第203話 魔の宇宙へ その1
「ふむ、ラウル君達はクロガネに搭乗希望かね?」
「ええ。是非クロガネへお願いします」
ラウル達に無理強いする訳には行かず、本人達の希望によって配属先を決める事になっていたのだが、ラウル達を代表してラージがクロガネに乗るとビアンへ伝えに来ていた。
「理由はあるのかね?」
「インベーダーやアインストの戦闘データは僕達も持っていますが、百鬼獣との交戦記録は殆どないのと、ラドラさんの元でマグマ原子炉とゲッター炉心の話を聞きたいというのがあります」
「ふむ。分った、正し有事の際には出撃となる可能性は覚悟してもらうぞ?」
「勿論です、ラウル達も了承してくれているので心配ありませんよビアン博士。貴方の元で勉強させてもらいます」
自分達の夢の為にあえて死地へ進む者がいる中、自分達だけ安全な場所に戻る事に罪悪感……いや、死地へ向かう仲間へおいて行かないでくれと懇願する者もいた。
「大尉。こんな怪我なんともないんです、俺も、俺も連れて行ってください。お願いします」
「駄目だ。エイタ、お前は伊豆基地へ戻るんだ」
向かい合って立っているだけで脂汗を流し、服の下の包帯を紅く染めているエイタにテツヤは固い口調で伊豆基地へ戻れと命令する。
「お願いします、連れてってください。お願いします……大尉。俺も連れてってください」
こうしてテツヤの元へ懇願しに来た者はエイタが初めてではない、だからテツヤも非情な事を口にする事が出来た。
「怪我人を連れて行きクルー全体を危険に触らすわけには行かない、エイタ。今のお前は足手纏いにしかならん」
「ッ! 大尉……ッ」
「傷を治せ。俺達は必ず勝利して戻る。だからお前は傷を癒すことに専念するんだ」
「……りょ、了解……しました」
置いて行かれたくない、だが自分のせいで仲間を危険に晒すことになるとまで言われれば、エイタとしてもこれ以上無理を言えるわけが無く肩を震わせ、目に涙を浮かべながら敬礼しテツヤから背を向けて歩き出した。
「情だけではやってられん、艦長というのは辛いな。リー」
「それが人の命を預かる立場という物だ。私は悔しいが、ここで1度戦線を離れる。死ぬなよ、テツヤ」
「ああ。ダイテツ艦長、それに仲間を頼む。リー」
ここで伊豆基地へ戻るのはリーとて納得しているわけではない。だが仲間を、そして貴重なスペースノアを失う訳には行かないからこそ、リーもまた悔しい思いをしながらも伊豆基地へと戻る決断を下し、それが分かっているテツヤはあえて何も言わず、敬礼でリーを見送るのだった……。
月面奪還とメタルビースト・アルタードの撃破を同時に行う為、整備兵が慌しく物資や機体の運搬作業が進めている中……アラド達は食堂にあった。
「どうして私がクロガネ組なのでしょうか……ユーリアもエキドナもヒリュウ組なのに」
「武蔵も何か考えがあるんだと思いますよ、シャイン王女」
「そうだって、そんなに落ち込むことないって」
武蔵と別行動になった事に納得が行っていないシャインをラトゥーニとアラドが励ますが、シャインは不満げな表情を崩す事は無かった。
「セロ博士、もう動いても大丈夫なのですか?」
「ああ、疲れが溜まってたのと無茶をしただけだからね。少し休めば大分楽になったよ」
「余り無茶はしないでくださいね」
「分かってるさ、オウカ達にも叱られたが、ラーダにもこっぴどく怒られたしね」
頭に包帯を巻いた姿で笑うクエルボは邪気が落ちた様に穏やかな顔をしていたが、オウカに小声で尋ねる。
(今のところ大丈夫かい?)
