AXYZ   作:オンドゥル大使

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第四十五話 強者の領域

 

 差し出されたそれに、サガラは胡乱そうな眼差しを向けていた。オオナギは微笑む。

 

「安心しろって。逆探知なんてされるヘマはしないからよ」

 

 メモリースティックを受け取り、サガラは端末に差し込む。喫煙室では他の部署からの盗聴の心配も少ないがそれでも監視カメラは回っている。どこに行ったとしても、この鋼鉄の基地の中で、目の届かない場所などなかった。

 

 だからこそ、このやり取りも記録されているに違いない。

 

 そう分かっていても密会の一つにももつれ込めない己が純粋に愚かしい。

 

 サガラは端末に表示されたセルのキャリア――レオン・ガルムハートの詳細情報を目にしていた。

 

 目を通すたびに、ほうと注目出来る箇所が多い事に気づく。

 

「スートが一種類ではないのか」

 

「ああ。あのジャックジェネラル、凄まじいな。四種のスート全てのセルに寄生されているってのに、自我を保っているなんて。破壊衝動にも駆られなければ、他の衝動も押し殺している。これがジャックジェネラル――このランセ地方を束ねる四人衆の一人って事なのかねぇ」

 

「我々も少し迂闊であった、という事か」

 

「そうでもないはずだ。ジャックジェネラルにセルが寄生しているなんて思わないからな。完全に想定外だよ。ただ……その想定を覆すのは、レオン・ガルムハート本人が、まるでセルに操られた言動をしない、という一点だな」

 

 今までのケースを呼び起こす。何度もセルの寄生事件は発生してきた。その度にザイレムは事件の揉み消しと、情報統制に回ってきたのだ。

 

 だと言うのに、レオン一人に関して今の今まで後手であった事が悔やまれる。彼をもう少し早く見つけていれば、Z02との対処にも別の方法論が見出せたかもしれないのに。

 

「セルを支配下に置く精神性……。驚嘆に値するな」

 

「セルなら支配出来るって言うモデルケースが先にあったのなら、Z02に対して後れは取らなかったかもしれないな」

 

 やはり考えている事は同じか。サガラはオオナギのたゆたわせる紫煙を手で払っていた。

 

「しかし、コアは最後の宿主を見つけてしまった。その事実だけは消せない」

 

「契約解除なんて事が可能なのかどうかでさえも不明……。結局、俺達のやる事は今まで通りって感じだな」

 

 現場のエージェントからもたらされる情報を頼りにして、机上の空論だけで戦い抜くか。しかしそれではまだ足りない事を、サガラは実感していた。

 

「ジガルデセルとコア……この二つは自ずと引かれ合う……。コアが集まればセルも然り。今のところゾーンに大きな変化は見られない。コアの宿主達は沈黙を貫いている」

 

「見つかるのにビビってる、って言うよりかは、こっちの腹を試している感じか。食わせ者ばっかりだな」

 

 ザイレムの調査網はほとんどランセ地方全域に達している。それでもコアの残りの宿主二名を発見出来ないのは後手に回っていると言える。

 

「加えてセルは次々と宿主を見つけ出す。これではどれだけエージェントがいても仕方ないところでもあるな」

 

「そういや、そのエージェントから報告があった。こいつを知っているか?」

 

 オオナギの取り出した写真には水色のウィッグを被り、銀の服を着込んだ人影が写っている。胸元には「G」の矜持が輝いていた。

 

「……シンオウで猛威を振るった地下組織だな。確か、ギンガ団……」

 

「ランセ地方にもどうやら進出しているらしい。エージェントLとレオンからの報告にあった。ま、始末したって話だがな」

 

「軋轢を生む。他の組織との干渉は最小限にしておけと言っておかなければ」

 

「言ったさ。言ったが、眼前の羽虫は払う、って言うスタンスみたいでね。まぁ、手を下すのはレナのほうだが、レオンも看過出来ないって性格だ。奴さん方、いずれ、またこいつらとやり合いそうだ」

 

「面倒ならばこちらから話をつけろ、か」

 

「分かりやすくっていいが……ギンガ団はちと厄介だな。シンオウをほとんど支配下に置いているだけじゃない。一時期にカントーを支配していた組織との癒着もあったって聞く。カントー支部から手を引いたのは一人の少年トレーナーが強硬策に出たからだって風の噂だったが、それにしたってこいつらのネットワークはそれなりだ。ザイレムの強みって言えば、強豪エージェントを保持しているって事くらいだからな。情報面では劣るかもしれん」

 

 オオナギの結論に、だとすれば、とサガラは言葉を絞っていた。

 

「余計に、だろう。勝たなければならない。我々は、この生存競争に。それを阻むのならば、ギンガ団とて敵だ」

 

「頼もしい事だな、室長殿」

 

