能力も極めて高い。それに対してアルトアイゼン・ギーガは堅牢な防御力で攻撃を防ぎ、一瞬で間合いを詰めるという瞬間的な速度に秀でているが、その反面重装甲のデメリットとして初速が遅いという欠点がある。どの道スピードでは勝てず、追いきれない以上どうしても後手に回る。だがその相手が自ら懐に飛び込んできたのだ、千載一遇のチャンス……いやリスクの方が大きいとしてもキョウスケにはこのチャンスを見逃すという選択はなかった。

 

『くれてやるッ!! だが只で持っていけると思うなよッ!!!』

 

飛び込んでくるソウルゲインに対し、腰を落として構えたアルトアイゼン・ギーガのバックパック、そして両肩のハッチが全て開け放たれる。

 

「このまま突っ込むまでだッ!!」

 

『全弾持って行けッ!!!』

 

圧倒的な射角と破壊力を持つエアリアルクレイモアに抉られながらもソウルゲインはアルトアイゼンへと突き進み左肩、そして両方のバックパックのクレイモア射出装置を完全に破壊した。

 

『ぐうっ!!』

 

「ゲシュペンスト・MK-Ⅲの最大攻撃を封じたぞ! ベーオウルフッ!!」

 

互いに受けた損傷は決して軽い物ではない。だがアクセルとキョウスケの闘志はまるで折れる事は無く、むしろ激しく燃え上がっていた。

 

『ちいっ……くそッ!!』

 

破壊されたバックパックが元に戻らず思うように動かないアルトアイゼン・ギーガにキョウスケが舌打ちを打った。

 

「このまま極めさせて貰うぞッ!!!」

 

アルトアイゼン・ギーガは鈍重な機体だ。それが思うように動けないと言うのは只の的になっていると同意義であり、チタン弾の嵐で装甲を穴だらけにされ、右腕が火花を散らして動かないとしてもこの絶好の好機をアクセルが見逃す訳が無かった。

 

『キョウスケはやらせないわよんッ!!!』

 

「ちいっ!! レモンッ!!!」

 

『はいはい、言われなくても分かってますよってねッ!!』

 

オクスタンランチャー改・Eモードの掃射に舌打ちをしソウルゲインを後退させたアクセルはレモンの名を叫ぶ、だがそれよりも先にヴァイスセイヴァーは動き出しており、ヴァイスリッター改の邪魔をする位置に陣取り胸部からのミサイルランチャー……ファイヤダガーでその動きを牽制に入る。その動きを見てもう邪魔は入らないと考えたアクセルの耳に重い何かが地面に落ちる音が響き、視線を正面に向けるとアルトアイゼン・ギーガは背負っていたバックパックが基地の滑走路にめり込んでいた。

 

『これで動きやすくなったぞ、アクセル』

 

「はっ! とんでもない事をするな貴様は正気を疑うぞ、これがな」

 

元々分離出来るようになっていたとしてもキョウスケが行なったのは無理矢理に背部の装甲をパージするというものだった。背中の装甲と胸部、腕部、肩部の装甲は1つになっており、それらが1つになることで重心の安定化や機体の姿勢制御を行なっていた筈だ。それを正規の手順ではなく無理矢理切り離すというのは機体のバランスを著しく狂わせることになる。

 

『俺が正気かどうかはお前の目で確かめろッ!!』

 

アクセルの言葉にキョウスケはそう言い返し、次の瞬間アクセルの目の前にはリボルビング・バンカーの切っ先が迫っていた。

 

「なにッ!?」

 

今までの踏み込みよりも数段早い一撃にアクセルは驚きながらも反応し、仰け反るようにしてリボルビング・バンカーの一撃を避ける事に成功したが、その代わりに突き出された左腕のマシンキャノンの掃射に装甲を抉られ右腕で胸部を庇いながら地面を蹴り、アルトアイゼン・ギーガから距離を取った。

 

「なるほどな……俺の考えが甘かったという訳だ。これがな」

 

