進化の光 フラスコの世界へ   作:混沌の魔法使い

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第74話 最後の休息 その2

第74話 最後の休息 その2

 

 

 

伊豆基地を初めとしたPTの開発施設のある基地では鹵獲されたリオンシリーズの改造が急ピッチで行われていた。

 

「着眼点は悪くないがね、脚にブレードをつけるのはどうかと思うよ。リョウト君」

 

「……はは、そうですかね?」

 

ビアン、ラドラ、そしてカークの3人によって再設計されたアーマリオンは、その最大の特徴であった脚の折りたたみ式のブレードを撤廃され、ガーリオンシリーズ同様両肩へと装備箇所を変更されていた。

 

「予備の脚部パーツが無かったんです」

 

「ふむ、それは不運だったね。だがこうする事で完成形が見えただろう?」

 

エアロゲイター、そしてDCとの戦いで少なからず大破、中破していた量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ。その脚部パーツの寸法を延長しアーマリオンのサイズに合うように調整された物が次々にアーマリオンの素体になるリオンに組み込まれている。

 

「これだとゲシュペンストよりも高性能に思えるな。ビアン・ゾルダーク」

 

「あくまでエアロゲイターとの戦いに備えての物だよ。カーク」

 

ハンガーに吊るされているアーマリオンはリオン系列と言うよりも、別系統のアーマードモジュールであるガーリオンを連想させるシルエットへと変更されていた。それに伴い装甲も強化され、ミサイルクラスターなどの装備は後付装備へと換装された。

 

「あの戦争のさなかにこれだけの物を考えたのは中々優秀な技師のようだな」

 

「い、いえ、恐縮です」

 

「パイロットとしても良いが、エンジニアとしての力を伸ばすのも君に向いているかもしれないな」

 

カークとビアンに褒められているリョウトはおどおどとした返事を返すことしか出来ない。アーマリオンは急遽改造した物で、現職の研究者や開発者に褒められる物ではないと思っていたからだ。

 

「む、すまないが、私は席を外す」

 

「また後で意見を聞かせてくれ、武器の用意が間に合っていないからな」

 

了解だと返事を返し、ビアンは格納庫の奥へと足を向ける。つい先ほど武蔵が歩いて行ったのが見えたので、話が出来るうちにとビアンは思ったのだろうとカークとリョウトは奥へと向かうビアンに何も言う事は無かった。

 

「さて、リョウト・ヒカワ。もう少し詳しい話を聞かせてもらおうか、何心配することはない。アーマードモジュール、PTの武器の製造ラインは確保している。どんな武装でも間に合わせよう、さあ、設計者としての意見を聞かせてくれ」

 

「……お、お手柔らかにお願いします」

 

「考えておこう」

 

ラドラと言う旧西暦の知識を持つ人間がオブザーバーに付き、ゲシュペンストは爆発的にパワーアップした。その事に若干の焦りを覚え始めていたカークの瞳孔は完全に開いていて、リョウトは引き攣った声で返事を返すのがやっとなのだった……。

 

 

 

 

 

 

急ピッチで改良されるアーマリオンやゲシュペンスト用のフライトユニットが製造されている伊豆基地の格納庫に武蔵の姿はあった。

 

「標本……か」

 

オペレーションSRWを控え、エアロゲイターの目的の予測。そして連邦側の作戦を始めて聞いた武蔵は聞いた内容を思い返し、そう呟いていた。

 

「何か引っかかるんだよなあ」

 

地球よりも遥かに優れた技術力を持つエアロゲイターが標本として地球人を回収する。人員が少ない、もしくは滅びかけていると聞いたが……それがどこか武蔵には引っかかっていた。何か、思い違いをしているような……何か、根本的な部分で間違えているような……上手く説明出来ないのだが、武蔵は奇妙な違和感を覚えていた。

 

「何か気になるのかね?」

 

「ビアンさん……そうですね、レイカーさんやサカエさん、それにマリオン博士の話も聞きましたけど……ちょっと気になるというか……引っかかると言うか」

 

上手く説明出来ないんですけどねと言うとビアンは小さく苦笑した。

 

「確かにな、違和感はある。地球人をサンプルとすると言うよりも私は……エアロゲイターは恐れているんだと思うよ」

 

メテオ3のEOTを始めとする地球には無い超技術を与え、降伏勧告や首都爆撃を行い地球人に滅ぼされるかも知れ無いと言う恐怖を与え、そして今は戦いに来る地球人を待ち、優れた機動兵器とパイロットを集めるというのが他の連邦上層部の考えだった。何故地球を標的にしたのか、何故地球に興味を持ったのか……誰も明言はしなかった。だが誰もがそれが何なのかを理解していた……

 

「ゲッターロボですね」

 

