妖精の尻尾の音竜   作:ハーフィ

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今回の相手・・・ラップ風にしたらどうなんのかな?


VS ヴィダルダス

「・・・なんか外に出たね・・・あ、敵かな?一緒に中に入った。ちょうどいいね。シモンと合流できそうだよ」

 

アミクが嗅覚と聴覚を駆使して状況を伝えた。

 

 

「よし!分かった!俺はナツ達の方に向かう!お前らは他の敵をやっとけ!残しておいたら邪魔になるからな」

 

「あぁん!待ってください、グレイ様!ジュビアも一緒に・・・」

 

「悪い!ジュビアもアミク達といてくれ!二人だけじゃ心配だ、頼む!」

 

「分かりました〜!」

 

チョロい。

 

『気をつけろよ』

 

ウルも一言言ってくれた。

 

というわけでグレイはナツ達の方向に、アミク達は別ルートに向かった。

 

 

 

「グレイ様の頼みだから仕方ないけど、恋敵と3人だけにするなんてグレイ様はどんな修羅場を期待してるの・・・?」

 

「いや、だから恋敵じゃないって・・・」

 

「あれ?なんで私も入ってるの?」

 

「今までずっと見てきましたけど貴方はルーシィさん以上に危険なのです!グレイ様との距離が近すぎです!そ、それにグレイ様のアミクさんを見る目もジュビアを見る時と違って・・・」

 

「そりゃそうだと思うけど・・・」

 

こっちは何年も仲間をやってきた仲でそっちは前まで敵だったのだ。あと「今までずっと見てきた」って・・・つまりストーキングですか・・・?

 

「ダークホースがこんな美少女となれば・・・グレイ様は・・・!あぁぁぁっ!!」

 

「なんなのこの人・・・」

 

「あんまり気にしない方がいいわよ・・・」

 

 

なんかいつの間に厄介な人に目をつけられてしまった。

 

思わずため息をつくと。

 

 

ギャギャギャギャギャーン!!

 

ものすごい騒音が聞こえてきた。

 

 

「何これ!?うるさ!?」

 

「そう? ジュビアは上手だと思うわ」

 

「本当、ずれてるわねアンタ・・・」

 

「モグモグ」

 

「あら?聞こえなくなったわ」

 

ジュビアはアミクが音を食べたことに気付かなかったのか首をかしげる。

 

 

前方に人影があった。黒髪ロン毛の男だ。パンクファッションを身に包んで長い髪を振り回しながらやって来る。

 

 

「ヘイ、ヤー!ファッキンガール!!地獄のライブだ、デストロイアーウッ!」

 

 

「うわ、何この人」

 

「ジェラールの言ってた三人の戦士?」

 

異様な風貌の男にドン引いてるアミクの横でジュビアが冷静に男の正体を考える。

 

「暗殺ギルド髑髏会、おいスカルだぜ! イカした名前だろ。三羽鴉(トリニティレイヴン)の一羽、ヴィダルダス・タカとはオレの事よ! ロックユー!!」

 

 ヴィダルダスの長髪がさらに長く伸び、自在に動いて周囲の壁を破壊しながらアミクたちに襲いかかった。

 

 

「うわっ!?」

 

「きゃっ!?」

 

ルーシィとアミクは慌ててそれを避ける。

 

だがジュビアは避けなかった。髪はそのままジュビアの体を通り抜けて行く。

 

 

「ジュビアは水。貴方の攻撃は効かない」

 

「すごいね、ジュビィ」

 

「ジュビィ・・・?」

 

アミクのヘンテコなあだ名に首をかしげるジュビア。

 

「は!面白い体してんな!」

 

「すぐに終わらせてあげる。水流拘束(ウォーターロック)

 

ジュビアが手をヴィダルダスに向ける。

 

「ロック!?お前もロックなのか!?」

 

ヴィダルダスがなんか変な所に反応した直後。

 

「ガボッ!?」

 

彼を巨大な水球が閉じ込めた。

 

「口ほどにもない」

 

「さっすがジュビア!」

 

