妖精の尻尾の音竜   作:ハーフィ

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犬と猫どっちが好き?


トリプル ドラゴン+1

体から雷を迸らせるラクサスにナツは怒鳴る。

 

「いい加減にしろよラクサス!妖精の尻尾(フェアリーテイル)はもうお前のものにはならねえ」

 

それに対しラクサスは口からも雷を出しながら言った。

 

「なるさ・・・そう・・・駆け引きなど初めから不要だった・・・全てをこの力に任せればよかったのだ!!!圧倒的なこの力こそがオレのアイデンティティーなのだからなァ!!!」

 

ラクサスの気迫のせいか周りの空気が震えた気がする。

 

「ラクサス・・・」

 

アミクがポツリと呟くとナツがラクサスに飛びかかった。

 

「そいつをへし折ってやれば諦めがつくんだなラクサス!!」

 

そして、ラクサスの顔面を殴った。

 

 

「『火竜の鉄拳』!!」

 

 

しかし、殴られても意に介さずラクサスはにや、と笑う。

 

 

「まずは貴様らだ、くくく・・・」

 

「・・・!『防御力強歌(アンサンブル)』!!」

 

ナツが飛びかかった時から歌い始め、付加術(エンチャント)を掛けられる準備をしていたアミク。

嫌な予感がしたアミクは咄嗟にナツの防御力を上げた。

 

 

「かかってこい妖精の尻尾(フェアリーテイル)!!オレが全てを飲み込んでやる!!」

 

その途端、ラクサスは右手をナツの腹に突き出し、ぶっとばした。

 

 

「ぐはぁっ!!」

 

だが、防御力を上げたお陰で大きなダメージにはなっていないようだ。

 

 

「・・・『音竜の輪舞曲(ロンド)』!!」

 

追撃を防ぐため、アミクはラクサスの懐に潜り込み両腕を振るう。

 

「フハハハハハッ!!!」

 

それを笑いながらかわすとラクサスはアミクの顔にひざ蹴りを叩きこんだ。

 

 

「うがっ!!」

 

たまらず仰け反るアミクを追いかけ、殴り飛ばし、蹴りつける。

 

 

「おおおおおおお!!!」

 

 

そこにナツが復活してきた。柱を蹴ってラクサスに突進する。

 

 

ラクサスは掌に雷を溜めると、向かってくるナツに投げた。

 

 

「うがあっ!!」

 

モロに食らったナツは真下に落下した。隣ではアミクも荒い息を吐いている。

 

「や、やっぱ強いよ・・・」

 

「さすがラクサスだぜ」

 

 

S級魔導士の名は伊達ではない。

 

 

「まだ動けるよね、ナツ」

 

「あたりめえだ!!」

 

アミクとナツはラクサスを見据えた。

 

「・・・まず、私が突っ込むよ。その後に来て」

 

「任せろ!」

 

ナツが答える否やアミクはラクサスに向かって駆け出した。

 

「『音竜の響拳』!!」

 

真正面から殴りかかったのでは簡単に対処されてしまう。なので、パンチと見せかけて回し蹴りを放った。

 

「『音竜の旋律』!!」

 

フェイントを混ぜて攻撃したのにそれにもラクサスは反応して腕でガードしてくる。

 

 

「『火竜の鉤爪』!!」

 

そこに、ナツが上から降って来た。ラクサスがアミクに気を取られているうちに飛んでいたのだ。

 

 

だが。

 

 

「あっ!?」

 

 

ラクサスがアミクの頭を鷲掴みにするとナツに向かって投げ飛ばした。

 

 

「うおっ!?」

 

激突し、攻撃を中断されたナツ。

 

ラクサスはそんな二人に向かって強力な電撃を浴びせた。

 

 

「ああああ!!!」

 

「ぐ、おおおおお!!!」

 

それだけに留まらず、ラクサスは飛び上がるとナツを遠くに蹴飛ばした。

 

そして、再びアミクの頭を鷲掴みにする。

 

 

「寝てろ!」

 

「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!」

 

そのまま電撃を浴びせ続けた。感電したアミクの体が痙攣する。

 

「ア、ミク・・・!」

 

ナツがなんとか起き上がってアミクを救出しようとするが、またもやラクサスが咄嗟に放った雷に巻き込まれぶっ飛ばされた。

 

 

「・・・ぁ・・・う・・」

 

「・・・!」

 

アミクが苦しげな声を上げるとなぜか、ラクサスは電撃を止めた。そして、ナツがいる方向に投げ飛ばす。

 

 

「・・・躊躇はしねえ、って決めたはずだ・・・」

 

ラクサスはそう呟くと左腕を掲げた。

 

 

