ご注文はうさぎですか?シスターズライフ!! 作:しゅみタロス
とある春休みの事
フルール・ド・ラパン
シャロ「お待たせしました、ハーブミックスティーです」
ナギ「ありがとう、良い香りだ」
ハーブティ―を注ぎ、嗜むナギの隣にシャロが座る。
シャロ「それで、話というのは……」
ナギ「単純にちょっと出かける前に声を掛けたかっただけ」
シャロ「お出かけですか?」
ナギはハーブティ―を飲み終わると語り始める。
ナギ「ココアが明日から実家に帰るんだ、その時にモカ姉さんから誘われてご挨拶で一晩泊まる事になったんだ」
シャロ「成程、嫁のご両親にご挨拶ですね。グへへへ」
ナギ「そういう受け取り方してほしくなかったなぁ」
シャロの悪い笑顔を少し苦笑いするナギにシャロは耳元で囁く。
シャロ「場合によっては姉妹まとめて食べちゃう事も出来るんですよ?モカさんの極上の身体をさぞかしオイシイでしょうね~♡」
ナギ「モカさんの……身体を……」
ナギの脳裏に浮かぶ……モカさんの姿は……
ナギ「いやいやいやいや、それはダメだろ!!」
シャロ「えっちぃ想像してから否定するのはムッツリですよ。お兄ちゃん♡」
その夜の事
ナギ「荷物はこれで良し」
荷物を準備した後、ベッドに飛び込もうとするその時、
コンコン!!ガチャッ
リゼ「兄さん、入っていい?」
ナギ「リゼか、どうした?」
リゼはスカートをめくり、真ん中に指を当てる。
リゼ「二日間いないんでしょ?私を一人にするなら抱いてほしい。だってもうこんなに濡れてるんだから」
スカートの下にはっきりとよくわかる染み、ナギはベッドの引き出しから10枚つづりのゴムを取りだす。
ナギ「3回ぐらいでいいか?」
リゼ「いいよ、早く入れて?」
ナギはリゼを抱きながら、リゼが腰を振り、甘い声を出しながら快楽に浸った。
翌日
ナギ「昨日はちょっとやりすぎたな……」
ナギは滋養強壮ドリンクを飲みながらココアとバスを待つ。
するとバス停に元気なあの声が聞こえてきた。
ココア「おっはよー、お兄ちゃん☆」
ナギ「ああ、おはよう。時間丁度いいな」
ココア「だって今日はお兄ちゃんとお姉ちゃんと一緒に泊れるんだもん。待ってる方が無理だよ」
ナギ「まあ、久々に家族と会えるんだからそりゃあ嬉しいよな」
ブロロロロロロ……
ナギの目の前を大きな赤いバスが走り、バス停に停車する。二人はバスに乗ると扉を開けて桜を眺めながら揺れる。
ココア「お兄ちゃん、たまごサンド作って来たけど食べる?コーヒーもあるよ」
ナギ「用意が良いな、頂こう」
バスで揺れる事30分、目的のバス停に停車した二人は荷物を下ろしてバスを降りる。ココアの案内で山を歩いて行くとその場所に到着した。
ナギ「ここが実家か、ベーカリー保登。マイナスイオンの綺麗な場所にあるんだな」
ココア「早く、入ろう!!」
ココアが扉を開けるとそこでは丁度焼きたてのメロンパンを並べる一人の女性がいた。
ココア「お母さん、ただいまー」
ココアの母「おかえり~、元気そうで良かった~。それにそこにいるのがナギ君?」
ナギ「初めまして、天々座奈義です」
ココアの母はナギを顔をニコニコとしながら見つめる。
ココアの母「案外可愛い顔してるのね?」
ナギ「あ、いや、その……」
すると後ろから
モカ「ちょっと、私の弟君で勝手に遊ばないで、ぷすー」
ナギ「モカ姉さん、お久しぶりです。一晩だけですがよろしくお願いします」
モカ「ええ、こちらこそ、楽しい時間を過ごしましょう♡」
するとココアの母は紅茶とさっきのメロンパンを持ってくる。
ココアの母「丁度焼きたて出した所だから、お茶会でもしましょ♡」
ナギ「それじゃあ、頂こうかな?」
モカ「私も、今晩美味しく食べさせてもらうわね」
ナギ「今晩?」
モカは唇に人差し指を当て、ナギにウインクする。
ナギはメロンパンを食べながら少し考えた。
