妖精の尻尾の音竜   作:ハーフィ

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早くファントム編やりたい・・・。アミクにぴったりの敵がいるんだよなぁ・・・。


潜入せよ!エバルー屋敷!

ギルドでの騒ぎも知らず、アミク達は馬車で依頼先であるシロツメの町に向かっていた。

 

「『平衡感覚養歌(バルカローラ)』」

 

アミクが歌い始めるとナツの全身が光り始め、それが収まった時には動いている馬車の中なのにケロッとしているナツが居た。

 

「ふぅ、やっぱりアミクの音楽魔法はすげぇなぁ。いつも助かってるぞ!」

 

「どういたしまして。でも、効果が切れる前に着けばいいけど・・・」

 

「そうだな!おい、ブタ、急げ!」

 

ナツは馬車を引く豚に向かって叫ぶ。

 

「ところで2人共?なんであたしとチーム組もうと思ったの?」

 

当初は新人だから、という理由で組もうとしていたようだが今になっても自分に拘っているように見えるのだ。

 

「なんでって・・・ルーシィいい奴だし」

 

「うんうん。私達ルーシィのこと気に入ってるしね」

 

「え・・・?」

 

ルーシィは心が熱くなった。なんだかんだ言いながらも自分のことを認めてくれているのか、と。

 

「まあ、変な奴でもあるけどな!」

 

「そこもいいんだけどね」

 

「あんたら・・・」

 

ルーシィは思わずガクリ、とうな垂れた。一番変なナツには言われたくない。

 

「んんっ! 私の最初の仕事だからしっかり行くわよ!」

 

気を取り直して、ルーシィが自分も含めて鼓舞する。

 

「あれ? 最初は嫌がってたのに元気だね」

 

「相手はスケベ親父。私、こう見えても結構色気には自信があるのよ?」

 

それに、とアミクの肩に手を置く。

 

「アミクも居るし!こんな可愛い女の子2人がおもてなししたらあっという間にメロメロよ!」

 

ルーシィが唇に人差し指を乗せる。アミクは可愛いと呼ばれたのが恥ずかしかったのか顔を赤く染めている。

 

「ネコには判断できません」

 

「なの」

 

「こいつら・・・」

 

澄まし顔をするネコ達に怒りの視線を向けるルーシィ。

 

「とにかく!言っとくけど、あんた達何もしないんだから今回の報酬の取り分、3−3−2−1−1だからね!」

 

「ルーシィ、1でいいの?」

 

「あたしが3よ!」

 

ちなみに左からルーシィ、アミク、マーチ、ナツ、ハッピーの順である。アミクはともかく、なんでマーチはちょっと多いのだろうか。これが男女差別か。

 

「そういえばアミク。あんた滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)なんでしょ?だったらあんたもドラゴンに育ててもらったの?」

 

「そうだよ。オーディオンって言って、声がとても綺麗なドラゴンなんだ。私に音楽魔法を教えてくれたのもオーディオンなんだよ」

 

「へぇー、やっぱり聞いてるとナツのドラゴンもアミクのドラゴンも皆良いドラゴンだったみたいね。世話好きって言うか」

 

「当たり前だ!」

 

「自慢のお母さんだよ」

 

ドラゴンの話となると嬉しそうに話すナツとアミクを見て微笑ましくなるのだった。

 

 

 

 

「うぷ・・・・」

 

「うぅ・・・」

 

結局着く前に『平行感覚養成歌(バルカローラ)』の効果が切れ、ナツとアミクがダウン。

 

「ご機嫌はいかがですか〜?ご主人様〜?」

 

「め、冥土が見える・・・」

 

家での意趣返しなのか嫌みたらしく言うルーシィ。ナツはもうボロボロだった。

 

「ご主人様はオイラだよー!」

 

「うっさいネコ!」

 

「ちょっと・・・騒がないで・・・う」

 

「FAIRY TAIL ファイナルシーズン、放送中、なの」

 

そんな風に騒がしくしていると

 

「やっと着いた・・・」

 

「もう二度と馬車には乗らん・・・」

 

「ナツ、それ酔うたびに言ってるよ」

 

シロツメの街は特に特徴のない普通の街だった。

 

「あ〜、腹減ったな・・・」

 

「だったら自分の炎でも食べてればいいじゃない」

 

