「いやあ、まさか猗窩座殿が女の子と戦うなんて!」
「・・・」
某月某日某場所で、俺は猗窩座殿と談笑をしていた。無視されているような気がするがきっと気のせいだろう。なんたって俺と猗窩座殿は親友だからな!
「おいおい、何も言わずに立ち去ろうとするなんて酷いじゃないか!俺は興味があるんだよ、女を襲わず喰わない猗窩座殿が女の鬼と戦ったんだろう?しかも心中させられかけたそうじゃないか!どんな子なんだ?どんな血鬼術を使っていた?その鬼は無残様がおっしゃっていた、呪いを外している鬼喰いだろう?」
「うるさい黙れここから去れ」
「相変わらずつれないなあ、少しくらい教えてくれてもいいじゃあないか。ほら、情報共有だよ。まあ情報なんていらないだろうが、念の為さ。俺の血鬼術と相性が悪かったら喰べにくくなりそうだからな。若い女の肉は美味いんだが、鬼の肉は喰べたことがないんだ。女の鬼の肉に俺は興味がある!」
「お前の興味など知ったことか」
そう言うと、俺の頭を砕いた猗窩座殿はこちらを見る素振りもせずにどこかへ行ってしまった。まあいい、それなら自分で確かめるまでだ。
まず、信者たちの人脈を使って鬼喰いの目撃情報を集めた。無残様曰く、鬼喰いの見た目は上が黒く下が白い髪が特長だそうだ。衣服は頻繁に変わっているそうだから参考にはならない。また、シロと言う名前を名乗っていると。滅多にない見た目と名前だから探すのは簡単だった。そもそも何故シロなんて名前なんだか。そんな犬猫につけるような名前にしなくても良かったのではないか?・・・まあ、他人の趣味嗜好にケチをつけるのはやめておこう。
ある程度の目撃情報が集まったら、今度はそれを元に行動範囲などを絞った。1番目撃されているのは飲食関連の小売店だそうだ。卵やら肉やら調味料やらを頻繁に爆買いしている、それ関連の店では有名な上客なんだという。鬼が人と同じものを作って食べているのか。人と同じ食生活をしているのなら、きっとその肉は美味いだろう。今から楽しみだ。
そして行動範囲だが、北は北海道、南は沖縄県とかなり広範囲になっている。今は関係ない話だが、あそこはいつの間に沖縄県という名前になっていたのだろう。一瞬分からなくて信者に聞いてしまった。訝しげな顔をされてしまったしもう少し知見を広げるべきだと反省した。いけないいけない。
「・・・さて、いつ頃会いに行こうか」
鬼になってまで人を助けようとしているなんて可哀想に。早く食べて救ってあげなければ。
突然の童磨フラグ
こんなつもりなかったんや・・・
(ネタ募集の方で提供して頂いた、『十二鬼月から見たシロのイメージ』を元に作成しました。コレジャナイ感が出てしまいましたが、書いてて楽しいです。童磨フラグを潰してから遊郭に行くことになりそうです。提供ありがとうございます!)
遊郭編にシロを同行させるか
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させる
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させない