妖精の尻尾の音竜   作:ハーフィ

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インドカレーのナンが超うまいんだわ

ちょっと遅くなりました。試験も終わってようやく一息…というわけにはいかないんだよねぇ…


マーチ VS 怪鳥

「そうだ山だよ!きっとあの山から声が聴こえてた!」

 

「オレもそう思うぞ!」

 

走っているアミク達の目の前に変わった形の山が見えてきた。それを見てピンと来る。

 

「声」はあそこから発せられていたのだと。

 

「なんとなく、声も強くなってる気がする!」

 

「よっしゃ、じゃあ間違いねえ!!行くぞー!!」

 

アミク達は氷漬けになった山に向かって全力で走っていった。

 

●

 

 

「もう、早くどっか行ってよ〜」

 

「本当になんなのかしらあの鳥…」

 

「徘徊するタイプのモンスターみたいなの。見つかったら即死するビームを撃ってきてゲームオーバーなの」

 

「ひええーーー!!」

 

「怖いこと言わないでよ!」

 

さっきから空を怪鳥が飛んでいるせいで下手に飛び立つことができない。

 

「一体何が起きているっていうの…この村に」

 

シャルルは自分達が思っている以上に事態が絡まっていることを感じ取っていた。

 

「…もう埒が明かないの」

 

マーチが痺れを切らしたように手から爪を伸ばす。

 

「マーチ!?」

 

「あーしがアイツを引きつけているから、その間に二人は行くの」

 

「そんな無茶だよ!」

 

「正気!?」

 

当然ハッピー達が引き留めようとする。だが、マーチは不敵に笑う。

 

「あーしのこと誰だと思ってるの?」

 

「可愛いギャル!」

 

「減らず口が多い変な奴」

 

「…」

 

もうちょっとまともな評価はないのか。

 

「あーしはアミクの相棒、立派な魔導士の一人なの!あんな奴くらいどうにでもなるの」

 

「確かにマーチはオイラ達よりも強いけどさ…」

 

「…分かったわ。任せるわよ」

 

シャルルが頷くとハッピーが「え!?」と目を見開く。

 

「で、でも…」

 

「マーチがやるって言うなら信じるしかないわよ」

 

「それは…そうだけど…」

 

「ええい、ごちゃごちゃ騒がしいの!さっさと行くの!!」

 

「ちょ!?」

 

心配してくれてるのは分かるが、ハッピーは少々過保護だと思う。マーチはハッピー達を蹴飛ばして木から追い出し、自分は上空へと飛び立った。

 

「う〜、マーチ気をつけてよ〜!絶対無事でいてね!」

 

最後まで心配そうなハッピーの声を背にマーチは怪鳥の目の前に躍り出た。

 

「さぁ来いなの、この可憐で最強なマーチが相手してやるの。お前を倒してフライドチキンパーティしてやるの!」

 

「ギヤアアアアアアア!!!」

 

怪鳥はマーチをその大きな一つ目でギョロリ、と見ると獲物を見つけたとばかりに嬉しそうに鳴いた。

そして牙の生えた大きな口を開けて襲ってくる。

 

「変身!なの!」

 

マーチは人間に変身する。光に包まれて猫耳の金髪の美少女が現れた。

 

「なの!!」

 

マーチは怪鳥の突進をサッと横に避けると、怪鳥の横腹に思いっきり蹴りを入れた。

 

「ギャア!!?」

 

怪鳥は悲鳴を上げてよろめく。マーチを見る怪鳥の顔が驚いているように見える。反撃されるとは思ってなかったという表情だ。

 

「カモンカモンなの!!」

 

そう挑発してマーチは怪鳥に飛びかかっていった。挑発したくせに自分から攻撃する矛盾に気づいているのか。

 

「イエローカイロス!!」

 

「ギャアア!!」

 

爪を交差して怪鳥の胸を切り裂く。だがその図体らしく耐久力もそこそこあるのか大きなダメージにはなっていないようだ。

だが攻撃が通るならこっちのものだ。

 