(ちょっと不安です)
オウカとクエルボの視線の先には、シャインを励ましているアラドをジッと瞬きもせずに見つめているダークサイドに落ちる一歩手前のゼオラの姿があり、どうした物かと2人が頭を悩ませていると、食堂の扉の開く音がした。
「お、いたいた、おーい!」
「武蔵様! どうかなさったのですか?」
打ち上げの為にヒリュウにいなければならないはずの武蔵の姿にシャインがどうかしたのか?とさっきまでの不満顔が嘘のような笑みを浮かべながら武蔵に尋ねる。
「ちょっとアラド達に用があってな。それが終わったらヒリュウに移動するよ」
「そうですか……あの武蔵様、なんで私はクロガネなのですか? 私はお力になれませんか?」
「そんなこと無いって、ただ宇宙はインベーダーとか下手をしたらデッドマンが出てくるかもしれない、レフィーナさん達もその事を考えたんだよ」
デッドマンの思念は強力で、念動力者や感受性の強いシャイン達には天敵と言える。ストーンサークルの例もあるように宇宙はゲッター線の発生率が高く、そしてアインストやインベーダーの目撃情報も多い事から、念動力者はリョウトとリオを除き編成されていないのだ。決してシャインが足手纏いと言う訳ではなく、デッドマンの思念で精神崩壊を起させない為の措置だった。
「そうですか、安心しましたわ」
自分が足手纏いではないと武蔵に直接言われた事で胸の蟠りが解消したのか、安堵の表情を浮かべるシャインの頭を撫でて武蔵達はアラド達の座ってる机へと歩き出す。
「武蔵、時間は大丈夫?」
「んーあんまり時間はないかな、だから手早く済ませようと思う。ラトゥーニ、握手」
「握手? うん、分かった」
武蔵はそう言うとラトゥーニに向かって手を伸ばし、握手というので困惑しながらもその手を握る。
「次、ゼオラ」
「え、あ。はい」
ダークサイド手前のゼオラにも一切怯む事無く武蔵は声を掛け、握手を求めゼオラは困惑しつつ武蔵の手を握った。
「セロさんでしたっけ?」
「ああ。クエルボ・セロだ。よろしく」
名前をうろ覚えだった武蔵に、セロは嫌な顔1つせずに笑みを浮かべて武蔵の手を握り返す。
「オウカさんも」
「私もですか?」
オウカにも武蔵は握手を求め、オウカは困惑しつつもその手を握る。なおその後では、若干目の光を失いかけながら自分の平らな胸を見ているシャインがいるが、全員が危機感を感じて目を逸らした。
「ほい、アラドも」
「はぁ? 武蔵さん、これ何の意味が?」
アラドも困惑しながら武蔵と握手をし、武蔵に何の意味があるのかと尋ねると武蔵は握手をして回った右手をぐっと握り締めた。
「アラド達の分も朱王鬼をぶん殴ってきてやろうと思ってな。アラド達の分まであいつを見つけてボッコボコにしてくるからなッ!」
そう笑って走って食堂を出て行く武蔵。時間が無かったのかかなり慌てた様子で、通路から武蔵のすいませんという謝罪の声がする。
「気にしてくれてたんだな」
「うん。私達は宇宙にいけないから」
アラド達が朱王鬼に恨みを抱いているのは誰もが知っている。だが朱王鬼を前にして冷静さを失えば朱王鬼の思う壺だ。朱王鬼は相手の神経を逆撫でし、冷静さを失わせる事に特化している鬼だ。若く感情的なアラド達とは致命的に相性が悪いが、朱王鬼を自分達の知らない所で倒されるのはアラド達も面白くないだろうと武蔵は握手をしに来たのだ。アラド達と握手をした拳で朱王鬼を殴る為に、アラド達が感じた怒りと悲しみを、全て朱王鬼へぶつける為に、出発前で時間が押していると分かりつつ武蔵はアラド達の下へやって来たのだ。
「アラド、ラトゥーニ、武蔵さんって良い人ね」
「オウカ姉さん。武蔵さんは頼りになるいい人だよ、強くて優しい良い人だ」
強いだけではない、優しさも忘れる事のない武蔵の姿をアラド達は眩しそうに見つめているのだった……。
薄暗いネビーイームの通路を、メキボスは酷く警戒した素振りで早足でシカログとアギーハの部屋へと向かっていた。ブライの協力を得てネビーイームへと戻る事が出来たが……自分がネビーイームにいない間に、自分達を取り囲む状況が劇的に悪化している事を帰還してすぐに悟った。