「正しくはゲッター線だろうね」

 

武蔵が現れる前に地球にはゲッター線とゲッターロボがあった。そしてゲッターロボは宇宙の戦い、恐らくは地球を侵略する宇宙人とも戦っていたのだろう……だから再び地球に現れたゲッターロボとゲッター線、それを感知して現れたのではないか? もしくは、今は存在しなくてもゲッターロボが現れると言う事を知っていたのかもしれない。

 

「流石に言いませんでしたね」

 

「言える物か。武蔵君から聞いてなければギリアム少佐達にも伝えたくは無かった」

 

南極の遺跡に刻まれた巨大なゲッターロボの姿。武蔵からギリアムとラドラもゲッターロボを知っていると聞いてなければビアンは決して伝えることは無かっただろう。

 

「私はね。武蔵君の行く末を案じている」

 

「オイラのですか?」

 

「そうだ。君はオペレーションSRWの話を聞いて、最悪の場合を考えたはずだ。違うかね?」

 

ビアンの鋭い視線に武蔵は敵わないなあと呟きながら肩を竦めた。武蔵は1度地球の為、友の為に自ら散る事を選んでいる、ビアンは武蔵がそれを再び行うのではないか……ではない、再び行うと確信していた。武蔵は自殺願望があるわけではない、だが自分の命と他人の命を秤に掛けたとき、迷う事無く自分の命を切り捨てることが出来る人種だ。だからこそビアンは武蔵を探し、武蔵に釘を刺しに来たのだ。

 

「人の命は軽くない、考えているようなことは決してしてはいけない」

 

「……はい、判ってます。判ってますよ、オイラだって死にたいわけじゃないですからね」

 

武蔵の言葉をビアンは嘘だと見抜いていた、そしてそれと同時に自分の半分も生きていない武蔵にそこまでの覚悟を決めさせてしまっている己を恥じた。

 

「それより、ビアンさんの方は準備が出来ているんですか?」

 

あからさまに話をすり替えて来た武蔵。ビアンもそれが判らないわけではない、だがここで話を蒸し返しても武蔵は何も答えないだろう。

 

「蛇腹剣の刃をドリルにしてみた、ドリル蛇腹剣だ」

 

「子供みたいな眩い目で凄い事言ってますね……ビアンさん」

 

「後はゲッター線ミサイルのガトリングガンだ。それを両肩と背中に装備する」

 

「チェンジ出来ないからって何でもかんでも作りすぎでしょう?」

 

「む? やはりそう思うか? 私も薄々そう思っていた」

 

格納庫に武蔵とビアンの笑い声が響く、2人とも互いの事が判っていても、それでも止められない物もある。それでもその時までは笑っていたい、そうならないように頑張りたい。それが嘘偽りの無い武蔵とビアンの気持ちなのだった。

 

 

 

ビアンと武蔵が格納庫で笑い合っている頃SRX計画のラボでは1悶着起きていた。

 

「……どうしても、ハガネに乗り込むというのだな?」

 

「ああ。ギリギリまで面倒を見なきゃならない機体も多いし……俺達の手がけたマシンが人類の未来に何をもたらすのか……この目で確かめたいんだ」

 

2日での準備ではできなかったこともある、それにゲッター合金コーティングを施したRシリーズのメンテもしたいからとロブが言うとカークは少し考える素振りを見せてからロブへと視線を向ける。

 

「では、私も行こう」

 

「いや……カークはここに残って、カザハラ博士とコウキと一緒にEOTの解析を続けてくれ、ゲッター線の事もあるだろ?」

 

EOTの第一人者であるカークにもしもの事があれば、そこで全ての開発が止まってしまう。だからカークには残るようにとロブが説得する。

 

「だが、お前1人では限界がある。特にマリオンの機体は調整が難しいからな」

 

カークの言葉に格納庫にいる全員があっと言う顔をしたが、カークはそれに気付かず。早足で近づいてきたマリオンの怒声がラボに響いた。

 

「失礼ですわね! 貴方に他人の事が言えましてッ!? こうなったら、私もヒリュウ改に乗りますわよッ!」

 

「マリオン、お前はここに残れ、私がヒリュウ改に乗る。コウキ、お前からも説得してくれ」

 

口は悪いがマリオンの事を案ずる言葉を口にするカーク、だがそれはマリオンの怒りに油を注ぐだけだった。

 

「それは私の台詞ですわ。残るのは貴方の方でしてよ」

 

「どういうことだ? ハガネとヒリュウ改の主戦力はSRXになる、私が行く方が道理だ」

 

理路整然と説明するカークだが、それではマリオンの勢いを留める事は出来ない。

 

「コウキ、逃げてくるなよ」

 

「夫婦喧嘩は犬も食わん、俺を生贄にするな」

 

