刀剣に想いをのせて   作:緋村fu

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13話:剣城の喪失

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第1回戦が終わりプレゼントマイクの声が響く。

 

 

「先程の第一回戦お疲れさん!!そんじゃ早速第2回戦やっていこうか!!」

 

「第2回戦の組み合わせをー!!みていこう!!

 

組み合わせはー!!これだ!!!

 

第1試合! 緑谷vs轟!!

第2試合!塩崎vs爆豪!!

第3試合!拳藤vs常闇!!

第4試合!切島vs剣城!!

 

第1試合から始めていくから緑谷と轟は準備してくれよ〜!!」

 

 

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side 剣城

 

「君の!!!!力じゃないか!!!」

 

……俺の、自分自身の力…か。

 

あの二振りは俺の力じゃない。

 

俺は…逃げてるのか…?

 

自分のもつ、力。その責任から…

 

両親からの期待から…

 

わからない……

 

なんだ…なんでなにもわからないんだ。

 

声が聞こえる。俺に酷く似た声を。

 

目の前にいる真っ白なこいつから…

 

ーーーたく…しょうがねぇなーーー

 

ーーー俺がやってやるーーー

 

ーーーカラダをよこしなーーー

 

………

 

意識が遠くなっていく。

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『おいおい!!剣城はどこにいんだー!?もう直ぐしあいごはじまんぜ!!』

 

プレゼントマイクの声が聞こえる。

 

俺がカラダに入ったか。…

 

行くか…

 

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『お!!やっと出てきたな!!』

 

『遅刻とはいささか合理的ではないな。』

 

『まぁ!そう言うなってイレイザー!!緊張してんのさ!』

 

『あいつがそんな奴に見えるか?』

 

『……さぁ!!リングに両者揃ったぜ!』

 

『おい。話をそらすな。お前はつくづく合理的じゃないな。いいかお前はだいたいーーー』

 

『わかった!あとで聞く!ミッドナイト頼むぜ!!』

 

 

そんな2人の話を角にミッドナイトが声を上げた。

 

「それじゃぁ!準備はいい??

 

 

ーーーはじめ!!!ーーー」

 

 

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俺の相手はあの剣城。正直言って勝てねぇな。だが、俺のは硬化。あいつは刀剣精製。

刀よりは硬くなれる自信はある。

それにあいつは刀を使う特性上、インファイターには弱い。だから、ここは、先手必勝で突っ込む!!

 

そう考えた切島が突っ込む。

 

「いくぜ!!剣城ー!!」

 

切島は剣城に向けて拳を振る。

 

バギッッ!!

 

ノーガードでぶん殴られた剣城。些かに驚愕を隠せない切島。

 

「な!!??」

 

『なんと!!切島の拳をノーガード!?これは重いのが入ったろ!!』

 

『…なんだ。なにをしてる。剣城』

 

「…おい!なんだよ剣城!お前も本気で来てくれよ!!俺は本気のお前とやりたいんだ!」

 

 

殴られたままなにも言わない剣城…

 

「クハッ…ククク…ハハハハハ!!!!」

 

突如笑い出す。

 

普段とは違う。

 

「なぁ!!いいぜおまえぇ!!これなら力を存分に振るえるぜ!!

 

外見は剣城だ。中身が違うのか。

 

『…な!剣城が謎のハイテンションだ!!なんだ!クーーール!なお前はどこ行った!』

 

『まて。マイク。なんかおかしいぞ。』

 

 

ザワザワと会場も騒ぎだす。

 

ーなんだ。頭殴られておかしくなったかーー

ーなんかへんな奴だな。ーー

ーあいつさっき女の子にも容赦しなかった奴だろ?ーー

 

「…つ、剣城…?」

 

幼馴染の拳籐は、見たことない剣城の行動に驚く。

 

「これだからヤメランネーゼ!!

