進化の光 フラスコの世界へ   作:混沌の魔法使い

80 / 400
第78話 それぞれの戦い その2

第78話 それぞれの戦い その2

 

ソウルゲインのコックピットの中でアクセルは舌打ちを打っていた。右腕の無いソウルゲインでは攻撃の幅が狭まるのは承知していたが、細かい部分があちこちやられていて、ソウルゲインの最大の特徴であるパイロットの動きをトレースする「ダイレクト・アクション・リンク・システム」そしてパイロットであるアクセルの思考をトレースする「ダイレクト・フィードバック・システム」の操縦に関する重要なシステムの不具合が徐々に見え始めていた。

 

(不幸中の幸いはEG合金が作用している事か、雀の涙程度だがな)

 

ソウルゲインの眩いまでの蒼い装甲は自己修復機能を特化させたアクティブ・メタルの一種で造られており、金属粒子レベルでの結合・分離によって記憶した形状を取り戻す作用がある。欠損した右腕を再生するほどの能力はないが、全身に走る細かい亀裂などは見かけ上は既に回復していた。

 

「ふっ、本来想定していた使い方ではないが……案外行ける物だなッ!!」

 

「ギシャアッ!?」

 

右腕を失い本来の拳と肘の特殊流体金属で造られた両肘のブレード聳弧角を利用する戦闘が出来なくなっているのにも拘らず、相手はゲッターロボのメタルビーストと、岩と融合したインベーダーが2体。戦力的に見て右腕を失っているのは極めてアクセルにとって不利な状況だった。だが右腕が無いと言う理由でインベーダーに喰われる事をアクセルをよしとする訳が無く、左腕を地面に突いて万全な状態である両足でインベーダーを蹴り飛ばしていた。

 

「レモンの奴と合流したら調整させるか、これがな」

 

以下にソウルゲインが打撃戦に特化した機体とは言え、片腕を失った如きでここまで戦闘力が落ちていては話にならない。そもそもダイレクト・アクション・リンク・システム等と言うパイロットの動きをトレースするシステムが搭載されているにも関わらず、蹴り技を採用していないという事にアクセルは不満を感じていたのだ。

 

「でやあああああああッ!!!」

 

近づいてきた岩のインベーダーを近づけまいと自ら前に飛び込みながら膝蹴りを顔面に叩き込み、着地と同時に左腕に蓄えたエネルギーを放出しながら抜き手を放つ。

 

「ちっ、やはり決め手に欠けるか、厄介な事だ」

 

今の一撃で岩のインベーダーの頭部は吹き飛んだが、岩を吸収し再び回復しようとしている姿を見て再びソウルゲインのコックピットで舌打ちを打つアクセル。

 

(だが、今ので感じは掴んだ。次はもっと鋭く行ける)

 

本来想定されていない蹴り技による攻撃はソウルゲインのAIに少なくない負荷を与えていた。だがその負荷を学習し、より適したセッテイングを始めるソウルゲインに良く出来た相棒だとアクセルは心の中で思う。

 

「シャアアッ!!」

 

「舐めるな木偶の坊がッ!!」

 

ゲッター1の姿のまま左腕をゲッタードリルに組み替えて突撃してきたメタルビースト・ゲッターに向かってアクセルの怒号が響いた。

 

「おおおおおッ!!!」

 

メタルビースト・ゲッターの突撃に合わせるように自ら飛び込み、擦れ違い様にその頭部に鋭い回し蹴りを叩き込むと同時に反転し、聳弧角を伸ばしメタルビースト・ゲッターの頭部を刎ねる。即座に修復するメタルビースト・ゲッターだが確かに数秒間アクセルも、そして上空でスパイラルゲッタービームのタイミングを計っていた武蔵に対する警戒が緩まった。そしてその隙を武蔵を見逃す訳が無かった――

 

「ゲッタァアアア……ビィィィムッ!!!!!」

 

ゲッターウィングを全身に巻きつけ、急降下してきたゲッター1。ゲッターウィングとゲッター1の装甲の間で乱反射したゲッタービームが月面を焼きながらインベーダー達に向かって降り注いだ――。

 

「ギ!!!」

 

「ギギャァアアアアッ!?」

 

元々メタルビースト・ゲッターから分離したインベーダーのゲッター線の蓄積量はさほど多くない、月面を焼き払いながら接近してきたゲッタービームに耐え切れる訳も無く一瞬で蒸発するように消滅した。

 

「ギギィイイッ!!!」

 

だが2体のインベーダーを分離させ、なおかつゲッターロボを素体にしているメタルビースト・ゲッターはスパイラルゲッタービームの弾雨に耐え、全身をボロボロにさせながらも生存していた。

 

「ギィイイ……」

 