「えげつない・・・」

 

アミクはジュビアの戦闘を見るのは初めてなので素直に感心する。

 

だが、

 

 

 

水がヴィダルダスの髪に吸収されていった。

 

「え!?」

 

水を全て吸収したヴィダルダスは髪をフサァ、とかき上げた。

 

「ジュ、ジュビアの水流拘束(ウォーターロック)が!!」

 

「そしてキモい!!」

 

アミクが引いていた。

 

「オレの髪は液体を吸収する。油やアルコールはゴメンだぜ?髪が傷んじまう」

 

「『水』が効かない・・・?」

 

「すごいねその髪・・・」

 

なんとも不思議な髪だ。

 

 

「それにしてもいい女だな、3人とも。ヘヘッ」

 

ヴィダルダスがいやらしい目でアミク達を見た。

 

「これが!ハーレムってやつかよぉい!まさに地獄級ぅ!!!」

 

「でたよ!いつもの!!」

 

「え?」

 

「どういうことかしら?」

 

「かわいいってのもトラブルの元って事!」

 

ルーシィがアミクの後ろに隠れた。

 

ヴィダルダスは指をアミクたちの方に指す。そしてーーーーー

 

「どーれーにーしーよーうーかーなーじーごーくーのーあーくーまーのーいーうーとーおーり!」

 

アミク達を順番ずつ指差して誰にするか選んでいるようだ。そしてその指はーーーーー

 

「決めたぜ!お前が今日のサキュバスだ!」

 

ジュビアを指した。

 

「サキュバス?」

 

「ロックオブサキュバス!!!ヘイヤー!!!!」

 

ヴィダルダスがギターを弾くとーーーーー急にジュビアは苦しみ始めた。

 

「ああ・・・!あ・・・!な、なにこの音!?」

 

「ジュビア!!どうしたの!!?」

 

「・・・しまった!」

 

「イヤ!!やめて!!入ってこないで!!!ああああああっ!!!」

 

アミクには見えた。

 

ギターの音がどんどんジュビアの耳の中に入り、ジュビアを侵食して行くのを。

 

 

 

変化はあっという間だった。煙が出てきて、そして晴れたかと思うと・・・

 

「地獄地獄地獄ゥ!!!!最高で最低の地獄を見せてやるよメスブタ共がァ!!!!!」

 

ヴィダルダスのようにパンクな格好になって下品な声を響かせるジュビアがいた。

 

「え・・・?ジュビア・・・?どういうこと・・・?」

 

「おそらく・・・音による洗脳だよ・・・」

 

「サキュバスに掛った奴はぁ、オレの命令しか聞かねぇ!!そしてオレが好きなのは女同士のキャットファイトよ!!!『服が破れてポロリもあるよ』ってやつさ!!!!」

 

「うわ、最低・・・」

 

アミクが軽蔑したように言うと、ヴィダルダスはさらに興奮して髪を振り回す。

 

「最低こそ最高の賛辞だぜ―――! イヤ――!」

 

そして、アミクをギロリ、と見た。

 

「ついでにお前もサキュバスになっちゃいなぁ!!」

 

ヴィダルダスがギターを鳴らすと彼のギターの音がアミクを襲った。

 

 

 

 

 

ジェラールは机の上にボードゲームのような盤とチェスのような駒を置いていた。

 

しかもこの駒、ナツ達を表したものである。

 

ナツは(ドラゴン)、ルーシィは鍵、というように。

 

ちなみに、アミクは音符だった。

 

「さて、水女が落ちたか・・・クク、しかしヴィダルダス。今回は相手が悪いぞ」

 

ジェラールはジュビアの駒を倒すと、ヴィダルダスとアミクの駒をそれぞれ手で掴んでトントン、と盤を叩いた。

 

「とはいえ、水女は敵に堕ちた・・・。フフフ、これは良い対戦カードだな。どちらが勝つか俺にも分からん。そうでなきゃ『面白くない』」

 

ジェラールは二つの駒を置くと、ルーシィの駒を倒した。

 

