帰ってきた!ようやく、遠方での任務が終わって帰ってきた!
鬼を討伐して帰ってきた私が真っ先に向かったのは蝶屋敷だ。自宅に帰るよりも先に伊之助に会いに行きたかった。・・・が、蝶屋敷に着いて伊之助と炭治郎くんと善逸くんが入院している部屋を覗いても誰もいなかった。丁度近くを通った隠の人に聞いたら、道場で機能を回復するための訓練を行っているらしい。それを聞いた私は急いで道場に向かった。
「・・・え、伊之助いないの?」
「う、はい・・・来なくなってしまって」
「あらまあ」
道場について真っ先に目に入ったのはびしょ濡れの炭治郎くんだった。炭治郎くん曰く、反射訓練と全身訓練で負け続けた2人は、心が折れたのか訓練に来なくなってしまったと。炭治郎くんによると、伊之助は恐らくだが再会した次の日以降、私が全くここに来なかったから余計にへそを曲げてしまったのかもしれないということだった。い、伊之助ぇ・・・!
「今日の訓練はもう終わったところ?」
「はい!一応今日の訓練はおしまいです!」
「そう、そう・・・。疲れてるだろうけど、せっかくだし私ともやってみない?全身訓練の鬼ごっこ」
「いいんですか!?是非お願いします!」
と、言うわけで炭治郎くんと鬼ごっこをすることになった。逃げる方が私である。道場を使う許可を取ってから、鬼ごっこを開始した。
は、早い・・・!シロさんの匂いの方向を向いても、向いた瞬間にはもう既にシロさんは別の場所にいる。目で追えないどころか視界にすら入れることが出来ない!
「(カナヲの時だって視界には入れられたのに・・・!)」
この道場だって、狭い訳では無いが巨大な訳では無い。数秒あれば見渡せる広さなのに、どこを向いてもシロさんがいない。シロさんは自分は強くないと言っていたが絶対に謙遜しすぎだ・・・!
そのうち、本当に見失ってしまった。右を向いても左を向いても、前も後ろもどこにもいない・・・と、思ったら上から誰かに飛びかかられた。
「うわぁっ!?」
「ふふふ、本番なら死んでるよ、炭治郎くん」
「シロさん!?」
気づかなかった!全く気づかなかった!いつの間にか真上に飛んでいて、そのまま俺の背中に着地された!倒れ込むときは俺の体が痛くないように配慮してくれていたが、これが本当の戦いだったら俺はこの瞬間に死んでいる!鬼とはいえ、シロさんがこんなに強かったなんて・・・!
「手荒な真似しちゃってごめんなさいね。こうでもしないと終わり所が見つからなくて」
「い、いえ、大丈夫です!」
結局、この日はカナヲに負け続けた上にシロさんにも圧倒的な力で負けて終わった。
遊郭編にシロを同行させるか
-
させる
-
させない