「普段の訓練の成果を見せてやるの!」

 

マーチは怪鳥に近づくとその体を連続で斬りつけた。怪鳥の羽毛に切られた跡がくっきり残る。

 

「ギャッ…!!」

 

怪鳥も流石に餌ではなく敵として認識を改めたのか、相変わらずのニヤついた笑みを浮かべながら鋭い目つきでマーチを睨んできた。

 

「イエローサイクロン!!」

 

体を回転させて竜巻のような斬撃を放つ。だが、怪鳥がそれを躱したせいで羽毛を少し千切っただけだった。

 

「ギャアアア!!」

 

怪鳥が横からすごい勢いで突っ込んできてマーチを噛み砕こうとした。その動きは素早く躱せるかは微妙なラインだ。

だから防御で凌ぐ。

 

「んぐぐぐ!!」

 

爪を交差して怪鳥の牙を抑え込む。ギャリギャリと火花が散った。

 

「────なの!!」

 

ギャン!!と交差した爪を力押しで押し込み、振り抜く。怪鳥は突き飛ばされマーチも後退した。一旦距離を取る形になる。

 

「やっぱり体がデカイから重いの…」

 

マーチの爪が若干曲がっていた。あの怪鳥の重さに耐え切れなかったらしい。

怪鳥が獰猛に笑う。一つ目でそんな笑い方されると少し怖い。

 

怪鳥が再び突進してきた。翼を広げて襲ってくる。攻撃判定を大きくする狙いか。

マーチは回転して避けながらカウンターで翼を切りつける。翼を斬られた怪鳥は一瞬墜落しかけてなんとか持ち堪えた。

 

「中々タフなの」

 

マーチはそう呟くと、今度は自分から突っ込んだ。怪鳥に近づいて両手の爪を振るおうとすると、怪鳥も負けじと反撃してくる。長い尻尾を鞭のように振り回してきたのだ。

 

「な、の!?」

 

予想外の攻撃だったのか対処が間に合わず尻尾が横腹に直撃してしまうマーチ。彼女は空中を錐揉みしながら吹っ飛ばされる。

 

「いったーい!!なの!!」

 

なんとか体勢を立て直す。ギリギリ爪のガードが間に合って少しはダメージを緩和できたが、衝撃が強くて痛みがジンジンと発している。

 

「油断したの…」

 

あのような長い尻尾を持っているのならば尻尾による攻撃も予想してしかるべきだった。マーチは自分の考えの至らなさを反省する。

 

怪鳥は不気味な笑みをさらに深くした。その顔を睨んでマーチは再び向かっていった。

 

 

 

 

●

 

「みてよこれ、『もえそで』みたくなっちゃってるよ。ロリでもえそでとかねらってんのかっていわれちゃうよ」

 

「よく分かんねーけど需要あるならいいんじゃねーの?」

 

「ナツがじゅようをりかいしている!?」

 

アミクの腕が短くなったせいで多く余った袖をブラブラさせて言うとナツは半目になって適当に返した。

今、アミク達は幼くなったせいで体力も落ちたのか疲れてちょっとだけ休憩しているところだ。

 

「はぁ…あしはつめたいし、てもかじかむし…さむさにもよわくなってるのかな?」

 

「言われてみりゃずっと寒ぃな。普通はこれくらい平気なんだけどなー」

 

本当にあらゆる能力を低下させられているらしい。知能や思考能力までは低下してないのが幸いか。

 

「いつになったらもどるんだろ…」

 

アミクがため息をついた直後。

 

 

突然胸が膨らんでいった。

 

「え!?」「お!?」

 

胸だけじゃない。腕も足も頭も体の全てが大きくなっていく。そして、アミク達は元の大きさになった。

 

「わー!?急に戻った!?」

 

何が原因かは分からないが、これは僥倖。ただ…。

 

「キャーーー!!?見ないでナツ!!」

 

「ぐえ!!何すんじゃコラー!!」

 

そのまま大きくなってしまったので格好が際どいことに。スカートもニーソもないので生足が剥き出しになってしまっている。パンツは履いてたのでギリギリセーフ。いや、アウトかも。

慌ててナツの首を折る勢いで彼の顔を後ろに向かせて、アミクは上着の裾を引っ張ってパンツを隠した。

 

「こんな格好じゃ人前に出られないよー!」

 

せっかく元に戻ったのに別の問題が浮上してくるとは。この際格好のことは目を瞑るしかないのか…?