「お前、残忍な奴だなぁ。じゃあ、お前は自分の出したプルーや牛食うのかよ」

 

「食わないわよ!!」

 

つまりはそういう事である。自分の魔力で出したものは食えないのだ。それはアミクも同じ。

 

「でも私の場合は自分が出した音も食べれるよ?」

 

「・・・?どういう事?」

 

「つまり、魔力を使わない、物理的に出した音なら自分でも食べれるってこと、なの」

 

マーチの説明に納得する。簡単に言えばアミクが太鼓を叩けば、その音が食えるってわけだ。唯一の例外は自分の声ぐらいのものだ。

 

「でも、大きい音の方が回復が早いんだよね。だからっていちいち騒音を撒き散らす訳にもいかないし・・・」

 

それはそれで悩みどころもあるようだ。

 

 

 

 

 

とにかく、腹ごしらえのためにレストランに入るナツ達。レストランに入る前にルーシィがナツ達に先に行ってるよう、告げるとアミクを連れてどこかに去って行った。

ナツ達は一足先に美味しそうな肉にかぶりつく。

 

「脂っこいのはルーシィに残しとくか」

 

「ルーシィ、脂っこいの好きそうだもんね」

 

「アミクにはブロッコリー残してあげるか」

 

「ブロッコリー大好きだから、喜ぶと思う、の」

 

「あたしがいつ脂好きになったのよ!!」

 

「ブロッコリー!ブロッコリーちょうだい!!」

 

「おう、ルーシィ、ア・・・ミク・・・?」

 

美味しくいただいているとルーシィ達が帰って来るーーーーーメイド服を着て。

 

「は、恥ずかしいよ・・・」

 

「いいじゃん、似合ってるし!」

 

真っ赤になったメイドは萌えです。アミクはメイド服を着ているだけであまり変わらないが、ルーシィはアミクと同じようにツインテールにしていた。アミク達を見たナツ達はショックを受けた顔で固まる。口から食べ物がポロポロと落ちた。汚ねえ。マーチは魚の骨を並べていた。

 

「やっぱりあたし達って何を着ても似合っちゃうのよね〜。お食事はお住みですか、ご主人様〜?」

 

ルーシィが体をくねくねさせながら言うが、アミクは未だ赤いままだ。しかし、勇気を出すと

 

「ご、ご主人しゃま!ドジな私をお仕置きして下さい!」

 

「おい、ルーシィ。アミクに何教え込んでんだ・・・」

 

「あたしじゃないわ!!」

 

「多分、天然、なの・・・」

 

そして、ナツとハッピーがヒソヒソと話し出す。

 

「ど、どうしよう〜! 冗談で言ったのに本気にしてるよメイド作戦!」

 

「今更冗談だって言えないしな・・・こ、これで行くか」

 

「聞こえてるっちゅーねん!!」

 

バシーン、とアミクのチョップがナツの頭に入った。アミク、キャラ崩壊の危機である。

 

 

 

 

 

 

食事を終えた一同は依頼主の館に来て、依頼主と会っていた。パッと見た感じ苦労が多そうな老人だった。

 

「ようこそ、よくお越し下さいました。私が依頼主のカービィ・メロンです」

 

(メロン・・・?)

 

(メロン)

 

「メロン!美味そうな名前だな!」

 

「あい!」

 

「ちょっと!失礼よ!」

 

大体皆同じことを考えていたと思う。

 

「あはは、よく言われるんですよ。それにしてもまさかあの有名な『妖精の尻尾』の魔導士さんに受けてもらえるとは・・・」

 

「そうか?こんなうめぇ仕事がよく残ってたと思うけどな」

 

きっと内容と報酬が釣り合ってないため、他の人達は警戒したからだろう。

そこで、カービィがナツとアミクに気付く。

 

「・・・もしやあなた方は『妖精の尻尾(フェアリーテイル)』の『双竜』と呼ばれる・・・?」

 

「お、何だ、俺達のこと知ってんのか?」

 

「ええ!そりゃあもう有名ですもの!行く先々で聞きますよ、その名は」

 

「な、なんか人の口から聞くとやっぱり照れるね」

 

アミクが照れくさそうに頰を掻いた。

 

「しかし、あの『双竜』が来てくれるとは・・・ですが、なぜその服装を・・・?」

 

