ハイスクールD×D'Catastrophe Longinus   作:虚無の魔術師

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出来れば、自分が作ってるカグラの小説も読んでいただけると嬉しいですね!←欲張り野郎


序章 月光校庭のエクスカリバー
邂逅と動き出す存在


物語には主人公が存在する。

 

 

『部長!俺、ハーレム王を目指します!』

 

 

かつて一般人だった、龍を宿す悪魔の青年。これが『原点』の主人公。だが、この物語には主人公が複数存在する。

 

 

『──これが使命ならば、オレは受け入れます』

 

 

真なる聖剣に選ばれた心優しい騎士の青年。

 

 

『俺は、■■を許さないッ!世界が許したとしても!絶対にだ!!』

 

 

大切な者を失い、とある決意を抱いた悲しき青年。

 

 

 

彼が織り成す物語は、『熱血』の赤、『救済』の銀、『絶望』の黒 。

 

 

 

これは三人の主人公たちが中心となる物語。

 

 

 

 

──

 

 

「うーん、久しぶりね!日本!」

 

 

「……はしゃぐな、今回は観光で来たのではない」

 

 

「うへー、ここが日本か。思ってたよりも凄いなー」

 

 

空港から出てすぐの所で元気そうな栗毛の女性と対して落ち着いた様子の青髪の女性、そしてイケメンと言えるくらいに顔が整った金髪の男性が話をしている。

 

 

彼等は胸に十字架を下げている為、教会に関係する者逹だとは分かる。

 

 

神父服を上着のように肩に掛けた男性が丸まった紙を取り出す。厳重かつ、高貴な紋様が填められた封を弄り、

 

 

「まずはここを管理してる魔王の妹二人と会うことだな、それがやるべきことだし」

 

 

今後の予定を淡々と話す男性だったが、栗毛の女性がピクリと反応する。

 

 

「………あのー、寄りたい所があるんだけど……ダメ?」

 

 

栗毛の女性の物言いに青髪の女性と金髪の男性が呆れたような顔をする。

 

 

「………『イリナ』、私たちは任務で来ているんだぞ。それなのに………」

 

 

「んじゃあさ、『ゼノヴィア』は『イリナ』と一緒に行動しててくれ、一時間後にグレモリーのいる駒王学園に集合な。その間オレ一人でシトリーの方と話つけるから」

 

 

男性が『ゼノヴィア』と呼ばれた女性と『イリナ』と呼ばれた女性に明るく声をかける。その言葉を聞いた途端、『イリナ』と呼ばれた女性は笑顔になり、

 

 

「ありがとー!じゃあ、行ってくるね!」

 

 

「…………すまん」

 

 

元気そうに走っていく『イリナ』と呼ばれた女性と『ゼノヴィア』と呼ばれた女性が申し訳なさそうな顔をして走っていくのを男性は見送り、こめかみを押さえた。

 

 

 

 

(あの二人が悪魔との対談とか、ろくなことにならないからなぁ………絶対に)

 

 

彼女たちの性格と考え方からしてその場にはいない方が吉だ、と心の中で呟いた青年は今後の事を考えて、憂鬱そうに盛大なため息を漏らす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その出来事から一時間が発った後、駒王学園の旧校舎。

 

 

「イッセー、天災の神滅具(カタストロフ・ロンギヌス)って知ってるかしら?」

 

 

教会との談話を控えていたオカルト研究部では部長であり、この街の領主である悪魔 リアス・グレモリーがイッセーと呼ばれた茶髪の青年にそう聞いていた。

 

 

「神滅具が神を殺すことができるのなら、カタストロフは世界を滅ぼすことができるの」

 

 

リアス・グレモリーの説明に隣にいた黒髪の美人な女性 姫島朱乃が付け足すように口を開く。

 

 

「現在確認されているだけでも三つ、『真天龍の心核(エフェクション・ヴァンガード)』、『神王の十二宝具(ゴッデス・アルティマ・ヘイルズ)』、『人理原初の大罪(セイント・グロウリアス・シン)』…………これだけでも強大ですよ?」

 

 

その説明を受けた一誠は、一つだけ不思議に思うことがあった。些細なことだったが、その場の全員に問いかける。

 

 

「じゃあ、神様はなんでそんなものを作ったんですか?」

 

 

その問いは意外だったのか、全員が何も答えられずにいた。

 

 

 

扉を叩く音がした。どなたかしら?とリアス・グレモリーは扉の前にいると思われる人物に声をかけた。そしたら、教会の者です、と返ってくる。

 

 

部員の全員が顔を引き締める。一誠は戸惑ったようにしていたが、もう一人──木場が殺気を放っているのに気付き、さらに困惑していた。

 

 

「………失礼します」

 

 

扉を開けて入ってきたのは三人の男女だった。一誠はその内の二人が自分の家に来ていた女性たちだと知っていたが、もう一人の男性は初めて会う人だと理解する。

 

 

 

 

「やぁ、師匠から話に聞いてたぜ。赤龍帝」

 

 

「あ、あぁ、どうも」

 

 

その筈なのに、金髪の男性は一誠に声をかけてきた。敵対しているのに、親しげに、フレンドリーな対応に少し焦る一誠だったが、そんな一誠に男性は右手を差し出して、

 

 

「オレは聖剣使いラインハルト、よろしくな」

 

 

そう名乗った『ラインハルト』が握手を求めるように笑いかけてきた。その様子に一誠は躊躇うもそれに応じ、差し出された手を握った。

 

 

 

赤い龍と聖剣。

 

 

悪魔の主人公と教会、天界の主人公。

 

 

三人の内二人が出会い、物語は序章に入る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一人の青年が、暗闇の中から街に出てきた。フードつきの灰色のパーカーに紺のジーンズという服装に見た目からして、学生と呼べる年代だが、服に取り付けられた鎖と黒色のグーロブ、そして右手で握るショットガンが学生とは言いがたい雰囲気を持っている。

 

 

そして、極めつけにはその服の上から分かるように胸元に宝玉の如く光が浮かび上がる。

 

 

 

 

真天龍の心核(エフェクション・ヴァンガード)』、天災の神滅具(カタストロフ・ロンギヌス)と呼称される最高峰の神器の一つだった。

 

 

 

そんな青年は深夜の街中を進むように一歩踏み出すと、クシャリと一枚のチラシを踏んだ。

 

 

青年は脚をどけ、踏んでしまっていたチラシに目を向ける。真ん中に大きな絵が描かれていたが、彼の視線はそのすぐ下に注目していた。

 

 

『どんな願いも叶えます───オカルト研究』

 

 

ドゴン!! という破裂する爆音と共に足元に落ちていたチラシは地面ごと消し飛ばされた。

 

 

「─────チッ」

 

 

黒髪の青年は、煙を噴くショットガンを肩で担ぐ。吹き飛ばした場所に興味を抱かず、暗闇に染まった夜の街に入り込むように歩き始めた。

 

 

 

──三人の主人公が対面する日は、もうすぐ───、




補足の時間だお!


ラインハルト


教会・天界側の主人公。金髪のロングヘアーの方で意外とまともそうな人ですが……………まあ、欠点がですねぇ。


一応この方も聖剣使いですが、この方の聖剣は次回にハッキリと分かります!


後半に出てきた人ですが…………期待してくれれば、何よりです!


次回『談話・決闘』
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