妖精の尻尾の音竜   作:ハーフィ

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耳がいいヤツ同士の戦いです。正直、以前の話を見てみると拙いなぁ、って思います。今もだけど。


VS コブラ

「でかー・・・・」

 

「前に見た、ファントムのギルドのヤツと同じくらい、なの」

 

アミクとマーチは一先ず近くの魔水晶(ラクリマ)まで行ってみる事にした。魔水晶(ラクリマ)に通じるトンネルのようなものを抜けるとこの巨大な魔水晶(ラクリマ)に辿り着いたというわけだ。

 

「これってニルヴァーナの原動力だったりしないかな?」

 

「少なくとも、重要な器官ではある気がする、の」

 

ここから魔力をニルヴァーナに送っているのだろうか。その魔力はどこから魔水晶(ラクリマ)に集められているのだろうか。まだ謎は多いが、単純な解決法が一つ。

 

「破壊する!」

 

「やっぱそうなる、の」

 

基本妖精の尻尾(フェアリーテイル)は壊してばっかだから、妖精の尻尾(フェアリーテイル)らしい方法ではある。

 

「『音竜の交声曲(カンタータ)』!!!」

 

マーチに勢いをつけてもらって魔水晶(ラクリマ)に突っ込む。そしてそのまま音を纏った両手を突き出した。

 

それは魔水晶(ラクリマ)に直撃し、大きな衝撃波が発生した。見事、魔水晶(ラクリマ)は木っ端微塵になる。

 

「一丁上がり!!」

 

空中で得意げに胸を張っていると。

 

 

「・・・あれ?」

 

粉々になった魔水晶(ラクリマ)の破片がカタカタと動き出す。そして、全ての破片がフワリ、と浮いた。

 

「え、なにこれ!?」

 

「気をつけて、なの!」

 

アミクたちが警戒している間も、破片は魔水晶(ラクリマ)があった場所に集まってくる。そして、全て集まったかと思うと眩く光りだした。

 

「っ!?」

 

思わず目を瞑る。光が収まった後、恐る恐る目を開けると。

 

 

「修復、した?」

 

傷一つ付いていない魔水晶(ラクリマ)が鎮座していた。まるで巻き戻しのように元通りになっている。

 

「嘘でしょ・・・壊しても無駄だってこと?」

 

よく考えてみればそんな簡単に壊せるなら大昔に封印なんてしなくてもよかったはずだ。きっとなにかしらの手段で修復する機能が付いているのだろう。

 

 

「うーん、困ったな。でもこれがニルヴァーナにとって大事なものだって事は分かったよ」

 

「これと同じものが足の数だけあると考えると・・・頭が痛い、の」

 

もしかしたら、何か他の手がかりがあるかもしてない、と魔水晶(ラクリマ)の周辺を調べたりしたが、特に目ぼしいものは見つからなかった。

 

「しょうがない、一旦外に出よう」

 

諦めて戻る事にする。でも、何かの役に立つかもなのでこれは覚えておく事にしよう。

 

 

 

「次はあの砲台の方に行ってみる?」

 

「そうする、の」

 

次の方針が決まりニルヴァーナの前方に向かうアミクたち。

 

 

そこには巨大な砲身があった。

 

「うわ、これもでっかいね。多分、これで魔法を撃つんだと思う。さっきの魔水晶(ラクリマ)からも魔力が送り込まれるんじゃないのかな」

 

「じゃあ、この砲台を壊しちゃえば魔法も撃てなくなるんじゃない、の?」

 

「そうは言っても・・・さっきみたいに修復するかもだし、そもそも壊せそうにないな・・・」

 

前にファントムにあった砲身でさえ壊せなかったのだ。多少強化したところでこんな巨大で固そうな砲台を壊せる気がしない。

 

 

「やっぱ六魔将軍(オラシオンセイス)とかに聞くのがいいかなぁ」

 

「あのブレインってヤツなら色々知ってそう、なの」

 

あの理知的な雰囲気を醸し出していたブレインなら可能性はある。アミクたちは早速探し出す事にした。

 

「・・・とその前に、あっちの方からナツの匂いと六魔将軍(オラシオンセイス)っぽい匂いがする」

 

おそらくナツが戦っているのだろう。加勢に行った方がいい。

 

「あっちまでお願いね」

 

「なの!」

 

 

 

 

アミクたちがたどり着いた時には、六魔将軍(オラシオンセイス)の一人であるコブラがナツに攻撃しようとしているところだった。

 

「!マーチ、全速力!」

 

「了解、なのー!!」

 

ギュン、とスピードを上げる。

 

「久々の!!アーーーーミーーークーーーーキ----ーック!!!」

 

