ご注文はうさぎですか?シスターズライフ!!   作:しゅみタロス

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オーダー5 サンドイッチっと言えばツナかエッグかでやたら迷う事ある?俺はその類だけど。

ナギ「これでいいかな‥‥‥」

ラビットハウスで仕事を始めて最初の週末の事、ナギはリゼとデートに行く事になった。

ナギ「まさか初デートが妹って何か変な感じだな。それに‥‥‥」

5秒の沈黙の後、出てきた言葉は‥‥‥

ナギ「ものすっごい犯罪臭を感じる!!」

(※血は繋がってないので毒牙にかけてもオールOKです。)

ナギ「アウトだよ!!テロップもっと自重しろよ!!」

メタ発言と共にテロップを殴りつける。

ナギ「とにかく、そろそろ家を出よう」

ナギは財布とスマホをウエストポーチに入れ、部屋を後にした。

外を出ると、庭に植えてある林檎の木の下でリゼが待っていた。

リゼ「兄さん待ってたよ」

ナギ「ああ、待たせてごめん」

ぎこちないナギにリゼはクスリと笑った。

ナギ「何がおかしんだよ」

リゼ「兄さんってニーソックスに目が行くから案外ムッツリだよねって思って」

ナギ「年上をからかうもんじゃないぞ」

リゼ「それにスカートも兄さんがドキドキするような短さにしてみた。興奮するでしょ?」

ナギは悟った。

ナギ「リゼの奴、誘ってやがるな。それにラビットハウスでの口調や性格の差がありすぎる」

このままホテルで一夜を‥‥‥

ナギ「ナレーション少し黙れ」

はい。

ナギ「とりあえず出発しようか」

ナギは手を出すとリゼは嬉しそうに手を繋いだ。

リゼ「今日だけは私を女の子として見てよね♪」

ナギ「何言ってんだ、俺はリゼを女の子として見てるよ。今も」

リゼ「良かった」

ナギはその様子に微笑むとリゼと二人で家を後にした。

 

隣町まで電車に揺れる。ナギの側からリゼは離れる事も無く、ただリゼの甘い笑顔にナギの表情も綻んでいた。

 

一方で、電車に乗る一般客から見れば俺とリゼはリア充だ。案の定、周囲からは心なしか重苦しい空気を心感じていた。

 

電車が止まると改札口を出る。駅を抜けるとそこは、多種多様な店舗が立ち並び、沢山の人で賑わう現代的な街並みだった。

ナギは携帯のマップを頼りに、リゼとしっかり手を握って映画館へと向かうのだった。

 

その頃同じ場所では‥‥‥

???「恋愛雑誌の懸賞でまさか当たるとはな。何か呪われてるんだろうか‥‥‥」

彼の名前は一条楽。高校2年生でヤクザの息子である。

???「そういう私の皮肉みたいに言うのやめてくれる?私が〇カチュウ好きなの前々から知ってたでしょ」

彼女は桐崎千棘。楽の恋人?でありギャングの娘。

楽「まあ別にお前の事は別に悪く思って無いけど、何かこの恋人関係に終止符打ちたいなって思ってさ……」

バゴッ

楽「グフゥ!!」

千棘「信じらんない!!この関係に終止符なんて、どんだけ私の事嫌いなのよ!!」

楽「あのなあ俺たちはそもそも正当な恋人じゃなくて‥‥‥」

千棘「うっ、ううっ」

突如として千棘が涙を流し始める。これはまずいと感じた楽は、千棘の顔を優しく撫でた。

楽「ごめん、言い過ぎた。この関係の事に文句はもう言わないからもう泣くな」

千棘を何とか泣き止ませ、楽は彼女と共に映画館へと向かった。

 

受付でチケットを確認してもらい、リゼとナギの二人は待合室でドリンクを購入しつつ座席へと座る。その座席の横には楽と千棘も座っていた。

ナギと楽は何の因果か口をそろえてこう呟いた。

ナギ・楽「女って案外疲れるな~」

ナギ・楽「え?」

ナギと楽は何の因果か口をそろえてそう呟いた。あまりのタイミングのよさに、ナギと楽はお互い顔を合わせる。

楽「苦労してるのは俺だけじゃなさそうだな」

ナギ「ご愁傷さまです」

5分後

楽「喫茶店で働いてるんですか?しかも19って事は先輩ですね」

ナギ「高校生で家がヤクザとは気が抜けない環境ですね。俺だったら胃痛起こしてるよ」

千棘「軍人の家柄なのね。それに私よりも身長低くて可愛いと思うわ」

リゼ「ギャングの娘と言う千棘さんも共感できるな。物を壊す癖も私と同じだ」

ナギ「楽、これから隣の席とか迷惑じゃないかな」

楽「問題ないですよ先輩」

千棘「私はリゼちゃんと見ていいかな?」

リゼ「それなら是非一緒に!」

5分ぐらい互いの話でもりあがり、気が付けば両者はすっかり意気投合していた。

 