「う、色々あるんです・・・」

 

痛いところを突かれて俯くアミク。ルーシィも引きつった笑みを浮かべている。

 

「ま、まぁ、では仕事の話に移りましょう」

 

「おう!」

 

ナツが元気良く答えた。

 

「私の依頼したいことはただ1つ。エバルー侯爵の持つ本、『日の出(デイ・ブレイク)』の破棄または焼失です」

 

「焼失?だったら家ごと燃やせばすぐ片付くな」

 

「あい」

 

ナツは手に炎を宿しながら言い、ハッピーもそれに便乗する。

 

「そんな事したらダメでしょ!すぐ牢獄行きよ!」

 

「・・・本を破棄する理由が気になるね」

 

「なの」

 

「んな事どうでもいーじゃねぇか、20万だぞ、20万」

 

「いえ・・・200万Jお払いします。報酬は200万Jです」

 

それを聞いた瞬間、皆驚愕した。

 

「に!?」

 

「ひゃ!?」

 

「く!?」

 

「まん!?」

 

「なの!?」

 

「おや? 値上がったのを知らずにおいででしたか」

 

「200万J!?じゃ、じゃあ食費の何日分だ!?うおおお、計算できねぇぇぇ!!!」

 

「あい!!か、簡単だよナツ!オイラとナツとアミクとマーチが50万ずつだよ!」

 

「うおおおハッピー頭いい―――!!」

 

「あたしの分は!?」

 

「ま、待って!家賃5万になったとしたらざっと40ヶ月分ってこと!?3年以上過ごせるじゃん!!」

 

「金の亡者共・・・目先の欲望ばかりに囚われ、その先にある危険に気付かない愚か者共よ・・・なの」

 

「マーチ、テンパって変なこと言ってるよ〜!」

 

ナツ達がギャーギャー騒ぎ立てる。それほどまでに本を見つけて処分するだけで200万という数字は規格外なのだ。

 

「み、皆!とりあえず落ち着こう!」

 

アミクが大きく息を吸い込む。否、これは周りの音を食べているのだ。ナツ達の声がアミクの口に吸い込まれ何も聞こえなくなる。異常に気づいたルーシィ達は一旦大人しくなった。

 

「――――あ、声が出た」

 

「ふぅ・・・でもなんでそんな高額に?」

 

落ち着いたルーシィが疑問に思って聞いた。

 

「・・・どうしても、あの本を破棄したいのです。私は、あの本の存在が許せない・・・」

 

カービィはどこか悔いるように吐き捨てる。直後、ナツの頭が燃えて立ち上がり、ルーシィがびっくりしていた。

 

 

「よーし、燃えて来たァ!!アミク、ルーシィ!!早速仕事に行くぞ!」

 

「あいさー!」

 

「うわわ!」

 

ナツはアミクの手を引っ張ると急いでドアから出て行った。 

 

「ちょ、ちょっと待ってよ!」

 

「なのー!」

 

ルーシィとマーチも慌てて後を追う。

 

そうしてアミク達を見送るカービィの目は険しいものだった。

 

 

 

 

 

 

「うぅ、緊張するなぁ・・・」

 

「大丈夫、堂々としていればバレないわよ」

 

エバルー公爵の屋敷前でメイド服のアミクとルーシィが居た。ルーシィはアミクを励ましているが、これではどっちが先輩だか分からない。

ルーシィは息を吸うと大きな声で呼びかけた。

 

「メイド募集のチラシを見て来ましたー!すいませーん、誰か居ませんか〜!」

 

そんな様子を遠くからナツとハッピーとマーチは見守っていた。

 

「ルーシィ、アミク、頑張れよ〜」

 

「頑張れ〜」

 

「なの〜」

 

ルーシィは自分の容姿に自信があったので採用されるだろうと考えていた。そして内心「ちょろいわ・・・」と思い、あくどい顔を浮かべていた。

 

その時、アミクの耳に音が流れ込んで来る。その出所はーーーーーーー地面。

 

「気を付けて!地面から何か来る!」

 

「!?」

 

ルーシィもアミクもハッと身構えた。直後に、地面から何かが飛び出した。

 

それはゴリラだった。いや、ゴリラのようなメイドと言った方がいい。とにかくゴツくてやばい、ピンク色の髪を持つメイドだった。

 

「あなた達、メイド募集の広告を読んで来たの?」

 

「は、はい!」

 

ルーシィが震えながら言うと、

 

「ご主人様!募集広告を見て来たそうですが!?」

 

メイドが大きな声でそう叫んだ。すると今度は地面から変な髭の男が飛び出て来た。彼がエバルー公爵だ。何気にすげぇなこいつ。

 

「ボヨヨーン!我輩を呼んだかね?」

 

((き、来たー!))