「だが鍵使いはアウトだろう・・・さぁ、『音竜(うたひめ)』、これをどう打破する?」

 

その場には楽しげなジェラールの笑い声が響いた。

 

 

 

 

 

ギターの音がアミクの耳に入り込む。脳を直接揺さぶるような、不快な音だ。

 

「アミク!」

 

ルーシィが慌ててアミクの名を呼ぶ。

 

「ヘイ、ヤー!これでサキュバスは二人ィ!!アミクちゃぁん!!地獄を見せてやりなァ!!」

 

「あむ」

 

「うぅん?」

 

だが、心配ご無用だ。

 

シュゴゴゴゴゴゴ!!

 

アミクはギターの音を吸い込むように食べた。

 

「・・・ん!甘ったるいなぁ・・・悪いけど私には『音』は効かないよ!」

 

「ぬわぁにぃ!!?このファンキンガール!!俺のサキュバスを食べちまったってのかァ!!?」

 

ヴィダルダスは口をあんぐり開けて驚いていた。

 

「おっと、ルーシィを洗脳しようとしても無駄だよ。さっきは出遅れたけど今度はすぐに食べちゃうから」

 

「ファック!相性最悪じゃねぇかよぉベイベー!!ゴートゥヘル!!」

 

自分の洗脳が効かない者が相手で流石にちょっと焦ってきたらしい。

 

「今度はこっちの音色を聞いてみなよ!『音竜の―――』」

 

頬を膨らませて顔を反らせた。

 

「『咆こ――――』」

 

「ジュビアちゃぁん!!」

 

「はいよぉ!」

 

アミクがブレスを吐く前にヴィダルダスはジュビアの名前を呼ぶ。

 

するとジュビアは彼の前に立った。

 

「!?」

 

アミクは慌ててブレスを中断する。

 

「イェア―――!!美しき絆ァ――――!!」

 

「ひ、卑怯な・・・!」

 

「卑怯なんて褒めるな褒めるなァ―――――!!」

 

アミクはヴィダルダスを睨むが彼は涼しい顔でそれを受け流す。

 

「・・・まずはジュビアを無力化する必要があるね」

 

「で、できるの?ジュビアは水よ?」

 

「音による洗脳が効いたってことは、ジュビアには『音』が効くってこと。だったら、ジュビアに音を当てて気絶――――!」

 

とその時、ジュビアから攻撃が来た。

 

水流斬破(ウォータースライサー)!!」

 

水でできた刃だ。アミクはそれを衝撃波でガードする。

 

「ううぅ・・・さすがは元・エレメント4。なかなかの威力だね・・・」

 

それに音で攻撃して気絶させると言っても、そう簡単にはいくまい。なるべく傷つけずに無力化するのは骨が折れそうだ。

 

考えている間にも、ジュビアは攻撃してくる。ザパァ、とルーシィに近づいたかと思うと――――

 

「ルーシィ!?」

 

「まずはその無駄にでけぇ乳から捥いでやるぅ!」

 

「きゃあああああ!!?何すんのよ!!」

 

ルーシィの胸の部分の布を破いた。

 

「ヒャーッホウ!!!コレだよコレー!!!」

 

「この変態!ロン毛!!タルタルソース!!」

 

アミクが敵を罵倒しているその時。

 

(やめて・・・!やめて!!)

 

「!?」

 

目の前にいるジュビアの口から発せられる声とは別に彼女の声が響いてきた。

 

これは――――

 

(もしかして、ジュビアの意識はある!?)

 

「ジュビア!私の声が聞こえる!?」

 

アミクはジュビアに向かって語りかけた。

 

「シャ――――ラップ!!」

 

(ジュビア!聞こえてます!聞こえてるのに・・・)

 

「大丈夫!聞こえてるから!」

 

(・・・え?)

 

「私には君の声が聞こえてるよ」

 

「ア、アミク!どうしたの?」

 

ルーシィには聞こえてないようだ。そのルーシィは頭に被っていた頭巾を胸に結んで隠していた。

 

(アミク、さん・・・ジュビアは妖精の尻尾(フェアリーティル)に入りたかったんです)

 

ジュビアが急に本音を吐露し始める。

 

(でもこんなことするジュビアにはそんな資格はない・・・!)