その勢いのまま、コブラに飛び蹴りを放った。しかし、それがわかっているかの如く、ひらりと躱される。

 

 

それを見届けたアミクはナツたちの方を見た。

 

ナツたちはフラフラと飛んでいまにも落ちそうだ。

 

「ナツ!ハッピー!」

 

アミクたちは慌ててナツたちの下に潜り込み、二人をキャッチする。

 

「大丈夫!?」

 

「うお?アミク、か!」

 

「あ、あい〜、た、助かった〜」

 

妙に顔色が悪い。急いで治療した方がいいだろう。

 

「毒が回ってきたみたいだな」

 

「やっぱり毒・・・!」

 

アミクもあの男によって(正確にはキュベリオスだが)毒に冒されてしまったのだ。

 

「ごめん、ナツ・・・オイラ・・・もう・・・」

 

「気にすんな! オレもフラフラだ!」

 

「そこは気にしようよ!?」

 

「割と元気そうだね君たち」

 

「タフさは人一倍ある、の」

 

さっさと治療したほうがいい。

 

アミクはゆっくり地面に降りるとナツたちを降ろした。途端。

 

「ううええぷ!!」

 

「あ、ごめん!ちょっと我慢してて!」

 

ナツが酔い始めた。治療して酔い止めを掛けてあげたいが、そんな余裕はなさそうだ。すぐ上でキュベリオスに乗ったコブラがスタンばってるからだ。

 

「ってその蛇ちゃん、飛ぶんだ!!?」

 

「ア、アミク・・・そいつ、滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)、だぞ・・・つーか横取りすんな・・・」

 

「嘘!!?」

 

これは驚きだ。まさか六魔将軍(オラシオンセイス)の1人が滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)だとは。

 

「よぉ、『劣化版』。そいつの言う通り、オレは毒竜のコブラ。毒の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)だ」

 

「毒・・・ピッタリだなぁ」

 

ナツの顔色が悪いのもその毒のせいだろう。早めに倒さねば。

 

「君はなんてドラゴンに育てられたの?」

 

「なんだ、てめえも偽物かよ」

 

「偽物?」

 

どういうことだろう。

 

「ドラゴンなんてこの世に居やしねえのに、お前もそいつもドラゴンに育てられたなんていうんだぜ?オレからしてみればお前らの方がよっぽど偽物だ」

 

それは聞き捨てならない。

 

「ドラゴンは本当に居るんだもん!」

 

オーディオンの温もり、声、容姿・・・全て、アミクが感じたものだ。その記憶は嘘じゃない。

 

「そんなこと言って、あなただって滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)なら、ドラゴンに育てられたんじゃないの?」

 

「オレは第二世代。お前らみたいな空想じゃなくて現実的に力を手に入れたんだよ」

 

第二世代?

 

「ラクサスと同じだよ!魔水晶(ラクリマ)を体に埋め込んでるんだ!!」

 

「なる。ラクサスの他にも居たんだ」

 

とにかく、毒なら対処もしやすい。

 

「・・・考えてることは分かるぞ。状態異常を無効にする付加術(エンチャント)を掛けるつもりだろ?」

 

「・・・!」

 

読まれた。やっぱりこの人は・・・。

 

 

「だけど、止めることはできないよ!!」

 

「ランナウェイー、なの!」

 

アミクは歌いながらコブラから逃げ出した。直前にコブラも動き出していたが、それでも遅い。

 

「チッ、確かに止められねえな・・・」

 

コブラがアミクにピッタリと付いてくるが、アミクの魔法を止める手段は無いようだった。

 

そうしている内に魔法が完成した。

 

「『状態異常無効歌(キャロル)』!!」

 

アミクとマーチの体を光が包み込む。

 

「これであなたの毒は効かないよ!」

 

「やりづれえな・・・」

 

コブラ苦々しげに顔をしかめた。毒の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)だと明かしたのはしくじったと後悔する。

 

「まあ、他にやりようはあるしな・・・」

 

それでも自分が負けるとは思ってないようだ。大した自信だ。

 

 

(まずは声を飛ばして、そっちに意識を向かせて攻撃する戦法で・・・)

 

「無駄だ。『聴こえ』てるぞ」

 

アミクが作戦を考えている途中で、それを遮るようにコブラが言った。

 

「・・・あなた、やっぱり私達の考えてることが分かるでしょ」

 

これまでの言動からすればそう推測できるのは当たり前だ。

 

「そうだ。お前の心の声は全て聴こえている」

 

前々から目星はついていたが、コブラがヒビキの言っていた恐ろしく耳のいい奴、なんだろう。でも思考まで聞こえるってチートすぎる。

 

「やたら私のこと劣化版って呼んでたし、ね」

 