聞こえていれば誰が夫婦かと怒鳴るマリオンとカーク。まぁ、実際に夫婦だったのだが……それは触れてはいけない話題だ。

 

「これ以上、あなたにMk-ⅢとMk-Ⅱカスタムをいじられるのは我慢が出来ませんし……それに、EOTの解析は貴方とカザハラ博士に任せますわ。メテオ3の事もありますしね」

 

今までの怒り顔から一転して柔らかい表情のマリオンにカークの顔に驚愕の色が浮かんだ。

 

「相変わらず、EOTには興味がないのだな」

 

「勿論ですわ、あんな物に頼らなくても、ヒュッケバインやRシリーズ以上の機体を作り上げて見せましてよ」

 

その自信満々の表情を見て、カークは降参だと言わんばかりに背を向けた。

 

「判った……ただし、命だけは大事にな」

 

「……あなたが人間らしい台詞を言うと、不思議な気持ちになりますわね」

 

「……お前くらいにしか言わんがな」

 

何とも言えない雰囲気が広がり、コウキとロブは肩を竦めお邪魔虫は居なくなると言わんばかりに溜め息を吐いてその場を後にした。

 

「所でカザハラ博士は?」

 

「イルム中尉に声を掛けてくるといって席を外している。もうそろそろ戻って来るだろうよ」

 

親子の別れの邪魔はしないというコウキにロブはそうかと呟き、搬入されていくRシリーズに視線を向ける。

 

「気をつけてな」

 

「ああ、お前もゲッターの分析に根を詰めすぎるなよ」

 

互いに拳を打ち合わせ、背を向ける。ハガネかヒリュウ改に乗り込み戦いに参加する者、残された者には残された者の戦いがある。残るものは決して戦わないわけではない、地球でしか出来ない戦いをする為に残るのだ。そこに差は何も無い、全員が責任と地球の未来を案じて戦いへと赴く、生きて戻ると心に誓って……ハガネとヒリュウ改が戦いに出る時はもうすぐ側に迫っているのだった……

 

 

 

 

極東支部特別室のベッドに横になる女性に看護師が険しい顔でこの病室での注意を告げる。

 

「ユキコ・ダテさん、ここがあなたの新しい病室です。先日までの軍病院と違って、ここでは行動にかなりの制限と監視を受けることになります」

 

ユキコ・ダテ。リュウセイの母親であり、リュウセイが軍属になるのと条件に軍病院に入院していたのだが、昨晩突如伊豆基地に移動と言われ、あれよこれよと言う間に伊豆基地まで搬送されてしまった。勿論、彼女自身その理由も判っていた。

 

(やっぱり……特脳研関係で何か問題が起きたのね……)

 

かつて自分がいた特脳研究所の件で自分が疑われている、もしくは重要参考人としてこの場に連れて来られたと言う事を理解していた。

 

「色々と不自由だとは思いますがこれも軍規ですので」

 

「いえ、こういう環境は慣れていますから……」

 

特脳研にいる時も、そしてそこから抜け出した後も入院生活が続いていた。だからこういう生活には慣れている、ただ心配なのは自分の息子であるリュウセイの事だった。リュウセイの事を考えている時、電子扉の開く音がした。

 

「誰です? この患者と許可なく面会することは禁止されていますよ」

 

看護師が即座にカーテンを引いて、入ってきた誰かに引き返しなさいと強い口調で告げる。

 

「許可なら、ちゃんとレイカー司令からもらってるぜ、ほら。許可証」

 

「っ! 失礼しました。ですが、患者は身体も精神も弱っているので」

 

「……それは判っている。でも、貴方に親子のお見舞いを邪魔する権利はないと思う」

 

「……失礼します」

 

カーテン越しに聞こえてきた2つの声、攻撃的だった看護師がぐうの音も言えず再び扉の開閉音が響いた。だが、ユキコにとっては聞こえてきた声が問題だった。カーテンを開けて、尋ねて来た人物を見てその顔を驚愕に歪めた。

 

「リュウ! どうして貴方がここに……!? それに、その格好は……」

 

そこにいたのは会いたいと願っていた自分の息子、そしてその隣にいる紫の髪をした少女にも気付かず、リュウセイが軍服を着ている事に彼女は驚きを隠せないでいた。

 

「……色々と訳ありでさ。ビックリしたと思うけど……それよか、元気そうで何よりだぜ、お袋。ほら、ラトゥーニも座ってくれよ」

 

「う、うん」

 

ベッドの横の椅子を2つ並べてユキコの隣に座るリュウセイとラトゥーニ、だがラトゥーニはリュウセイとユキコの事を考え、少し後ろに座りリュウセイの後ろに隠れるようにして椅子に腰掛けていた。

 