だがこのままでは消滅してしまうことが判っていた、だからゲッターの身体を捨て月面の街へ向かおうとした。同胞を増やし、数でゲッターロボとソウルゲインを押し潰す為に――。その判断は間違っていない、間違っていたのはアクセルと言う男の性格を理解していなかった事にある。スパイラルゲッタービームの中に身を投じ、生き残りを確実に仕留めると自爆同然の動きをしたアクセルから、完全に逃げに回ったインベーダーが逃げ切れる訳が無かった……。

 

「逃がすと思っているのか、リミット解除ッ! 行けいッ!!!」

 

残された左腕から放たれたエネルギーの弾雨がインベーダーの背中を捕らえ、エネルギーがインベーダーに着弾し煙幕を作り出す。

 

「はっ!!!」

 

「ギギャアアッ!?」

 

弾雨の中に飛び込み蹴りを放ち、残された左腕と両足による凄まじい打撃の雨がインベーダーに叩き込まれていく。

 

「せえいッ!! でやああああッ!!! おおおおおおおおおーーーーーッ!!!!」

 

アクセルの咆哮が響く度にソウルゲインの動きは激しくなる、右腕を失っている分を補うように縦横無尽に叩き込まれる蹴りが容赦なくインベーダーの身体を削り、消滅させていくそして最後に叩き込まれた一際強烈な回し蹴りがインベーダーを蹴り飛ばし大きく吹き飛ばす。そしてその距離はソウルゲインが最大攻撃を行うのに必要な間合いだった。

 

「コード麒麟ッ!!」

 

ソウルゲインの全身に埋め込まれている紅い宝玉が光り輝き、ソウルゲインの全身を蒼いオーラが包み込んだ。

 

「この一撃で極めるッ!!」

 

残された左腕の聳弧角が伸びると同時に蒼いオーラに包まれ、ソウルゲインは月面を蹴りインベーダーに弾丸のような勢いで接近する。

 

「でぃぃぃやッ!!!!」

 

裂帛の気合と共に振るわれた左腕の聳弧角――エネルギーに包み込まれたその刃はインベーダーを両断し消滅させる。

 

「ありがとう、あんたのお陰で助かったよ」

 

「気にするな、それよりも良いのか? 仲間が待っているのだろう?」

 

アクセルの言葉にゲッターロボは遠くに見える戦火に視線を向ける。その姿にアクセルはお人よしめと心の中で呟いた、思えば武蔵は自分達からすればとんだ甘ちゃんだった。だが、その甘さはアクセルは嫌いではなかった。

 

「すまねえ、オイラは行くよ」

 

「ああ、そうすると良い。生きていればお互いどこかでまた会うこともあるだろう」

 

だが次に会うときは敵同士だろうがなと言う言葉をアクセルは飲み込んだ。武蔵はそんなアクセルに気付く事は無く、ゲッターウィングを翻し上空へと舞い上がる。

 

「アクセルさんも元気で、出来るならマオ社で修理をして貰うといいかもしれませんよ」

 

「ふっ、考えておこう。ではな、武蔵。また会おう」

 

宇宙を切り裂いてホワイトスターへと向かうゲッターロボを見送り、ソウルゲインもその場を後にする。転移する前のベーオウルフ、インベーダーとの乱戦そして、転移してすぐのメタルビーストとの戦い。それは紛れも無くソウルゲインにダメージを与え、そしてアクセルの精神も削っていた。

 

「まずはどこかで休む必要があるな」

 

本隊はどうなったのか、そして武蔵の事、ゲッターロボの事、そしてインベーダーの事。考える事が山ほどあるなと呟き、ソウルゲインも月面から姿を消すのだった……。

 

 

 

 

 

ゲシュペンスト・タイプSとガルイン……いや、カーウァイ・ラウと言う人物は既にバルマーにとって大して価値のあるサンプルではない。だが、ただ破棄するのは勿体無いとアタッドは考えていた。なんせ敵にはゲッターロボがいる。バルマーにとってゲッターロボは脅威であり、そしてなんとしても回収したいサンプルでもあった。だからどうせ廃棄するならばと、レビに懇願しタイプSに少量のズフィルードクリスタルを組み込んだ。それがゲシュペンスト・タイプSの変異の理由だった。グルンガスト零式・改に勝つために大型化し、機動力に特化したヒュッケバインMK-Ⅱ・トロンベ・タイプGに勝つ為にブースターを増設し、相手を押し潰す為の強固な装甲とバリアを手にした。

 

「ちいっ!! 零式斬艦刀ですら切り裂けぬかッ!」

 

「ゼンガー無理をするな! 零式斬艦刀とお前を失えば、我らに勝利は無い!」

 

タイプSの全長は70Mに迫らんとしていた、強化を施されたゲシュペンスト・リバイブが30m強、既に2倍近い全長の差がカイ達の前に重く圧し掛かっていた。

 

「しかし」

 

「仲間を信じろゼンガー、それとも俺達はそんなに頼りないか?」

 

「……ラドラ。すまない、頼めるか」

 

「任せろ、その代り一太刀で極めろッ!!」

 