 

2人の体が固くなった。

 

「ふむ、どれどれ〜」

 

「ど、どうも~」

 

「よ、よろしくお願いしまーす・・・」

 

まず、エバルーはルーシィの体をジロジロと舐め回すように見る。

 

(と、鳥肌が・・・!頑張れ、私!)

 

ルーシィが脅威の精神力で我慢していると、突然エバルーが後ろを向き、ため息をつく。

 

「いらん、帰れブス(・・)

 

グサァッ

 

「ブ・・・!?」

 

完全に刺さった。ルーシィはあまりのショックに呆然となり、アミクもまさかの事態に開いた口が塞がらない。

 

と、エバルーは今度はアミクをじっと見た。

 

「論外」

 

そして一言。

 

アミクは真っ白になった。

 

 

 

 

 

 

 

そこから先はよく覚えていない。後から出て来た何人かのブサイクなメイド達に囲まれながら、偉い我輩には美しい娘しか似合わないとかほざいてたり、帰れブスとか言われたりした気がする。さらにはナツ達に使えないとか失礼なこと言われて問答無用で叩き潰した気もする。ハッと正気に戻って見ると、ナツとハッピーが怯えながらこちらを見ているところだった。

 

「え、と、私何してたっけ・・・?」

 

「ひぃっ!!?わ、悪かったって!!」

 

「あい!?あのエバルーの美的感覚がおかしかっただけだよ!!」

 

なぜか凄いビビられてた。ナツとハッピーの顔がボロボロになってる気がするが・・・まあ何かあったのだろう。

 

「無表情でナツ達をボコボコにする姿はさすがに怖かった、の・・・」

 

「この中で一番怒らせちゃダメなのはアミクだったみたいね・・・」

 

ルーシィとマーチも軽く引いていた。解せぬ。

 

「と、とにかく!こうなったからには作戦Tに変更だ!」

 

「おおー!」

 

気を取り直したナツが提案すると、ハッピーがすぐさま賛同する。座っていたルーシィも立ち上がり

 

「ええ!あの親父絶対許さん!」

 

と意気込んでいた。

 

「ところで作戦Tってなに?」

 

予想は付くけど、と思いながらもアミクは聞いてみる。

 

「Tは突撃のTだよ~」

 

「それはもう作戦じゃない、の」

 

マーチが冷静に言った。

 

 

 

 

 

一同は屋上から侵入することにした。ルーシィとアミクはさっさと私服に着替え、ハッピーとマーチで頑張って3人を運び、屋上に降りる。

 

「ありがと、ハッピー、マーチ」

 

「あい・・・」

 

「なの」

 

アミクはまず、耳を澄ませた。聞く限りこの近くには誰も居ないらしい。

 

「よし、誰も居ない。ナツお願い」

 

「任せろ!」

 

ナツは窓ガラスに手を置いた。そして火の熱を使い窓ガラスを溶かして行く。

 

「これで気付かれずに中に入れるね」

 

アミクがそう言うもナツの顔はどこか不満げだ。

 

「ったくよ・・・なんでこんなコソコソと。正面突破でぶっ飛ばせばいいだろ?」

 

「だめ、下手な事したら軍が動くわ」

 

「確かに軍はまずいよ・・・」

 

ちゃんとした仕事で来て捕まったのでは本末転倒だ。

 

「なんだよ、許さんとか言ってたじゃん」

 

「ええ・・・許さないわ・・・」

 

そこでルーシィはにやりと笑うと言い放つ。

 

「だから本燃やすついでにあいつの靴とか隠してやるのよ・・・うふふふふふ」

 

「やることみみっちぃね・・・」

 

「子供のいたずらレベル、なの・・・」

 

アミク達がかわいそうな子を見る目でルーシィを見る。

 