「アギーハ、シカログ。俺だ」
「今開ける、ちょっと待って」
内側から展開されているエネルギーバリアが解除され、ゆっくりと扉が開くが完全に扉が開く事は無く、小さな隙間にメキボスは身体を滑り込ませるようにしてアギーハとシカログの部屋の中に入り込んだ。
「そっちは大丈夫か?」
「……」
「なんか言えやッ! シカログ、こんな状況でだんまりは止めろッ!」
視線だけで訴えてくるシカログにメキボスが声を荒げると、シカログは深い溜め息と共に口を開いた。
「状況は良くない、既にヴィガジの傷が回復している。これはありえない事だ」
思ったよりも低い声にメキボスは少し驚きながら、持って来ていた冷えた酒の瓶の蓋を外して焦燥感を飲み込むように酒を煽った。
「あたいにも頂戴よ」
「ほらよ、ちゃんとシカログとアギーハの分も持って来てるぜ」
持っていた2本の酒瓶をシカログとアギーハに投げ渡したメキボスは、机の上の大破しているガルガウの写真に視線を向けた。
「完全に死んでるな、普通に考えればよ」
ダブルトマホークで両断されたガルガウの状態は酷い物で、コックピットの僅か下を通っておりパイロットであるヴィガジが致命傷を受けているのは一目で分かる。
「ウェンドロ様の命令で培養液の中に入れたけど……完全に致命傷だったよ。絶対に死んだってあたいもダーリンも思った」
「けど、もう培養液から出て動き回ってるんだろ? ありえねえ」
ゾヴォークの技術を使ったとしても、命を繋げるのがやっとの筈だ。それなのにもう培養液に満たされたポッドから出て歩き回ってるのはありえない事だった。
「どう思う? メキボス」
「インベーダーに食われてるんだろうよ。じゃなきゃあれだ。何時の間にかサイボーグにでも改造されたか」
死んでいるはずの男が動き回る――インベーダーに食われたのか、それともサイボーグに改造されたのかというメキボスが苛立った様子でそう呟いた。
「サイボーグに改造された方がマシさね」
インベーダーに食われるくらいならサイボーグにされたほうがマシだと、ぼやきながらアギーハも酒瓶を煽った。
「……これからどうする?」
「わかんねえよ……まだ食われたって確証もねぇし、ウェンドロ様も引く気はねえだろうからな」
ブライから譲り受けたゲッターロボGとゲッター炉心、ゲッター合金があれば帰った所で十分な成果と言えるだろうが……それでもまだウェンドロは地球から手を引くことを考えていない。
「百鬼帝国が月の住人を全員鬼にするまで月を防衛しろとウェンドロ様は言っている」
「ムーンクレイドルとセレヴィスを防衛するのは理屈だ。だが、鬼――いや、ダヴィーンの為には死ねないぜ」
ウェンドロとブライの取引でムーンクレイドルとセレヴィスの一部は鬼へと譲り渡したが、それでもメキボス達の兵器の製造の拠点である事は変わりはない、それを守れという命令も分かる。だがムーンクレイドルと違って、セレヴィスは鬼の拠点となっておりそれを守れというのは筋が違うとメキボスは不機嫌そうに呟いた。
「鬼になったらあたい達の敵になるしね、でも命令に従わない訳にはいかないし……どうする?」
「分からない、俺の方が知りたい」
査察官として色んな星をメキボス達は侵略してきた……軍人として命令に従うのは当然だと、そして監察官としての責務として自分達を脅かす者、優れた技術を持つ星を侵略し星を発展させ続けてきた。人に恨まれもしているだろうし、憎まれてもいるのはメキボス達だって分かっている。
「命令なんて言うのは逃げだろうよ。俺達が滅ぼしてきた星だってよ、言い分だってあったんだ。それを聞かずに滅ぼしてきた、今度は俺達の番って言われたら嫌だとは言えねぇ。だが……化けもんに食われて、化けもんになれっつうのは話が違う」
メキボスは持っていた酒瓶を飲み干し、腰のポーチからある物を取り出してアギーハとシカログに向かって投げた。
「なにこれ? 金属片?」
「おいおい、貴重品だぜ? 大事に持ってろよ」
「メキボスこれは?」