「当然だな。てめえの耳じゃ心の声まで聞こえねえだろ。オレの方が聴力は上だ」

 

「・・・むー」

 

自分より耳のいい人が敵なのは初めてだ。というより、心が読まれているのでは攻撃も何もかも分かってしまうことになる。

 

「あれ?心を読むのはエンジェルの方じゃなかったけ?」

 

「アイツも似たようなもんだろ。オレの方はてめえらに知られてなかったってだけだ・・・さて、てめえはどう攻撃すべきか迷ってるな?」

 

やりにくい。相手の毒は封じたが、だからと言ってコブラに対する有効打があるわけではない。

 

「来ねえならこっちから行くぜ」

 

コブラは両腕に力を込める。すると、両腕が人間のものからリザードマンのような腕に変わった。毒々しい色だ。

 

「うわ、なにそれ!!?」

 

「これも滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)の力だよ。毒は効かなくとも爪で引っ掻いたら痛いだろ?」

 

コブラは不気味ににやけるとキュベリオスに乗ったまま突進してきた。

 

「『音竜の鉤爪』!!」

 

アミクが音を纏った蹴りを放つが、やはりというか避けられてしまった。

 

「『毒竜双牙』!!」

 

ついでに両腕を交差させるように振るわれ、肩に喰らった。綺麗な柔肌に傷がつく。

 

「痛っ!」

 

コブラの爪から毒々しいものが漂っている。あれが毒だろう。地味に痛い。あくまで毒に冒されないだけで、毒自体のダメージは効くのだ。

 

「『毒竜の咆哮』!」

 

コブラの口から毒のブレスが放たれた。まさに毒の霧のようだ。その毒のブレスがアミク達を包み込んだ。

 

「ケホッ、息苦しい!」

 

付加術(エンチャント)かけてなかったら危なかった、の!」

 

紫色の霧が包んでいるので、視界も悪い。アミクたちは急いで脱出した。

 

だが、出て来た先にコブラが待ち構えていた。ブレスは目眩しだったようだ。

 

「『毒竜突牙』!」

 

「っ!!」

 

毒で作り出した巨大な手がアミクに向かって振るわれた。間一髪でそれを避けるが、足を掠める。ピリッと鋭い痛みが走った。

 

「『音竜の砕牙』!!」

 

お返しにアミクの方も腕を薙ぎ払って攻撃するが、上半身を反らして躱された。

 

(埒が明かない!)

 

一旦距離を取ろうとするも、それを読んでコブラがすぐに距離を詰めてくる。

 

「聴こえてるんだよ!『毒竜鱗牙』!」

 

毒で作り出した無数の刃がアミクに向かってきた。

 

「お、『音竜の斬響(スタッカート)』!!」

 

対し、アミクの方も音の刃で対抗。しかし、いくつか撃ち漏らしてアミクの体に切り傷を生んだ。

 

「アミク、さっきから攻撃が・・・!」

 

「全部小さい傷だから大丈夫!」

 

マーチが心配して声をかけてくるが、飛ぶことで精一杯のはずだ。彼女には負担をかけてしまう。

 

「うっ・・・」

 

またもや、コブラの振るった爪がアミクの肌を切り裂いた。微かに血が滲む。

 

 

 

 

さっきからこのような状態ばかりが続いている。両者共に相手に対する決定打がなく、五分五分の戦闘になっているのだ。いや、攻撃が当たっている分、アミクの方が押されている。

 

 

(生傷が絶えなくなってきた、の・・・!)

 

マーチは傷だらけのアミクを見た。魔法で治療できるとはいえ、コブラはその隙を与えてくれない。それに音もあんまり響いて来ないため、魔力と体力の回復の手段も乏しい。

 

対してコブラはアミクの攻撃を全て避け切り、さらにはキュベリオスの吐き出す毒霧を吸い込んでパワーアップする始末だ。

 

 

(状況は不利。アミクを連れて逃げた方が良さそう、なの・・・!)

 

「逃がさねえよ。てめえらを殺すまで、どこまでも追い詰めてやる」

 

マーチの思考を読んで、コブラは舌舐めずりした。

 

(ナツ達も危ないのに!こんなに時間食ってる場合じゃない!)