最早一刻の猶予も無い、これ以上巨大化されては零式斬艦刀でも極めきれない。だがグルンガスト零式・改を失えば決め手が無くなってしまう、だからラドラはゼンガーに突撃を控えるように告げギリアム達と連携を組む。

 

「ギリアム、エルザムは遠距離から削れ、俺とカイでバリアを削る」

 

巨大化したことで攻撃力は上がったが、その反面スプリットミサイルや、プラズマカッターを使う素振りは無く、拳と蹴り、そして胸部のニュートロンビームの3つの攻撃が絞られた。そういえば対処しやすいように思えるが、一撃でも喰らえば圧死するその状況での戦いは、エースパイロットであるラドラとカイであったとしても、恐ろしいまでに精神と集中力を削る戦いだった。

 

「精神を削られるな」

 

「だが俺とお前なら問題ない、そうだろう?」

 

「はっ! 遅れるなよ! ラドラッ!」

 

「言われるまでも無いッ!!」

 

弾丸のような勢いでシグとリバイブがタイプSへと突っ込む。

 

「でえいッ!!!」

 

「貫くッ!」

 

ビームクローとメガプラズマステークの挟撃にタイプSの巨大化した拳が叩き込まれる。

 

「ぬぐっうううッ!!!」

 

「踏ん張れ! 押し負けるなッ!!!」

 

リミッターを解除している今のシグとリバイブ(K)の出力は特機に迫る。2機を押しつぶそうとする豪腕にブースターを全力で吹かし、ペダルを強く踏み込み必死に対抗するシグとリバイブ(K)

 

『敵出力向上、出力をUPします』

 

「ぐっぐううッ!!」

 

「ぬううううううッ!!!」

 

押し潰そうとする圧力が増し、コックピットの中でラドラとカイの苦悶の声が重なる。だがその目は決して諦めてはいなかった、タイプSにラウ大佐の意思は感じられず、そのことが余りに悲しく、そしてそれと同時にエアロゲイターに対する激しい怒りが今のカイとラドラを突き動かしていた。

 

「「う、うおおおおおおおおおーーーーーーーーッ!!!!!!」」

 

ラドラとカイの雄叫びが重なり、シグとリバイブの全身から紫電を走らせながらも突き出されたメガ・プラズマステークとビームクローが突き出されたタイプSの右拳を粉砕し、肘までを粉砕する。

 

「ギリアムッ!!」

 

「エルザムぅッ!!!」

 

ラドラがギリアムの名を叫び、そしてカイがエルザムの名を叫んだ。トロンベとリバイブがその手に抱えていた巨大な砲塔をタイプSと向ける。

 

「エネルギー充填180%ッ! リミッター解除ッ!」

 

「ゲッター線充填完了、ターゲットロックッ!!」

 

リバイブの最大の武器はリバイブの全長を越えるほどの長大のメガ・バスターキャノンであり、リミッターを解除した事によりその出力は戦艦の主砲に迫るほどに高められていた。そしてトロンベ・タイプGの武器はブラックホールエンジンにゲッター線カートリッジによるブーストを掛けたブラックホールキャノンだった。

 

「ターゲットインサイト! メガ・バスターキャノン……シュートッ!!!」

 

「ゲッターキャノン……発射ぁッ!!!」

 

右腕を粉砕され姿勢を崩したタイプSに青いと翠が混じった漆黒の砲撃が迫る。完全なAI制御なタイプSはその破壊の光に一切怯む事無く、胸部のニュートロンビームキャノンを発射する。

 

「愚かな」

 

「大佐ならばそんな愚かな事はしなかった」

 

あのタイミングならば相殺する事ではなく、避ける事を選択するべきだった。それをしなかったタイプSにラウ大佐の意識はもう無いと言うことが判り、ギリアムとエルザムは沈鬱そうな声を出す。

 

『!!!!』

 

ニュートロンビームで相殺出来ないとタイプSが気付いた時にはもう遅い、機体を守るべく左腕でコックピットを守った。だがそれによって両腕を失ったタイプSに最早グルンガスト零式・改を止める余力は残されていなかった。

 

「我はゼンガーッ! ゼンガー・ゾンボルトッ!! 悪を立つ剣なりッ!!」

 

零式斬艦刀を振りかざし、零式・改のコックピットでゼンガーは涙を流す。だがこれは自分達がやらねばならぬ事と歯を食いしばり、涙を拭いタイプSを睨みつける。

 

「斬艦刀ッ!! 雷光斬いいいいいいッッ!!!」

 

怒号と共にグルンガスト零式・改がゲシュペンスト・タイプSへと突き進み、両腕の無いタイプSに零式斬艦刀を受け止める事は出来ず、横薙ぎの斬艦刀の一撃がタイプSの胴体を捕えコックピット部から両断した。

 

「ぐっ……ううう……我が……斬艦……刀に……断てぬ……物無しッ!!!」

 

唇を噛み締め涙を流しながら叫ぶゼンガー。だがコックピットで涙を流していたのはゼンガーだけではなかった、この場にいた全員が恩師であり、隊長であったラウ大佐の死に涙を流していた。