「やるとしたら、徹底的にやらなきゃ。あいつの食事に針混ぜたり、風呂の中にヘビ入れたりね・・・」

 

『こっわ!!』

 

ナツ達はドン引きした。

 

「だって、私はともかく、こんな綺麗なルーシィのことをブスって!許せないよ!」

 

「この子・・・天使かっ!」

 

「わっ」

 

ルーシィが感激してアミクに抱きつく。

 

「天使と悪魔は紙一重って言うしね」

 

「聞こえとるわ!」

 

ハッピーが余計な事を言う。皆でくっちゃべってる間に全員屋敷に侵入した。

 

「・・・で、此処は物置かしらね・・・?」

 

ルーシィがそう言いながら歩いて行くと

 

「ワ―――――――!!!」

 

「きゃぁああ!?」

 

ハッピーがガイコツの被り物をして現れた。

 

「うわ、ルーシィの悲鳴にびっくりしたわ」

 

「し、心臓ドキドキする・・・」

 

「ハッピーかっこいいな、それー!」

 

「マーチも見て見てー」

 

「おお・・・よくフィットした、の」

 

こんな風にちょっと遊びながらも、アミクの聴覚を頼りに屋敷の中を探索していく。

 

 

 

 

「つーかよぉ、全部の部屋の中探すのか?」

 

「当然!」

 

「それだとちょっと骨が折れるね・・・」

 

この建物は屋敷だけあって結構大きい。なのでその分部屋もたくさんあるのだ。

 

「誰かとっ捕まえて本の場所聞いた方が早くね?」

 

「あい!」

 

「いつまでそれ被ってる、の・・・?」

 

「見つからないように任務を遂行するのよ!忍者みたいでかっこいいでしょ?」

 

「に、忍者かぁ~」

 

ナツの顔がだらしなくなった。

 

「また、変なとこに食いついたね・・・」

 

アミクが呆れてそして思いついたかのようにルーシィを見る。

 

「じゃあ私達はくノ一!?」

 

「あんたも食いつくの・・・?」

 

なんて話していると――――

 

「・・・!来る!」

 

アミクが短く警告した。その言葉でナツ達はすぐに臨戦態勢になる。そして次の瞬間、床が膨らむと――――

 

『侵入者、発見!』

 

「排除します!」

 

武器を持ったブサイクメイド達とゴリラメイドが出て来た。お前らほんとすげぇな。

 

「で、出た!」

 

ルーシィは思わず体が竦んだ。あのゴリラメイドの迫力がハンパないからだ。

 

「ウワ――――!!」

 

「怖いー!」

 

「おばけー!」

 

「いやーん!」

 

ハッピーがまだ被っていたガイコツでメイド達を脅かす。

 

「やかましぃッ!!」

 

『きゃあああああ!!』

 

ナツが炎のパンチでブサイクメイド達をぶっとばした。

 

「フライングバルゴアタック!」

 

「おわっ!?」

 

『ナツ!』

 

今度はゴリラメイドがボディプレスをして来てナツが下敷きになった。

 

「この・・・!ナツから離れろっ」

 

アミクがゴリラメイドに突っ込んで行く。

 

「うぐぐぐ、おらあ!」

 

心配無用だったようで、ナツがバルゴを持ち上げ上に投げた。

 

「ナイス!」

 

「よし、同時にやるか!」

 

アミクもナツも足にそれぞれの属性を纏う。そして、ゴリラメイドに近づき・・・

 

「くノ一ィ!」

 

「忍者ァ!」

 

「あああっ!!」

 

同時に蹴り飛ばした。ゴリラメイドはぶっ飛び床にめり込んだ。

 

ナツが目を除いて顔を全てマフラーで包んでハッピーと忍者の真似ごとをする。

 

「見つかるわけにはいかんでござるよ、ニンニン!」

 

「ニンニン!」

 

「いや、もう見つかってるから!」

 

「アミクもなんかノリノリだったじゃん・・・」

 

「いや~、つい」

 

てへっ☆とアミクが舌を出した。ちなみにマーチは空中でヘッドスピンをしていた。なにがしたいんだコイツ。

 

 

 

 

 

 

 




鉄の森編でもちょうどいい相手いたわ。

話がなかなか進まん・・・。

感想よろしくぅ!!
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