先輩が書いた議事録は、手記じゃないですか?   作:東條九音

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初回の会議 後編

バトンタッチと言わんばかりに、自分の肩に触れてから座る如月さん。

如月さんが座ったところで、自分が立ち上がる。

 

「えーっと、3年A組古夜詠海。趣味、散策とコレクション、あと読書。好きな食べ物類は特にない」

 

そう言って座る。次どうぞと小声で促すと、次の人物が立ち上がる。

 

「1年A組、雪姫月乃。趣味は、オンラインゲームと、衣装製作。好きな、ものは、チーズケーキと、ホットミルク、です」

 

そう言って月乃さんは、軽くお辞儀をして座る。

 

ちなみに察しの通り、雪乃さんの妹さんにあたる。

整然とした雪乃さんと違い月乃さんは、少し引っ込み思案。しかし芯は強い女の子。

 

「最後は私ですね。私は1年A組の歌風美音です。趣味はギターを嗜む程度と、休日にお店巡りをすることです。好きなものはスイーツ類とモフモフしたものですね」

 

歌風さんはなかなか情報量の多い自己紹介を行い、席に着く。

 

一周したところで、柑條が口を開く。

 

「え~っと、実はなんだけどね、ここには居ないけどもう一人、赤城莉桜って子が居るからよろしく」

 

この場に居ない人物、赤城莉桜。

学園のコンピュータ関連を、一手に引き受けている人物。学園のみならず、社会的にも既に取引を行っている…らしい。(社会的に~っと言うのは本人談)

 

幅広く関わっていてゲーム系統が多いとの事。自分は機械には疎いのでよく知らないが、ゲーム好きの間では、赤城のハンドルネームは有名らしい。(月乃さん談)

 

プロフィールとしては、3年A組不登校児。登校するのは年の3分の2でいつ来るのかは不明。多分男子。直接は会ってはいないが、やり取りの口調が素っ気なく男っぽい。一人称は僕だったし。

 

と言うか切実に、男子であってと願う。ただでさえこの生徒会室は自分以外、全員女子だから。

何で?何で女子しか居ないの?普通均等に男女半分ずつか、どちらか一方のみだろ?今にして思えば昔から、こうなる事は多かった様な……

 

「莉桜とのやり取りは、メールで行うことになるから、携帯を常に持ち歩いてね!特にみーくん!」

 

自分がよくフラフラと歩き回る事を知っている柑條が、携帯の持ち歩くように釘をさす。

 

捜す側の話だと、居所が掴めず捜すのが大変らしい。

 

「わかった。けどまぁ保証はできん」

 

まぁ持っていても、気付かない可能性もある。ってか、機械に弱いから、最低限しか使いこなせないので、あまり期待しないでもらいたい。

 

「持ってくれるだけでも、捜す苦労が違うから」

 

「そういうものか?」

 

「そーいうもの。っとまぁ、自己紹介も終わったし、本題の役職発表だよ。事前に聞いておいた要望と、先生方の意見を参考に配置しました。まずは副会長、雪姫雪乃」

 

「わかったわ」

 

「如月天音」

 

「はいはい~」

 

「次書記、雪姫月乃ちゃん。会計、歌風美音ちゃん」

 

「「はい」」

 

「庶務、古詠夜海」

 

「ん」

 

「特殊役員、赤城莉桜。以上」

 

「「「「「……特殊、役員?」」」」」

 

言った柑條以外、疑問を浮かべる。

 

「私も詳しく知らないからね?顧問の先生に聞いとく。ってことで今日は解散~」

 

 

 

後日追記

最後の特殊役員とは

赤城の役割が一般からそれ以外まで、つまり話せない事まで担当するから、名称が特殊役員。

 

 

 

 

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