 茶化したオオナギにサガラは身を翻す。

 

 ここで共有すべき情報は既に仕入れた。後は、結果を待つだけだ。そう考えた背中へとオオナギが声を振るう。

 

「……トゥエルヴとは会ってきたのか?」

 

「上の嫌がらせだ。私をどうこうするために、あれは必要なのだろう」

 

 手の甲に浮かんだスペードの文様をサガラはさする。疼いた痛みに瞑目していた。

 

「上は焦っている。ゾーンのエネルギーを一刻も早く得たいって寸法だろう。それには俺達の仕事の遅さが癇に障るのさ」

 

「お歴々は何がしたいって言うんだ。ゾーンのエネルギーを得たとして、では何のために――」

 

「そこから先は、施設内では言わないほうがいいな」

 

 同意であった。ここで口にした疑問は即座に上へと共有される。下手に刺激してまた査問会に呼ばれたのでは話にならない。

 

「……データ感謝する」

 

「いいって事よ。しかし、全てのスートに寄生されていても自我を保つってのは、一体どういう心地なのかねぇ」

 

 オオナギの疑問にサガラは応じていた。

 

「きっと、それこそが強者にしか分からぬ領域なのだろうさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一宿一飯のお礼に、と少しでも金を払おうとしたが、二人の母親は断っていた。

 

「いいのよ。ノノとネネも帰ってきたし、それにお世話になったみたいで。こっちがお礼をしたいくらいだから」

 

 ノノとネネは二人とも姿を見せない。どうしてなのだろうか、と訝しんでいると、母親が声を潜めた。

 

「……それよりもエイジ君だっけ? ネネが随分とご執心でごめんねぇ」

 

「え……いや、僕は別に……」

 

 ネネからそのような素振りはなかったような気がするが、ノノがどう説明したのか謎である。リッカが肘で小突いていた。

 

「さっさと行きましょう。カエンシティのシティロビーに出向かないと」

 

「おや、シティロビーに行くのかい? だったら、これを持っていくといい」

 

 手渡されたのはボール一式であった。エイジは覚えずそれを拒む。

 

「受け取れませんよ……高額なボールもありますし……」

 

「持って行っておくれ。二人からの手向けだと思って」

 

 ノノとネネ、二人がもう旅に出ないからこそ、自分達に託したいのだろうか。リッカが代表して受け取っていた。

 

「ありがたく頂戴します」

 

 ノノとネネの母親と妹達が自分達を見送る。エイジは手を振ってから、ふぅと息をついていた。

 

「……いい人達だったね」

 

「そうね。でも、カエンシティがこんなにも貧困層に厳しい街なんて、今の今まで思いも寄らなかった」

 

「……思ったより僕らの見ている世界は狭いのかもね」

 

(ンな事はどうだっていい。エイジ、それにメスガキ。この街に用がないのなら、さっさと行くぞ。昨日の連中の報復だってあり得る)

 

 ダムドの言う通りだ。ギンガ団があれで諦めるとは思えない。

 

「……厄介な連中と、また喧嘩したってわけ」

 

 呆れ返ったリッカにエイジは言いやる。

 

「相手が仕掛けたんだ」

 

「それでも、ザイレムって言うただでさえわけの分からない連中に追われているのよ? もう少し自重すれば……」

 

 リッカが言葉を止めたのは、表通りの噴水公園で待つ二人の影を目にしたからであろう。エイジも二人を認めるなり目をぱちくりとさせた。

 

「あっ、エイジさん、リッカさん! 待っていたっすよ!」

 

 ノノが駆け寄ってくる。ネネがその背中に続いた。

 

「あの、何か……」

 

 戸惑うリッカにノノは強く口にしていた。

 

「ノノ達、もう一回、旅をしようと決めたっす!」

 

 思わぬ言葉にエイジはまごつく。ノノは構わず続けていた。

 

「自分達の世界が、思ったよりも狭いって分かったからなんすけれど、何よりも……エイジさんに憧れる気持ちがあるからなんす! ノノ達も誰かを助けたい! そうして、道を切り拓きたいんす!」

 

 エイジは瞠目して言葉を仕舞う。

 

「で、でも僕は、大した事なんて……」

 

「それに関しては、ネネからあるみたいっすよ?」

 

 ネネが歩み出てエイジの手を握り締める。その行動にどぎまぎしていると、ネネが口を開いていた。

 

「エイジさん……。ネネ、エイジさんみたいな人になりたいんです。誰かを助けられたらって。だからそのために、もう一回、旅に出ようってノノを説得して……。迷惑……ですか?」

 

「いや、全然。だってそれはネネちゃんの決めた事だろう?」

 

 ネネは微笑み、エイジの手の甲へとそっと手を翳す。

 

 瞬間、手渡されたのはジガルデセルであった。思わぬ贈り物にエイジとダムドは困惑する。

 

「これは……」

 

「ネネが持っていても仕方ないですし……それに、エイジさんには必要でしょう?」

 

(確かにセルが一個でもあれば助かるが……。ってこの声も聞こえているのか?)

