少年の異世界道中~まどか☆マギカ編~   作:クロイツヴァルト

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act7

 

 「で、説明して貰えるのかした?」

 

 戒翔が経営する喫茶店の一角に集まった5人と一匹は目の前でコーヒーを飲む戒翔を見つめる。

 

 「何処から聞きたい? まぁ、答えれる事は限られていると思うがな・・・」

 

 「それはこっちが判断する事よ。 先ず聞きたいのはあなたは何者なの? あんな強力な魔法は見たともないしあなたみたいな魔法を使う人は見た事が無いわ。」

 

 「俺が何者・・・か。 中々答え難い事を聞くな。 先ずは魔法の事か、俺の魔法は君達とはそもそも体系が違う。」

 

 「体系が・・・違う? どういう事?」

 

 戒翔の言葉にほむらが疑問を口にする。

 

 「そもそも君達の場合の魔法はその宝石を媒介にして使うのだろう? 俺の場合は媒介に使う所は似ているが他の部分は全く違う。 俺の媒介はこのインテリジェントデバイスと呼ぶバハムート・ナハトであり魔術加工されたこの指輪だ。」

 

 そう言って戒翔はテーブルの上に首に掛けていたペンダントと指に嵌めていた金色の指輪を置く。

 

 「・・・綺麗」

 

 戒翔の出したペンダントと指輪を見てマミがポツリとそんな感想を漏らす。

 

 「これらを媒介にして俺は魔法を行使する。 そもそも俺の使う魔法は世界に存在する精霊達の力を借りて行使する物と、このデバイスではプログラムされている物を展開して行使する。」

 

 「・・・精霊の力? どういう事?」

 

 「そのままの意味だ。 世界には火、水、風、光、土、闇、木、氷といった属性がある。 それは君達の世界にも通じる物があるはずだ。 そして俺はその精霊の力とは別にこのデバイスとは科学と魔法を掛け合わせた魔法補助器とでも言えば良いのか・・・。 ナハト、ソードモード。」

 

 まどかの疑問に答えながら戒翔は周りに球体の様な形態で周囲にいる精霊を視覚化して見れるように操作する。 その傍らでテーブルに置かれたデバイスの待機状態を起動状態にする。

 

 「ッわ!?」

 

 「ペンダントが剣に!?」

 

 「と、まあこういう事だ。 デバイスとは補助器であるのと同時に担い手の相棒でもある。 和訳であればインテリジェントデバイスとは高性能な装置という事になる。 そしてインテリジェントデバイスには担い手を補助する意味合いも強いが高性能AIが組み込まれており担い手と共に成長するという特性も持ち合わせており色々と経験していく中で共に成長していく。」

 

 『って言っても戒翔の場合は色々と力技で解決していくけどね~』

 

 戒翔の言葉に合いの手を入れたのはテーブルに置かれた剣状態のバハムートである。

 

 「喋るの!?」

 

 「ツッコみたいのは山々だけどさやかちゃんはなんか疲れたよ。」

 

 テーブルに置かれた剣から聞こえた声にまどかは驚きさやかは深い溜め息とともに言葉が漏れる。

 

 「君の使う魔法の事は理解し難いけれども大体は理解したよ。 で、睦美ほむらが聞いていた事だけど君は何者なんだい?」

 

 「俺は生物学的(・・・・)には人間には間違いない。」

 

 「生物学的にって・・・」

 

 キュウベエの言葉に答えた戒翔の言葉にマミは困惑する。

 

 「詳しい事は俺の身内にしか教えていないからな・・・ご想像にお任せする。 で、今度は俺の方からの質問だ。 インキュベーター、彼女達の魔法は使う度に泥が溜まって行くがアレはなんだ?」

 

 「敢えて言うのなら魔法を使った後の残滓だね。 そのまま放置するのも危険だからグリーフシード・・・魔女の卵を使って浄化するのさ。 で、浄化する為に使った魔女の卵は僕達が回収するのが役目なんだ。」

 

 「回収・・・ねぇ。 俺から見たら負の念が凝り固まったような魔力を感じているんだが・・・何かの間違いなのか?」

 

 「それは何かの間違いじゃないのかな? 僕たちは彼女達の魔力残滓をグリーフシードで集めて回収しているだけだからね。」

 

 戒翔の言葉にキュウベエは動じずに違うと答える。

 

 「・・・そうか。 貴様達が何をしようと構わないが俺の管轄内で迷惑な行動をしなければどうでもいい。 たとえ戦って油断の下で死のうともな」

 

 「どうでもって・・・! 彼女達は」

 

 「カイト、子供に意地悪な事を言うのはどうかと思うよ?」

 

 「戦闘に関しての素人に対して辛辣になって何が悪い? 今回だって俺が介入しなければ巴マミは死んでいた。」

 

 戒翔の言葉に立ち上がりかけたほむらであったが、いつの間にか戒翔の後ろに立っていたブロンドの長い髪を後ろに流した女性が諌めるが戒翔は後ろを見ずに淡々と答える。

 

 「まったく、そこばっかりは変わらないね。 私も同意見だけどこの子達は私達とは生まれも違えば生き方も違うんだよ?」

 

 「それは分かっている。」

 

 「あ、あの・・・戒翔さん。 その人は」

 

 「あ、紹介がまだだったね。 私の名前はフェイト、フェイト・T・御坂。 カイトの妻です」

 

 唖然とする一同を前にフェイトはにこやかに挨拶するのである。

 

 「・・・ねぇ、この子達なんで固まっているの?」

 

 「フェイト達の事を前に話していたから現れた事に驚いているんだろ?」

 

 首を傾げるフェイトを横目で見ながら戒翔は目の前で呆ける少女達を見て溜め息を吐く。

 

 (・・・あの宝石は魂を物質化させた物のようだが、意図してインキュベーターは隠しているみたいだが・・・どういう事だ?)

 

 未だに呆然としている彼女達を尻目に戒翔は解析眼を使用して巴マミ、睦美ほむら、そして養子の御坂杏子の持つ宝石を見て眉間に皺を寄せて考えていた。

 

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