「……私があの研究所にいたことを知ったのね、リュウ……」

 

互いに暫く無言だったが、先にユキコからリュウセイに話を切り出した。リュウセイが軍にいる……その理由として思い浮かぶのは特脳研関係としか思えなかった。沈黙するリュウセイにユキコはそれをリュウセイの返事として受け取った。

 

「もしかして、貴方が連邦軍に入ったのも……私のせい……?」

 

大学に行く事を止めて働いていると聞いていた、勿論それには反対したが……それでもリュウセイの意志は固く、働くと言うリュウセイの意志を尊重したのはユキコだ。だが、まさか自分の息子が軍にいるとは思っておらず、その声が小さく震える。

 

「そんなことねえよ。俺、自分の意志でここにいるからさ、お袋は気にしないでくれ」

 

だがリュウセイはユキコのせいではない、自分の意志で軍に入る事を決めたのだとユキコの手を握りながら言う。

 

「……ごめんなさい。貴方に私の過去のことを黙っていて……でも、これだけは信じて。あなたに真実を教えなかったのは……亡くなったお父さんとの約束で、貴方に余計な心配をかけないようにと……」

 

「ああ、良いんだ。そんな事は気にしてねえ。お袋が元気なら、それで良いんだよ」

 

リュウセイに謝るユキコの言葉を遮ってリュウセイは優しく笑う、それはユキコが好きな温かい微笑み。死んだ自分の夫であり、リュウセイの父親の笑顔に良く似ていた。

 

「それに……軍に入って自分のやるべき事が何なのか判ったんだ。俺は仲間達と一緒にこの地球を守る為にに戦う。この先、何があろうともそれは変わらないぜ、あ、そうそうお見舞いなんだけどラトゥーニが一緒に選んでくれたんだ。花と本とCD!」

 

「あらあら、ありがとうね。リュウ、それにえっと」

 

「ラトゥーニです、ラトゥーニ・スゥボータ」

 

ラトゥーニが小さく頭を下げるとユキコは上品に口元に手を当てて笑った。リュウセイが連れてきた女友達と言えばクスハだが、クスハとリュウセイの関係は幼馴染と言う空気から出る事は無かった。だけど、今のリュウセイとラトゥーニには互いに互いを意識している……そんな甘酸っぱい雰囲気があった。

 

「ユキコ・ダテです。よろしくね、ラトゥー二ちゃん」

 

「は、はい。よろしくお願いします」

 

緊張しているのが丸判りで、着ている可愛らしいドレスも良い印象を与えようとしているのがわかりユキコは微笑ましそうに笑う。

 

「リュウが迷惑を掛けてないか心配だわ」

 

「え、ええっと、リュウセイは優しいから……えっとえと」

 

ちらちら見られても訳がわからないという様子のリュウセイにユキコは小さく溜め息を吐いた。

 

「こんな子だけど、仲良くしてあげてね?」

 

「いや、その言い方だと、俺まるっきり子供じゃないか」

 

ふてくされた様子のリュウセイだが、ここまであからさまに好意を見せているラトゥーニに気付かないのでは子供と呼ばれても仕方ないとユキコは思った。

 

「ふふ、こんな子だけど本当に優しいのよ」

 

「判ってます、リュウセイは凄く優しいです」

 

「そんなに優しいって言われると照れるな……」

 

自分達の考えている優しいと彼の考えている優しさは違う筈だが、頬をかいて笑うリュウセイにラトゥーニとユキコも笑う。

 

(良く判らないけど、お袋とラトゥーニの気が合ったみたいで良かった)

 

最後まで全力で斜め上を駆け抜けているリュウセイだったが、それが判っているユキコとラトゥーニは何も言わず。時間が許す限り話を続け、オペレーションSRWの前に凄す最後の優しい時間を過ごしていた。

 

「そろそろお時間です」

 

ユキコとリュウセイを邪険にした看護師ではなく、別の看護師が優しく告げる。リュウセイとラトゥーニは名残惜しそうな顔で立ち上がった。

 

「……お袋、暫く会えなくなると思うけど……元気でな」

 

「……ええ。あなたとラトゥーニちゃん、それに……お友達の帰りを待ってるわ……」

 

悲しそうに言うユキコの姿にリュウセイとラトゥーニは絶対に戻ってくる事を心に誓った。

 

「……じゃあ、行って来るぜ」

 

「行って来ます」

 

「……行って……らっしゃい。リュウ、ラトゥーニちゃん……」

 

手を振るユキコに手を振り返し、2人はユキコの病室を後にするのだった……。

 

 

 

 

 