 

 ネネはその証明のように自身の耳に指をやっていた。

 

「……エイジさんが、ネネ達では及びもつかないほどの戦いをしているのは、何となく分かりました。だからこそ、ネネ達だって負けてられない。そう思えたんです」

 

「っていうわけで、ノノ達も旅に出ます。お母さんにはもう言っておいたので、大丈夫っすよ!」

 

 その言葉にリッカはへぇ、と感嘆の息をつく。

 

「諦めないって決めたんだ?」

 

「ええ。諦める前に、まだ出来る事があるはずだって。だから、エイジさん。また旅先で出会えればよろしくお願いします」

 

 ネネが頭を下げる。エイジは頷いていた。

 

「うん。僕達も会えるの楽しみにしている」

 

 瞬間、ネネが顔を上げ、頬に口づけを寄越す。思わぬ行動にエイジが認識した時には、二人は離れていた。

 

「あーっ! ネネってばずるいっす! ノノもー!」

 

「エイジさん。また」

 

 微笑んだネネが走り抜けていく。エイジはしばし放心していたが、やがてリッカが声にしていた。

 

「……キスされちゃったわね」

 

(されちまったな)

 

 二人分の糾弾にエイジは困惑する。

 

「いや、その……! 僕にその……そういうつもりはなくって……!」

 

「慌てるところがまた怪しいんだから。まぁ、いいんじゃない。旅の餞別、でしょ」

 

「えっと……怒らないんだ……」

 

「何であたしが怒るのよ。変じゃない」

 

 どこか拍子抜けの感覚を味わいつつ、エイジは頬に感じた体温をどこか引きずっていた。

 

(ま、懸念事項だったセルの回収も出来た。これに勝る事はないんじゃねぇの?)

 

 それもその通りだが、エイジはどこかつっけんどんなリッカの態度が気になっていた。ノノとネネがまた旅に出るきっかけを作れたのならばそれに勝る事はない。しかし、リッカはつんと澄ましてこちらに視線を向けない。

 

「あの、さ、リッカ。シティロビーに関して、ダムドに説明してやってよ」

 

「何であたしが。あんただってスクールで学んだでしょ。あんたが説明しなさいよ」

 

 二つに結い上げた髪を振るい、リッカは視線を合わせようともしない。はぁ、とため息混じりにエイジはダムドへと言葉を投げていた。

 

「ダムド。ジェネラルレベルに関しての説明は……」

 

(ああ、テメェを助ける時にメスガキからそれなりには聞いたが。ジェネラルレベルで行ける街が限られちまうんだろ?)

 

「そう……。僕が6、リッカが4だから、必然的に試験を受けないと上級の街には行けないんだ。まぁ、他の地方で言うところのジムバッジに相当するのかな。だから、強さに準じて旅で行ける範囲も異なるわけで……」

 

「ハッキリ言っちゃえば? 4と6じゃ、南方の街を行くのが精一杯だって」

 

 どこかしら苛立ちを覚えているようであった。エイジは刺激しないように口にする。

 

「うん、まぁ。つまるところ、いずれはまた試験みたいなのを受けないといけないっていう制度なんだ」

 

(メンドーな制度だな。最初からどの街にも行けりゃいいのに)

 

「そうじゃないのは、やっぱりこのランセ地方の成り立ちに影響しているんだろうね。一国一城を争った動乱の時代があったからこそ、優れた土地に赴くのには優れた人間、って言う、どこか優生学に近い考え方が根付いたんだ。だからジェネラルレベルがそれなりに引き合いに出されるって事」

 

 そもそもランセ地方では頻繁に争いが起こっていたとも聞く。戦乱の時代には、それこそそこいらで争いの火種が勃発していたのだ。それが近代になって終焉したとは言え、やはり土地に住む人間の考え方の根幹までは変わらない。

 

 強い者が生き残り、弱者は虐げられる。

 

 無論、誰も表立ってその理を口にはしない。野蛮人の原理だからだ。しかしながら、それでもジェネラルと言う制度が何よりも雄弁に物語っている。

 

 この土地では強い者が全て。だからこそ、勝ち続けなければならない。

 

「ランセ地方には他の土地で言う、野良トレーナーっていないんだよ。みんな、ジェネラルレベルで統一されているから。だからポケモンバトルも、公の場以外では出来るだけ控えるべしって言う教訓もある。もちろん、守っているのは一握りだけれど、それでもジェネラルレベルで相手の強さをはかれるのは大きいはずだよ」