 

「……ギ……リ……ア……ム……ゼン……ガー……エ……ル……ザム……カイ……ラド……ラ……」

 

明暗を繰り返すタイプSからの通信はゼンガー達を驚かせるには十分だった。コックピット部を両断されたことでラウ大佐が死ぬ事は確実だった、だが巨大化していた事が不幸にもラウ大佐を即死させず、今際の言葉を残す時間を与えたのだ。

 

「……礼……ヲ……言……ウ……コレデ……私……ハ………」

 

「大佐! 大佐なのですね!?」

 

「隊長……ぐっ! 隊長ッ!!!」

 

「大佐ッ!」

 

今までの操られる苦痛に耐えながらの声ではない、どこか安堵さえ感じられるその声にゼンガー達がラウの事を呼ぶ

 

「……我ガ……教エ……忘レル……ナ…………ソ…シテ……チ…キュ…ウ……ヲ……マ……モレ」

 

ノイズ交じりの声に呼応するかのようにタイプSのバイザーの明暗が激しくなる。残された時間が僅かなのは誰の目から見ても、明白だった。

 

「……ワタ……シヲ……タオシ……タ……オマエ……タチ……ナ……ラ……バ……デキ……ル。オ……マエ……タチハ……ワタ……シノ……ホコリ……ダ」

 

その言葉を最後にタイプSのバイザーから光が消え、少し遅れて爆発しその姿を跡形も無く消し飛ばした。

 

「ぐっう……エアロゲイター……ッ!」

 

「カーウァイ……大佐……どうか、安らかにお眠りください」

 

爆発したタイプSの残骸に向けゼンガー達はコックピットの中で敬礼する。それが見送る者としてやるべき事であったからだ、そしてまだ立ち止まる事が出来ないゼンガー達が月面から飛び立つ。

 

「行こう、まだ戦いは終わっていない」

 

「ああ、カーウァイ大佐の分も俺達が戦うんだ」

 

「行くぞ、皆が待っている」

 

先にホワイトスターへと向かったハガネ達を追って、ゲッターロボから遅れながらもゼンガー達はL5宙域へと向かうのだった……。カーウァイ・ラウの冥福を祈り、だが……カーウァイ・ラウの旅路はまだ終わりを迎えていなかった。

 

「大将! こんなところに誰か倒れてるぜ!? し、しかも外人だ!?」

 

「嘘でしょ!? ここは日本のシェルターで外人は1人もいないはずなのにッ!」

 

「親父! どうするの、まさかインベーダーじゃ、それにこの服装……何かのパイロットなんじゃ……」

 

「判らないが、とりあえず連れて行こう。外の調査の為の話を聞けるかもしれない、ケイ、ガイ、行くぞ」

 

意識を失っているカーウァイを背中に担ぐ大柄の男。荒廃した大地を進む4人の男女は何かから逃げるように、その場を後にするのだった。

 

 

 

 

武蔵達がそれぞれの戦いを追え、ホワイトスターへと向かったハガネ達の後を追って月を飛び立った頃。ハガネ達のホワイトスター攻略線は終盤を迎えていた。

 

「艦長! 目標ポイントに到達しました!」

 

「艦首トロニウム・バスターキャノン、エネルギー充填90%!!」

 

ハガネの艦首トロニウムバスターキャノンによるホワイトスターを覆っているバリアの破壊。それが可能になる距離にやっとハガネは辿り着いていた。

 

「よし、ホワイトスターへの攻撃を……何事だッ!?」」

 

「ヒャーッハッハッハッハ!!」

 

突然の警報と共に現れたドラゴンがハガネへと肉薄する。突然の強襲、そしてドラゴンの加速力に対応出来ずドラゴンは防衛網を突きぬけハガネの眼前に立つ。

 

「もっと盛り上げてやるぜえ、この戦いをよぉ!! ヒャッハッハァ!!! てめえらの大砲なんざ撃たせるかっての!!

 

「ぬうっ! バスターキャノンを!?」

 

ドラゴンの頭部から放たれたビームがハガネの艦首を捉える。爆発する事はなかったが、火花を散らしハガネが大きく後退する。

 

「ヒャッハッハッハァ! バッチリ! 大当たりだっての!!」

 

「貴様ッ!!」

 

「おっとあぶねえあぶねえ」

 

マリオンの改造によって爆発的な加速力を得ていたアルトアイゼン・改がドラゴンへリボルビングステークを突き出しながら突撃する。だがゲーザはその攻撃に気付き、嘲笑うかのようにアルトアイゼン・改の一撃を交し、自身を囲うもうとしていたハガネの包囲網から離脱した。

 

「か、艦首部分に被弾!!」

 

「何っ!? 被害状況は!?」

 

