1話:入試
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X県にある、中学校職員室。
本来先生の居る場…
そこで担任と思われる男ともう1人の男が話していた。
「剣城、お前は雄英高校のヒーロー科志望でいいんだな・・・?」
「はい、俺にはそれを選ぶだけの力があります。」
「しかし、お前は推薦入試の時に・・・雄英を蹴って士傑にいくと…」
「…あれから考えてみたものの、やはり雄英しかありませんでした。ご迷惑をかけてすいません。」
「いや・・・迷惑ではない。お前はうちの中学でも成績はトップクラス。かつ個性も強い。俺は安心して雄英へお前を送り出せるよ・・・わかった。俺の方から校長先生に伝えておく。頑張るんだぞ。だが、無理はするな、周りを頼れよ!・・・俺はお前の味方だ。」
「・・・はい。先生。失礼します。ありがとうございました。」
ガラッ・・・ピシャン…
ギィ…
「ふぅ…」
剣城と呼ばれた生徒の担任は息を吐く。そこに、隣の先生が話しかけてくる。
「お疲れ様です。」
「ん、あぁ」
「やっとお荷物がなくなりましたね」
「おい!そんなこと言うな!」
「す、すいません・・」
「ったく…あいつはこの学生生活で一度も俺の顔を見てしっかり反応しなかった。…きっと他人を信じてないんだろう…あいつが良いヒーローになれることを願うよ…」
担任は自分のクラスで1人高すぎる実力故に浮いていて、何かと気にかかる生徒の未来を気にかけていた。
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1人廊下を歩く剣城・・・
「おーーい!想士!」
背後から声をかけあれ振り返る。
「拳藤・・」
「聞いたよ!お前。雄英いくんだろ?」
「あぁ」
「私も一緒だ!頑張ろう!」
そしてそのまま二人で廊下を歩き出す。
「俺は受かるがな…」
「お前が受かんなかったらみんな落ちるよ!てか、なんでお前推薦受けなかったんだ?学校側からもそれを勧められたでしょ?」
「推薦は受けた。が。敵になりそうなやつもいなかったからな・・・降りた。一般の方が人をよく見れるからな。」
「はぁ!?…はぁ…お前には驚くよ、ったく・・・まぁ今言ってもしょうが無いか…とにかく両方受かろうな!!」
「あぁ・・」
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雄英高校ヒーロー科倍率は300を超えるヒーローになるにはここに入るのがいいと言われる。
そして今日、俺こと、剣城想士はここを受験する。
「・・・行ってきます。」
俺は1人ですむには広すぎる家の中に玄関から声を出す。
しかし、この言葉に帰ってくる言葉はない。
この家には、誰にもいないのだから・・・
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(ここが雄英か・・でかいな。)
剣城が想いを馳せ、拳藤と二人で正門から入り歩く。
「なぁ想士・・」
「…??どうした?拳藤」
「想士、緊張してないのか?」
「なに??これから自分が通う学校に来るのに、なんで緊張するんだ?」
「ちょ・・おまえ!声量さげろ!」
しかしもう遅い。周りの受験生は想士を睨みまくっている。
(・・・ふん)
「受験するつもりでここに来ているやつと俺とは格が違う。せいぜい良い踏み台になってくれ。」
そういい想士は、手で首を切り親指を下にさげる。
そのままなかへ歩いて行く。
「おい!やめろ!ったく!お前ってやつは・・先に行くな!!おい!!待てって!!」
なにやら叫ぶ拳藤をおいて・・・
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筆記試験は滞りなく終わった
「こんなものか、まぁ。簡単だったな。」
想士は自信しか無いようだ。
「しかし、俺の横のやつはビクビクしすぎだったな・・・俺が伏せたらびくってしたのがわかったぞ。」
そして、実技試験説明へと移る。
「今日は俺のライブにようこそー!!!エヴィバディセイヘイ!!」
プレゼント・マイクの声会場に響き渡った。
しかし周りの受験生は誰も反応しない。
「こいつはシヴィーー!!受験生のリスナー!」
またも反応なし・・しかし気にせず進む・・
「実技試験の様子をサクッとプレゼンするぜー!アーユーレディ!?」
何やら説明してるが想士は全く聞かずに周りを見渡した。
(何だ・・俺の敵になりそうなのはあまりいないな・・・)
そのとき、
「質問よろしいでしょうか!!」
誰かが手をあげて質問をし出した。