「俺達をボコボコにしたゲッターロボの装甲を加工したもんだ。こんだけ高密度のゲッター線ならインベーダーに対するお守りになるだろ? 少なくとも人としては死ねる。んで御の字だ」
戦争を仕掛けたのだ。命乞いなんて出来る立場にないし、投降も受け入れられるなんて都合の良い事はメキボス達も考えていない……戦って死ぬのならば人として……それくらいは望んでも許されるだろうと、メキボス達はゲッター合金のペンダントを握り締めながら思うのだった……。
セレヴィスシテイ奪還の前に侵入すると言うのはキョウスケ達も聞いていたが、改めて武蔵達の考えを聞いて思わず正気か?と尋ねてしまったのはしょうがない事だろう。
「正気かって酷いですね、これが一番確実ってだけですよ?なぁ、コウキ、ラドラ」
装備の確認をしているコウキとラドラに武蔵がそう声を掛けると、コウキとラドラは点検した装備を身につけながら返事を返す。
「失敗の確率が増すからほかの奴が着いてきても邪魔だ」
「少数で忍び込む。お前達は派手に陽動してくれれば良い、丁度良い相手もいるしな」
まだ遠くではあるが月面の近くにアインストの姿が確認されている。その間に武蔵、コウキ、ラドラの3人が侵入し、指揮官である朱王鬼と玄王鬼を強襲……出来れば殺害まで持っていくという、作戦とも言えない作戦が武蔵達の立てた作戦だった。
「悪い事は言わない、もう少し考えた方が良いのではないか?」
「いやあ、大丈夫ですよ。慣れてますから、なぁ?」
「ああ、戦闘中に相手の基地に潜り込んで破壊工作など初歩中の初歩だ」
「俺はそう言うのは好まんが……出来ない事はない」
何を言っても駄目な雰囲気にキョウスケ達は言葉もない、セレヴィスシテイがどのレベルで鬼に制圧されているのかは定かでは無いが、あの巨大な都市を制圧出来るだけの鬼はいるだろう。
「武蔵、無理はしていないか?」
「全然、平気ですってリンさん。余裕ですよ、余裕」
余裕だと笑う武蔵達だが、鬼の生態を知っている面子は考え直せ、あるいは人員を増やすべきだと提案する。
「私とラミアなら足手纏いにはならないぞ、武蔵」
「ああ、インベーダーとは戦い慣れてる。手伝える筈だ」
エキドナとラミアが自分達も同行すると言う。確かにWシリーズであるラミアとエキドナは常人とは比べ物にならない身体能力を持っている。武蔵達の動きにも十分に着いて来れるだろうが……武蔵は首を左右に振った。
「エキドナさんとラミアさんには別のお願いがあるんです、これはエキドナさん達にしか出来ない事なんですよ。あ、コウキとラドラも同意見ですよ」
武蔵とコウキ、そしてラドラの3人がエキドナとラミアにしか頼めないことがあると言うのは、キョウスケ達も驚いていた。
「武蔵、エキドナ達にしか頼めない事って何なのさ」
セレヴィス侵入は3人でやるからと、何を言っても意見を変えなかった武蔵達がエキドナとラミアにしか頼めないと言うのは何なのかとリューネが尋ねると、武蔵はなんでもないようにその問いかけに答えた。
「ゲットマシンを持って来て貰おうと思ってるんですよ。エキドナさんはゲットマシン平気ですよね?」
「あ、ああ。問題ない、練習はしてる」
「じゃあ連絡をしたら、ドラゴン号でライガーとポセイドンを誘導してセレヴィスまで来てください。ラミアさんはザウルスのゲットマシンを2機誘導してください、残り1機は3人で乗ってセレヴィスシティの近くまで行きますから気にしないでください」
「分かった。少し難しいが何とかやってみよう」
ゲットマシンを運んできてくれというのは確かにエキドナとラミアにしか出来ない事だと、キョウスケ達も納得する事になった。
「でもよ、セレヴィスはかなりセキュリテイが厳重だが大丈夫か?特に武蔵」
「オイラはそういうのは無理なんで、コウキとラドラにお願いしますよ」
新西暦の機械の使い方を勉強している武蔵だが、セキュリティを解除するまでは扱いは学んでいないと武蔵が口にすると、カチーナ達が大丈夫か? と次々に心配するような声がブリーフィングルームに広がる。
