炭治郎くん、禰豆子ちゃん、そして伊之助と再会して数日経ったが、あの日以降1度も蝶屋敷に行けていない。遠くまで遠征?みたいになっていて、物理的な距離があるせいで向かえないのだ。しかも鬼を狩りきるまでは帰れない。つらい。早く伊之助に会いたい。
「もう!もう!鬼全員潰れろ!!潰す!!」
「おーおー、いつにも増して派手に機嫌悪いじゃねえか」
「宇髄さんんん!早く弟に会いたいの!やっとまた会えたのに!」
「弟好きすぎかよ・・・ま、ここ一帯の鬼狩れば戻れんだ。もう一息だろ」
「うう・・・伊之助・・・!」
行きの時点で若干ぐずっていたせいで、宇髄さんは私の事情を知っている。そしてどれだけ伊之助が好きかも知っている。目的地に着くまでの道中ずっと伊之助について話していたせいか、着いた頃には宇髄さんはげっそりしていた。残念だったな。私が話した内容はまだ3割にも満たないぞ!
この山では鬼が大量発生しているらしく、切っても切っても鬼が出る。量が多すぎてキリがないため、私が感知&歯車で胴を両断して無力化→宇髄さんがトドメに頚を切る、という連携が固定化された。というかもうほとんどベルトコンベア方式だ。単純作業みたいになってきた。
「あー、なんか腹減ったな。そうだ、シロお前甘露寺やら伊黒やら不死川やらに飯振舞ってんだって?なんか作ってくれよ。ド派手なやつ」
「ド派手?・・・派手なやつ、ねぇ。派手かどうかわかんないけど、魚介類のパエリアとかどう?」
「ぱえりあ?なんだそれ」
「あ、知らないのか。じゃあそれで決定ね」
夜が明けて朝になった。さっきまで大量にいた鬼たちは既に跡形もなくなっている。恐らく先程倒した鬼で最後だろうが、確認のためもう一泊しなくてはいけない。くそう、早く伊之助の所に帰りたい。
任務は任務で仕方ないと思いつつ、宇髄さんにお買い物を頼んで私は藤の花の家紋の家で仕込みをして待っていた。お米はご厚意でいただくことが出来たため、先に軽く仕込んで待っておく。
「シロー、買ってきたぞ。にしてもこんなデカい貝とか何に使うんだ?」
「出来てからのお楽しみ!」
せっかくなら完成品を見てもらいたいため、宇髄さんには客間で待ってもらうことにした。宇髄さんは辛めの方が好きかなとは思ったが、最初だしほんの少しだけピリ辛にしてみた。辛味は後から足せるからね。そしてしばらくして、魚介類のパエリアが完成した。作り方は各々調べてくれたまえ!
「宇髄さん、出来たよー」
・・・ちなみにだが、我が家にご飯を食べに来る人が増えたことは言うまでもない。
宇髄さんの胃袋も掴めたよ!!!(別目:閑話回)
そりゃあ、現代のご飯ハチャメチャに美味しいからな
遊郭編にシロを同行させるか
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させる
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させない