 

「そんなことないよ!」

 

アミクが大声を出すと、ルーシィとヴィダルダスがビクッとなった。

 

「資格があるかどうかはジュビアが決めることじゃないよ!私達ギルドが実際に見て、聞いて、感じて!君のことを知る!そして――――」

 

だが、ジュビアと会話しているのが隙となった。

 

「あぶっ!?」

 

「もぐっ!?」

 

ジュビアが波となってアミク達を飲みこんだのだ。水の中で翻弄されるアミクとルーシィ。息もうまくできず、苦しい。

 

(こんなの、こんなの!ジュビアじゃない!)

 

(ジュビアの声・・・!?そうか、ここがジュビアの中だから・・・)

 

ルーシィにもジュビアの声が聞こえるようになった。

 

(ジュビアは仲間をキズつけたくない・・・仲間、なんておこがましいかしら・・・確かにアナタ方は恋敵だけど・・・)

 

((違うけど・・・))

 

恋は盲目と言うが、彼女、結構性格拗れてますよ。

 

パンクなジュビアとは裏腹に悲しげな声が聞こえてきた。

 

 

(ジュビアは妖精の尻尾が大好きになりました。仲間想いで、楽しくて、あたたかくて・・・雨が降っててもギルドの中はお日様が出てるみたい・・・せっかくみなさんと仲良くなれそうだったのに・・・ジュビアはやっぱり不幸を呼ぶ女・・・)

 

アミクとルーシィは水の中になにか温かいものが混じっているのを感じた。これは――――涙?

 

『それは違うよ!』

 

水の中で、アミクは叫ぶ。

 

「ぶはぁ!」

 

「はぁ、はぁ!」

 

突如、水の中から放り出されたアミク達。ルーシィは立ち上がるとジュビアを指差した。

 

「仲間のために涙を流せる人を!妖精の尻尾が拒むはずがない!!胸張っていいわよ!!」

 

「そのとおり!ジュビアのこと、妖精の尻尾(私達)が認めるんだから、資格がないなんてことはないよ!」

 

二人の言葉を聞いてジュビアの目から人知れず涙が一筋、零れた。

 

「アミク!ちょっと手伝って!ジュビアのおかげでいいこと思いついちゃった!!!」

 

「おっけー!」

 

「くだんねぇな!!ジュビアちゃん!!とっととイカしてやりなァ!!」

 

ヴィダルダスの命令にジュビアが猛烈に回転を始めた。

 

水流激鋸(ウォータージグソー)でバラバラになりなァ!!!!!」

 

(二人共避けてええええええええ!!!)

 

ジュビアの中の声が、絶叫を上げながら彼女は迫ってきた。

 

 

「『防御力強歌(アンサンブル)』!!」

 

アミクが自分とルーシィに付与術(エンチャント)を掛ける。

 

そして、アミクは両腕に音を纏わせてその腕でジュビアの猛攻を止める。

 

 

「いっ・・・!」

 

微かにダメージを受けるのかアミクの腕に切り傷ができた。だがその時、アミクが叫ぶ。

 

「ルーシィ!今だ!」

 

すぐにルーシィが飛びだして黄金の鍵を自分の手ごとジュビアに突っ込んだ。

 

「うっ・・・」

 

手を多少刻まれながらも、ルーシィは口を開く。

 

 

「開け!!宝瓶宮の扉!!アクエリアス!!!」

 

 

その直後。

 

 

ジュビアの体からアクエリアスが出現した。

 

 

 

アクエリアスはルーシィの星霊の中でも最強格の一体だが、呼び出す条件がある。水がある事だ。水の中で召喚しなければ、アクエリアスは出てこないのだ。

 

よって水であるジュビアの体を利用したというわけだ。

 

 

「ジュビアの体から星霊を呼んだ!?」

 

「アクエリアスお願い!!」

 

「やっちゃえ―――!!」

 