 

「…よっ」

 

アミクが葛藤していると、頭に布が被せられた。これはナツの上着だ。

アミクは目をパチクリとさせてナツを見る。上半身裸の彼は若干視線を逸らしながら言った。

 

「それで下隠せよ」

 

「わお、紳士!珍しい!」

 

アミクがそう言うとナツは「そんなに珍しいか?」と首を捻っている。普段の言動を省みてみなさい。

とはいえ、思い返すと割とナツの紳士的な一面も多く見られたような…そうでもないような…。まぁ、ナツはたまにこういうことしてくるからドキッとしちゃうのだ、ギャップで。

 

「…ありがと」

 

「おう」

 

ナツの上着を腰に巻いてスカート代わりにした。これだけでも大分マシだ。

 

「よし、体も戻ったことだしあの山まで突っ走るか!」

 

「そうだね。あともう少し!」

 

アミク達は再び山を目指して走り出すのだった。

 

●

 

マーチの「爪を伸ばす魔法」は正確には「魔法で強化された爪を生成する」といったものである。爪がただ伸びるのではなく戦闘用に強くなって伸びるのだ。

しかし、その元となっているのはマーチの爪そのもの。伸ばした爪が傷付けば元の爪も傷ついてしまうのがちょっとした難点である。

 

つまり、この伸びる爪は無敵ではないということだ。故に。

 

「爪が大分傷んじゃったの…」

 

いくら強度が増したとはいえ、重量のあるものに攻撃を重ね続けたせいで爪が折れ曲がったり欠けてしまったりと散々なことになってしまった。

 

「アイツもまだ倒れないし…そろそろ限界かもしれないの」

 

何回も斬撃を与えてやったので怪鳥も傷だらけで羽ばたきが少し鈍っているが、まだ動けそうだ。

そろそろ決着をつけないと爪が持たない。

 

だが怪鳥の攻撃自体は単調であるが一撃が重いので油断できないのだ。だから集中して相手の攻撃を躱しながらこっちの攻撃を当て続ければ…。

 

「なのーーーー!?」

 

マーチは怪鳥の目が光るのを見て反射的に回避した。何かがマーチのすぐ横を通り過ぎる。

避けきれなかった爪に何かが当たって、ボロボロだった爪が消し飛ぶ。

 

「ひえっ」

 

その何かとは怪鳥の目から発射された光線…いわゆるビームだった。

 

「マジでビーム出すなんて流石に予想できないのー!!」

 

こんな手を隠し持っていたとは。びっくり珍獣だ。

 

「そういうのは巨大ロボがやるべきなの!」

 

マーチはビームの照準を当てられないようにジグザグに動きながら怪鳥に近づいていく。ビームは怖いが当たらなければ大丈夫だ。

 

「ギャア!!」

 

「おおっと!?」

 

だが近付いたら尻尾による攻撃が待っていた。それを躱すと怪鳥が大きく口を開けて食べようとしてきたので、それも回避。

そしてマーチは切り裂くのではなく爪を立てて怪鳥の体に突き刺した。

 

「ギャア!!?」

 

悲鳴をあげる怪鳥から離れる。ビームを放ってきたとしてもやることは変わらない。攻撃を避けながら一撃一撃を加えていく。

あのビームも連発してこないのをみると、そう気軽に撃てるものではないのかもしれない。ならばやりようはある。

 

マーチはもう一発攻撃をぶち込もうと怪鳥に向かおうとした。その時。

 

 

 

 

「な…の…?」

 

急に体が小さくなった。

 

