蒼き鋼with Silver Shinano   作:Many56

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相変わらずへっぽこです。文章力全く上がらない。字数は増えてきたけど…


第3話 シナノ発進

シナノの姿を見て進は衝撃のあまり、開いた口が塞がらなかった。

 

進「君は、霧…なのか?」

 

シナノ「“元”ね。」

 

進「元?」

 

シナノ「そう。抜け出したの。」

 

進「どうして?」

 

シナノは一度うつむき、海の方へ体を向ける。

 

シナノ「私は、霧の艦隊を止めたい。でも、一人ではもうどうにでもできないところまで来てしまった。」

 

進「止めたい?君は霧なんだろう。止めなきゃいけない理由はないと思うが…」

 

シナノ「あなたが言ったように、今人類は衰退している。このままでは無くなりかねない。それを止めたい。それにもう一つ、霧の艦隊はアドミラリティ・コードに基づいて行動しているけど、私はそれの存在意義に疑問を感じたの。」

 

進「だから、止めたい、と。」

 

シナノは進の方へ振り向いて、

 

シナノ「あなたに力を貸すから、私にあなたの力を貸して。私の艦長になって。」

 

 

進「分かった、シナノ。お前が俺に力を貸してくれるなら、俺はお前の艦長になろう。」

 

シナノはニコリと微笑んだ。

 

シナノ「ありがとう。」

 

 

 

 

それから俺たちは、艦を習熟訓練を始めた。

 

 

 

それから2週間が過ぎたある日、いつものようにみんなで食堂に集まり昼食をとっていた。

 

大介「進、なんかあったか?」

 

進「なんかってなんだよ?」

 

大介「いや、なんだか最近お前あんまりボサッとしてないから。」

 

康雄「そういえば最近帰るのも早い気がしますよね。」

 

沙織「ま、まさか彼女とか!」

 

進「まあ、そんなとこ…かな。」

 

みほ「えーーっ!」

 

太一「マジか!」

 

沙織「えっ誰々⁉︎」

 

進「秘密。それじゃ、先教室行ってるから。」

 

 

進が行った後、他のメンバーで話し合う。

 

沙織「ねえ、進の彼女誰だと思う?」

 

康雄「あの人が彼女って。ありえないありえない。」

 

太一「いや、人は見た目にはよらない。意外とあり得るかも…」

 

そんな中、大介は一人考えていた。

 

大介(あいつが彼女を?いや、絶対ありえない。まさか…)

 

そして一つの結論に至った。

 

大介「なあみんな、アイツ何か隠しているような気がするんだ。」

 

みほ「隠してるって、何をです?」

 

沙織「彼女?」

 

大介「そういう意味じゃなくて、もっと別のことだ。」

 

康雄「別のこと?」

 

大介「とにかく放課後、ついて行ってみようぜ。」

 

みほ「まあ、それが一番の近道ですね。」

 

 

そして放課後、5人は進の後を追っていった。

 

 

 

進はいつものように丘に来ていた。そこには、いつものように彼女がいた。

 

進「待たせたか?」

 

シナノ「別に。いつも通りの時間。」

 

進「出航予定まで、あと2週間。その1週間後にSSTOの発射がある。」

 

シナノが頷いた瞬間、海の底から白銀の船体が姿を現す。

 

進「そこでアイツらと合流だ!」

 

 

その直後、後ろから毎日聞いてきた声が聞こえた。

 

大介「なーるほど、そういうことだったんだな!」

 

進「‼︎…大介!お前なんでここに…⁉︎」

 

大介「後ろからつけて来たに決まってるだろ。それと、つけて来たのは俺だけじゃない。」

 

大介の後ろから他の4人が出て来る。

 

沙織「やだもー、何これ!」

 

みほ「まさか、霧だなんて。」

 

康雄「完全に想定外ですね。」

 

太一「でもまあ、進ならやりかねないな。」

 

進「はぁ。まったく、お前ら。」

 

進は頭を押さえる。しかしすぐに戻す。

 

進「悪いけど、止めないでほしい。」

 

大介「そう言うと思ったよ。どうせ俺らが止めても…何があっても行く気満々なんだろ。」

 

進「分かってくれないか。」

 

そう言いかけた瞬間、衝撃の言葉飛んできた。

 

 

 

大介「それなら、俺も乗せろ。」

 

みほ「私もおねがいします!」

 

沙織「みほも乗るなら私も乗る!」

 

康雄「一人だけだなんて水臭いですよ。」

 

太一「そうそう。」

 

進「お前ら…」

 

大介「指くわえて見てんのが悔しいのは、お前だけじゃない。それに、お前一人だけっていうのも気が気でない。」

 

進「分かって言っているのか?命の保証はないんだぞ。」

 

大介「こっちの台詞(セリフ)だ。」

 

その様子を静かに見ていたシナノが口を開く。

 

シナノ「フフフ、フフフフフ。進の友だちって面白いね!それで、どうするの?」

 

進「わかったよ。みんな、力を貸してくれ!」

 

一同「おう!」

 

 

 

 

そして2週間が経ち、全員がシナノへ乗り込む。

 

 

 

進「シナノ、発進‼︎」

 

 




はい!シナノ出航しました!次の第4話はもちろんアニメ本編への介入です!

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