ドラゴンも包囲網を突きぬけ、トロニウムバスターキャノンの発射を防ぐ事だけが目的であり、ハガネを轟沈させるだけの余力は無かった。だが不幸にもその行動がエアロゲイターにとって有利な状況に戦況を動かしていた。

 

「方位盤破損、測的不能!」

 

方位盤の破損、それはトロニウムバスターキャノンを発射する為の照準装置であると同時に、ハガネの航行能力の要だった。今のハガネは距離感を掴む事が出来ず、正しい距離も、ホワイトスターへの方角も正しく認識出来ない状況にあった。

 

「バスターキャノンは撃てるのか!?」

 

「砲身損傷により、長距離砲撃は不可能です!!」

 

更にそこに追い討ちを掛ける砲身の損傷。トロニウムバスターキャノンの間合いを図る事が出来ず、そして長距離射撃も出来ない、その報告を聞いたダイテツはある決断を下した。

 

「総員に退艦命令を出せ! クロガネとヒリュウ改へと向かうのだッ!」

 

「どういうことです、艦長!?」

 

まさかのダイテツからの退艦命令にテツヤが声を荒げながら、ダイテツに説明を求める。

 

「ワシがハガネを敵要塞のエネルギーフィールドへ直接ぶつけ……バスターキャノンの零距離射撃で、内部への突破口を開くッ!」

 

「拒否します! 艦長一人でこの艦を動かすことは出来ません!」

 

それはノーマン同様ダイテツが特攻を行うと言う事であり、テツヤは即座に承服出来ませんと怒鳴る。だがダイテツの決意は固く、テツヤを含めたブリッジのクルーに怒鳴り声を上げる。

 

「命令を復唱せんか、大尉ッ! お前達は次なる戦いのためにここから脱出するのだッ!!」

 

「や、やはり艦長は……このハガネを自沈させるおつもりですかッ!?」

 

ダイテツは1人で死ぬ事を既に覚悟していた。だからこそ若いテツヤ達を脱出させる事を決めたのだ。

 

「そうではない……ワシは最後の最後まで戦い抜く……ッ! 死んでいった多くの部下に報いるためにも……ワシに最後の務めを果たさせてくれ……ッ!」

 

ヒリュウ、そしてシロガネと自分が指揮を取った戦艦で多くの死傷者を出してきた、だから今回は、今回こそは部下に死んで欲しくないダイテツらしからぬ弱々しい声で逃げてくれと言うが、テツヤ達はその命令を拒否した。

 

「それでも…拒否しますッ!」

 

「じ、自分も…ここまで来て逃げるのは嫌ですッ!」

 

テツヤだけではない、ブリッジのクルー全員がダイテツの逃げろという命令を拒否し、最後まで戦うという意志を見せたのだ。

 

「それに、自分には策がありますッ!」

 

「策だと……!? この状況でかッ!?」

 

「はい! この艦の特性を生かせば……ッ! 艦長、どうか許可を!」

 

強い意思の光を宿す目を向けられたダイテツは艦長席に再び腰を下ろす。自分が育て上げた部下達は既に自分を越えようとしている、それを見届けたいとダイテツは思ったのだ。

 

「よかろう……ッ! やってみせろッ!」

 

「了解! エイタ、トロニウム・バスターキャノンの有効射程距離はッ!?」

 

「現在、800までダウンしています!」

 

「それだけあれば充分だ! 残る力を振り絞って……このポイントまで突貫するぞ!!」

 

「了解ッ!!」

 

決してハガネは万全ではない、だがそれでも最後の一瞬まで諦めない。全員で生き残る術があるとテツヤは考えていた。

 

『ダイテツ何をするつもりだ』

 

「ビアン・ゾルダーク博士! これは艦長の命令ではありません、私の指示です。作戦を大幅に変更します、クロガネはハガネと共にヒ

リュウ改と後方をお守りくださいッ!」

 

『特攻するつもりですか!? 大尉ッ!』

 

ヒリュウ改とクロガネからの通信にテツヤは柔らかい笑みを浮かべる。

 

「いいえ、死ぬつもりはありません。全員で生き残ります、そしてホワイトスターへと挑みます。この場はどうか私に任せてください」

 

覚悟を決めた表情、だが決して生きる事を諦めている訳ではない。その瞳にビアンはダイテツが何故何も言わないのかを理解した。託すべき後継を見つける事が出来た、だからこそダイテツは何も言わないのだと……。

 

『判った、本艦はこれよりハガネの後方支援に入る』

 

『ビアン博士!?』

 

『レフィーナ艦長。焦る事は無い、ハガネは……テツヤ・オノデラ大尉は必ず成し遂げる。私はそれを信じる』

 

『……ッ! 判りました。どうかご無事で……』

 

レフィーナとビアンの言葉に敬礼を返し、ハガネのモニターから光が消える。テツヤは眼前に広がるホワイトスターを見つめる。

 

「機関最大! ハガネ突撃ッ!」

 

「了解! ハガネ突撃しますッ!!!」

 