この戦いの高揚感!!緊張感!!ビリビリするこの痛み!前に進みたいこの気持ち!これが!本能で戦うって奴だ!!…

 

 

サァテ!!お前はいつまでもつかな!!!」

 

そう言い切島に駆け出す。

 

「ヒャァァアッハー!!!!」

 

「っ!?(やっべ!速い!)」

 

『剣城が突然の奇襲!!!』

 

剣城が剣を精製しためらいなく振るう。

 

ガンッ!!バギッ!!ガンガン!!

 

「ぐっ…うぉ。なんだ。このパワー。明らかにいつもと違う!」

 

「それに!なんだ!硬化してるのに痛みが!」

 

「ヒャッハァー!!俺の刀がそんな硬化程度の個性でふせげるわけねぇぇだろ!!」

 

バギッッ!!剣城の刀が腹に入る。

もちろん硬化で切れはしないが。

 

重い痛みで息が止まる。

 

「うっっ…!!ゲホッ!ゴホゴホ!!」

 

『切島にもいいのが入った!!…だが、なんというか。荒々しくねぇか?さっきみたいな構えもなく。力は出てるがなんか…』

 

『らしくないな…』

 

「…剣城。どうしたんだ。お前らしくないぜ…ゴホッ…」

 

そう切島が問う。

 

「…さっきからうるせぇぞ。俺は俺だ。俺はあいつみてぇに甘くねぇぇぞ。」

 

そう言い、手を前に出す。

 

「こい!流刃若火!!」

 

「これで沈めてやる。お前のその個性の硬化。さっきの連打でわかったが。皮膚を硬化してるだけだな?つまり。内臓は硬化できてない。皮膚を介してわずかな熱や打撃でも通すってことだ。つまり…」

 

 

「この流刃若火の炎はとおすってことだぁぁ!」

 

そう言い剣を鞘から抜き、切島に向け走り出す。

 

「くっ…!あっちぃ!(まずいぞ!このままじゃ!押し負ける!)」

 

「さっきは散々なことになったからな!お前をボコボコにしてこの刀のサビにしてやる!」

 

そう言い流刃若火で一度殴り距離を取る。

 

「これが…俺の力だぁ!!

 

 

残火の太刀!!」

 

さっきまで燃えに燃えていた火は消える。

 

そして切島は接近してきた剣城に気づかずノーガードで攻撃を食らう。

 

「…はっ!?切れてねぇ…」

 

そう体を確認する切島の横を歩いて通り抜ける。

 

そして最後に顔だけ振り返り切島にいう。

 

「そぉだった。忘れてた。それは…

 

 

 

遅延性の延焼技だぜ。」

 

 

バチっ…!切島の体から音がする。

 

「な、なんだ!あっちぃ!ぐっ…アァ!」

 

切島の硬化が溶け、斜めに切筋が入る。

 

そして倒れた切島に剣城が言う。

 

「…俺ぁ力がいるんだ。絶対的な力。そのためにお前を切った。悪く思うな。」

 

そう言いプレゼントマイクと、ミッドナイトに目を向ける。

 

「っ…!はっ!切島くん!気絶により戦闘不能!勝者剣城くん!」

 

すでに歩き出しスタジアムから降りた剣城にいう。

 

 

そこに待ったをかけた男が1人。

剣城に声をかける。

 

『…剣城。観客席に戻るんじゃなくて、ここにこい。話がある。』

 

イレイザーヘッド。相澤だ。

 

「…」

 

それを聞いた剣城は一瞬止まりまた歩き出す。

 

「は!急いで!リカバリーガールのところへ!」

 

ミッドナイトがそう言い、喧騒としたリングを去っていく。




いやー期間が空いてすいませんー。
解剖学のテストがあって再試でした笑

今夏休みになり、少し時間にも空きができてきたので。
不定期ですが随時投稿していきます。

よろしくお願いします!

コメント、高評価、お気に入りが創作意欲になります!

是非お願いします!

変更等も随時かけていき、見やすいものにしていきます!

それではまた次回も!お楽しみに!!
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