蒼き鋼with Silver Shinano 作:Many56
2046年
ある日の夜
横須賀近郊のとある丘
1人の少年がそこにいた。
少年の視線の先には、大海原へと旅立っていく鮮やかな蒼い色をした伊400型潜水艦があった。
「どうして…どうしてだよ⁉︎どうしてなんだ群像おおおお‼︎」
その少年の叫びは、虚しくただ夜空の下に響くだけだった…
2年後
横須賀
海洋技術総合学院
「………」
一人の少年がつまらなそうに講義を受けていた。
ガシャ!
「痛っ」
すると、横にいた色黒の少年に筆箱で叩かれる。
「おい、何すんだよ大介。」
大介「そっちこそ何ボサッとしたんだよ。講義くらいもう少しマジメに受けろよ、進。」
進「わーってるよ。」
彼の名前は
この海洋技術総合学院の生徒の一人で、学年トップの成績を持つ。
その隣に座っているのは
進の幼馴染で、同じくこの学院に通う生徒だ。
大介「おまえ、またアイツのこと考えていたのか?」
進「別に。ただ、俺らはここで何をしてんのかねって思っていた。」
大介「アイツは海に出て、戦っているのにか?」
進「ああ。」
大介「やっぱり考えたんじゃないか!」
すると、黒板の前に立っている講師がこちらを振り向く。
講師「おいそこ!コソコソと何を話している!」
進・大介「す、すいません!」
講義が終わり、昼休みになると二人は食堂に向かった。
進「日替わり定食で。」
大介「俺も日替わりで。」
食堂のおばちゃん「あいよ。」
二人が席を探す中、奥から声が聞こえた。
「おーい、二人ともこっちこっち!」
「席空いてますよー」
大介「おっ、みほ、沙織サンキュー。」
進「太一と康雄もいたのか。」
康雄「まったく、遅いですよお二人さん。」
太一「もう先食べ始めてるから。」
進「少し混んでてな。」
この4人は、2年前の進と大介のクラスメイトだ。
社長令息で、最初はエリートを気取っていたが、進にシュミレーターでフルボッコにされてからは、自重するようになった。
大介「こいつ、講義中また群像のこと考えていたんだ。」
康雄「またですか?」
みほ「まあ、気持ちはわかります。進さんの親友だったわけですし…」
太一「今頃、何しているんだろう?」
大介「海の底でくたばってたり。」
進「おい!縁起でもないこと言うなよ!」
大介「すまんすまん。冗談だよ。」
進「まったく。でもまあ、あれから2年か…」
2年前、進の親友である
霧の潜水艦"イ401"に乗り込んで…
そして、進はそれをただ黙って見届けることしかできなかった。
それ以来、彼の生活はつまらないものになってしまった。
それもそのはずである。なにせ、共に世界に風穴をあけようと誓い合った仲だからだ。
学校から帰る途中、進はいつも横須賀近郊の小高い丘に行く。
そこから401が出港するのを見届けたからだ。
しかし、その日は普段とは少し違った。
丘の上には、一人のロリータファッションをした少女がいた。
進「君は……誰だ?」
やっぱり創作は(2次でも)大変(汗)