一方その頃武蔵はと言うと、肉まんの袋を抱え蒸し立ての肉まんを頬張りながら伊豆基地への帰路についていた。我侭だとは判っていたが、ほんの少しでも良い今の街並みを見たいと思い、レイカーとダイテツに頼み込み僅かな時間ながら基地の外に出ることを許されたのだ。だがそれを待っている者も居たことをダイテツ達は気付けないでいた。

 

「ほっほ、お主が武蔵かの?」

 

肉まんを齧っていた武蔵の背後から突如老人が声を掛ける、今までそこにいなかったのに突如浮き出るように出現した老人がだ。

 

「はぁ、どうも、爺さんは誰だい? 迷子なら案内するぜ?」

 

だが人の良い武蔵はそんな不思議な老人に自分が肉まんに夢中で気付かなかったのだろうと思い、道に迷ったのかもしれないと思い心配そうに声を掛ける。老人にしては大柄だが左目に眼帯をしていることもあり、左目が見えないのかと心配になった武蔵は齧っていた肉まんを1口で頬張り老人へと身体を向けた。

 

「かっかっか! 善哉善哉」

 

だが老人は武蔵を見るなり大声で笑い出す。武蔵はその大声に思わずギョッとなったが、まわりにいる人間はその老人に目もくれず、その隣を通り過ぎていく、そこにいる老人を武蔵以外が認識出来ないかのように……。

 

「善哉? 爺さん何処のひとだい?」

 

「ワシは泰北三太遊、連れが居るんじゃがすまないが逸れてしまっての、荷物を運ぶのを手伝ってはくれんか?」

 

三太夫と名乗った老人の足元には大量の紙袋が置かれており、それを見た武蔵は気の毒になり自分が食べていた肉まんの袋を三太夫に渡し、紙袋を両手で持ち上げた。

 

「爺さん、悪いけど肉まんだけ持ってておくれよ。食べたかったら食べても良いからさ」

 

「ほっほ、心遣いだけいただいておくかの」

 

かっかっかと大声で笑う三太夫と並んで夕暮れの街を歩き出す武蔵。

 

「それで三太夫さんはここら辺の人なのかい?」

 

「ちょっと用事で足を伸ばしての、生まれは中国じゃ」

 

異星人との戦いが迫っていると言うのに豪胆な人物だなと思いながら武蔵は三太夫の歩幅に合わせて、ゆっくりと歩みを進める。

 

「もしかして避難する前の買い込みか何か?」

 

「ほっほ、当たらずとも遠からずじゃよ」

 

シェルターかどこかに避難する前の買い込みだからこの量なのかと納得し、ずれてきた荷物を抱え上げる武蔵。すると前の方から三太夫を責める様な凛々しい声が響き渡った。

 

「三太夫、お前1人で出歩くなと言っただろう?」

 

「ほっほほっ! すまんの潤。武蔵よ、悪かったのここで十分じゃ」

 

長身の男性が三太夫を見つけて駆け寄ってきたが、その隣にいる武蔵を見て驚いたように目を見開いた。

 

「どうも、えっと三太夫さんの……お孫さんですかね?」

 

「あ、いや、僕は泰北の孫と言う訳ではないよ。それよりもすまないね、荷物を待たせてしまったようだ。それは僕が受け取ろう」

 

「車までは運びましょうか?」

 

「ああ、大丈夫だよ。気持ちだけ受け取っておくよ」

 

無理に運ぶのも悪いと思い、武蔵は持っていた荷物を青年の足元において三太夫に預けていた肉まんの袋を受け取った。

 

「全く、なんで勝手に出歩くんだ」

 

「夏喃まぁ、良いではないか、こうして武蔵に出会えたのだからな」

 

「まぁ……そうだけどね。僕は夏喃潤、潤と呼んでくれれば良いよ」

 

手を差し出してくる潤に武蔵は着ていたシャツで手汗を拭いてから、彼の手を握り返して目を見開いた。

 

「あの、すいません。もしかして女性の方でした?」

 

「おや、もう判ってしまったのかな?」

 

握り返した手が柔らかく、とても同性の手とは思えずそう問いかけると潤はくっくっと楽しそうに笑った。

 

「いや、すいません。男の方かと」

 

「はは、僕は男装が趣味だからね。でも初見で見破られたのは初めてだよ」

 

楽しそうに笑う潤に武蔵は気を悪くさせてないようで良かったと内心安堵の溜め息を吐いていた。しかし男装が趣味の女性がいるとは……世の中広いなと武蔵はぼんやりと思っていた。

 

「じゃあ、三太夫さん、潤さん、オイラはそろそろ行くよ」

 

無理に伊豆基地を出ているのであんまりうろついているのは良くないと思った武蔵は、2人にそう声を掛ける。

 

「そうか、星砕き頑張れよ」

 

「君には僕も期待しているんだ、また会おう武蔵」

 

「励ましてくれるのかい、ありがとな三太夫さん、潤さん、またどこかで」

 