強大な魔力が集まってくる。空気が震える音がして、ラクサスが詠唱を始めた。

 

「鳴り響くは召雷の轟き・・・」

 

「か・・・体、が・・・」

 

「動か、ねえ・・・」

 

ダメージのせいで身動きがとれない二人。その二人を潰すべく、ラクサスが魔法を放とうとしていた。

 

「天より落ちて灰塵と化せ」

 

(まずい・・・)

 

かなりの魔力だ。あれを食らったら一溜まりもない。

 

分かってるのに、体が動かない。

 

 

「くそ・・・!」

 

ナツが悔しげに呻いたその時。

 

 

「レイジングボルト!!」

 

 

巨大な雷がアミクたち目掛けて落ちて来た。

 

 

ドォン!!

 

 

轟音を響かせながら雷は床を削る。

 

 

煙がもくもくと上がり、それが収まった時には二人の姿はすでに消えていた。

 

「フフ・・・フハハハハハハッ!!!アミクぅ、ナツぅ、このギルド最強は誰だ?」

 

ラクサスがそう問いかけるが、それに答える人物はいない。

 

 

「ハハハハハハハッ!!!粉々になっちまったら答えられねーか!!フハハハハハハハッ!!!!」

 

 

何がおかしいのか高笑いをするラクサスだが・・・。

 

 

「ハハハ・・・は、はは・・・・」

 

急に表情が歪んでいった。まるで泣き出しそうな表情だ。

 

 

ーーーー自分は、本当にこんなことをしたかったのか?

 

 

そんな疑問が自分の内から湧き上がる。達成感など一つもなかった。感じるのはポッカリと開いた喪失感だけ。

 

 

「は・・・ハハハハハ・・・!!」

 

いよいよの狂ったように笑いそうになったその時。

 

 

「仲間・・・じゃなかったのか?」

 

ラクサスの後ろに一つの人影が現れた。

 

「それを消して喜んでるとァどうかしてるぜ」

 

「ア?」

 

その人物は人相が悪い男、ガジルだ。

 

「まあ、消えてねえがな。コイツらを消すのはオレの役目だからよォ」

 

そして、ガジルが両手に持っているのはアミクとナツだ。ラクサスの攻撃が当たる直前に救出していたのだ。

 

 

 

「ガ、ガジル・・・?きゃっ!」

 

「んがっ!」

 

ガジルは乱暴に二人を床に落とした。丁重に扱え。

 

 

「また獲物が一匹、ククク・・・消えろ消えろォ!!!オレの前に立つ者は全て消えるがいいっ!!!」

 

笑いながら豪語するラクサス。そんなラクサスを見ながら、ナツはガジルに言う。

 

 

「ラクサスはオレがやる。ひっこんでろ」

 

 

「コイツには個人的な借りがあるんだヨ」

 

 

「・・・ああ、あの事か・・・」

 

前にラクサスにボコられたときのことだろう。

 

 

「だが奴の強さは本物のバケモンだ。マカロフの血を引いてるだけの事はある」

 

ガジルは仕方なさそうに言った。

 

「気に入らねえがやるしかねえだろ」

 

「・・・それって・・・」

 

「ああ・・・共闘だ」

 

アミクの言葉にガジルは頷いて答えた。

 

 

それを聞いてナツは衝撃を受けたようにガジルを見る。

 

「じょっ・・・!!冗談じゃねえ!!ラクサスはオレが倒すんだ!!!つーかオマエとなんか組めるかよ!!!」

 

 

「私ならいいのに?」

 

 

「オメーはいいんだよ!」

 

まぁ、ナツからしたらついこの間まで敵だった人物と共闘するなど考えられないだろう。

 

「よく見ろ。あれがてめえの知ってるラクサスか?」

 

「ハハハ・・・消えろ・・・消えろ・・・」

 

ラクサスを見てみると、どうも正気ではない様子だ。

 

 

「あれはギルドの敵だ!!!ギルドを守るためにここで止めなきゃならねえ!!!他の奴らは神鳴殿の反撃で全員動けねえ。今ここで奴を止めねえとどうなるかわかってんのか!?」

 

「ううん」

 

 

ガジルの言葉にアミクは首を振った。

 

 

「てめぇ、こんな時にふざけてる場合じゃ――――」

 

 

「そうじゃなくて、ラクサスは敵じゃないよ」

 

アミクは狂ったような言動をするラクサスを見ていった。その瞳に戦意はあれど敵意はない。

 

 

「ラクサスはちょっと癇癪起こしてる、妖精の尻尾(私たち)の仲間だよ。だからこそ、仲間である私たちが止めなきゃ、ね」

 

アミクの言葉にガジルは驚きと呆れが含まれた表情になった。

 