エネルギーフィールドを全開にしてハガネは突き進む、死ぬ為ではない生き残る為に、道を切り開く為にハガネは被弾しながらもホワイトスターへ真っ直ぐに進んでいくのだった……

 

 

 

 

ドラゴンに乗るゲーザは自身の横を抜いて突き進んでいくハガネに目もくれず、アルトアイゼン・改を初めとしたPTにだけ視線を向けていた。

 

「さぁて、さっきのでレビ様の命令は完了したからな……あとは俺の好きにやらせてもらうぜぇッ! ヒャハハハッ!!」

 

「何をする気だッ!?」

 

狂ったように笑い声を上げるゲーザに危うい物を感じ、ヴィレッタはゲーザに通信を繋げる。だがゲーザはヴィレッタに目もくれず、お前は何を言っているんだ? と言わんばかりの表情でヴィレッタに言葉を投げかけた。

 

「決まってんだろッ!? 地球人共を皆殺しにするんだよッ!」

 

「サンプルを殺すというのか? それはレビ様の命令と矛盾しているぞ」

 

レビの命令はサンプルの回収であり、殺害ではないと告げるがゲーザは唾を吐き散らしながら怒鳴り声を上げる。

 

「うるせえッ!! レビ様の命令はさっき完了したって言ってんだろうがッ!!」 だから、後は俺の好きにやってもいいんだってのッ!!」

 

余りに支離滅裂なゲーザの言葉にヴィレッタはゲーザがアタッドに精神操作を受けた可能性を考えた。それは一瞬ヴィレッタの警戒心を緩め、ゲーザはその隙を見逃す事は無かった。

 

「よ~し、まずはてめえから血祭りだッ! ヒャハッ! てめえが二重スパイだっていうネタは上がってんだよ!! だから、死ねぇッ!」

 

さすがのヴィレッタも至近距離からのドラゴンのビームを回避する事は出来なかった。だが緊急脱出装置のレバーを引くことは出来た、エゼキエルから脱出し、ヴィレッタはイングラムから指定されていたポイントへと向かう。

 

(ここが潮時ね、後は任せるわよ。イングラム)

 

ここからは別の計画で動く、ヴィレッタはそう判断し爆発の反応に紛れ、ネビーイームへと帰還したのだった。

 

「あいつ、味方を落としやがったッ!?」

 

「仲間割れかッ!?」

 

エゼキエルを撃墜したドラゴン。その行動はPT隊に少なくない衝撃を与えていた、その行動が既に戦死したはずのある男に酷似していたからだ。

 

「それは判らねえが、味方を殺すことを何とも思ってねえあの感じ……」

 

「ああ、テンザンの野郎にそっくりだぜ……ッ!」

 

テンザン・ナカジマに酷似する言動をするゲーザにPT隊の全員にある予想が脳裏を過ぎった。それはカーウァイ大佐のようにエアロゲイターに回収され、洗脳されてエアロゲイターの尖兵にされているかもしれないという可能性だ。

 

「この際、奴の正体が何なのかは関係ない。ここを突破しなければ、連邦軍は敗北するぞ」

 

ゲーザの正体を考えるリュウセイやマサキ達にライの冷静な言葉が突き刺さる。洗脳されていたとしてもテンザンは敵であり、最後まで改心する事は無かった。そんな相手に意識を向け、集中力を削ぐなと今はホワイトスターの防衛網を抜ける事だけを考えろとライは言う。だがリュウセイの心の中の中には恐怖が生まれていた。それはもし撃墜され、エアロゲイターに回収されたらテンザンやカーウァイ大佐のように自我を消去され改造されるかも知れ無いと言う恐怖だった。

 

「次はてめえらの番だぜぇ! ヒャハッ! ヒャハハハハッ!!」

 

狂ったように笑うゲーザの声に導かれるように現れるフーレや量産型ドラゴンを初めとしたエアロゲイターの無人機の群れ。幸か不幸か、ハガネには目もくれていないが幸いだったが状況は悪化の一途を辿っていた。

 

「恐れるな、俺達は前に進む事だけを考えていればいいッ!!」

 

「ヒャハぁッ!?」

 

高笑いをするドラゴンの腹部にアルトアイゼン・改の試作リボルビングバンカーが突き刺さる。大幅に改造されたアルトアイゼン・改の加速力は直線距離だけ考えれば異次元の加速力を得ていた……勿論その対価は安い物ではないが……。

 

(ぐぶっ……くっ、やはりままならんか)

 

だがパイロットであるキョウスケへの負担は今までの非ではなかった。体内からこみ上げる血液を飲み込み、ボタンを押し込む。それと同時にリボルビング・バンカーが火を噴き、貫いていた場所を基点にドラゴンを両断する。

 

「ヒャハアアッ!?」

 

「やった!」

 

「一撃かよ。とんでもねえな」

 

試作リボルンビングバンカーの破壊力は凄まじくドラゴンの上半身と下半身を一撃で両断する。

 

