アラホロ亭繁盛記~アーランドの酒場と錬金術士達~   作:よるのこ

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こんな一幕もあったりすればいいなぁという妄想の産物です。
まったり楽しんでいただければ幸いです。


アラホロ亭繁盛記 ~プロローグ~

 アーランドはこの大陸で最も栄えている都である。住んでいる人間の総数も大陸一ならば、その生活を支えるための施設も、人口に追随して増加していくのは必然とも言える。

 故に実に多くの飲食店がアーランドで店を構えており、我こそはアーランドで一番の店だという気構えで互いに鎬を削っている。

 

 そんな飲食店業界における戦場とも言えるこのアーランドで、頭角を示している店が二つ。かのアーランド共和国首相でさえ、たまの休みに訪れて、日頃の疲れを癒すという二つの名店。

 一つはアーランドで古くから営業を続けており、長年アーランドの飲食業界のトップに立ちながらもその立場にあぐらをかかず、店主が代替わりしても味の研鑽を決して欠かさず、精進を続けている老舗「サンライズ食堂」

 そしてもう一つこそが、数年前に店を始めて見事に大人気となった、アーランドの舞姫とも称される女性が店主を努めている、新進気鋭の酒場「アラホロ亭」だ。

 

 踊りの修行で各地を巡ったこともあるという努力家の店主の、勉強の賜物でもある種類豊富なお酒の類か。

 あるいは店主の旧知というサンライズ食堂の先代店主が直々に手ほどきをしたという、お酒と合わせればどちらも引き立て、また合わせなくともとても美味な料理が目当てか。

 はたまた時折行われる、アーランドの舞姫が魅せてくれる、その名前に恥じない人々を魅了して止まない圧巻のステージか。

 もしかしたら、堂々と店主もステージもこなしているけど、実はとっても恥ずかしがり屋だという、一生懸命頑張る店主のそのギャップに、心を撃ち抜かれてしまった人なのかもしれないけど。

 

 老若男女問わず、理由も様々な多くの人々が思い思いに楽しむ。それこそがこの「アラホロ亭」の日常にして店主「リオネラ・エインセ」の求めていたもの・・・・・・。

 

 そんなアラホロ亭の、いつもの日常に今日はちょっと変わったアクセント。 

 訪れたのは少し珍しい組み合わせ。

 一人は店主のリオネラにとって大切な友人であり恩人でもある、このアーランド共和国発展の立役者でもあり、その名を国中に轟かす偉大な錬金術士。

 そしてもう一人は、彼女の一応は直系の弟子にあたる、遠く離れた東の大陸の出身であり、こちらで学んだ錬金術をもって故郷の発展と調査に大きく貢献し、アーランドにも多くの利益と更なる発展の兆しをもたらしたという、これまた輝かしい功績を持った錬金術士。

 

 さてさてアーランドの至宝と言っても過言ではない二人の錬金術士はアラホロ亭でどんなお話しをしているのか、

 

 ~一つ耳を傾けてみるといたしましょう~

 

 




プロローグなので何だか小説というよりもお店紹介のようである。
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