どうやら4種類目の敵の説明がなかったからきいたらしい。
「それから、そこの縮れ毛の君!さっきからブツブツとうるさい!物見遊山のつもりならここから去りたまえ!」
となにやらほかのやつにも注意し なんと想士にまでしてきた。
「あと!先ほど正門の前ででかい口をたたいていたな!そこの君!」
「・・・なんだ?」
「他人に迷惑だ!ここから君も去りたまえ!」
「な!?おまえ!」
想士がそういわれ、憤る拳藤、しかし想士は拳藤を押さえ言う。
「…お前こそ、その壇上に立っている。えっと・・ダレダッケ・・「プレゼントマイク」・・そうだ、プレゼントさんの説明を遮って邪魔だ。あともう一つ言ってやろう。この俺に指図してんじゃねぇ。」
「な、何だと!?」
「お前はだめだ。」
そう言い立ち上がり、二人の生徒を指差す。
「・・・そこの縮れ毛の隣の金髪!そんでそこにいる黒髪のお前!この俺に対等なのはこの2人だ!お前らは話にならん。覚悟も犠牲も力も伴わず何気なくヒーローになりに来ている。お前らこそこの場からきえな。」
シーーン・・・
「ちょ。想士!あんたは座ってな!!」
「…なぜだ!?。おれは正しいことを言ったまでだが・・・」
そう言い座る。周りの目がより一層きつくなったが。関係ない。
「OKOK!サンキューなリスナー!」
プレゼント・マイクがまた話し始めて収まる
「OK!そいつは0P!!倒しても何の得点にもならないお邪魔キャラさ!!出会ったら逃げることをおすすめするぜ。」
「さて、実技試験の会場に移動だ・・その前に!
君たちには我ら雄英高校の校訓をプレゼントしよう!
更に向こうへ!!"Plus Ultra!!"」
「それではみんないい受難を!!」
波乱を巻き起こす実技試験の始まりである。
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試験後雄英会議室にて、
「実技総合判定出ました!」
「敵P0、救助P60で合格とは・・・」
「途中まで落ちるやつの動きだったのに・・」
「0Pを吹っ飛ばしたときは思わずYEAH-!といっちまったぜ!」
「それとは対照的に敵P77救助P0か・・」
「すごいタフネスだ、疲れが見えないな・・・」
「ったく・・わいわいと…」
雄英会議室にて結果について話していた。
「しかし。こん中でも1人飛び抜けているな。」
「受験番号8412 植蘭中学 剣城想士 個性「刀剣精製」・・」
「精製した剣で敵ポイント87ポイント…救助もこなし、15ポイント…」
「そして最期の攻撃。0Pをぶっ壊した。刀剣精製というには少し難しい個性だぞ」
ここで、想士が0Pを倒した映像が出る・・
『はあああああああ!!!せいやああああああああ!!』
「なんて凄まじい威力・・周りを巻き込まなかったから良かったが…」
「こいつはあれだな。会場で2人以外たいしたことないと言ってたやつだな!」
教師陣がそう話す中、ある人が話し始めた。
「・・・彼については私が知っている。」
「「オールマイトさん!」」
この春から雄英高校に教師として入った平和の象徴オールマイトだ。
「彼の両親はプロヒーローだった。」
「「だった?」」
「…あぁ。彼らが今まで捉えてきた敵に3人で家にいるときに襲撃された。かれらの個性は屋内では決して使えない。だから、私が駆けつけたときには、2人は死んでいた。」
「「・・・」」
「私はどうしても自分が許せなくて、周りの制止も聞かず、彼に謝ったが彼はそのときこう言っていた。」
『パパとママが死んだのは俺のせいだ。俺に力がなかったから…』
「彼の動向を私は追っていた。みるみるうちに力をつけていったよ、ここまで個性を使いこなすには苦労しただろう。」
「・・彼にはそんな過去が・・・」
「本来、両親や周囲の人から愛を受けて過ごすはず…その愛を受けてこなかったために、愛を知らない。ヒーローにとってそれは致命的ではある。」
「・・彼はここに来るには文句なしだ。ここに来て正しいヒーローになれるよう手助けしよう。」
「「「「異議なし」」」」
(剣城想士…宗太郎の息子か・・俺はお前がここに来る以上妥協は許さない。お前は俺が見た中でも最高級の素材だ。お前を最高のヒーローにするために俺もお前に対して鬼になろう。)
相澤は自分とともに高め合った、同級の息子と知ってなおいっそう、そう考えていた。
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想士は雄英からの帰り道考えていた。
(なんだ・・?俺は、あの0Pに対して本気を出してしまったんだ・・・?)