「キョウスケ! キョウスケ大丈夫!?」

 

「うっ、エクセレン……大丈夫だ……問題ない」

 

「大丈夫そうに見えないんだけど! ちょっと下がりなさい! ブリット君!」

 

「はい! 中尉! 少し下がってください」

 

「……すまん」

 

リボルビングバンカーの反動とドラゴンへの突撃で衝撃で一瞬意識が飛んだキョウスケに気付き、エクセレンとブリットが前に出る。払った犠牲は大きいが、それでもドラゴンを倒した。そう思っていたのだが……。

 

「ヒャ、ヒャハハッ! や、やるじゃねえか…! だがな、俺は死なねえぜ。てめえらをこの手でブチ殺すまではなあ! ヒャハハハッ!!」

 

ドラゴンの上半身と下半身から触手が伸び、両断されたドラゴンの損傷は一瞬で回復していた。

 

「ゲッ! あいつ、再生しやがったぞッ!?」

 

「もしかして、この間のゲシュペンストやブラックエンジェルと同じで……自己再生能力を持っているのッ!?」

 

完全に破壊しただが、再生されては倒す意味が無い、こちらが疲弊するだけだと判断し、キョウスケはヘルメットを脱ぎ捨て、口元の血を拭いながら指示を飛ばす。

 

「アサルト1より各機へ。奴には構うな。ハガネを目標ポイントへ到達させることに専念しろッ!」

 

もとより今回の作戦は電撃戦、時間を掛けている余裕はない。しかも相手が再生するのでは撃墜する意味もない、ハガネが射撃ポイントに辿り着けるように支援を行えと命令を飛ばす。

 

「LB隊、ソニックブレイカーセットッ! 全機続けッ!」

 

「「「「ソニックブレイカーセットッ! GOッ!!!」」」」

 

バンのガーリオンが先陣を切り、その後を追って多数のガーリオンがソニックブレイカーで抉じ開けた包囲網の穴をより広げる。

 

「リューネッ!」

 

「判ってるッ!」

 

開いた包囲網の中にサイバスターとヴァルシオーネが飛び込み、全身から光を撒き散らす。

 

「サイフラアアアアッシュッ!!!!」

 

「サイコブラスターッ!!!!」

 

サイバスターとヴァルシーネの広域兵器が広がった包囲網を更に広げ、他の機体が突撃する間を作り上げる。

 

「一気に行くぞッ! リオ、リョウト続けッ!!」

 

「了解!」

 

「行きますッ!」

 

「リュウ、ライ! 遅れないで!」

 

「判ってるぜアヤッ!」

 

「ハイゾルランチャーターゲットロック! ファイヤッ!!!」

 

無人機は倒しても倒してもすぐに増援が来る、時間を掛けている余裕はない1度抉じ開けた包囲網を更に開き、ハガネの進む道を確保する。

 

「敵要塞まで距離1200……1100……ッ! バスターキャノンの有効射程距離に入ります!!」

 

リュウセイ達が命を賭けて抉じ開けた包囲網を抜けてハガネがホワイトスターに突撃する。だが突如ホワイトスターとハガネの間に爆発が起きる。

 

「前方に強力なエネルギーフィールド展開ッ! か、艦が進みません!!」

 

「それは計算の内だッ! 補機ロケットエンジンクラスターのオーバーブーストを使えッ!!」

 

ホワイトスターのバリアにぶつかりハガネの進撃が止まるだが、これはテツヤにとっては計算通りで即座に次の指示を飛ばす。

 

「了解ッ! オーバーブースト、点火!!」

 

「総員、対衝撃・対閃光防御ッ! 続いて、重力ブレーキ解除ッ!!」

 

「じゅ、重力ブレーキをッ!? そんなことをすれば、発射の反動で艦体がっ!」

 

衝撃・閃光防御命令は判るが、続く重力ブレーキの解除命令にエイタが動揺したように叫ぶがテツヤはその声を上回る声で指示を飛ばした。

 

「いいからやれッ! 発射と同時に艦首モジュールを切り離すんだッ!」

 

何故と言う疑問は全員にあったがテツヤの強い口調に勝機があるのだと思い、疑問に感じながらもハガネの重力ブレーキを解除する。

 

「馬鹿がッ! そう何度も同じ手が通用すると思うなっての!!」

 

「ぜ、前方にドラゴンがッ! こちらを狙っていますッ!!」

 

ゲーザが反転し、ドラゴンがトロニウムバスターキャノンの発射口に向かう。だがテツヤは動揺も恐れもせずに真っ直ぐにホワイトスターを睨みつける。

 

「構うなッ! トロニウムバスターキャノン発射準備ッ!!」

 

「させるかッ! てめえらはここでくたばるんだってのッ! ヒャーッハッハッハッハァ!!」

 

ドラゴンの全身が光り輝き、ハガネの艦首を目指して突撃してくる。その体当たりが直撃すればハガネでさえも轟沈は間逃れないだろう、だがテツヤは決して恐れる事無く、そしてドラゴンではなくホワイトスターを見つめていた。