ナギ「まさか……」
ココアの母「ナギ君はココアちゃんと一緒の部屋で良いかしら?」
ナギ「ココアと寝るんですか、俺?」
ココアの母「お兄ちゃんなら、妹の隣に居ても不思議じゃないでしょ?」
ナギ「じゃあ、そうさせていただきます」
その後は美味しい食事を頂きながらラビットハウスでの日常の話やトランプゲームに興じたり、楽しい時間を過ごした。
そんな中、ナギはお風呂に浸かりながらリゼに電話をする。
リゼ『そっちでは楽しそうにしてるみたいだね』
ナギ「そういうリゼはどうしてる?」
リゼ『一人じゃ楽しくないからこっちもシャロと千夜と3人でお泊り会だよ』
ナギ「そっか、まあ、楽しくやってるなら安心した」
リゼ『帰ったら2日分私を満たしてよね?」
ナギ「分かった」
お風呂に上がり、黒いシャツへと着替えたナギはリビングに入るとモカさんがレモンティーを作っていた。
モカ「一緒にどうですか?」
ナギ「それじゃあ、寝る前に一杯」
レモンティーを嗜みながらモカさんはナギに聞く。
モカ「ねえ、ナギ君はココアの事どう思いますか?」
ナギ「妹として、可愛いと思いますよ。いつもココアに振り回されてるけど個人的には楽しいです」
モカさんは嬉しそうな顔をする。
モカ「ココアをそう思ってくれるなら、姉として嬉しい限りです」
話を終えてナギはココアの部屋に行くと沢山のぬいぐるみに囲まれた部屋でココアより先に眠りについた。
その夜の事
ココア「お兄ちゃん!!」
ナギ「ん……」
眠い目を擦り、起き上がるナギの視界にココアが写る。
ナギ「どうした?」
ココア「わかってるよね?」
ナギはココアの問いかけを理解するがナギの口元が硬くなる。
ナギ「ここでするのかよ、ヤバいんじゃないか?」
ココア「出来る限り声抑えるから、やって」
ナギはココアの服のボタンを外し、服を脱がすとその後ろから扉が開く。
モカ「あら?お楽しみ、始まっちゃった?」
ココア「お、お姉ちゃん!!」
ナギ「あ、も、モカ姉さん!!これは……」
(まずい!!こんな場所見られた以上タダで済むはずがない!!下手したらサツのご厄介になりかねない!!)
だが帰って来た反応は真逆だった。
モカ「ナギ君、ココアも良いかもしれないけど、大人のお姉さんの身体は興味ないかしら?」
ナギ「え、まさか……」
モカ「弟君がお姉ちゃんに甘えて良い様に、お姉ちゃんが弟を甘やかすのは当然」
モカさんは胸元を開けて服をはだけさせ、ナギを見つめる。
モカ「ナギ君にどんなことされちゃうのか?楽しみだわ♡」
ココア「お姉ちゃんと私、同時にイかせてよね」
ナギは目の前の下着姿の姉妹に迫られ、リゼに懺悔した。
ナギ「ごめん、リゼ……どうやら俺はここまでみたいだ……」
ココア・モカ「さあ、私たちを気持ちよくしてね♡」
この後何が起きたか覚えていない。朝目覚めた時にはランジェリー姿の姉妹がナギのサイドで挟むように眠っていた。
ナギは翌日、お土産のパンを沢山抱えて街に帰って来た。その後はリゼとの夜を過ごすが結果的にナギはモカさんに手を出したことに罪悪感を感じていた。
あのお泊りから5日のある日、モカさんから手紙が届いた。
ナギ君へ
元気にしていますか?あのお泊り会の夜での出来事は少しやりすぎてしまいましたね。私はナギ君と一夜を過ごせたこと、すごく嬉しかったんです。ココアも私もあなたを愛しています。でも、ナギ君が選んだリゼちゃんの事は生涯私たち以上に大切な存在だと言う事を忘れないでください。お兄ちゃんとして、恋人としてのナギ君とリゼちゃんの幸せを祈っています。
ありがとう、私の可愛い弟君
モカより
手紙を読み終えたナギは部屋を出てリゼに声を掛ける。
リゼ「どうしたの、兄さん」
ナギ「ちょっと、デートに行かないか?」
自分にとって大切な物、それはリゼである。
しゅみタロス「久々にエロいの書いた……どうもありがとうございました」