 

こうしてる間にもナツ達の命は一刻一刻と蝕まれていってるのだ。

 

「心配すんな。すぐにてめえらもアイツらと同じとこに送ってやるよ」

 

「生憎だけど、ナツ達も私達もまだ死ぬつもりはないから!!」

 

と、啖呵を切ったは良いものの、攻めあぐねてるのが現実だ。どう攻撃しようと避けられるし、正直何も考えずに攻撃でもしなきゃ当たらない。

 

「そいつはさっきの奴にやられたよ」

 

「ナツが?・・・ああ、確かにちょっと腫れてる」

 

よく見てみるとコブラの顔に殴られた後がある。なんというかナツらしいというか。

 

「でも、私がそんな器用なことできるかな・・・」

 

「器用なのかそれ?」

 

何か打開策はないだろうか。面白いこと考えてコブラの集中力乱すとか。

 

「へー、やってみろよ」

 

「あーもう!プライバシーというものはないんですかー!」

 

考えてることの垂れ流しは困る。エロいことを読まれたらどうするつもりだ。

 

「てめえはそんな経験豊富そうには見えねえがな」

 

「うるさーい!エッチー!大嫌いー!」

 

「ヤケクソになっちゃダメ、なの」

 

幼児退行化しかけたアミクをマーチが宥めた。

 

「もっとお話ししていたかったが、予定があるんでね。さっさと終わらせてもらうぞ」

 

コブラはそう言うと、キュベリオスに突進させた。毒で巨大な手を作り出す。あれでアミクを攻撃するつもりだろう。

 

「やばっ!『音竜の咆哮』!!」

 

慌てて、咄嗟にブレスを放った。轟音とともに突き進むブレス。そしてそれをーーーーーー

 

 

「ぐ、うううおおおお・・・!!!」

 

コブラが耳を押えながら辛うじて避けた。

 

 

 

 

「・・・!!まさか」

 

その様子を見て推測、閃き、即実行。コブラに心を完全に読み取られる前に行動に移す。

 

 

(増幅、増幅!そして増幅!)

 

「・・・ッやめーーーーー」

 

その思考に至ったプロセスまで聴けるコブラが、アミクの心を聴き、何かを言いかけた直後。

 

 

 

「わああああああああああああああああああああああ!!!!!」

 

 

 

 

大音声。

 

 

 

空気を揺らし、木を震わせ、生物の脳に響く。

 

 

 

 

別々の場所に居た連合軍や六魔将軍(オラシオンセイス)の耳にも入り、鳥達が一斉に飛び立った。遠くに居た人々は「なんかの悪魔が復活したのか!」と恐れた。

 

 

 

 

アミクの増幅された叫び声がニルヴァーナを、樹海を越えて響き渡る。

 

 

 

 

 

「ぐああああああああああああああああああああああ!!!!」

 

 

コブラは耳を押さえ、絶叫した。鼓膜があっさりと破られ、血が吹き出す。脳にダイレクトに響き、揺らされ、方向感覚が機能しなくなった。自分がどこに居てどうなっているのかも分からない。

自分が何者で、何をしていて、どこで生まれて、友達が誰かも分からない。

 

 

これはなんだ。この咆哮(・・)はなんだ。

 

 

 

ああ、そうか。

 

 

 

これがドラゴンか。

 

 

 

 

 

 

 

アミクの大声は一時的にコブラの記憶を損傷させるほどまでにダメージを与えた。

 

 

白目を剥いたコブラとキュベリオスがニルヴァーナに落下していく。

 

 

「予想的中!・・・けどやりすぎちゃった、かな?」

 

思いついてすぐ実行したため加減もクソもなかった。今ので死んでなければいいが。

 

 

「あなたは勘違いしてたんだ。あなたは『聴く』ことだけに特化してるけど、私は音のエキスパート。土俵が違ったんだよ」

 

聴力だけに注目すれば、確かにアミクはコブラに劣る。だが、本質はそこではない。アミクの場合は音や声を操り、纏って戦う滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)。そして、これが重要だが、音に耐性がある。

 

対してコブラ。彼ができることは聴くことだけ。更に音に耐性がなかった。

 

「あなたと私とじゃ相性が悪かったんだね」

 

つまり、劣化版とかそういう話ではなかったのだ。単純に比較できるものではなかったということだ。

 

「耳が良すぎるのも考えものだね。私には関係ないけど」

 

アミクは自分に言い聞かせるように頷く。

 

 

ところで、なんだかさっきから落ちているような気がするのだが、気のせいだろうか。というか、さっきからマーチから反応がない。マーチの方を見ると。

 

 

「きゅー・・・」

 

「わー!!?マーチ、ごめぇん!!!」

 

彼女は目を回していた。彼女に説明する暇もなく叫んだので、超至近距離でアミクの大声量を聞いてしまったのだ。

 

 

「起きてーーーー!!!起きて下さーーーーい!!!」

 

必死でマーチを起こそうとするも、彼女は目を回したまま。そのまま1人と1匹はニルヴァーナに落下して行った。

 

 

 

 

こうしてアミクは毒竜のコブラを撃破した。

 

 

 




連日投稿です。コブラとアミクは戦わせてみたいカードでした。

でも、それぞれ魔法のジャンルが違うってことでね。似て非なるものなり。

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