「な、なんなのー!!?」

 

ガクン、と体が落ちる。なぜか『翼(エーラ)』に力が入らない。重力に従って落ちていくと、地面がすぐそこに見えた。

 

「ね、ネコは着地が得意だって聞いたのー!!」

 

そう叫んでマーチは地面と衝突した。

 

「ふにゅ!!?」

 

ドスンと音を立てて身体が潰れる。

 

「イタタ…ほら、着地成功なの」

 

失敗だが。まぁ、あまりダメージはないので成功も同然だ。

 

「っていうかこの姿はどういうことなのー!?黒ずくめの組織に変な薬でも飲まされたの!?」

 

変身したままではあるが身体の全てが小さくなっていた。これでは多くの層にウケが良さそうな猫耳金髪ロリッ娘ではないか。

元からロリッぽくはあったのだがこれはあまりにもロリすぎて危険だ。

 

「おじさん達にペロペロされちゃうの!」

 

爪も大きく弱体化されてしまっている。爪の長さが縮んでいる上に細くて弱そうである。おまけにボロボロ。

 

「は!?おじさんより前にあの変な鳥にペロリンされちゃうの!!」

 

ショックで忘れていたが今は怪鳥と戦闘中だった。この姿では飛べもしないし全然戦えないのであっさりやられてしまうだろう。

一体何が原因でこうなってしまったのかは分からないが、ひとまず逃げるしかない。

 

「ギャー」

 

「なの!?」

 

と思ったら横にドスンと何か落ちてきた。それはさっき見た怪鳥と似たような小さな生き物…いや、あの怪鳥が小さくなってしまった姿だった。

どうやら怪鳥も謎の子供化の影響を受けてしまっているようだ。

 

「な、なんか分かんないけどラッキーなの!」

 

今なら倒せるか?と思ったが自分も弱くなっているので難しいかもしれない。

 

「ギャー!」

 

「ギャー!小さくなっても割とデカイのー!!」

 

しばらく潰れていた怪鳥が起き上がってマーチに向かって駆け出してきたのだ。怪鳥も飛べなくなっているようだが、とにかくマーチを襲うことだけしか頭にないみたいだ。とんだ執念である。

しかも小さくなったとはいえ、今のマーチと比べたら十分に大きい。つまり普通に脅威である。逃げるしかない。

 

「ギャー!」

 

「なのー!」

 

ネコと変な鳥の追いかけっこが始まった。

 

 

●

 

当然この子供化はドリアーテの仕業である。これは太陽の村全体に及んでおり、マーチ達だけでなくアミクやナツ、エルザにグレイ、ルーシィ達、果てはトレジャーハンター達まで。しかもドリアーテと共にこの村に来たミネルバをも巻き込んだ。

 

悪魔化したドリアーテによる無差別の『退化ノ法』だ。

 

 

そのドリアーテと対峙するのはグレイであった。

 

 

そして彼はドリアーテの弱点を見つけた。

 

「オレの体を貸してやる!! 通っていきやがれ!!」

 

グレイは氷の魔導士である自分の体を媒介にして、この村を凍らせている氷の魔力をドリアーテにぶつけたのだ。なぜか彼にはその魔力が効いていた。

 

そのお陰でドリアーテを倒し、無事に『退化ノ法』が解けたのだった。

 

 

●

 

 

「ギャー!」

 

「ギャーーー!!なの」

 

捕食者と被捕食者の縮図を繰り広げているマーチ達。全力で逃走するマーチをトテトテと追いかける怪鳥。

一見可愛らしい光景だが、本人は至って必死である。

 

 

「なのー!?」

 

とうとうその追いかけっこも終わりだ。小石につまずいて転んでしまうマーチ。すぐ後ろには大きく口を広げる怪鳥。

 

「ギャー!!ロリの丸呑みとか色々とヤバイのー!!」

 

あわや、その口の中に放り込まれる、となったその時。

 

「お!?」

 

