ご注文はうさぎですか?シスターズライフ!! 作:しゅみタロス
夜の静けさと街の明かりが輝く中、ナギは少し気取った白いシャツの上から青いジャケットを羽織る。
ナギ「こんなに嬉しい事は無いからちょっと気取ってみたけど悪くないな」
今日はリゼの誕生日、兄として、恋人として一日リゼとデートをする。
ナギは財布とスマホ、そしてプレゼントの入った黒い紙袋を手にして部屋を出た。
リゼ「待ってたよ、兄さん」
青のニーソが眩しくナギの視界に入る。
リゼ「兄さんってニーソックス好きだよね。イケナイ事するときはいつも要望してるし」
ナギ「ニーソックスほど、目を奪われるものは無いよ」
リゼ「行こ♪好きなだけ付き合ってくれるんでしょ♡」
ナギ「今夜のデート、ゾクゾクするねぇ」
リゼ「仮○ライダーダ○ルのフィリ○プ君じゃん」
ナギ「その言葉待ってた」
軽い話をしつつ、二人は外へと向かった。
ナギ「今日はリゼが行きたい所、買いたい物、何でも買ってやるぜ」
リゼ「じゃあ‥‥‥」
リゼが指をさしたのは先は‥‥‥
リゼ「このスマホカバーの店、高くて買えない物が多いからためらってたんだ」
ナギ「確かに、オタク向けのタイプから革製の者まで凄いラインナップだな」(1つで6000円のブランドモデルもある。高校生には高嶺の花だな)
するとリゼが2セットタイプのスマホカバーを持ってきた。
リゼ「兄さん、これが欲しいんだけど、買ってくれる?」
リゼの持ってきたスマホカバーには白地でピンク色のラメのハートが描かれていた。
それもスマホをくっつければハートの形が完成する。カップル御用達アイテムだった。
ナギは嬉しそうに支払いを済ませるとスマホにカバーをはめる。
ナギ「これいいな、リゼの愛が感じられる」
リゼ「兄さんとお揃い、凄く嬉しい」
二人はスマホを並べて笑顔を見せた。
二人は街で予約していたイタリア料理の店の座席でノンアルコールドリンクをグラスに注ぐ。
ナギ「リゼ、お誕生日おめでとう」
リゼ「ありがとう、兄さん」
グラスを交えると二人はイタリア料理を愉しむ。初めての高級フレンチだったが優越感と今日の特別さを味覚で感じる。ナギはその最中で黒い紙袋をチラチラと目にする。
ナギ(これを渡すのは食事の後の方がいいな)
リゼ「何か夢みたい、兄さんとこういう店に来てるの」
食事を終えて中央の広場を散策する中、ナギは意を決してリゼに黒い紙袋を渡す。
ナギ「俺から、本命のバースデープレゼント」
リゼ「おおー、待ってました!!」
リゼは目を輝かせて黒い紙袋を開けた。中に入っていたのは‥‥‥
リゼ「これは‥‥‥」
アメジストの輝くバングルだった。
ナギ「リゼがよくアクセサリーの本を読んでるの見て、いつも物欲しそうに見ていただろ。リゼの気持ちに応えたくて頑張って貯金して買ったんだ」
するとリゼは嬉しさをこらえ切れず、ナギの身体をギュっと抱きしめる。
リゼ「ありがとう、兄さん!!」
ナギはリゼの頭を撫でて伝える。
ナギ「リゼ、俺はお前の兄で良かったって思ってる。生まれて来てくれ、ありがとう」
リゼ「兄さん、私の事、好きなだけ愛してくれるよね」
ナギ「勿論」
リゼ「それじゃあ、私と身体を重ねて‥‥‥」
ナギ「いくらでも愛するよ」
二人は宿を取って、心あるがままに激しく抱き合った。
眠りについてしまった二人はそのまま朝に帰宅する。
ナギ(朝帰りになるとはな‥‥‥まあ今回ばかりは父さんも許してくれるだろう)
ナギは自室に入るとベッドの上であの夜の事を考えながら眠りについた。
その一方でリゼはバングルをナギの写真の置かれたベッドの横に飾る。
リゼ「兄さんが私を愛してくれる、それだけでドキドキする」
顔を赤く染めてナギの写真を見つめるリゼの太腿を水が伝っていく。
イケナイ関係にまんざらでもない二人だった。