なんでこの老人がオペレーションSRWの事を知っているのか、もしかしたらこの老人も伊豆基地の関係者かなと思い武蔵は励ましてくれる事に感謝し、老人に微笑みかける。

 

「うむ、何れまた会おうぞ」

 

「じゃあね、武蔵」

 

「おう、2人も元気でな」

 

オペレーションSRWの前に買い食いをしたいと言って1時間だけ外出許可を得た武蔵の前に突然現れた老人「泰北三太遊」と男装の麗人「夏喃潤」の2人に武蔵は笑顔で手を振った。伊豆基地へ引き返していくその姿を泰北は穏やかな視線を一転させ鋭い視線で見つめる。

 

「此度の進化の使徒はまっこと穏やかな気質のようじゃな、善哉善哉ッ!」

 

「少しばかりふくよか過ぎるけど好ましいよ、ふふ、また会いたい物だよ」

 

武蔵の姿が見えなくなるまで笑っていた老人と男装の麗人は一陣の風の中に溶ける様にその姿を消すのだった……。

 

 

 

 

ステルスを展開し成層圏でエアロゲイターの進軍を食い止めていたアストラナガンの動きが止まる。

 

「漸く諦めたか」

 

無人機を幾ら送り込んでもアストラナガンには勝てない。それが判らないレビでは無いだろう、恐らく……いや確実にアストラナガンの戦力分析を行っていたのだろう。それが止まったという事は戦力測定は終わったと判断したはずとイングラムは考えていた。

 

「さてと……オペレーションSRWの発動まで時間が無い筈。どうするか」

 

思ったよりもリュウセイ達を鍛え上げるという事は出来なかったが、ビアン・ゾルダーク、そして武蔵によってハガネ、ヒリュウ改の戦力は上がっている。だがバルマーには量産型とは言えドラゴン達の情報が渡ってしまった……ゲッター炉心の情報は無くとも、バルマーが欲してやまない情報だ。

 

「これでもまだ動かないか、ユーゼス」

 

量産型ドラゴンの情報が流れればユーゼスも動くと思っていたイングラムだが、いつまで経ってもその気配は無い。

 

「俺の自我が目覚め、アストラナガンが現れたことに関係しているのか……なんにせよ、好都合だ。このまま好き勝手にやらせてもらう、お前の思い通りには何一つさせんぞ」

 

イングラムはアストラナガンの中で決意を新たにし、その場から転移で姿を消す。様々な思惑が動く中、オペレーションSRWの時は刻一刻と迫っているのだった……

 

 

『クロガネ改』

『グルンガスト零式・改』

『ヒュッケバインMKーⅡ・トロンベ・タイプG』

『ガーリオン・レオカスタム』

『ゲッターロボ』

『ゲッターロボV』

『量産型アーマリオン』×4

『量産型アーマリオン専用ミサイルコンテナ』×2

『量産型アーマリオン専用ビームキャノン』

『量産型アーマリオン専用ビームガトリング』

『アルトアイゼン・改』

 

を入手しました。

 

 

 

クロガネ・改

 

ビアンがオペレーションSRWに備えて改造を施したクロガネ。武装・装甲の殆どにゲッター合金を使用しており、ハガネ、シロガネを上回る攻撃力と防御力を有している。更にビアンがゲッター炉心の複製に初挑戦した際の大型ゲッター炉心も搭載しておりエネルギー問題も解決している。大型ゲッター炉心の出力調整は極めて難しく、常時ゲッター炉心を使用する事は出来ないが、新西暦では破格の性能を持つ万能戦闘母艦へとクロガネは生まれ変わった。なお、本来ならばスペースノア級ゲッターレールカノンを搭載したかったらしいが、開発が間に合わず伊豆基地へと寄贈されることになり、ビアンは深く肩を落としたとか、落としてないとか……。

 

 

クロガネ改 

HP21000

EN350

運動性105

装甲2100

 

特殊能力

 

Eフィールド(気力130以上でゲッター線フィールドに変更)

EN回復(大)※偶数ターンのフェイズ開始時のみ発動

 

 

対空機関砲 ATK2500

艦首ゲッター合金魚雷 ATK3100

ホーミングミサイル ATK3200

連装副砲 ATK3500

連装衝撃砲 ATK3900

超大型回転衝角 ATK5500

試作ゲッタービーム ATK6200

 

 

 

 

 

グルンガスト零式・改

 