機体のバランスが崩れたから思うように動けないだろうと踏んでいたアクセルだが、かえって動きが良くなっていると分かり自分の考えが浅はかだったなと口にするアクセルだが、その目は爛々と輝き、口元には獰猛な笑みが浮かんでいる。

 

「そうでなければ詰まらんッ!! お前の全力を俺は正面から打ち砕くまでだッ!!!」

 

過去を乗り越える為に、死んでいった仲間の無念を晴らす為にもアクセルとて引くわけには行かないのだ。平和な世界をアクセルとて夢見た。そしてそれを作る為に戦い、そしてその結果が自分達がすべての悲劇の元凶とされ、その挙句が異世界・別次元からの侵略者の台頭であり自分達の世界は滅びることになった。平和が世界を腐敗させるのならば、平和が人の心を狂わせるのならば人は常に戦い続けるしかないのだ。それがアクセルが出した答えであり、揺らぐ事の無い信念となりアクセルを支えていた。そしてその信念が砕かれない限りはアクセルは決して戦いから降りる事はないのだ。

 

「……これは長丁場になるな、持ってくれよ。アルト……ッ」

 

軍人だから殺したくない等と甘い事を言うつもりはないキョウスケだ。だがソウルゲインから感じるアクセルの気迫は凄まじく、ソウルゲインは勿論、アクセルの肉体と精神さえも凌駕しなければ戦いに決着はつかないと悟ったキョウスケは操縦桿を握り締めソウルゲインの中のアクセルを睨みつけた。そしてあちこちの戦いの余波で弾き飛ばされたラングレーの設備の一部がソウルゲインとアルトアイゼン・ギーガの間に落ちたのを合図に再び紅と蒼は激しいぶつかり合いを繰り広げるのだった……。

 

 

 

 

ソウルゲインとアルトアイゼン・ギーガがぶつかり合う上空でもヴァイスセイヴァーとヴァイスリッター改も激しいぶつかり合いを繰り広げていた。

 

「貴女がレモンね。ラミアちゃんから聞いてるわよん?」

 

『あらそうなの? ふふふ、説明が早くていいわねえ。こんにちわ、エクセレン・ブロウニング。私はレモン・ブロウニングよ』

 

「……同じ苗字ねぇ……貴女もしかして平行世界の私のお姉ちゃんとかいわない?」

 

『ふふふ、どうかしら? 貴女が私についてきてくれるって言うならお茶会をしながら話をしましょうか?』

 

「あらごめんなさい、私知らない人にはついて行かない主義なのよ」

 

『それは残念ね、貴女ならとても話があうと思うんだけどね』

 

エクセレンとレモンは一見世間話をしているように見えるが、2人が乗っている機体は目まぐるしく互いの位置を変え、手にしているオーバーオクスタンランチャーとオクスタンランチャー改の撃ち合いを繰り広げている。

 

「んーそれをいうのなら貴女がこっちへ来たらどうかしらん? 歓迎するわよ」

 

口調こそ軽いエクセレンだが、その表情は険しく額からは冷たい汗が流れていた。通信が今も繋げられているから飄々とした態度を保っているが、その実ギリギリまで追詰められていた。

 

(……この人……なんなのッ!? どうしてここまで正確にッ)

 

レモンが操縦するヴァイスセイヴァーはエクセレンの癖をついた動きを常に続けていた。射撃の時に僅かに姿勢が下がるや、ほんの僅かな肩の動きと言った癖とも言えない操縦の癖――だがレモンはそれを的確に突き続けていた。

 

『あら? どうしたの口数が減ったけど?』

 

挑発と分かっているからこそエクセレンは苦しいがあえて笑って見せた。

 

「いやね。ラミアちゃんがお母さんってぽろって言っててね。結構歳かなって思ってたのよ」

 

『あらやだ、あの子ったら』

 

歳を言われれば激昂すると思いきやレモンは楽しそうにくすくすと笑い。嵐のような攻撃の手がほんの僅かに緩まった……それにはエクセレンも驚いた。感情的になれば動きが対処しやすくなると思っていたのだがレモンはエクセレンの想像とは異なり非常に冷静な態度を崩す事は無かった。