身体が元の大きさに戻ったのだ。しかし同時に怪鳥の大きさも元に戻ってしまい、大きな口がさらに大きくなって威圧感が増した。

だがマーチの力も元に戻っているならば対処もできる。

 

「しょーりゅーけん!!なの!!」

 

「ギャッ!!?」

 

手をアッパーするように振り上げ、怪鳥の顔面を斬り上げる。怪鳥は頭を強制的に上げさせられて上空へと吹っ飛んだ。

 

ボキ

 

「あちゃ、爪が…」

 

しかしとうとうマーチの爪も三本ほどが半ばから折れてしまった。怪鳥の重さに限界を迎えたらしい。

 

 

「…ま、だったら新調(・・)すればいいだけなの」

 

マーチのボロボロの爪に魔力が集まった。

 

●

 

 

マーチがこの魔法を使えるようになったきっかけは何か特別なものがあったわけじゃない。

 

ただ前々から自分の無力さを実感していたマーチは、鉄の森(アイゼンヴァルト)の件もあって自分にもアミク達と共に戦える力が欲しいと願っていた。

だから『翼(エーラ)』以外に何かできることはないか日々模索していた。様々な本を読んだり、修行もどきをしてみたり。

 

そんなある日、魔力を手に集めて適当に木を殴っていたら突然爪が伸びたのだ。

初めて長い爪で木を切った感触と木に付いた跡を、今でも覚えている。

 

●

 

「そういえばこの魔法、特に正式な名称がなかった気がするの。今更ながら」

 

ボロボロだった爪が修復されていく。それだけでなくより鋭く、より大きく、鈍い黄色の光を放ちながら伸びる。

 

「せっかくだからあーしオリジナルにしてやるの」

 

そうしてマーチの両手にはさっきよりも強い輝きを放つ鋭い爪があった。

 

「『奇猫の爪(シュレディンガークロー)』。仲間を守るための、あーしの魔法なの」

 

魔力を消費するが、修復も強化もお手の物。

 

アミク達の助けになりたいと願って偶然に身に付いた魔法だが、今では立派な自分の力だ。

 

「ギャアアアアア!!!」

 

怪鳥の目から太いビームが放たれた。上に飛び上がって避ける。地面をビームが抉る。

マーチは止まらずさらに上へ上昇。怪鳥よりも上へ。そして上空から怪鳥を見据え、狙いを定めた。

 

「新技お披露目なの!!」

 

落ちた。怪鳥めがけて下に落ちるように突っ込んで行く。

 

 

 

「『イエローメテオ』!!」

 

自分の全体重を乗せ、上空からの落下にさらに勢いを付けて両手の爪を怪鳥の後頭部に叩きつけた。

隕石のような重い一撃。

 

 

「ギ…!!?」

 

「なーの!!」

 

そのまま振り抜く。鋭い爪で抉られた後頭部を晒しながら、怪鳥は下へと落とされていく。

 

「ギャアアアアアアアア!!!」

 

エンジンが壊れた飛行機のように真っ逆さま。その墜落する先の地面には倒れている一人の大男。

 

その名をドリアーテ。

 

 

 

「お前らは開いちまったんだわ…冥府の門を…もう後戻りはできない。そして────」

 

ドシャア!!

 

「うおっ!!?」

 

驚いた声をあげたのはドリアーテを倒したグレイ。急に目の前に大きな変な生き物が降ってきたのだ。

ドリアーテは怪鳥に潰されてしまい、怪鳥は目をバッテンにして気絶している。

 

「きゃあっ!!?ってこいつ…」

 

「あの変な鳥だ!!マーチが相手してたはずじゃ…」

 

そしてグレイと合流していたハッピーとマーチはその正体に気付く。彼らがマーチを思い浮かべた直後。

 

トン、と倒れた怪鳥の上に乗る少女。彼女は珍しく満面の笑みを浮かべる。

 

「アイウィーン!!なの!!」

 

彼女は自分の勝利を誇るようにVサインを見せつけてきたのだった。

 

 

 




ちなみにシュレディンガーの猫が元ネタです。
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