 

「やっぱイカれてるぜテメェは」

 

 

「なんとでも。・・・うん、ガジルを信じるよ」

 

 

アミクは決心したようにその言葉を口にした。あの時聞いたガジルと何者かの会話は気になる。が、やっぱり今までのガジルを振り返ってみて、彼を信じることにしたのだ。自分を体を張ってレビィを守ったガジルを。

 

 

「だから、背中は預けたよ!」

 

 

「勝手に預けるな。いいか、共闘するだけで守るつもりはねえからな」

 

アミクたちが軽口をたたき合っていると、考え込んでいたナツがガジルに首を傾げた。

 

「お前がギルドを守る?」

 

「守ろうが壊そうがオレの勝手だろーが!!」

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)を好きになってくれて嬉しいな♪」

 

「うるせえ、そんなんじゃねえ!!」

 

そして、ナツは何かしら答えが出たのかガジルに笑いかける。

 

 

「この空に竜は三頭いらねえんじゃなかったか?」

 

 

前にガジルと戦っていた時に聞いた言葉だ。

 

 

「いらねえな。だが、こうも雷がうるせえと空も飛べねえ」

 

ガジルも不敵に笑い返した。それを見てアミクは妙に興奮した。

 

 

アレだ。普段敵対している人たちが共闘したりすると昂ぶってくる、アレ。

 

 

(これは・・・萌え!?)

 

 

違う。

 

 

 

「今回だけだからな」

 

 

「当たり前だ!てめえとはいずれ決着をつける!!」

 

 

「よし、二人共がんばろー!」

 

 

妙に気の抜けるアミクの掛け声とともに滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)たちはラクサスを見据えた。

 

 

そして。

 

 

 

「行くぞ!!!」

 

 

一斉にラクサスに向かっていった。

 

 

 

 

 

 

「『攻撃力強歌(アリア)』!!『防御力強歌(アンサンブル)』!!『速度上昇歌(スケルツォ)』!!」

 

まずはアミクからの初手。自分たち三人を強化する。ラクサスを倒すには付与術(エンチャント)は必須だ。

 

 

(・・・くぅ、魔力が・・・!)

 

 

先ほどまでの戦いで魔力を結構消費している。ここで急に大量の魔力を失ったことにより少し目眩がした。

 

 

「体が軽ぃ・・・!これが付与術(エンチャント)か!」

 

 

ガジルはそのままラクサスに突進すると、腕を槍に変化させた。

 

 

「『鉄竜槍』!!」

 

 

そして、それを突き出す。スピードが上がったため一気に距離を詰められたラクサスは辛うじて腕でガードするが・・・。

 

 

「ぐっ・・・!」

 

パワーも上昇しているので槍に突かれた腕に大ダメージが与えられる。

 

 

「『火竜の翼撃』!!」

 

 

今度は後ろに回ったナツが攻撃する。振るわれた両腕がラクサスの背中に直撃し、彼は前のめりになる。

 

 

「『音竜の譚詩曲(バラード)』!!」

 

そこにアミクが高速の体当たりでラクサスを吹っ飛ばした。流石のラクサスもダメージが蓄積したのか口から血が漏れる。

 

だが、もちろんやられるだけのラクサスではない。

 

 

追撃しようとするナツにラクサスが雷を放った。

 

 

「ぐあっ!!」

 

そのままノックバックされたナツはガジルとぶつかってしまった。しかし、ガジルはナツを後ろに回して叫ぶ。

 

「ブレスだ!」

 

ナツは言われた通りにブレスを放った。

 

「『火竜の咆哮』!!」

 

そのナツに合わせてガジルの腕がブレスの反動で前に飛び出る。

 

 

「『鉄竜棍』!!」

 

それをなんとか避けるが、脇腹を少し掠った。

 

 

「『鉄竜剣』!!」

 

外したと見るや足を剣に変化させ思いっきり振るうガジル。

ラクサスはそれを飛びあがって避けた。

 

ついでにガジルに雷攻撃も加えていく。

 

「フン」

 

 

「ぐぉわあああっ!!!」

 

 

しかし、ガジルに気をとられている内にラクサスに接近している者がいた。

 

「んあああああっ!!」

 

 

アミクだ。アミクが柱を駆けあがって飛びあがったラクサスに追いつく。

 

 

そして。

 

 

「『音竜の』・・・」

 

 

両手を頭上で合わせると。

 

 

「『交声曲(カンタータ)』!!!」

 

ラクサスに向けて解き放った。

 

衝撃波がラクサスに直撃して彼は落下する。

 

 

「『鉄竜槍』・・・」

 

「『火竜の』・・・」

 

下ではナツとガジルが待ち構えていた。

 