 

「子供が呼んでるわよ? やっぱりこっちに来てくれない? 悪いようにはしないわよ」

 

シャドウミラーの構成員ではあるが、拷問や尋問をするつもりはなく、自分達の方から協力してくれないか? と遠回しにエクセレンが問いかけるとヴァイスセイヴァーは小さく首をかしげた。

 

『確かにそれは凄い魅力的なのよね』

 

レモンの反応は非常に好感触であり、言葉の中に殺意や敵意という物は一切感じられなかった。

 

「それじゃあこっちに来てくれるのかしらん?」

 

『んー私個人的にはねぇ。別にそれでもいいのよねぇ……でも私って結構義理堅い女なのよ。だからね……うちの馬鹿が納得するまではそっちにいけないかな~なんて思うのよね』

 

殺意も敵意も無い、きわめて自然な動きでオーバーオクスタンランチャーの銃口をヴァイスリッター改ヘ向ける。

 

「貴女損な生き方してるって言われない?」

 

『……実は結構言われたりするのよね。そんなに分かっちゃう?』

 

「うん。分かるわね」

 

気持ちは恐らくとうの昔にシャドウミラーの理念から離れている。それでもかつての恩が、そして恋人への情がレモンを縛っていた。ここにいても苦しむだけだと分かっていれば普通は逃げようとする、遠ざかろうとする。それでもかつての恩と情がそれを邪魔をする。

 

「でも義理堅い女は良い女よ。尊敬するわ」

 

『そう言われると嬉しい物ね、お礼に痛くないように撃墜してあげるわ』

 

「それはお礼って言わないわよんッ!!」

 

一瞬の殺意を感じ取り急上昇したヴァイスリッター改は空中で反転しながらスプリットミサイルと6連装ビームキャノンを乱射する。

 

『くうっ!?』

 

スプリットミサイルを自分のビームで爆発させ、ヴァイスセイヴァーの視界を奪いビームキャノンでソウルゲインの動きを封じに掛かるエクセレン。その動きは神技とでも言うべき物であり、攻撃と防御を同時に行いつつ、自分への攻撃も遠ざけていた。

 

『貰っ……ちいっ!?』

 

動きを止めさせられたソウルゲインに向かってアルトアイゼン・ギーガが肉薄するが、その動きはヴァイスリッターのように空中で反転したヴァイスセイヴァーの放ったファイヤーダガーで遮られる。

 

「やるわねえッ! でもキョウスケを攻撃するのは私としては許せないのよねッ!!」

 

追撃にオーバーオクスタンランチャーの銃口がアルトアイゼン・ギーガに向けられるが、その銃口は一瞬で間合いを詰めたヴァイスリッター改が薙刀のように振るったオクスタンランチャー改によって逸らされる。

 

『あらごめんなさい。でもその言葉はそっくりそのまま貴女に返すわよ。エクセレン』

 

今まで飄々としていたのが嘘のように強い感情を剥き出しにするエクセレンにレモンも笑みを浮かべる。エクセレンとレモンの2人は決して相容れない存在ではあるが、その根底は同じ物がある。

 

(ふふ、私は完璧には至れなかったけど……やっぱり似てる所もあるのね)

 

恩人に見限りをつけ、恋人にもかつて程の愛情はない。それでもそれから離れる事が出来ないのはレモンの語ったとおり義理もあるだろう、だが大本にあるのは自分を受け入れた者への恩義がある。その恩義があるからこそレモンはシャドウミラーから離れる事が出来ない。完璧になれなかったと出来損ないと言われた者だからこそ、自分を受け入れてくれた者から離れる事が出来ないのがレモンのある種の弱さだった。だがその弱さをレモンは決して嫌ってはいなかった。

 

「私は確かに損な生き方をしてると思うわよ? きっと他の道もあるのだと思うわ」

 