アミク達が次々に言うと。

 

 

「やかましいわ小娘どもがあぁぁぁっ!!!」

 

 

その場の全員を巻き込みながら水を大量放出する。強力だけどすごい雑な星霊である。

 

 

もちろんヴィダルダスも水に流された。

 

だが。

 

 

「なんの!オレの髪は水を吸収する!」

 

水をどんどん吸い始めたのだ。

 

 

 

「ルーシィ、アミク!」

 

「「ジュビア!」」

 

アミクとルーシィ、そしてジュビアの三人の少女は輪になるように手を繋いだ。

 

 

すると――――ジュビアとルーシィの魔力が爆発的に高まった。

 

 

(これは――――合体魔法(ユニゾンレイド)!?)

 

アミクはその魔力を感じ取って驚く。これを習得するのに自分とナツでももうちょっとかかったのに・・・。それをこのほとんど接点のない二人が。

 

『はぁあああああああ!!!』

 

「ウギャアアアアアアア!!!」

 

魔力が高まったことにより、水の量も増え、ヴィダルダスの髪の水を吸収できる容量を超えた。

ジュビア達はそのまま水流でヴィダルダスを天井高く吹っ飛ばした。ついでに彼のギターも折れた。

 

 

「ナイス!後は任せて!」

 

アミクは水から飛びあがるとヴィダルダスの高さに合わせる。

 

 

「ファ、ファッキンガール・・・!まさかここで・・・!」

 

「これでもう貴方を守るものはない!」

 

「ファック!?」

 

ヴィダルダスがアミクを見て目をギョッと見開いた。

 

「『音竜の―――』」

 

アミクは息を大きく吸い込み―――――

 

「『――――咆哮』!!!」

 

 

吐きだした。

 

 

 

「ヘッドスピン!!」

 

 

ブレスに巻き込まれたヴィダルダスはその勢いのまま床にたたきつけられる。同時に彼の長い髪がスッポーンと抜けた。

ツルっパゲになったヴィダルダスを見てアミクは思わず「ブフォッ!!」と噴き出した。

 

 

「やった!!」

 

「ジュビア!元に戻れた!!!」

 

「イェーイ!」

 

三人で抱き合ったりハイタッチしたりする。ジュビアも元の服装に戻っている。

 

そこに、アクエリアスがドスの利いた声で話しかけた。

 

 

「つーかとんでもないトコから呼び出さんじゃないよ。しまいにゃトイレの水から呼び出す気じゃねえだろうな?・・・殺すぞ、てめえ」

 

「ご、ごめんなさい・・・」

 

「素で怖い・・・」

 

ルーシィとジュビアがビビっている中、アミクがアクエリアスを宥める。

 

「まぁまぁ、今回ルーシィも頑張ったから怒んないであげて?」

 

「あぁん!?オメェ、同居人の風情で私に意見すんのかぁ?おぉん?」

 

完全にヤクザだヤクザ。

 

「こわっ!」

 

アミクも引きつった笑みを浮かべた。

 

 

 

 

 

「・・・まさかこの土壇場で合体魔法(ユニゾンレイド)を繰り出すとはな」

 

 

ジェラールはヴィダルダスの駒を倒して言った。

 

 

「フン、小娘と言えどさすがはエルザの仲間、というわけか」

 

ジェラールはルーシィ達の駒を見てからアミクの駒を見た。

 

「今回の戦いは1対1だったらアミクの圧勝だったろうな。だが、仲間という足枷のせいで手こずった」

 

ジェラールの言う通りではある。ジュビアを気遣い、ルーシィを守って意識を割いていたからこそ、ヴィダルダスは善戦できていた。

 

「クク、仲間というものがどれだけ邪魔になるのか、証明できそうな戦いだったな」

 

まぁ、どうでもいいが。とジェラールは口を歪める。

 

「ナツとアミク、そしてエルザ。この三つの駒が特に重要なものになるだろうな・・・」

 

 

 

 

 




次はアイツです。アイツ出ます。キャラ書ききれるようにがんばるます。ホウ
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