上映開始

ナギ(〇カチュウモフモフだ、こういうぬいぐるみ後で物販で探してみるか)

楽(ポケモン映画とは聞いていたが序盤で事故シーン見る事になるとは‥‥‥)

物語中盤

千棘(巨大なド〇イトス。まるで動く島みたい)

リゼ(ゲッコ○ガの水手裏剣、カッコいいなあ……)

物語終盤

楽(〇カチュウがミ〇ウツー相手に善戦してる)

ナギ(人をポケモンにするとか恐ろしい発想だな……)

千棘(ミ〇ウツーは悪い人じゃ無かったんだね)

リゼ(よし!洗脳を解いた。形勢逆転だ)

上映終了後 物販コーナーにて

ナギ「あった!〇カチュウのぬいぐるみ!!」

楽「ナギ先輩ってぬいぐるみ好きなんですか?」

リゼ「兄さんはニ〇テンドーオタクだからさ。こういうアイテムに目が無いんだ」

千棘「リゼちゃんのお兄さんて可愛い所あるね~」

ナギ「ニ〇テンドーほど楽しいコンテンツはありませんから」

ショッピング終了後

ナギ「ちょっとハイになって買いすぎたかな?」

楽「俺もおすすめ品とか限定品につられてつい‥‥‥」

リゼ「ホントいいの?私の荷物まで持ってくれて?」

ナギ「こういう時は男に頼れよ。何の苦もないから」

千棘「ナギさんしっかりお兄ちゃんしてるね。カッコイイ」

リゼ「私にとっての一番の兄さんだから」

千棘「そこにいる力の無いもやしとは全然違うね」

楽「そりゃどうも、千棘だって力あるなら自分で持っていけるだろ!」

千棘「でも、私は楽のそういう所、実は好きだったりするんだよね」

楽「な、何言ってんだよ。俺は別に‥‥‥」

かなりドギマギしている楽を見て、ナギは何だか楽しそうにしていた。

ナギ「楽って案外分かりやすい反応するんだな」

楽「弄らないで放っておいてくれ」

千棘「それよりもお腹すいちゃったし、4人でサンドイッチ食べに行こうよ」

ナギ「それもそうだな」

映画館横の喫茶店

ナギ「感謝するよ楽くん。行きつけの店を紹介してくれて」

楽「ここのランチは安くて美味いからよく来てるんです」

千棘「クリームチーズツナとトマトエッグの二種類から選べるみたい」

リゼ「悩みどころだなあ」

楽「ナギ先輩はどれにしますか?」

ナギ「実はこういうのって結構悩んじゃうタイプでさ。よく長考するんだよね。」

楽「メニューで長考って、ナギ先輩すごい慎重なんですね……」

ナギ「楽が選んだものを俺は頼むことにするよ」

楽「じゃあトマトエッグ2つ」

千棘・リゼ「クリームチーズツナお願いします」

やがて注文が届き、各々はサンドイッチに舌づつみを打つ。ナギ「これうまいな。コーヒーが最高に合うよ」

楽「俺、ここのトマトエッグサンドイッチはもう7回近く食べてるけど、全然飽きないんだ」

千棘「クリームチーズツナ最高!!」

リゼ「千棘さんよく食べますね!?」

楽「食事代だけで2000円消えた……」

ナギ「楽も苦労してるね」

楽しそうな女子二人に反して、男子二人には重い空気が降りかかっていた。

 

食事後

ナギ「それじゃあ俺達、そろそろ帰らないと。一日ありがとう」

楽「こちらこそ、一緒にいて楽しかったです」

ナギはスマホを取り出し、画面を操作する。

ピローン

すると楽のラインには、ナギの名前が登録されていた。

ナギ「一緒に何かあれば語ろう」

楽「勿論です。先輩」

リゼ「兄さーん!そろそろ行くよ~」

ナギ「それじゃあ彼女と仲良くな」

楽「はい」

ナギ「それと好きな人、早く見つけろよ」

楽「え?」

その言葉に楽は固まってしまった。

楽「まさか先輩、俺と千棘の関係の事‥‥‥」

ナギ「何となく気づいてたんだけど、言ったらまずかった?」

楽「まあ秘密にしてくれるなら」

ナギ「わかった」

ナギは楽の今後に期待しつつ、リゼと共に電車で帰路についた。

 

だがナギもまた、新たな出会いを経験することになる。

 

???「‥‥‥」

そこにはパソコンに向かい、作曲に熱中する一人の男がいた。

???「次のライブは1週間後、この曲でランキングは俺の独占だ!待ってろよ連続ランキングトップ!フフフ、ハーッハッハッハ!!」

 

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