「おいおい、セレヴィスは最新施設だぞ?鬼だってそれを利用してる筈だ。本当に大丈夫か?武蔵」
「オイラも馬鹿じゃないですよ、プランはあります」
自信満々に考えがあると言う武蔵だが、その自信満々さが逆に心配になってくる。
「武蔵。一応聞いておくが……その考えとはなんだ?」
「ユーリアさんも心配性ですね、潜り込んだら鬼の首をコキってやって服とIDカードを分捕るんですよ、後はギリアムさんと通信しながら進んでいくって感じですね」
あまりにも脳筋な考えにキョウスケ達がラドラ達に視線を向ける。視線でとめてくれ、考え直してくれと訴えていたのだが……。
「曲がり角と単独で行動してる鬼を狙うから心配ない」
「上の通気ダクトから強襲するのもありだ。悲鳴を上げさせる事無く一撃で仕留めるから安心してくれ」
違うそうじゃないとキョウスケ達は天を仰いだが、基本的にはコウキとラドラも武蔵と同じで鬼から服とIDカードを奪うという考えは変えるつもりはない様子で、何とか考え直せる方法はないかとキョウスケ達が考えているとブリッジからアインスト補足の警報が鳴り響いた。
『アインストを補足、パイロットは出撃準備を急いでください。繰り返します、アインストを補足、パイロットは出撃準備を急いでくださいッ!!』
ユンの出撃準備を求める艦内放送を聞いて、武蔵達が荷物を持って立ち上がる。
「よっし、行こうぜ。ラドラ、コウキ」
「ああ、派手に陽動を頼むぞ。俺達を捕捉されないようにな」
「急ぐぞ、百鬼帝国とインスペクターまで部隊を展開したら流石に捕捉されるからな」
ここからは時間の勝負であり、問答をしている時間はないと出撃準備を整えて食堂を出て行く武蔵達。だがキョウスケ達もそれを黙って見ている訳ではない。
「俺達も急ぐぞ、武蔵達の作戦が上手く行くかは俺達に懸かってるんだ。武蔵達の要望通り派手に暴れてこちら側に引き寄せるぞッ」
武蔵達のセレヴィス侵入が上手く行くかどうかはキョウスケ達の陽動に懸かっている。アインスト、そして戦闘の反応で出撃してくるであろうインスペクターや百鬼獣と戦う可能性も加味し、陽動班とヒリュウを防衛しながらアインストの包囲網を突破する編成を組む事になる。ヒリュウ改の最大戦力であるゲッターD2、ゲッターザウルス、轟破・鉄甲鬼がつかえないのはかなり戦力的に不安が残るが、キョウスケ達の顔に不安の色はなかった。
「新型のテストをするにゃぁ丁度良い、派手に行こうぜッ!キョウスケッ!」
「ええ。丁度良い練習相手が向こうから来てくれましたからね」
襲撃に間に合うかどうか不安だったが、グルンガスト改、アルトアイゼン・リーゼ、ゲシュペンスト・MKーⅢ・Gカスタムの3機の調整は完了しており、対アインスト、インベーダー、百鬼獣用の為の機体なのだから敵陣に乗り込む前にテストが出来る事は好都合だとイルムとキョウスケが獰猛に笑い、カチーナもそれに賛同する。
「ああ、いざって言う時に扱いきれねえじゃ洒落にならねぇからなッ!!」
陽動班は新型を試すためにカチーナとイルム、そしてキョウスケに加えて、マサキとリューネ。ヒリュウ改の護衛はスレイとアイビス、そしてリョウト、リオ、ラッセル、リンと言うメンバーで陽動とアインストが展開している宙域突破作戦が始まろうとしているのだった……。
第204話 魔の宇宙へ その2へ続く
今回は少し短めでしたが、ここまでです。次回は新型の戦闘描写と武蔵達のセレヴィス侵入の所までは進んで行こうと思いますのでちょっと長くなると思いますが、次回の更新もどうかよろしくお願いします。
グリッドマンガチャ最後
暗転して勝ったと思ったんですがトロンベ
確定枠はグリッドマンビームでした。
視点が変わる時にそのキャラの視点と言う事を表記するべきか
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サイドまたは視点は必要
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今のままで良い