「『鬼薪』!!」

 

「『煌炎』!!」

 

それぞれの攻撃を落下中で身動きのとれないラクサスにぶちかます。

 

 

「ぐっふぉっ!!」

 

ラクサスは悶絶しながら床を転がった。

 

 

そこで、アミクたちは互いに目を合わせると頷き合った。

 

 

「『火竜の』・・・」

 

「『音竜の』・・・」

 

「『鉄竜の』・・・」

 

そして、示し合せたように三人同時に息を吸い込む。

 

 

『『咆哮』!!!』

 

炎と音と鉄。

 

 

三つの属性のブレスが一人の男に向かって放たれる。

 

 

ゴォォオオオオオオン!!!

 

 

それが同時にぶつかって巨大な爆発を起こした。あまりの衝撃に大聖堂の窓が全部割れ、壁も柱も大部分が崩壊する。天井も大半が崩れ落ちた。

 

 

 

(やりすぎた!!?)

 

 

少しオーバーキル気味なのではなかろうか。着地してからアミクは少し心配になり、ラクサスのいる方を見た。一応警戒しながら。

 

 

その時、もの音と共に何者かの気配がした。当然ラクサスだろう。

 

 

「クク、クククククク・・・!!!」

 

 

それどころか笑い声まで聞こえてくる。アミクたちはその様子に戦慄して震えだした。

 

 

「痛ぇな・・・痛えよ、ああこんなに喰らったのは久しぶりかもなァ。流石にアミクの付与術(エンチャント)付きの三人は堪えたなぁ・・・」

 

 

そう言いながらもどこか楽しげなラクサス。そんな彼は血だらけだしボロボロ、見ただけならば満身創痍に見える、が。

 

 

「だが、それだけだ」

 

 

それでも彼は元気そうだった。

 

 

「大怪我止まりで、オレを倒すには足りないねェ。滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)が聞いてあきれる」

 

ラクサスは首をコキコキッと鳴らした。ガジルは思わず叫ぶように言う。

 

「バカな!!いくらこいつが強ェからって・・・強化された竜迎撃用の魔法をあれだけくらって・・・ありえねえ!!」

 

「そいつは簡単な事さ」

 

 

そう答えるとラクサスはニヤッと笑った。

 

 

「ジジィがうるせえからアミクにもずっと隠してきたんだがな」

 

 

そんなラクサスの口から覗く歯が鋭くとがった。

 

 

「オレをここまで追い詰めた褒美だ。特別に見せてやろう」

 

 

そして、アミクたちはある予感がし始めていた。

 

 

「ま、まさか・・・」

 

「うそだろ・・・?」

 

 

「ラクサス・・・君は・・・」

 

 

ラクサスの両腕に鱗のようなものが浮かび上がる。そして、彼は大きく息を吸い込んだ。

 

 

「『雷竜の』・・・」

 

「ラクサスも滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)だったの!!?」

 

アミクの問いかけと共に。

 

 

「『咆哮』!!!」

 

 

眩い閃光が放たれた。

 

 

『ぐあああああああああああああっ!!!!』

 

 

床が抉れ、破片が煙となって立ちこめる。

 

 

それが収まった時には、そこには倒れ込んでいるアミクたちがいた。

 

 

「あ・・・うあ・・・」

 

「くううう・・・」

 

「ん・・・あっ・・・」

 

アミクたちはうめき声を上げた。

 

(ぼ、防御を突きぬけてきた・・・!)

 

 

とんでもない破壊力だ。

 

 

 

「まだ、生きてんのかヨ。いい加減くたばれよ」

 

 

ナツたちはなんとか立ちあがろうとするが。

 

 

「うう・・・」

 

 

「か、体が・・・麻痺して・・・」

 

 

「うまく・・・歌えない・・・!」

 

 

身動きが取れない状況にあった。呂律もうまく回らず、アミクの『音楽魔法』が使えない。

 

 

「お前らもエルザもジジイもギルドの奴らもマグノリアの住人も・・・・

 

 全て消え去れぇェッ!!!」

 

 

 

ラクサスが吠えると―――――魔力が高まりだした。

 

 

「な、なんだ・・・このバカげた魔力は・・・」

 

 

その魔力はアミクたちにとって身に覚えのあるもの。

 

 

「この感じ・・・じっちゃんの・・・!!」

 

 

(これは・・・術者が敵と認識したもの全てが標的・・・!!おじいちゃんの超絶審判魔法・・・!!)

 

 

「『妖精の法律(フェアリーロウ)』・・・!!!」

 

 

 

マスターの血を引くラクサスの本領発揮だった。

 




原作よりも悲惨なことになってるカルディア大聖堂。

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