『それならどうして自分から損な生き方をするのかしらん?』

 

エクセレンはお茶らけているが、その中身は聡明で非常に頭の回転も早い出来る女だ。

 

「損な生き方をしてるのは貴女も同じじゃないかしら? だって頭が良すぎるのって結構辛くないかしら?」

 

『……何をいわれてるか分からないわね』

 

「その一瞬の間が答えだと思うわよ? ほんの少しの弱点を見せることで人に好かれるようにする……ふふ、それが貴女の処世術かしら?」

 

レモンの言葉にエクセレンの眉がピクリと動いた。図星と言う訳ではない、だが決して外れでもない。

 

『なんか貴女他人とは思えないのよね……なんでかしら』

 

「ふふ、知りたければ教えてあげるわよ? 貴女が私達の方に来るのならね」

 

『それはごめんね。だから貴女をそこから引きずり出してから聞くことにするわ!』

 

言葉に出来ない奇妙なシンパシー……隠していた自分の仮面の内側に踏み込んでくるレモンにエクセレンは僅かな嫌悪感を抱き、レモンはエクセレンのその微妙な心の機微を感じ取ったレモンの口元に小さな笑みが浮かんだ。だがそれは粘着質で、まるで嘲笑うかのような邪悪な微笑なのだった……。

 

 

 

 

エクセレンとレモンが感じていた奇妙なシンパシー……それは時空の狭間に揺蕩い、龍虎王との戦いの傷を癒しているアルフィミィの元にも届いていた。

 

「……なんですの? この感覚は……」

 

エクセレンとレモンの戦いは次元の狭間で眠り身体を休めていたアルフィミィを呼び起こすのには十分な物であり、その戦いで目を覚ましたアルフィミィは自分の身体を見て首を傾げた。

 

「……少し視界が高くなってますの……それに身体も……」

 

10歳にも満たない容姿だったアルフィミィの身体はほんの僅かだが成長していた。美幼女とでも言うべき姿から、身体の凹凸もハッキリと分かるほどに成長していた。だがアルフィミィの表情はまだ不満げだ……その理由はエクセレンよりもまだ自分が幼い事にあった。だが不満げな表情を浮かべていたのはほんの数分の事で、すぐにその顔に満足そうな表情を浮かべ前後左右上下の感覚すらない空間の一角の死体のように打ち捨てられている物体へと向けられた。

 

「……あの出来損ないでもこれほどまでの力が……」

 

蚩尤塚の地下――いや正確にはゲッター線によって開かれた異世界から這い出た壊れかけのプロトゲッターロボの残骸の胸部は切り開かれ、そこにゲッター炉心は存在していなかった。

 

「……あの不完全な者でこれほどまでの恩恵が……ふ、ふふ……ふふふふッ!!!」

 

壊れかけのゲッター炉心を取り込んだペルゼイン・リヒカイトもその姿を変え、鬼面が組み合わされた骸骨のような姿はそのままだが、胸部や頭部と言った重要な部位は強固な鎧へと変化しており、その顔付きもより禍々しい物へと変貌していた。

 

「……これが進化の光の力……なんで素晴らしいですの……ッ」

 

不完全で純度とすれば紛れも無く粗悪であり、長い月日の間で穢れ歪み本来の効果はとうに望めない出来損ない……そんな物だからこそこの空間の支配者であるノイ・レジセイヤ、そしてベーオウルフは不要ではあるが破棄するには勿体無い、そしてアインストがゲッター炉心を取り込んだという経験はなく実際に取り込んでどうなるのかという実験の意味合いも兼ねてアルフィミィとペルゼイン・リヒカイトにゲッター炉心を取り込ませたのだ。そしてその結果はアインストとしての格を大幅に上げ満足いく結果を出したと言えるだろう……だがペルゼイン・リヒカイト、そしてベーオウルフにとって想定外のイレギュラーが発生していた。

 

「……キョウスケ。行かないといけませんの……」

 