 

「奴ごとホワイトスターを……ッ! あの白き魔星を撃てぇぇぇぇっ!!」

 

テツヤの裂帛の気合と共に命じられ、トロニウムバスターキャノンがドラゴンごとホワイトスターに向かって放たれた。

 

「うおっ!? 馬鹿な! このゲーザ・ハガナー様が……ッ!! ギャ、ギャアアアァァァッ!!」

 

ハガネへと突撃していたドラゴンはその加速もあり、トロニウムバスターキャノンを回避する事は出来ず、トロニウムバスターキャノンの光の中へ消え、乾坤一擲の一撃はホワイトスターのバリアを砕き、内部への突入口を作り出していた。

 

「やりましたッ! エネルギーフィールドの一部が消滅! 内部へ突入出来ます!」

 

「ハガネはッ!? ハガネはどうなったのッ!?」

 

至近距離でのトロニウムバスターキャノンの発射。そのエネルギー反応が凄まじくセンサーが効かず、レフィーナはユンにハガネの安否をらずねる。

 

「お、恐らく、爆発に巻きこまれて……ッ!」

 

センサーが利かず、反応の無いハガネにユンは最悪の結果を口に仕掛けたが、ショーンによってその報告は遮られた。

 

「いや、あれを! ハガネは無事ですぞ!」

 

「確認しました! ハガネはホワイトスターから離脱しつつあります!……で、でも、一体どうやって……ッ!?」

 

ショーンの言葉の後徐々に回復してきたセンサーにハガネの識別信号が出る。だがユンにはあの至近距離でのトロニウムバスターキャノンの射撃に何故巻き込まれたのかが判らず混乱していた。それはレフィーナも同じだったが、ショーンだけがハガネの無事な理由を把握していた。

 

「バスターキャノンの発射と同時に艦首モジュールを切り離し……その反動で脱出したようですな……!」

 

テツヤの重力ブレーキ解除命令はバスターキャノンの反動により、危険区域から離脱する為の指示だった。だがそれは一歩間違えばハガネが轟沈する危険な賭けだった。ショーンの説明を聞いて、ユンもレフィーナも顔を引き攣らせたがショーンだけは楽しげに笑っていた。

 

「いえ。単純かつ無謀極まりない策ですが……テツヤ・オノデラ……流石、ダイテツ中佐が見込んだ男だけのことはありますな」

 

確かに危険で無謀な作戦だった、だがテツヤ達はその賭けに勝った。ホワイトスターに突入する経路が出来たのだから。

 

「艦長、クロガネのビアン博士より通信が入っています!」

 

『これより本艦はハガネの一部クルーを収容し……艦首超大型回転衝角で敵要塞外壁を破壊。PT部隊と共に内部へ突入する』

 

「了解です! では、本艦も……」

 

ビアンの言葉にレフィーナはヒリュウ改もまたホワイトスターへ突入すると続けようとしたが、それはビアンによって制された。

 

『貴艦には後方にいるシロガネの援護、そして私達の脱出経路の確保を頼みたい』

 

「ええっ!? クロガネ1隻で敵要塞内に突撃するつもりですか!?」

 

本来ならばハガネとクロガネの2機による突入作戦だったが、ハガネが艦首モジュールを失っている為必然的にクロガネだけの突撃になる。それを心配するレフィーナだったがビアンは小さく笑った。

 

『心配無用だ、私達は必ず勝つ。と言っても戦争を起こした私の言葉を信用出来ないのは承知だが、今は信用して欲しい。私達は必ず勝つとね』

 

クロガネに着艦していくPT隊とハガネからの脱出艇を見てレフィーナもまた覚悟を決めた。自分達の戦いはホワイトスターの中ではなく、外にあるのだと理解してしまったからだ。

 

『それに……レフィーナ艦長には、武蔵君達の補給をして貰う必要もあります』」

 

「……判りました。貴艦のご武運を祈ります……ッ!」

 

ハガネ達を行かせる為に月面に残った武蔵と教導隊の5人、彼らの道しるべであり、そしてクロガネが戻る場所を守る。レフィーナ達はホワイトスターに突入しないのは足手纏いだからではない、彼らの帰る場所を守る為の戦いをする為にこの場に残り、ホワイトスターへ突入していくクロガネをレフィーナ達は無言の敬礼と共に見送るのだった……。

 

 

 

 

第79話 因果の鎖 その1へ続く

 

 




今回はオリジナル要素は少なめでしたが、アクセルと武蔵の共闘、そしてラウ大佐の生存フラグ、ラウ大佐を回収した4人組が誰かはおおよそは予想がついていると思いますが、今はお口にチャックでお願いします。次回はインセクトケージですが、これも大胆にアレンジして以降と思います。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします。

視点が変わる時にそのキャラの視点と言う事を表記するべきか

  • サイドまたは視点は必要
  • 今のままで良い
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。