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雄英の試験中に遡る。
「目標発見!!ブッコーッーー」
ガシャッン!!!
「(……74.75.76!)ずいぶん倒したな。問題の0Pはどこにいるんだ?…」
ゴゴゴゴゴゴ…
「ん?なんだ?」
「あれが、0Pか……剣で切っても勝てそうだが…「痛っ!」…ん?」
想士の前方でひとりの受験生が足を瓦礫に挟まれたようだ。
全く見えないが…
「おい、誰かいるのか?」
「え!?うん、足が挟まって、」
想士は、瓦礫を剣で切り飛ばした。
「早く行きな。」
「ありがと、君は?」
「俺はあいつを倒してから行く。お前は逃げろ。」
そう言い姿は見えないがおそらく女子に剣城はそう告げ背を向ける。
「えっ!?危ないよ!一緒に逃げよう!」
…にげよう…ニゲヨウ…
ーーーニゲヨウーーー
その言葉が想士の何かのスイッチを押してしまった…
「なんだと?…逃げる?…」
そう言い俯いた剣城に女子が声をかける
「…大丈夫??」
刹那
剣城の殺気が高まる。
「…俺は逃げない!!俺は敵に背は向けない!!!!やられる前にやってやる!!俺は負けられないんだ!!」
「ちょっと!!」
想士はそういい走り出す。
剣城は刀を携え走り出す。手元には特大の出刃包丁のようなものが。
「退けば老いるぞ!!臆せば死ぬぞ!!!!」
剣城は刀に力を込めた。真っ白な光。しかしそれには力強さを感じる。
「はあああああああ!!!せいやああああああああ!!
ザンッ!!!!
「え!?」
葉隠は周りの光量に目を閉じ、身を隠した。
次に目を開け、0Pの方を見たとき、0Pは完全に一刀両断に断ち切られていた。
そして、想士は自身の右手に握られた刀を見つめていた。
「time up!!!」
想士はそれを聞き振り返らず歩いてった。
「一体何が・・あ!あの子は?・・いない、お礼言うの忘れた…」
そう葉隠は言っていたが…
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「くそ!…あの力は使わないと決めたのに…」
「何ブツブツ言っているんだ?想士」
「!拳藤…」
正門で立っていたら拳藤がきた。
「ほら、途中まで一緒に帰ろ!」
「あぁ。…受かりそうか?」
「自信しかないお前と違って私は少し怖いよ」
「大丈夫だ、お前なら受かってる。」
「え!?そ、そうかなぁ…」
「なに、照れてる。…はぁ、まぁいい。
4月1日、お前を迎えに来る。ちゃんと待ってろよ」
そういい、想士はまた歩き出した。
「俺は敵には負けない。
絶対に勝ってみせる。
自分の力だけで」
人を信じない、凶個性を持った少年のヒーローアカデミアがここから始まる!
一旦かけました!
イナズマイレブンとヒロアカ、両方同時に書いていきます!
ぜひどちらもみてください!笑笑
あと、評価コメント共にお待ちしております!笑