ゲッター線への理解を深めたビアンが手がけた新西暦の機体と旧西暦の技術のハイブリッドの1号機目。ラドラから得た情報をベースに再建造されたグルンガスト零式である。ヒュッケバインMK-Ⅱ・トロンベ・タイプGとは異なり、グルンガスト零式・改は内部は殆どグルンガスト零式のままで、関節部及び装甲をゲッター合金及びゲッター線コーティングを施された機体である。ゲッター合金の驚異的な柔軟性と強度を付与され、ビアンとリシュウによって最新版のOSに加え、最適化された剣戟モーションの追加を施された結果外見的な特徴はグルンガスト零式と大差は無いが、その性能は全くの別物に変化を遂げている。新造された装甲は両肩・両腕の計4箇所であり、両肩には試作ゲッター線フィールド展開装置が組み込まれ、両腕の物はゲッター合金を用いた鋭利な物に変更され、貫通力が爆発的に向上した。

そしてグルンガスト零式の最大の特徴である零式斬艦刀はゲッター合金で刃を強化され、その上にゲッター線コーティングを施した為、重量で叩き切るのではなく、日本刀さながらの切れ味を得た。

 

グルンガスト零式・改

 

HP9800

EN410

運動性95

装甲1900

 

特殊能力

 

EN回復(中)奇数ターンの開始時のみ発動

ゲッター線バリア(気力130以上で発動、すべての属性ダメージを10%低下)

 

 

ブーストナックル・改 ATK3000

ハイパーブラスター・改 ATK3500

零式爆連打 ATK4000

零式斬艦刀大車輪 ATK4200

零式斬艦刀疾風怒涛 ATK4700

零式斬艦刀雷光切り ATK5800

 

 

 

 

 

ヒュッケバインMKーⅡ・トロンベ・タイプG

 

零式改とは異なり、一般的なパーソナルトルーパーのヒュッケバインMK-Ⅱをベースにした為、装甲は殆ど手を加えず、内部フレームを全くの別機体というレベルで手を加えた。フレームから手を加えたことで試作のカートリッジシステムの搭載により、短時間のみゲッター線によるブースト機能により機体性能を上げる機構に加え、ゲッター線フィールド、一部可変機構による超高速移動などの多彩な特殊機構が搭載されているが全て試作段階と言う事でそのどれもが使用時間の制限・使用回数の制限が掛けられている。ビアン曰くやりすぎたが反省も後悔もしていない事。話を戻すがゲッター合金及び短時間ながらゲッター線の使用が可能などタイプGはPTサイズの特機と言うべき破格のパワーを有したが、その反面操縦は極めてピーキーになってしまい、エルザムにしか操縦できない機体となった。武装はPTでも使用可能なゲッター合金を使用した武装が多数搭載されており。アサルトカノンや、ショットガンなどの実弾をメインにしており、これは弾切れになった場合に捨てれることを前提にしており、固定武装は「ビームソード」「頭部バルカン」の2種類のみにされている、Gインパクトキャノンはゲッター線カートリッジと併用する事でゲッタービームを放てる仕様へと改造されており、ブラックホールキャノン・ゲッタービームの2種類の超火力武装を搭載している。

 

HP7800

EN320

運動性225

装甲1300

 

特殊能力

 

分身

ゲッター線フィールド(気力130以上で発動、すべての属性ダメージを10%軽減)

ゲッター線カートリッジ(1MAPで3回使用可能、EN全回復、自分ターンのみ使用可能武器の攻撃力10%UP+最終回比率+10%UP)

EN回復(小)偶数ターン開始時のみ発動

 

バルカン ATK1500

アサルトカノン ATK2900

ショットガン ATK2900

ビームソード ATK3500

Gインパクトキャノン ATK4900

ゲッタービーム ATK5100

 

 

 

ガーリオン・レオカスタム

 

バン大佐専用のガーリオンカスタム、カラーリングはオレンジと赤。レオカスタムの名の通り、本来ならば両肩のみ搭載されている収束機を両膝にも装備し、ソニックブレイカーが牙を剥いた獅子が噛み付いたような傷跡を残す、レオ・ブレイカーへと変化している。その他の武装はガーリオン準拠だが、両拳、両足、胴体部にゲッター線コーティングを施され、通常のガーリオンよりもパイロットの生存力飛躍に向上している。

 

 

HP6100

EN210

運動性185

装甲1700

 

 

胸部バルカン ATK1900

ディバインアーム ATK2100

ソニックブレイカー ATK2900

レオ・ブレイカー ATK4200

 

 

 

量産型アーマリオン

 

