ご注文はうさぎですか?シスターズライフ!! 作:しゅみタロス
10年前
ロシア同盟国におけるロシアの第2都市、カウントゲートがロシア同盟国から独立発表した事でロシア同盟派と独立派軍による戦争が勃発し、カウントゲートは戦火に包まれた。結果は両軍とも痛み分けに終わり、都市部はほぼ壊滅状態。生存者すら奇跡ともいえる状態だった。そんな壊滅したカウントゲートの建物の物陰で隠れていた一人の少年がいた。
ガリッ「もう三日、同じものだな・・・」
敵の物資から奪った林檎、残り少ない水。少年は終戦後から一人だった。帰る場所も、家族も、自分の人生も失い、逆に死んだ方が良いとすら思うような何もない人間となってしまった。だが数日後、彼に救いが訪れた。
カウントゲートに三台の軍事トラックと、一台の高級車がやって来た。
軍人1「一週間も遅れましたが、生存者なんているんでしょうか?」
軍人2「確かにこの様子じゃ本当にいたら奇跡ですよ……」
すると、高級車に乗っていた眼帯の男性が、咥えていた煙草を踏みつける。
眼帯の男「奇跡というのは待つものじゃない!必ず生存者はいる。その可能性を信じて俺たちはここへ来た。探せ!それだけが俺の命令だ。」
少年はその様子を見ると銃に弾を込め、軍人がいなくなった所を狙って眼帯の男に近づき、銃を突きつけた。
少年「動くな、何者だ、お前たち。」
眼帯の男は不意打ちに出てきた少年に対し、少し動揺しつつ少年に聞く。
眼帯の男「君、まさか生存者か!!」
少年「そうだ、生存者は俺一人だ。お前たちがここへ何をしに来たのか聞いている。」
眼帯の男は敵意の無い事を証明するために何をしに来たのか答えた。
眼帯の男「軍の難民支援でやってきた。生存者を探して保護するために。」
すると少年は高級車のウィンドウに目をやると銃を下ろし、こう伝えた。
少年「ここには来るな。俺にも関わらなくていい。」
眼帯の男「なぜ、そう言う。」
少年「お前には家族がいる。大切な物がある以上俺はお前を殺せない。」
すると少年は銃を自身の頭に向け、引き金に指をかけるとこう伝えた。
少年「俺にはもう何も無い、ただ幸せな人間に会えて満足だ。悔いは無い。」
少年は涙を流しつつ。銃の引き金を引こうとする。
少年「じゃあな、幸せ者。」
だが……
ズガァ!!!
眼帯の男は手で銃を払い、少年に向かって涙ながらに叫んだ。
眼帯の男「簡単に死を選ぶな!!」
そして眼帯の男は少年を抱き、答えた。
眼帯の男「なければ俺が作ってやる。もう苦しむ事なんてない。」
少年「!?……本当に、作ってくれるのか?」
眼帯の男「勿論だ、だから‥‥‥俺の養子となれ。」
少年はそれを受け入れるとこう答えた。
少年「ありがとう‥‥‥」
少年は高級車に乗り、カウントゲートを離れる。すると車の運転手が少年にカップを渡す。
運転手「自信作のコーヒーだ。気に入ってくれるとありがたい。」
少年「えっとあなたは‥‥‥?」
運転手「香風タカヒロだ、君とは長い付き合いになると思う。よろしく。」
少年は豪邸に着くと、眼帯の男に何かを尋ねようとする。
少年「
すると眼帯の男は少し笑いつつこう答えた。
眼帯の男「君は俺の息子だ。そう呼ばずに父さんと呼びなさい。」
少年「ありがとう、父さん。」
天々座「入ろう、家族が君を待っている。」
そして少年は天々座家に入ると家族を紹介された。そして不思議そうに一人の女の子が少年を見つめていた。
天々座「俺の娘、天々座
少年「はじめまして。」
不器用な返事にリゼは笑顔で返してくれた。
リゼ「よろしく、兄さん。」
天々座「そして今日から君は‥‥‥
天々座
ここから今の自分が始まった。