刀剣に想いをのせて   作:緋村fu

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今日は短めです。
体育祭の導入って感じです。


雄英体育祭
7話:雄英体育祭!開催!!


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体育祭当日…

 

「……(ここで。俺の力を見せつける。俺はヒーローに…絶対に負けられないんだ。)」

 

想士はA組待機室で殺気立ちながら待機していた。

 

「…(なぁ。上鳴。なんで剣城はあんなにピリついてんだ?)」

 

「…(しらねーよ!なんか、今日来てからずっとあんな感じだ…)」

 

 

「おい!」

 

『爆豪イッター!!??』

 

「…なんだ勝己。今話しかけないでくれ。気が散る。」

 

「俺はお前に今日勝つ。約束通り、本気で来ねーとコロス」

 

「…あぁ。」

 

想士は椅子から立ち上がる。

そのまま外へ向け歩き出す。

 

「剣城君!どこ行くんだ!?入場10分前だぞ!」

 

 

「…直前までには帰る。」

そのまま出ようとした時。

 

「剣城」

 

想士に轟が話しかけた。

 

「俺も、お前に勝つぞ。」

 

「…わかった。」

 

 

バタン…

 

そう返し、想士は出て行った。

 

 

「なんだったんだ?剣城は…」

 

「あいつ、襲撃の時から気が立ってるというか…なんか、心ここに在らずな時も多いしな。」

 

「剣城君…」

 

切島、上鳴、緑谷は心配する。

 

「今は、自分の事に集中しよう!」

 

委員長の飯田がまとめるが…

 

「緑谷。お前。オールマイトに目をかけられてるよな…この際その理由はどうでもいい。…だが俺はお前に勝つぞ。」

 

ザワザワ…

 

「えっ?」

 

「まさかのA組トップタイが宣戦布告かよ!」

 

「ちょっと!やめなって!体育祭の前に!」

 

「…別に仲良しこよしじゃねーんだ。いいだろ。」

 

 

「…確かに。君はクラスでも頭一つ抜けてる。それこそ剣城君がいなかったら君がトップだろう。…でも!僕も全力で君に挑む!!僕だって君に勝ちに行くよ!!轟君!」

 

まさかの緑谷が、轟の宣戦布告を勝った。

 

この体育祭は何やら荒れそうだ。

 

 

その頃想士は…

 

廊下のベンチにて…拳藤と会っていた。

 

「…なんだ拳藤。」

 

「いや!特に用はないんだけどな…体育祭頑張ろうな!!」

 

「あぁ、そうだな…」

 

「想士…大丈夫か?お前なんか変だぞ。」

 

「なんでもない。平気だ。」

 

「やっぱり、あの襲撃の時に何かあったんじゃ…

 

「平気だと言っている。」

 

「それならいいけど…なんかあったら…言ってくれよ…?」

 

「…あぁ、お前は早く行けよ。B組の委員長だろ。」

 

「あぁ、じゃあ行くよ。私のことちゃんと見ててくれよ!」

 

そう言って拳藤は歩いていった。

 

その時、想士の目に憎悪が渦巻いているのに、若干気付きながら…

 

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「剣城君は、まだなのか!?もう入場だ!」

飯田がそう 言った時。

 

ガチャ…

 

想士が入ってきた。

 

「遅いぞ!剣城くん!」

 

「…すまない。」

 

 

「…よし!A組は全員揃ったな!入場だ!」

 

 

『遂に来たぜ!! 年に一度の大バトル! ヒーローの卵と侮んなよ!!つうかお前等の目的はこいつ等だろ!?ヴィラン襲撃を乗り越えた鋼の卵共!!』

 

ーーーーー1年A組だろぉぉぉ!?ーーーーー

 

ーーーうぉぉぉぉおお!!!

 

ーーー頑張れよ!有精卵ども!

 

ーーー見せてみろよ!ヒーロー科!!

 

 

想士達A組が入場すると最高潮に盛り上がった。

 

 

ピシャァン!

 

「静かにしなさい!!」

 

進行は18禁ヒーローミッドナイト。

 

「18禁なのに、高校の教師なんてしていいのか?」

 

そんな常闇の当然の疑問に、

 

「いいにきまってんだろ!!」

 

峰田が当然即座に反応した。

 

「早速行くわよ!!

 

選手宣誓!!生徒代表!!1ーA!!

 

剣城想士!!!」

 

 

「え!?剣城なのか!?」

 

「たしかに、あいつは入試をトップだったからな。」

A組は驚く。と、共に爆豪と似た感性をした剣城が何か変なことを言わないか不安だった。

 

「ヒーロー科のトップねぇ~」

 

「あいつでかい口叩いてたやつだろ。」

 

想士は、入試のとき、そして先日と他人のヘイトを集めまくって目の敵にされていた。

 

 

「…宣誓。俺が1位になる。」

 

 

……

 

『はぁぁぁぁぁぁぁ!?!?』

『調子のんなよ!!A組!!』

 

大ブーイング。

 

「なぜ!君は品位を落とすことをするんだー!!」

A組は絶対やると思った。という考えだった。

 

 

「…あの入試。俺はここに来て慢心していた。俺がトップで入学。俺よりも強いやつなどいないだろうと。…しかし、違った。俺は先日俺がまだ知らない世界を見た。俺の力など。まだプロと比べたら劣る。」

 

想士の独白。全員黙ってしまう。

想士のプレッシャーがそうさせるのだ。

 

「…次は絶対負けねぇぞ。覚悟しとけ…

 

 

1ーA組剣城想士…」

 

そういい、歩き出す。最後何を言ってるかわからなかったが、ごく少数気づいた。

 

 

「剣城少年…(あれは…彼の目は…力を欲する目だ…)

 

「剣城…(なんだ。何を焦っている。…)

 

 

そして、それはヒーローだけじゃない。

 

「なんだこいつ。ムカつくなぁ…」

 

死柄木は、首をかき、イライラしていたとき。後ろから声が響いた。

 

 

「フ、フフ、フハハハ!弔!彼は君と同種だよ!力を求め、破壊を好んでいる!彼は君と馬が合うはずだよ」

 

「冗談よせよ…先生。気持ち悪い。」

 

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宣誓の言葉が予想外で変な空気になったが、ミッドナイトが立て直す。

 

「さて!!それでは!第1競技!!

 

 

ーーー障害物競争よ!!!」

 

 

ここに、波乱あり、また…想士の人生の転換点となる…体育祭が始まった…




今日は少なめです!!

毎日夜七時に更新してきます!

お楽しみに!!

また変更をかけていきます!


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