伊豆基地で急ごしらえで建造されたアーマリオンの量産機。リョウトの引いた図面をベースにビアンとカークの手が加えられ、アーマリオンの特徴であった脚部ブレードは撤廃され、腕部同様ゲシュペンストの脚部の寸法を再調整した結果。アーマードモジュールではなく、パーソナルトルーパーに似たシルエットへと変貌を遂げたが、ガーリオンよりも装甲が厚く、それで居てリオンに近いデザインとなっている(異なる世界ではレリオンと呼称された機体に非常に酷似している)脚部ブレードは折りたたみ式に改造された上で肩部へと移植され、収束機との併合仕様によりブレード・ソニックブレイカーと言う新構造へと改造された。その代りアーマリオン時の両肩のミサイルクラスターは背部搭載型の換装式へと改造され、同じく換装式として「ビームキャノン」「ビームガトリング」の3種類の換装パーツを用意された。両腕はヒートコールドメタルブレード・ロシュセイバーの2種の近接兵装に換装され、ブレードソニックブレイカーによる突破力、3種の換装装備による支援、実体とエネルギーの2種類の近接ブレード。そして勿論両腕にゲシュペンストの物をベースに流用しているので、PT専用の手持ち火器も使用可能と、構想を見る限りではゲシュペンストをはるかに上回る機体に思えるが、運動性はフライトユニット装備のゲシュペンストに劣り、装甲も低いとあくまでリオンの改装機の域を出ることは無かったが、オペレーションSRWに参加を希望するビアン派のDC兵をメインに、ハガネとヒリュウ改にそれぞれ2機ずつ配備される事となった

 

 

HP6500

EN180

運動性170

装甲1500

 

 

※ミサイルクラスター(MAP) ATK1900

ヒートコールドメタルブレード ATK2100

ロシュセイバー・改 ATK2200

※ミサイルクラスター ATK2900

※ビームガトリングガン ATK3100

※ビームキャノン ATK3000

ブレードソニックブレイカー ATK3900

 

米印は換装装備

 

 

 

アルトアイゼン・改

 

リクセント公国でのアストラナガンとの戦いで大破したアルトアイゼンを見たマリオン博士がフライトユニットなどの外付け装備による、急ごしらえの改造プランを独断決行し、ゲッター線コーティング済みの強化装甲を装備したアルトアイゼン。フライトユニットをベースに改造しているが、飛行能力は失われ、激増した自重の制御の為のバランサーとして使用している。まずアルトアイゼンからの変更点だが、機体前部及び、後部から挟み込むようにして改造された「スクエア・クレイモア改」左腕を埋め込むように装備し、シールド内部にクレイモアを内蔵した「可変式ガトリングシールド」右腕のリボルビングステークを核として使う「試作リボルビング・バンカー」と後にマ改造と呼ばれ、恐れられる頭のおかしい改造を随所に施され、外付けの強化パーツでありながら自重の為に機体に溶接する必要があり、取り外す事の出来ない装備となっている。スクエアクレイモア改は両肩の射出機のみではなく、開いたコンテナの内側にも発射機構が備え付けられ、射角及び威力が爆発的に向上したが、機体に掛かる負担及び、急ごしらえの装備にあることもあり、強い衝撃を受けると使用不可能になる可能性が極めて高く、さらにシールドとして左腕に装備された可変式シールドカノンも被弾時にクレイモアにより反撃として建造されたが、こちらもシールドと言うよりかはリアクティブアーマーであり、しかもクレイモアの発射の反動で左腕がお釈迦になる可能性も秘めている。リボルビングバンカーは敵への破壊力もさることながら、自機への反動も凄まじく、別名パイロット殺しと呼ばれる事になり、キョウスケ以外操縦不可能の全身呪われた装備と言っても過言ではないが、これだけの攻撃力が無ければ量産型G軍団とアストラナガンと戦うことは不可能と判断された上の装備であり、本来マリオンが構想したアルトアイゼンの強化とは全く異なる仕様となっている。

 

 

HP9100

EN170

運動性165

装甲2000

 

特殊能力

 

シールドクレイモア 防御時または近接属性攻撃被弾時に時機に500ダメージを受ける代わりに、相手ユニットに格闘技能の数値によって計算されたダメージで自動的に反撃。

 

 

ヒートホーン ATK2500

4連ガトリングカノン ATK3100

レイヤードクレイモア(MAP) ATK3300

スクエアクレイモア ATK3700

レイヤード・クレイモア ATK4200

試作リボルビングバンカー ATK4900

切り札 ATK6000

 

 

 

 

 

 

 

第75話 亡霊と亡霊 その1へと続く

 

 




今回はリュウセイとラトがユキコに会うという話がメインだったので、他の部分が少し今一だったかもしれませんが申し訳ありません。そして今回の話で正式にゲッターロボと武蔵が自軍に追加。今までは操作は出来るけど、スポット参戦のユニットと言う扱いでした。
リュウラト部分以外がふわふわしてしまいましたが、他の部分はフラグと言う事でよろしくお願いします。次回は亡霊と亡霊と言う事で、ゲームと異なる展開で話を進めて行こうと思います。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします

視点が変わる時にそのキャラの視点と言う事を表記するべきか

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