ご注文はうさぎですか?シスターズライフ!! 作:しゅみタロス
梅雨入りのラビットハウス 午後の営業時間
ナギ「客一人来ないな‥‥‥いつもは忙しいはずの接客すら、今日は殆ど回らないし」
リゼ「梅雨入りの影響で、外出しない人が増えてる影響かな」
リゼはマグカップに二人分のコーヒーを淹れてナギに渡す。
ココア「zzzzzzzz」
ナギ「営業時間に寝てる奴もいるし今日はもう、休み同然だな」
チノ「ナギ兄さん、言ってしまうとここ数日業務が止まってるだけなので、ラビットハウスは実質休みと言う訳じゃ無いです。そもそも仕事が無くても何か理由がない限りは出勤しなきゃいけません」
ナギ「別にサボるつもりは無いけどさ、ただこうして時間だけが過ぎていくのもつまんないなって思ってさ」
スマホでラインを起動すると、以前の楽と千棘の二人が楽しそうな写真を何枚も送っていた。
※ニセコイのクロスオーバーについてはオーダー5を見てください。
ナギ「楽も楽で青春謳歌してるなあ」
ココア パチッ「うう、今何時~」
眠そうな顔と共にあくびするココアに、チノが時計を見せる。
チノ「お店に来てから2時間弱です。本当は営業中に寝るのは良くありませんが‥‥‥」
ナギ「大丈夫か、ココア?まあ、俺だって暇なら寝たいけどさ」
ナギはココアの目の前にカフェラテを差し出す。
ココア「ありがとう」
ナギ「後、2時間ぐらい営業が続くから頑張れ」
ココア「それなら‥‥‥」
ナギ「おっと、いきなり来るなあ」
案の定ココアはナギの身体に抱き着く。
ナギ「いつまでこの状態でいるんだ?」
ココア「お兄ちゃんの匂いで充電してるから、10分くらいかな?」
ナギ「我儘な妹だな。全く‥‥‥」
呆れに似た苦笑いでココアの頭を優しく撫でる。
そしてリゼは‥‥‥
リゼ(またココアを甘やかしてる。見ているこっちの身にもなってよ‥‥‥。ああ、私もあんな風に甘えて‥‥‥)
チノ「リゼさん不機嫌そうですがもしかしてうらやましいんですか?」
リゼ「ああ。ちょっと妹として、見るに堪えないというか‥‥‥」
ナギ「ごめんな、リゼ。気に障ったか?」
リゼ「今日の所は許そう。ただしその分、私を楽しませろよ」
ナギ「それじゃあ、今夜もベッドの上で過激に行こうか?」
チノ「ちょ、何の話してるんですか!!そういう卑猥な事を兄妹でやるつもりじゃ‥‥‥」
ナギ「色々と説明するとアレに捉えかねないと思うが、別に俺は卑猥な事してねーよ」
ココア「充電完了~♪これで頑張れる!!」
ナギ「なんか複雑な気分だ‥‥‥」
妹たちに迫られるナギは心の中でいつか捕まりかねないと思っていた。読者(メタ発言)から見ればロリコンに見えるがロリコンではないし変態でもない。ただの成人前の純粋な
男子、それがナギである。(忘れてると思うので彼の名誉の為に言っておいた)
だが梅雨の中で更に彼を悩ませる、ある人物がラビットハウスに近づいてきた。
???「久々のラビットハウス、なっちゃん元気かな~♡」
ナギ「とりあえず人が来るまでどうしようか?」
チノ「新メニューの考案を手伝ってくれま‥‥‥」
カランカラン
ナギ「あっいらっしゃいませ~って‥‥‥」
リゼ「あ‥‥‥」
傘を折りたたむその大人びた女性は‥‥‥
???「なっちゃん久しぶりー会えて良かったー♡」
いきなり甘い声でナギに抱き着く。
ナギ「のああああああ!!あ、青山姉さん!!胸が、胸がアアアア!!」
リゼ「ああああ、青山さあああん。やりすぎだあああああ」
ココア「ずる~い、ココアもお兄ちゃん抱く~!!」
リゼ「お前ら、いい加減にしろおおおおお!!」
チノ「よりによって何故この人が‥‥‥」
数分後
ナギ「ハアハア、死ぬかと思った。とりあえずお帰り、青山姉さん‥‥‥」
リゼは氷水をナギに渡し、ナギは一気にそれを飲み干した。
青山「もう、見ない間に良い男の子になっちゃって~。良い身体つきにもなって、嬉しいわ♡」
ナギ「一体何を考えてるんだ、この人は」(もう年齢的にヤバイのに平然とハグしてくる辺り、イマイチこの関係まずいような気も‥‥‥)
ナギは額に手を当て、ため息をつく。
ナギ「とりあえずナレーター、俺が休んでる間に読者にこの人の説明頼む」(メタ発言)
と言う訳で説明に入ります。
青山ブルーマウンテンさん。ラビットハウスの古参の常連で小説家。ラビットハウスのお客さんだった頃のナギとはよく相席で会話をしていた仲で、年齢的にも2歳しか違わなかったため、青山さんはナギを弟のように可愛がっていた。ナギもまた、姉のように青山さんを慕っていたのだが‥‥‥
これがナギの受難の始まりだった。
ナギが中学生になる頃には最早暴走しており、過剰なスキンシップや色仕掛けをするようになっていった。そればかりか周囲の人間には、ナギの姉であり、未来の妻を自称するほどに、弟愛が深くなっていたほか、ナギが中学卒業後にバリスタ養成校に進学した際には、借りているアパートに勝手に入って家事仕事をして同居していた。挙句、文化祭で妻の特権と称してデートするなど、明らかにナギへのベタ付き具合が酷かった。その為ナギは青山さんを大事に思っているものの、苦手意識を持ってしまうという、矛盾した意識を抱える事になったのだ。つまりは‥‥‥
ナギ「リゼと同じく度の過ぎたブラコンになったという訳だ‥‥‥」
青山「何を話してるのかなー、もしかして困ってる?ウフフ、可愛い♡」
ナギ「そもそも困ってる理由8割青山姉さんだよ!!」
青山「もう、照れちゃって~♡」
むぎゅうううう!!
ココア・リゼ・チノ「ヴェアアアアアアアア!!」
肩の紐を緩めてナギと身体を密着させる。
ナギ「なあああああああ!!」
青山「お互い身体も申し分ないし、今夜ホテルに来ない?二人で夫婦の営みを‥‥‥」
ナギ「俺まだそういう類をやる年齢じゃないから!!放せえええええ!!3人共手を貸して‥‥‥」
するとココア、チノ、リゼはナギの前で制服を脱いで下着を醸す。
ナギ「え、嘘だろ‥‥‥」
ココア「我慢‥‥‥出来ない‥‥‥」ハアハア
リゼ「もう限界だ‥‥‥この状況なら何やっても問題ないだろ‥‥‥」ハアハア
チノ「私を本気にしたんだから、身体で払ってもらいますよ‥‥‥ナギ兄さん‥‥‥」ハアハア
ナギは余りの恐ろしい光景を目の当たりにして出てきた言葉はこれに尽きた。
ナギ「もうだめだぁ‥‥‥おしまいだぁ‥‥‥」
3人「覚悟は出来てるよね、容赦しないよ」
ゴゴゴゴゴゴゴ‥‥‥
ナギ「アッーーーーーー♂」
夕方を告げる鐘の音と雨音と同時にナギの叫びが町の中に響いた。
しゅみタロス「と言う夢を見た。どうもありがとうございました。」