 

(言っちまえば、レベルの高い相手に歯向かわないようにするために制度だろ? そりゃ、みんながみんな、牙を抜かれたみたいになるワケだぜ)

 

「別段、そうでもないんだ。ポケモンバトルに関して言えば、他の地方よりも進んでいる面もある。それがこのポケッチによる電脳通貨制度かな。端末で勝利した場合や敗北した場合の賞金処理は成されるから、借金とかにはならないし、負けたからって法外な金額を払う事もない。ポケモンバトルにだけ言えば、他の地方の発展している点を、きっちりと踏襲している。だから、地下組織とかは出来辛いはずなんだけれど……」

 

 濁したのはやはりギンガ団の存在だろう。隣町なのにまるで気づけなかった。否、気づいていたとしても何も出来ないだろう。

 

 それほどまでに、ランセ地方で地下組織の活動経歴は薄いのだ。いざ戦うとなっても、皆が皆、どこか他人事を決め込むのはそれもある。

 

 他の地方を引き合いに出すまでもなく地下組織との争いになど誰も首を突っ込みたくはない。その証のように、人々は見て見ぬ振りを貫く。

 

(だが、ギンガ団やザイレムみたいな連中は闊歩している。何てこたぁねぇ、見ないようにしているだけじゃねぇか。臆病者集団が)

 

 言われると言い返せない。臆病者と揶揄されても仕方なかった。

 

「でも、ジェネラルレベルさえ上げれば、裏を返せばそこいらのごろつきは寄ってこないんだよ。だから上げなきゃいけないって事。今から行くシティロビーがその場所に相当するんだ」

 

(ジェネラルレベルを上げられる施設か?)

 

「……と言うよりも、レベルの確認ね。ジェネラルには特定時期までにレベルの再申請を行わないと勝手にレベルの繰り下げが行われちゃうのよ。まぁ、いつまでも強いかどうかの判断を、昔の栄光に縋られたんじゃ困るって事ね。だから、シティロビーはジェネラルレベルの客観的査問機関に相当するのよ」

 

 沈黙するダムドにエイジはてっとり早く言いやる。

 

「まぁ、言っちゃえば、ジムバッジを他の地方では集めるだろ? それの簡易版だよ」

 

(ンだよ、小難しい事言って、結局は他の地方のやり方に準じているんじゃねぇか)

 

「まぁ、どちらかと言えばアローラに近いかしらね。バトルだけじゃない場合もあるし、査問試験はその時々によって違うから対策も練れない」

 

(なるほどな。エイジは上がったのが最近だから申請しないでいいが、メスガキは最近じゃねぇから再申請が必要って事か)

 

「平たく言えばね。……あとメスガキ言うな」

 

(いずれにしたって、そのシティロビーってのに行くのに時間がかかるのか。エイジ、何か別の事をしようぜ。建設的じゃない)

 

「いや……僕も何をすべきなのか……」

 

「頬っぺたにキスされちゃって浮かれてるのよ」

 

 ぷいと視線を背けたリッカにはかける言葉が見つからない。ダムドも何を誤解したのか、そういうもんか、と納得する。

 

「なに二人とも納得してるのさ。僕は、別に……」

 

(いずれにせよ、エイジ。テメェは戦い方を学ぶ前に、まずは戦力の拡充だ。このままじゃ明らかに頭打ちが来る。その前に、ポケモンは捕まえておくべきだぜ)

 

 ダムドの論調はもっともだ。ルガルガンだけではこれから先、勝てない。

 

 それは嫌と言うほど思い知った。

 

「でも、どんなポケモンが僕に合っているのか……」

 

 思案を浮かべたエイジは、まだ朝方だと言うのに、視野の中を横切った流星を目にしていた。

 

「……流れ星?」

 

(いやに低いな……。あれは流れ星じゃねぇ)

 

 そう断言されたその時には、カエンシティを激震が見舞っていた。覚えずよろめいたエイジは地に突っ伏す。

 

「何が!」

 

「……何かが……落ちた?」

 

 カエンシティ中央部から黒煙が上がっている。何かが起こった。それだけは確かである。エイジは即座に立ち上がり、駆け抜けていた。

 

「ちょ、ちょっと! エイジ?」

 

「まさか……ギンガ団か……?」

 

 脳裏に浮かんだのは昨夜のギンガ団の破壊工作である。ダムドも心得ていたのか、内奥より声にする。

 

(……あり得ない線じゃねぇな。戦うのに、しかしエイジ。手は出し尽くしているぜ)

 

 今のままでは勝てないと言いたいのだろう。無論、それは分かっている。分かっていても――。

 

「……誰かが傷つくのを、もう見たくない」

 

(やれやれだ。聞かん坊だな、テメェは)

 

「……よく言われるさ」

 

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