成長しその格を上げたアルフィミィにとってノイ・レジセイヤは最早絶対の存在ではない。確かに指示を出されれば支配権はノイ・レジセイヤにあるのでその指示にも従うだろう。だがそれが無ければアルフィミィは己の意志で動く、ラングレー基地での戦いでキョウスケが窮地に追い込まれそうになっているのを感じ取ったアルフィミィはペルゼイン・リヒカイトへと乗り込み、時空の狭間からその姿を消した。

 

 

「……行かないと」

 

アルフィミィがキョウスケの危機を感じ取り動き出したのと同じように、ズィーリアスの肩に座り空を見上げていたレトゥーラも同じだった。

 

「え、えっと出来れば1度帰ってきて欲しいんですけど……?」

 

レトゥーラを迎えに来ていたデスピニスがおずおずと帰ってきて欲しいと声を掛ける。するとレトゥーラが振り返りデスピニスにその視線を向ける。ドロリとした光の無い曇った目を見てデスピニスはひっと小さい悲鳴をあげる。

 

「持ってきているんだろう? それをくれ、今度は必ず帰る。だから今は何も言わずその薬をくれ」

 

差し出されたレトゥーラの手を見て、デスピニスは迷う素振りを見せたが、基本的にレトゥーラの意志を尊重するようにと命じられていたデスピニスが迷いを見せたのはほんの数分の事で肩から下げた鞄から注射器を取り出して震えているレトゥーラの手の上に乗せる。

 

「すまない。迷惑をかけた」

 

レトゥーラはデスピニス達とは違う存在だからこそデュミナスの調整が必要であり、投薬も必要になってくる。独断行動で調整も投薬も受けていないレトゥーラは正直限界を迎える一歩手前であり、デスピニス、ティス、ラリアーの3人が態々探しに来てくれたことを知っているレトゥーラは迷惑をかけたと軽くデスピニスに謝罪する。

 

「……あ、い、いえ良いんですよ。そ、その……気持ちは分かります」

 

これがラリアーやティスならばレトゥーラに嫌味の1つでも口にしていただろう。レトゥーラは独断専行を繰り返し、そしてデュミナスにもそれを許されているのはティスやラリアーにとって面白いものではない。だがデスピニスからすればレトゥーラの行動は自分達がデュミナスの為に行なっている行動と大差ないのだ。そう思えば嫌う理由にはならない、それに正直なことを言えば口は悪いし、愛想も悪いがデスピニスはレトゥーラを嫌ってはいないのだ。

 

「気、気をつけて……」

 

「……ああ、ありがとう。行ってくる」

 

デスピニスが渡した注射器を自分の首筋に打ち込むレトゥーラ。薬が効いて来たのか光を失っていた目に光が戻り、震えていた手足にも力が戻る。ズィーリアスのコックピットに乗り込んだレトゥーラをデスピニスは手を振り見送り、ズィーリアスは赤黒い念動力のオーラを纏い北米に向かって飛び立っていくのだった……。

 

 

第178話 オペレーション・プランタジネット その9へ続く

 

 




今回は少し短めの話となりましたが、今回の話のラストで分かるとおり今の段階ではブライの思い通りに展開が進んでおりますが、それを妨害する敵のエントリーの話となります。もう少しで戦闘序章は終わりで少しごちゃごちゃするかもしれませんがその次からは戦いの中核に入っていこうと思います、それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします。


SRXガチャ。2週目

ファンネル(ナイチンゲール)
メガ粒子砲(ナイチンゲール)
サンダーブレーク
無敵剣×2

外れか当りかで言えば辺りだけど納得できぬ

PS

FGO・スパロボガチャ爆死やプライベートの事で色々と問題が起きていた私は
何故かプラ板でガンダムのような何かを作っておりました。

https://img.syosetu.org/img/user/25203/117267.JPG


熟練度が上がったら、プラ板で今作品に出てるオリジナルゲシュペンストを作れないかと検討中。

視点が変わる時にそのキャラの視点と言う事を表記するべきか

  • サイドまたは視点は必要
  • 今のままで良い
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